気持ちの切り替えが下手な人必見！切り替える方法や利点を解説します

人生は山あり谷あり。嬉しいこともあれば、悲しいことや辛いこともありますよね。ショックなことがあって落ち込んでしまい、なかなか気持ちの切り替えができないという方も多いことでしょう。

中には何週間もネガティブな気持ちを引きずり、仕事もプライベートも上手くいかず八方塞がりになってしまう人も…。

こうしたお悩みを抱えている方のために、この記事では気持ちの切り替えが上手くいかない原因やその対処法について徹底解説しています。

自分の気持ちを自分でコントロールできるようになれば、毎日がより楽しく充実したものとなるはず。自分に合った気持ちの切り替え方法をマスターして、ストレスフリーな毎日を実現しましょう！

誰しも、嫌なことや想定外のことが起これば瞬間的に怒りや不満を感じるもの。それは人として正常な反応ですが、ちょっとしたことでもひどく感情が刺激されたり、ネガティブな気持ちがいつまでも続いてしまうのならば、そこから抜け出す必要があります。

では、私たちは具体的にどのような時にネガティブな感情に支配されてしまうのでしょうか？ここからは、落ち込んだり悲しくなったりして気持ちの切り替えが必要になる時をご紹介していきます。

仕事で失敗した時

どんなに優秀なビジネスパーソンであっても、たまには仕事で失敗をしてしまうものです。特に社会人になりたての頃は、大なり小なり誰しもミスをして上司や先輩に叱られてしまうでしょう。

失敗を糧に成長することができる人もいれば、自分のミスを必要以上に深刻に捉えたり叱責されたことに過剰に反応して、仕事のパフォーマンスが落ちてしまう人もいます。再び失敗するのを恐れて、仕事への積極性やチャレンジ精神を失ってしまう場合も…。

まずはしっかりと反省した上で気持ちを切り替えて、「同じ失敗は繰り返さない」「この経験を通じて成長しよう」と思えるようになりましょう。

失恋した時

好きになった人に付き合っている相手がいたり、恋人にフラれてしまった時にはとても辛いですよね。

相手のことを本当に好きでいたのならばなおさら、失恋のショックは計り知れません。「もう二度と人を好きになれない」とひどく落ち込み、人によっては数年単位で失恋を引きずってしまうケースも…。

失恋から立ち直るためにはある程度時間が必要ですが、いつまでも失恋を引きずっていると仕事や勉強に支障が出てきたり、新しい出会いを自ら潰してしまいかねません。

終わってしまった恋に対する未練や執着には、どこかで区切りをつける必要があるでしょう。

喧嘩してしまった時

人間関係において、意見の衝突や喧嘩は避けられないものです。温厚な性格をしている人同士であっても、また大切な家族や恋人、友人であっても、時には喧嘩をすることもありますよね。

相手に対する怒りがおさまらない場合もあれば、「何であんなことを言ってしまったんだろう」と後悔する場合もあります。

喧嘩の原因が何にせよ、気持ちを上手に切り替えることができれば冷静になって相手と話し合い、仲直りできるでしょう。

逆に言えば、気持ちの切り替えができないと感情的になってせっかくの仲直りのチャンスをふいにしてしまいかねません。

挫折した時

一生懸命努力したにもかかわらず、目標や夢を実現できずに挫折した時には深い絶望感に支配されてしまうでしょう。受験や就活の失敗から立ち直れず、もう一度頑張る気になれないという人は意外と多いものです。

ですが、挫折感を克服しなければ前向きさやチャレンジ精神が失われ、幸せな将来が遠のいてしまいます。

「失敗は成功の母」という言葉があるように、挫折したことを自分の人生の糧として捉え、気持ちを切り替えて再出発したいもの。挫折を、より良い人生を実現するためのターニングポイントとして受け入れられるようになれば、成長と飛躍のチャンスを得られるでしょう。

些細なことでも感情が大きく揺れ動き、ネガティブな状態からなかなか抜け出せずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

実は、こうした人には一定の共通点が見て取れます。今の自分を変えたいならば、どうして負の感情に囚われてしまうのか、その原因をきちんと知ることが大切。

そこで以下では、気持ちの切り替えが苦手な人によくある特徴について見ていきましょう。

言いたいことが言えない

ざっくばらんで楽観的な性格をしている人は、落ち込むことがあってもすぐに立ち直るものですが、内向的で適切な自己主張ができない人は上手く気持ちを切り替えることができません。

「誰かに批判されてしまうのでは」という不安や恐怖心が先立つため、たとえ他人から理不尽な仕打ちを受けたとしても抗議できず、我慢してしまいます。

言いたいことを言えずに飲み込んでしまう癖があると、どんどんストレスと負の感情が蓄積されていき、自分の感情を適切にコントロールできなくなるのです。

マイナス思考

マイナス思考の持ち主は、些細な失敗やトラブルであっても「もうダメだ」「みんなから見捨てられてしまったらどうしよう」と、何事も極端に悪い方向に捉えてしまいがち。

現状を客観的に把握することができず、必要以上に深刻に「解釈」してしまうため、不安感や自己嫌悪感で頭の中がいっぱいになってしまいます。

その結果、抜け出せない負のループにはまり込んでしまい、気持ちを上手く切り替えることができないのです。

自己肯定感が低い

小さい頃から親や周囲の大人に褒められた経験が少なく、むしろダメ出しされたり怒られることが多かった人は、健全な自尊心を育むことができないまま大人になっていることが多いでしょう。

自己肯定感が低いと、他人から少し批判や叱責をされただけで「やっぱり自分は価値のない人間なんだ」と思い込み、深く傷ついて自分の殻に閉じこもってしまいがち。

このような状態では他人からの励ましや優しい言葉を受け入れることができず、気持ちを前向きに切り替えることができないのです。

繊細すぎる

社会の荒波に揉まれて神経が図太くなる人も少なくありませんが、生まれつきとても繊細で傷つきやすく、多くの社会経験を積んでもその性質が変わらない人も一定数存在します。

繊細すぎる人は「自分がどう思うか」ではなく「他人にどう思われるか」に重点を置いて行動するため、他人軸に振り回されてはストレスを抱え込んでしまうでしょう。

また、普通の人ならば気にも留めないようなことでも気に病んでしまうのも、繊細過ぎる人ならではの特徴。現在や将来ではなく過去の出来事にばかり意識が向くため、なかなか気持ちを切り替えることができません。

孤独である

人間誰しも落ち込むことがありますが、家族や友人と一緒に過ごしているうちに、自然と気持ちが前向きになるものですよね。

ですが、人間関係が希薄な人は、他者との交流を通じてポジティブな影響を受ける機会がほとんどありません。落ち込むことがあっても誰かに励ましてもらったり悩み事を聞いてもらえることもないため、ネガティブ思考のループに陥りやすいのです。

孤独な状態でいると自分の狭い世界に閉じこもることになり、考えまで狭まってしまうので、前向きな気持ちになりにくいでしょう。

生まれ持った性質や性格を完全に変えることは難しいかもしれません。ですが、あなたを生きづらくさせる考え方の「癖」を認識し、それを変えるように努力すれば気持ちを上手に切り替えられるようになるはず。

ここからは、気持ちを早く切り替えることのメリットについて詳しく見ていきましょう。

ストレスに強くなる

恵まれた環境の中にいたとしても、日常生活を送る中で多少のストレスは避けられません。ストレス耐性が低いと嫌なこと・辛いことにばかり意識が集中してしまい、あなたの周りにある幸せに目を向けることができなくなってしまいます。

他方で、気持ちの切り替えが上手くなればストレスを適切にコントロールできるようになるため、ストレス耐性も日々の幸福感もアップすることでしょう。

ストレスに支配されずに毎日を楽しく過ごすためには、自らのネガティブな感情をコントロールする術を身に付けることが必要です。

挑戦が怖くなくなる

気持ちの切り替えが下手な人は失敗をいつまでも引きずってしまい、後ろ向きで引っ込み思案になってしまいがち。

その点、失敗を反省した上でその経験を次に活かそうと考えられる人は、再び失敗することを恐れずに何事も果敢にチャレンジできます。

「虎穴に入らずんば虎子を得ず」という言葉があるように、自分から行動を起こすことで成功を得られるのです。気持ちの切り替えが上手な人は、下手な人と比べると自己実現をしやすいでしょう。

物事を継続する力がつく

上司や客に叱責されたショックから立ち直れず、すぐに仕事を辞めてしまったという経験はありませんか？

気持ちを上手く切り替えることができれば、一時的にネガティブな気持ちになったとしても、それを乗り越えて前向きに行動できるようになります。

辛いから、嫌だからという理由で物事を途中で投げ出すこともなくなり、継続力が養われるでしょう。「継続は力なり」と言うように、物事を続ける力を身につけることで自分の思い描く人生を実現しやすくなるはずです。

人生が生きやすくなる

仕事にせよプライベートにせよ、日常生活の中でネガティブな気持ちになることは少なくありません。

自分の感情を適切にコントロールできるようになれば、負の感情に支配されることなく、自分らしい人生を生きられるようになるはずです。

繊細で傷つきやすく、過去のことにばかり意識が向いてしまうならば、その考え方の「癖」を自覚して少しずつ改善してみましょう。生きづらさが和らぐはずです。

気持ちを切り替えられるようになればさまざまなメリットがあるとわかっていても、なかなか簡単には実践できないものですよね。

そこで以下では、気持ちを切り替えるための具体的な方法をご紹介していきますので、ぜひトライしてみてください。

不安の原因を探ってみる

モヤモヤした気分を引きずってしまう人は、実は自分が何に対して不安や不満を感じているのかはっきりと自覚できていないことが多いもの。そのような状態で無理やり気持ちを前向きにもっていこうとしても、自分の心に負担をかけてしまうだけですよね。

まずは何が原因でモヤモヤした気持ちになるのかを考えてみましょう。原因がわかったならば、それに合った対処法を見つけて気持ちを適切に切り替えられるようになるはずです。

深呼吸をする

他人に理不尽なことをされた時には、思わずカッとなってしまいますよね。しかし、怒りに支配されてしまうと理性的な行動ができなくなるので、まずは気持ちを落ち着けることが大切。

ゆっくりと深呼吸をして爆発しそうな怒りを鎮め、やりすごす術を身につけましょう。それでも怒りがおさまらない場合は、その場を立ち去って怒りの原因から距離を置いてみてください。

平常心を取り戻し、気持ちを切り替えられるようになるはずです。

運動をする

何もすることがないと、嫌だったことや悲しかったことが頭の中に浮かんできては、モヤモヤした気持ちになってしまうという方も多いのではないでしょうか。

そんな時には体を動かすのがおすすめ。暇だとネガティブなことを考える時間が出来てしまうので、運動をして別のことに意識を向けるようにしてみてください。

体を動かして汗をかけば心も体もすっきりとして、よい気分転換になるでしょう。忙しくて運動のためにまとまった時間をとれない場合には、会社帰りに一駅分だけ歩くだけでも、気持ちの切り替えにつながります。

好きな音楽を聴く

気持ちの切り替えをしたい時には、お気に入りの音楽を聴くのも効果的。たとえば不安や悲しみを和らげたいならばヒーリング系の曲を、落ち込んでしまった時にはアップテンポな曲を聴いてみてください。

音楽には心を癒し、元気を与えてくれる力があります。ネガティブな感情になってしまった時には、それが膨らんでしまう前に、気持ちを切り替えるための「儀式」として音楽を聴くようにしてみてはどうでしょうか。

強いショックやストレスを受けると、負の感情に囚われて前を向けなくなってしまうものですよね。

ここでは、そんな時におすすめしたい気持ちの切り替え方を4つご紹介していきます。自分に合う方法を見つけて、ネガティブな感情に打ち勝ちましょう！

美味しいものを食べる

心がモヤモヤした時には、美味しいものを食べて気分転換をしてみましょう。美味しいご飯やデザート、お酒は幸福感を与えてくれます。

美味しいものを食べればおのずと心が上向きになり、「今日は嫌なことがあったけれど、また明日から気持ちを切り替えて頑張ろう」と思えるはずです。

カラオケで思い切り歌う

ストレスが蓄積されると、気持ちを切り替えようと思ってもなかなか上手くいきません。そこで、ストレスを溜め込んでしまう前に発散するように心がけましょう。

たとえばカラオケで大声を出して思い切り歌うと、気持ちがすっきりします。イライラした時には、ストレス発散方法として一人カラオケをしてみてはどうでしょうか。

もしくは、気の置けない友達と一緒にカラオケに行き、ワイワイと過ごすのもおすすめ。ストレスやイライラを吹っ飛ばし、気持ちの切り替えができるようになるでしょう。

信頼できる人に話を聞いてもらう

自分でも何に不安や怒りを感じているのかわからず、正体不明の負の感情に囚われてしまう時もありますよね。

一人でいると余計に心のモヤモヤが膨らんでしまい、自己嫌悪に陥ったりイライラが募ってしまうだけ。一人で抱え込まずに、友達や家族など信頼できる人に相談してみましょう。

相談をすることで自分の頭の中が整理され、何が原因でネガティブになっていたのか気づけることも多いはず。

具体的なアドバイスをもらうことができなかったとしても、ただ話を聞いてもらい、共感してもらうだけで悲しく辛い気持ちが和らぐでしょう。気持ちを切り替えるためのよいきっかけになるはずです。

休みをとって気持ちを切り替える

食事も喉を通らず、ショッピングやゲームなどの趣味を楽しむ気分にもなれないならば、すでにストレスが限界にまで達しているのかもしれません。

このような状態で無理やり気持ちをポジティブに切り替えようとしても、余計に辛くなってしまうだけです。一時的にやりすごすことはできても、長期的に見ると余計に心身に負担がかかってしまうでしょう。

まずはゆっくりと休息をとってみてください。可能ならば、家族に協力してもらって丸一日家事や育児から離れたり、有給休暇をとって温泉街へプチ旅行をしてみてはどうでしょうか。

疲れた心と体を癒し、英気を養えば、感情のコントロールと気持ちの切り替えができるようになるでしょう。

今回は気持ちの切り替えができないとお悩みの方に、その原因や解決策についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

ネガティブな気持ちを引きずっていても、何のプラスにもなりませんよね。悲しみや怒りといった感情に引きずられてしまうと、せっかくあなたの周りにある幸せに気づけないまま、時間を無駄に過ごすことになります。

負の感情に囚われやすいのならば、「考えてもどうにもならないことは頭の中から追い出してしまう」ということを自分に言い聞かせ、実践してみてください。

自分の感情を自分でコントロールできるようになると、心の中のモヤモヤや生きづらさが解消されて、毎日をより楽しく過ごせるようになるはずです。