臆病な人に共通する特徴や心理とは？臆病な性格の克服法をご紹介！

普段の生活の中で「自分は臆病だなあ」と思うことはありませんか？そもそも、臆病とはどのような意味なのでしょうか。まずは、臆病の意味・類語について紹介します。臆病という言葉について、理解を深めていきましょう。

「臆病」の意味

臆病とは、小さなことでも必要以上に恐れてしまうことを意味しています。周りの人から見れば些細なことだったとしても、本人にとっては大事になってしまうので、なかなか一歩を踏み出すことができません。

また、周りの様子を見ながらおどおどしている人のことも臆病を呼びます。常に人の言動を気にし、それに合わせて自分の態度を決める傾向にあるのが臆病な人と言えるでしょう。

「臆病」の類語

臆病の類語として挙げられるのは、「意気地なし」「小心者」「腰抜け」といった言葉です。「意気地なし」の「意気地」とは、「人に負けない強い気持ち」「自分の意見を押し通す気持ち」を指します。

そんな「意気地」が「なし」ということは自分の意見を言えず、他人の意見に負けてしまうことを意味していると考えられるでしょう。また、「小心者」は「気が小さい人」ということを意味する言葉です。小さなことでも恐れたり、驚いたりしてしまう人のことを示します。

「腰抜け」は、「腰が抜けて立てない」=「情けない様子」を示している言葉です。挑戦すべき場面でも勇気が出せず、現状から抜け出せない様子を指しているとも言えるでしょう。

出典：goo辞書『臆病（おくびょう） の意味』
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E8%87%86%E7%97%85/#jn-30452

さまざまな人が、いろいろな場面で「臆病だな」と感じています。続いては、どのような時に自分のことを臆病だと感じるのか見ていきましょう。体験談をチェックしていけば、臆病だと感じているのは自分だけではないと思えるのではないでしょうか。

初めての場所に行くときはビクビク…

「旅行などで今まで行ったことがない所に行くと、『どんな人がいるのだろう』『何か起きたらどうしよう』と悪いことばかり考えてしまいます。ネガティブ思考に陥ってしまうので、なるべく慣れ親しんだ場所に行くようになりました」（28歳/女性/医療事務）

行ったことがない所へ行くのは、誰もが不安や心配があるものです。一方で、それ以上に未知なるものへの期待感やワクワク感もあるでしょう。しかし、臆病な人は期待感より不安の方が上回る傾向にあります。

行ったことがない場所へ行った時に「悪いことが起きのではないか」という気持ちが高まり、初めての体験を楽しめません。そのため、常に同じような所ばかりに行くようになります。

失敗するのが嫌で転職を断念

「そろそろ転職をしてみたいなと考えていたんですが、『もし転職先がブラック企業だったら？』と考えたら不安が募りました。それに、転職活動自体も失敗するかもしれない。急に臆病になり、転職は断念しました」（30歳/男性/営業職）

転職をするのは、それなりに勇気のいることです。今までいた職場と環境が変わり、自分が想定していなかった事態が起きるかもしれません。そのことに対して不安を感じ、臆病な気持ちから「やめておこう」と思う人は意外と多くいます。

しかし、失敗ばかりを恐れていては現状を変えられません。転職というチャンスを逃し、現状に甘んじていると後悔する時が訪れる可能性があります。

嫌われると思うと何も言えなくなる

「何かを言う時に『これを言ったら嫌われるかな？』ということを考えてしまいます。もし、相手と違う意見を持っていたとしても『嫌われたくない』という気持ちから、何も言えなくなってしまうことも。自分は臆病だなあと思います」（25歳/女性/広報）

臆病な人は、相手に対して「嫌われたくない」という気持ちを強く持つ傾向があります。誰かに嫌われることが一番のストレスを感じているのではないでしょうか。嫌われたくないあまりに反対意見が言えず、自分を押し殺すことがたくさんあるはずです。

このような状態が続くと、本当に言いたいことがわからなくなってしまいます。臆病な自分から抜け出さないと、現状を帰るのは難しいでしょう。

過去のトラウマから恋愛に踏み出せない

「元彼女からひどい振られたことがトラウマになって、恋愛に臆病になりました。少し良いなと思う人がいても、昔のことが思い出されて『うまくいかない』と思ってしまいます。そのため、新しい恋愛に踏み出せないのが悩みです」（26歳/男性/編集者）

トラウマが原因となって臆病になるパターンもあります。以前は普通にできていたことも、トラウマが生まれるとできなくなってしまう場合がありますよね。特に恋愛にトラウマが生まれると、新しい恋人を作るのに尻込みしてしまいがちです。

トラウマを感じている場合は、自ら克服できるように動くことも重要です。また新しく恋ができるように、トラウマから抜け出していきましょう。

臆病になってしまうのには、さまざまな心理があると言われています。具体的な心理について把握しておけば、なぜ臆病になってしまうのか理解しやすくなるはずです。臆病な人の代表的な心理について紹介するので、参考にしてみてください。

人の顔色ばかりうかがってしまう

臆病な人は、「この人は自分に対してどういう印象を抱いているのかな」ということを気にしすぎる心理に陥りやすいです。人の顔色をうかがい、少しでも機嫌を損ねたと感じたら慌ててフォローに回るようになります。

人間関係を築くためには顔色をうかがわなければならないことがありますが、うかがいすぎるのは良くありません。他人のことを気にしすぎ、自分なりの言動ができなくなります。

知らないうちに自分を追い込み、自分が何を考えているのかもわからなくなる可能性があるでしょう。もし、「顔色をうかがいすぎている」と感じたら意識を変えてみてはどうでしょうか。

失敗するのが怖い

失敗を極端に恐る心理も、臆病な人に共通している点です。失敗することでみっともない姿を見せるのが嫌なのではないでしょうか。確かに、失敗するのは恥ずかしいことです。失敗によって周囲の評価も下がってしまう可能性もあります。

しかし、失敗を経験したことがない人はいないはずです。誰しもが失敗を重ねながら、人間的に成長していきます。臆病なあまりに失敗をさけることで、成長するチャンスを逃してしまうことがあるでしょう。

失敗をネガティブにとらえるのではなく、ポジティブにとらえることが大切です。考え方を少し変えるだけで、臆病な自分を変えるヒントが見えてきます。

責任を背負わされるのが嫌だ

責任に対して後ろ向きな考え方を持っていると、物事に対して後ろ向きな考えを抱きやすくなります。「自分が行動したことで責任を背負わされ、状況が悪くなったらどうしよう」と考えると、積極的に動きにくくなってしまうでしょう。

しかし、人生の中では責任を背負わなければならない場面があります。特に仕事では、責任者の立場を任されることもあるはずです。そんな時に責任逃れをしていては、信用されなくなります。

臆病なあまりに、せっかくの仕事のチャンスを無駄にしたらもったいないですよね。責任を背負うのは、誰もが直面するものと考えるようにしてみてください。

嫌われたくない

相手に嫌われたくないという心理から、臆病になってしまうパターンはよくあります。人間関係を築いていく上で、嫌われたくないと思うのは自然なことです。嫌われることで人間関係が悪くなり、苦しい立場に置かれてしまうこともあるでしょう。

しかし、嫌われたくないという気持ちが強すぎると、臆病な言動が多くなります。嫌われないために相手と距離を置き、結果的に仲良くなれない場合もあるはずです。

「嫌われたくない」と思うのは大切なことですが、たまには「嫌われても良い」と思うくらい強い気持ちを持つことも大切。「誰からも好かれるのは無理だ」と割り切ってみてはどうでしょうか。

自分より他人が正しい

臆病な人は、基本的に他人の意見の方が正しいと思う傾向があります。反対意見を出すことに対して臆病な気持ちになってしまうからです。自分の意見に自信がなく、主張したとしても「やっぱり相手の方が正しい」と屈してしまうことが多いです。

しかし、自分よりも他人の方が正しいと思っていると、自分のことが信じられなくなります。
最終的に信用できるのは自分自身だと考えていないと、最終的に他人に騙されてしまうことがあるかもしれません。

臆病なために他人を立ててばかりいると、結局は自分が窮地に立たされる可能性があるのを忘れないようにしてください。自分が正しいという思うことを信じてみましょう。

周りに馬鹿にされたくない

積極的に行動することで周りの評価を下げたり、馬鹿にされたくないという気持ちから、臆病になってしまうことがあります。このような人の場合は、プライドが高いとも言えるでしょう。

「周りに馬鹿にされるくらいなら、最初から何もしない方が良い」と感じ、新たなスタートを切ることに対して臆病になってしまいます。チャンスが巡ってきたとしても、周りにどう思われるのか気にして逃してしまうこともあるはずです。

新しいことを始めると周囲の注目を集め、中には馬鹿にすることがあるかもしれません。そんな時は、「馬鹿にする人を見返す」くらいの気概を持つようにしてみてはどうでしょうか。

臆病な人には、共通した特徴があると言われています。続いては、臆病な人の特徴をパターン別に見ていきましょう。まずは、臆病な人は恋愛でどのような振る舞いをしやすいのか、代表的な特徴を紹介します。

告白できない

好きな人に告白をするのは、とても勇気がいることです。臆病な人は「告白して振られたらどうしよう」という気持ちが勝って、告白できない場合が多いでしょう。ネガティブなイメージが湧き上がってくるため、なかなか一歩を踏み出すことができません。

また、告白して振られた時にプライドを傷つけられるのが嫌で告白できないパターンもあります。プライドが高い故に恋愛に対して臆病になってしまう人は、意外と多いのではないでしょうか。

しかし、自分の気持ちを伝えなければ何も始まりません。「告白をすれば成功する」というポジティブなイメージを持つことも大切です。

相手を束縛をしてしまう

臆病な人は、「恋人を失ったらどうしよう」という心理に陥りやすい傾向があります。そのため、常に恋人の状況を把握していたいと思い、束縛が強くなりがちです。

恋人からの連絡が遅くなったら怒ったり、「休日は絶対に自分と一緒にいないと嫌だ」とわがままを言ったりするでしょう。全ては恋人を失うことへの恐怖心からくるものですが、あまりにも束縛が強いと相手の気持ちが冷めてしまうことがあります。

恋人をつなぎ止めたいと思っても、過剰な束縛で気持ちが冷めてしまっては意味がありません。臆病なあまりに自分のことしか考えられていないので、恋人の気持ちも考えるようにしてみてください。

相手を信用できない

「もしかしたら浮気をしているのでは」「嘘をついているのでは」といったように、恋人に対する疑いを深めやすいのも、臆病な人の特徴。なぜなら、臆病な人は傷つくのを避ける傾向にあるので、最初から疑った方が本当に裏切られた時に傷つく度合いを下げられるからです。

しかし、恋人との関係は信頼によって築き上げていくものではないでしょうか。最初から疑ってばかりいては、いつまでも信頼関係を築くことはできません。自分が傷つくのが嫌だからといって信用しないのは、恋人に対しても失礼です。

臆病な気持ちを捨て去り、相手を信用するように意識すれば気持ちが楽になるはず。恋人と良い関係を築けるように意識してみてください。

ご機嫌をとるのに必死になる

他人の顔色をうかがうのと同じように、臆病な人は恋人のご機嫌をとるのに必死になる傾向が見られます。「恋人が機嫌を損ねたら嫌われてしまうかもしれない」という気持ちから、本心を言えなくなることもあるでしょう。

ご機嫌とりに一生懸命だと、恋人といるのが負担になっていきます。本来であれば恋人との時間は幸せであるべきなのに、ご機嫌とりで精神的なストレスが溜まってしまっては一緒にいる意味がありません。

恋人には多少なりともわがままな面を見せても大丈夫です。わがままなところも含めて自分のことを好きになってくれた、と思うようにしてみてください。

次に、臆病な人の性格的な特徴を見ていきます。性格に関しても、臆病な人には共通点があるようです。当てはまるものがあった場合は、臆病になる傾向があるかもしれないので注意してみましょう。

挑戦する前に諦める

臆病な人は失敗するのを恐れ、挑戦するのを諦めることが多いです。「失敗した時に周りの評価を下げたくない」「みっともない姿を見せたくない」と感じているのでしょう。挑戦に対してネガティブなイメージしか持っていないとも言えます。

しかし、挑戦をする前に諦めていては何事も成し遂げられません。本来ならもっと上に行けたはずなのに、挑戦を諦めることで現状に甘んじてしまうこともあるはずです。

挑戦をする時は、ネガティブなイメージではなくポジティブなイメージを持つことが大切になります。悪いことばかり考えなければ、挑戦に対する意欲が湧いてくるのではないでしょうか。

心配性

「これをしたら、悪い結果になるかもしれない」「これを言うことで誰かを嫌な気持ちにさせるかもしれない」といったように、心配することが多いのも臆病な人の特徴です。臆病な人は物事を悪い方へ考え、心配が膨らんでしまうことがよくあります。

ある程度の心配をすることは大切ですが、心配ばかりしていは何もできなくなると考えてみてはどうでしょうか。心配を捨て去り、たまには思い切って一歩踏み出してみるのも人生では重要なことです。

実際にやってみると「心配しているほどのことではなかった」となる場合があります。要らぬ心配をするより、新たな一歩を踏み出すことに積極的になってみましょう。

パニックになる

臆病な人は気が小さく、些細なトラブルでも大事に捉えてしまいます。そのため、自分が想像していなかったことが起きるとパニックになりやすいです。そのため、周囲の人が「そんなに慌てなくても…」と思うくらいの状態になってしまう可能性があります。

例えば、プレゼンでちょっとした良い間違えをした時に頭が真っ白になり、言うべきことを忘れてしまうのが代表的な事例です。気の小ささからミスをカバーできず、次に進むことができなくなってしまいます。

もし、何か起きたとしても気持ちを落ち着けるトレーニングをするのがおすすめです。自分が臆病なことを認め、パニックにならないように意識して対処していきましょう。

人と関わるのが苦手

人の顔色をうかがったり、ご機嫌とりをすることが多いと「人間関係が疲れる…」と思いがちです。そのため、臆病な人は「最初から人との関わりがない方が楽だ」と思いやすくなります。人との関わりを避けることで、どんどん人付き合いが苦手になってしまうでしょう。

また、臆病な人は本心を言うのが苦手なので、「この人は何を考えているのかわからない」と相手に思われることがあります。嫌われたくないから意見を主張しないのに、それによって相手から距離を取られては本末転倒ですよね。

臆病な自分を克服できれば、人付き合いも楽しくなるはずです。人間関係を面倒と感じず、楽しめるように意識してみてください。

人の評価を気にする

自分がどのように思われていのか考えることが多いのも、臆病な人の特徴です。「もし、評価が低かったらどうしよう」と不安に陥ってしまうことも度々あるでしょう。しかし、人の評価を気にしてばかりでは、何もできなくなってしまいます。

自分に自信を持っていれば、他人の評価も気にならなくなるはず。「信念を貫いていこう」という強い気持ちがあるからこそ、前に進めるようになります。

臆病なあまりに前に進めないより、臆病な自分を克服して新たなステップへ進んだ方が豊かな人生になるのではないでしょうか。自分なりの人生を楽しむためにも、臆病な自分から抜け出していきましょう。

臆病な人の特徴は、行動にも現れます。普段何気なくしている行動の中にも、臆病な自分を感じることがあるのではないでしょうか。そんな臆病な人がやりやすい行動について見ていきましょう。

感情を押し殺してしまう

相手にどう思われるのか気にしてしまう臆病な人は、自分が感じたことを表現するのが苦手です。喜んだり、怒ったりといった感情表現をすることで「相手に引かれたらどうしよう」というネガティブなイメージを持ってしまいます。

感情を押し殺し、何が起きても「大丈夫」とやり過ごすことが多くなるでしょう。しかし、本心では「もっと感情を表に出したい」と思っているはずです。感情を表に出さないと、相手も「何を考えているのかわからない」と思いやすくなります。

たまには感情を発散させて、自分らしさを取り戻すようにしてみてはいかがでしょうか。感情的になるのは、悪いことではないと思ってみましょう。

すぐに行動を起こせない

臆病な人は、石橋を叩いて渡るタイプです。何かやりたいことがあったとしても、「本当に大丈夫なのだろうか」と心配事ばかりが頭を過ぎってしまいます。石橋を叩きすぎて壊れてしまう、ということもあるでしょう。

そのため、臆病な人は行動しないことで後悔するパターンが多いです。「あの時、ああしていればもっと良かったかもしれない」と思って、自分を責めるようになります。しかし、臆病な自分を克服できないと、同じような過ちを起こしやすいです。

再びチャンスが巡ってきたのに、「大丈夫だろうか」と心配になって行動を起こせないのは臆病な人によくあること。自分を変えなければ、前に進むのは難しいかもしれません。

意見を言えない

自分の意見を主張することで「相手に嫌われたらどうしよう」と考え、何も言えなくなるのも臆病な人の特徴です。意見を求められたとしても、相手に同調するような意見しか言えなくなります。

意見を言えないでいると「自己主張ができない人だ」と周りに思われ、何も聞かれなくなってしまうでしょう。自分が考えている方向とは全く違う方へ行ってしまい、後悔することもあるはずです。

相手と異なる意見だったとしても、自分なりの言葉で伝えることが大切になります。臆病な気持ちを克服し、意見を言えるようにしましょう。

他人との会話が続かない

臆病な人は「あれを言ったら嫌われるかな」という気持ちが強くなり、会話の途中で何を言って良いのかわからなくなることがあります。他人との会話が続かなくなることに恐れを抱き、最初から会話を避けるようになる場合も考えられるでしょう。

特に初対面の人に対しては、何を話して良いのかわからなくなってしまいます。相手が何かを話したとしても、受け身で終わってしまうこともあるはずです。しかし、嫌われることを恐れていては人との関係をつなぐことはできません。

「よっぽどのことがなければ嫌われることはない」と考え、自分から会話を提供するようにしてみてください。考え方を変えるだけで、会話が続くようになります。

自分より他人を優先する

自己犠牲に陥りがちなのも、臆病な人によく見られる行動です。「相手に嫌な気持ちをさせるくらいなら、自分が被害を受けた方が良い」と考え、自分より他人を優先することがあります。

他人のことを考えて行動するのは良いですが、それによって自分を追い詰めてしまうことがあるでしょう。「他の人は幸せになっているのに、自分は不幸になってしまった」ということになりかねません。

他人のことを考えるだけでなく、自分の幸せも優先するように意識してみてはどうでしょうか。

臆病な性格のままでいると、さまざまなデメリットを被りやすいと言われています。どのような点にデメリットがあるのか把握しておけば、「臆病な性格を克服しよう」と思いやすくなるはず。どのようなデメリットがあるのかチェックしていきましょう。

仕事で出世しにくい

自分の意見を言えなかったり、責任を負うのを避けたりしていると、仕事仲間からの信用を失ってしまいます。上司からの評価も下がり、出世の道が途絶えてしまうこともあるはず。臆病な性格が災いとなり、社会的な地位を築くチャンスを逃してしまいます。

仕事で出世したいと思うのなら、臆病な性格を克服し、積極性を手に入れることが大切です。みんなから認められるようになれば、仕事をするのがさらに楽しくなるでしょう。

無駄なストレスを抱えてしまう

感じなくても良いストレスを抱えてしまうのは、臆病な人にありがちなことです。自分の感情を押し殺したり、他人の顔色をうかがったりするのは、決して楽しいことではありません。我慢すれば我慢するほど、ストレスは蓄積されていきます。

ストレスが限界に達すると、心身の調子を崩したり、いきなり感情が爆発してしまうことがあるでしょう。そうならないように、適度に自己主張をしていくことが重要です。ストレスが溜まっているのを感じたら、臆病な性格を克服していくようにしましょう。

人から信用されにくい

臆病なあまりに自分の考えや意見を言えなくなると、「何を考えているのかわからないから、信用できない」と思われてしまうことがあります。相手から嫌われなかったとしても、信用されなくては良い人間関係は築けません。

信用を獲得するためには、自分の考えを伝えることが重要になります。異なる意見を持っていたとしても、伝え方を工夫すれば大丈夫。自分なりの考えを相手に伝え、信用を獲得できるようにしてみてください。

人に流されてしまう

自分の意見を主張できないと、つい相手の意見に流されてしまうようになります。人に流される状態をそのままにしておくと、自分が思っていたような方向へ行けないことがあるでしょう。

「これは本来思っていた方向とは違う」と思ったとしても、臆病な性格を変えなければ元に戻ることはできません。そのままズルズルと人に流される状態が続いてしまいます。自分が向くべき方向ではないと感じたらNOという勇気を持つことが大切です。

臆病な性格は、心がけ1つで克服することができます。どのようにすれば臆病な性格を乗り越えられるのか、具体的な方法について見ていきましょう。臆病な性格から抜け出されば、自分に自信を持てるようになるはずです。

臆病な自分を受け入れる

臆病な人は、自分のことを臆病だと信じられないことがあります。プライドが高いと、ますます臆病である自分を受け入れるのは難しいでしょう。しかし、臆病な自分を受け入れなければ、克服することはできません。

「自分は臆病だから、挑戦したり責任を負ったりするのが嫌なんだ」と自覚してみてください。受け入れることで、気持ちが楽になることがあります。その上で、今後どうすれば良いのか考えていきましょう。

小さな目標を達成していく

臆病な性格を克服しようとして、大きな目標を立てたとしてもなかなかうまくいきません。まずは、小さな目標から少しずつ達成していくことが大切です。小さな目標を達成し続けていけば、自然と自信がついていきます。

そのうちに「自分ならできる」と考え、大きな目標にもチャレンジしやすくなるでしょう。「喜怒哀楽をはっきり示してみる」など、自分なりの目標を立てて努力を重ねてみてください。

笑顔で挨拶する事から

小さな目標としておすすめしたいのが、「笑顔で挨拶すること」です。臆病な性格だと、人との交流を避けてしまいがちですが、そのままでは良い人間関係は築けません。いきなり会話を続けるのは無理だったとしても、笑顔で挨拶するだけならチャレンジしやすいはずです。

知っている人に会ったら、笑顔を見せて挨拶をしてみましょう。笑顔を絶やさないことで、相手に好印象を与えられるようになります。挨拶に慣れてきたら相手に話しかけてみるようにするなど、徐々にステップアップしてみてください。

新しい趣味を見つける

臆病な性格を克服するなら、新しい趣味を見つけるのもおすすめの方法です。何かにチャレンジしてみようと思うことこそ、臆病な性格を克服するポイントになります。

自分が楽しいと思える趣味であれば、挑戦することに対するハードルも低くなるのではないでしょうか。「新しいことに挑戦できた」という成功体験が自信となり、他のことにも挑戦したいと思えるようになります。

また、新しい趣味を通して人間関係の幅を広げていくのも良いでしょう。趣味があなたの可能性を開くと考えてみてください。

臆病になった原因を解消する

過去のトラウマが原因となって臆病になってしまうこともあります。どんなに頑張ろうとしてもトラウマが邪魔をし、前に進めない場合もあるでしょう。

そんな時は、臆病になった原因を解消するように心がけてみてください。例えば恋人に振られたのがトラウマで次の恋愛をできない場合、振られたショックを乗り越えられていないと考えられます。

気持ちの発散をしなければ、ショックから抜け出すのは難しいはず。思い切り泣いたり、誰かに自分の気持ちを伝えるようにするのがおすすめです。このようにトラウマを抱えた時の自分を思い出し、原因を解消するためにはどうすれば考えてみてはどうでしょうか。