愛妻弁当は本当は嫌？旦那さんの本音と喜ばれるコツ＆おかずをご紹介

家族の中で1番早く起きて、朝から朝食とお弁当の準備。妻は毎日忙しい日々を過ごしています。「子どものお弁当を作るついでに」という人もいるかもしれませんが、それでも毎日続けるのは簡単なことではありません。

そんな努力の証でもある愛妻弁当を夫は喜んでくれているのでしょうか？もし喜んでくれていないのなら、それほど悲しいことはありません。そんな不安を抱える女性のために、「奥さんには言えない愛妻弁当弁当に対する夫の意見」を紹介していきます。

まずは愛妻弁当を作ってほしいと思っている男性の意見を紹介します。

夫が喜んでくれるのなら、毎日頑張れる気がしますよね。どんな気持ちでお弁当を持って仕事に出かけて行っているのか？これからご紹介する意見を元に想像してみてください。

すごく嬉しい！仕事のやる気もアップ！

「独身の頃からずっと愛妻弁当に憧れていて、今では毎日奥さんが作ってくれているので助かります！『今日のおかずは何かなぁ』と考えながらお昼の休み時間が来るのを楽しみにしてます！食べたあとは、『よしっ！頑張るぞ！』とやる気も出ますしね。奥さんが応援してくれている気がして、仕事も頑張れます。」（30歳/男性）

実は愛妻弁当に憧れているという人は多いのではないでしょうか？自分の好きなおかずが入っているだけで、なんだかテンションも上がりますよね。妻の愛情を感じて、仕事の効率も上がることでしょう。

買いに行くのが面倒なので欲しい

「休憩時間って限られているから、忙しい日なんかだとお弁当を買いに外に出る時間がもったいないんですよね。その点お弁当があれば、空き時間にパパっと食べられるからとても助かります。独身の頃は毎日コンビニ弁当ばかりでうんざりしていたから、今は愛妻弁当以外食べたくありません。」（41歳/男性）

愛妻弁当がなければ、外で食事をするかコンビニやお弁当屋などに買いに行かなければなりません。それだけでも10分から15分の時間がかかります。

せっかくの休憩時間を移動の時間で使うのはもったいないですよね。また、何を食べようか考えるのが面倒だという意見もちらほらありました。

節約にもなるので作るべきだと思う

「僕は愛妻弁当は作って当たり前だと思います。外食してたら毎日の食費だけでかなりの額になるから。自分自身もお小遣い制で節約生活を送ってるので、妻にも出来る限り節約してもらいたいです。」（37歳/男性）

愛妻弁当を作る目的のひとつとして、”節約”ということを頭に置いている方も多いのではないでしょうか？毎日のランチにかかる金額は500円～、場合によっては1,000円以上になることもあります。

ということは、週5日勤務したとしても月に最低でも1万円以上かかってしまうということですよね。

前日の夕食の残り物などを上手く利用すれば、かなりの節約になります。

健康にも気を遣ってくれていて嬉しい

「うちの妻が作ってくれる愛妻弁当は彩りも豊かで栄養バランスも考えてくれています。毎日コンビニ弁当やカップラーメンなどを食べていると、健康面での心配はもちろんのこと、太ってしまいますから、やっぱり愛妻弁当は必要だと思います。『いつまでも健康でいてね』と言ってくれているみたいで、心が温まります。」（38歳/男性）

コンビニ弁当やカップラーメンはカロリーが高く、しかも添加物などもたくさん入っているため、毎日食べ続けることはあまり健康に良くないとされています。せっかく食事を作ってくれる妻がいるのですから、バランスのいい食事を摂って長生きしたいと考える男性も多いようです。

愛妻弁当を毎日作ることは妻にとっては大変な”お仕事”ですが、夫にとってはたくさんのメリットがあるということが分かりました。

ところが、実は愛妻弁当を作ってほしくない、要らないという意見もあります。ここからは、男性の本音や要らないと思う理由を紹介していきます。

妻の料理はあんまり旨くないので…

「毎日作ってくれるのはとてもありがたいんですが…正直なところ妻の料理はあまり僕の口には合わないんですよね。夕食は仕方がないですけど、お昼ぐらいは美味しいものを食べたいと思ってしまいます。なので、愛妻弁当の日は週に3日だけとお願いしています。」（29歳/男性）

人それぞれの好みもありますし、味覚が合わない…というのは仕方がないことなのかもしれません。

だからといって、「美味しくないから弁当はいらない！」と正直に伝えるのも難しいですよね。3日だけはお願いしているということは、奥さんの努力は認めてくれているということなのでしょう。

外に食べに行きたいので要らない

「妻が作ってくれた夕食には口を出さないようにしているので、昼間ぐらいはその日の気分で自分が食べたいものをチョイスして外食をしたいです。ランチの時間に外に出ることは気分転換にもなりますからね。なので、妻には正直に伝えて要らないとはっきり言っています。妻も楽だと喜んでいますよ！」（35歳/男性）

デスクワークの方は特に、ずっと座りっぱなしで1日中パソコンと向き合っています。肩や腰に負担がかかって、実はすごく疲れるんですよね。そんな中、ランチの時間だけは思いっきり体を伸ばして社外に出かけることができるので、気分転換になるのでしょう。

付き合いもあるので毎日はいらない

「愛妻弁当を作ってくれるのは嬉しいんですが、私の職場は独身ばっかりなので、なんだか気まずいというか申し訳ないというか…しかも、同僚がみんなで楽しそうに食事から帰ってくる姿を見ると、寂しくもあります。上司に誘われたら困りますし。たまには、みんなでワイワイ外食をしたいので、毎日は要らないですね。」（27歳/男性）

社内ではプライベートな会話をすることはほとんどないかもしれませんが、ランチタイムは少しの合間仕事から離れて楽しく会話が出来る時間でもあります。

そんな中、自分だけ参加できない状況に対して気まずい思いをしている人もいるのですね。この男性の言う通り、たまには愛妻弁当のない日を作ってみてもいいのかもしれません。

負担になると思うから無理しなくていい

「要らないと言うと語弊がありますが、毎日お弁当を作るのは大変だと思うので無理して作ってくれなくてもいいです。うちは子供もいないですし、自分の食事は自分でなんとかできますから。妻も働いているので、そのへんは気を遣ってます。」（40歳/男性）

「要らない」と言われると、妻としては少し悲しい気持ちになりますが、このように”愛情”があるからこそ必要ないと思っている男性も意外と多いんですよ。特に、最近では共働き夫婦は珍しくないので、お互いに負担をかけないように家事分担をしている夫婦も多いでしょう。

男性の意見を見て、あなたのご主人はどの意見に当てはまると思いますか？いずれにせよ、せっかく作るなら、本当に喜んでくれる愛妻弁当を作りたいですよね。

男性が本当に喜ぶ、おすすめのおかずをご紹介します！

卵焼き

お弁当のおかずとしては王道とも言える卵焼き。卵さえあれば作れますし、卵焼きが入るだけでお弁当の色合いがパッと明るくなります。

ここで注意したいのが味付けです。多くの男性は小さい頃にお母さんが作ってくれた卵焼きの味を記憶しています。そのため、自己流で作ってしまうと「なんか違う…」と思われてしまう可能大！

甘い味が好きなのか、塩気があったほうがいいのか、あるいはだし巻きか。など、事前にご主人の好みをリサーチしておきましょう。

唐揚げ

男性だけでなく、子どもも大好きなから揚げは、好きなお弁当のおかずランキングでも常にトップに君臨するほどの人気っぷりです。

から揚げのおすすめポイントとしては、冷めても美味しく食べられること。また、ボリュームもあるので、ガッツリ食べたい男性にも喜ばれるでしょう。

から揚げは作り置きしておいて小分けして冷凍しておけば、当日の調理の手間はほとんどかからないので意外と便利。時間がある時に大量にストックしておくといいでしょう。

生姜焼き

愛妻弁当のおかずに限らず、多くの男性が愛するおかず、生姜焼きです。

豚肉にはビタミンB1が豊富に含まれており、疲労回復やストレス解消にもいいんだとか。さらに玉ねぎをプラスしてあげれば、ビタミンB1の吸収率が上がります。また、しょうがには体を温めて胃腸の調子を整えてくれる働きがあります。

毎日元気に働いてもらうためにも、生姜焼きは必須のおかずと言えるでしょう！

アスパラベーコン

アスパラとお肉の相性ってとてもいいですよね。また、緑が入ることでお弁当の彩りも良くなります。

アスパラは茹でる必要がありますが、ラップで包んでレンジでチンするだけでもOK！かなり手間が省けます。

あとはベーコンで巻いて焼くだけ！バターや塩コショウなどで味付けをしてもいいですが、健康に気を遣っている方は塩分に気を付けましょう。ベーコンの塩分があるのでそのままでも十分美味しいです。

無限ピーマン

「無限に食べられるぐらい美味しい」という意味の無限ピーマンは、とっても簡単なのにお弁当のおかずにもなるし、夕食の副菜はもちろん、お酒のおつまみなどにもピッタリの万能おかずです！

ピーマンとツナ、鶏がらスープの素を混ぜ合わせてレンジでチンするだけで完成です！こちらもアスパラと同様に、ついつい茶色になりがちなお弁当に彩りを与えてくれます。さらに、お好みでマヨネーズやかつおぶしなどを加えてもOK！

キャベツやナス、にんじんなどでも代用できるので覚えておいて損はありません。

スープやみそ汁

愛妻弁当で喜ばれるおかずと言えば、お肉類やお野菜類が頭に浮かびますが、実は汁物もとっても喜ばれます。

レンジに対応している蓋付きの容器であれば、スープやみそ汁などを一緒に持たせてあげることも可能です。100円均一などにも売られていますので、ぜひチェックしてみてください。

また、最近では保温機能に優れたスープ類専用のスープジャーなども販売されていますので、1つ持っているととても便利です。温かいものだけではなく、冷たいスイーツやフルーツなどを入れることもできるので季節に合わせて活用できますよ！

愛妻弁当のおかずにこだわっても、実はそれだけでは「本当に喜ばれる愛妻弁当」だとは言えません。おかずの種類に気を遣うことはもちろん大事ですが、ここからはさらに大切な愛妻弁当のコツを伝授いたします。

栄養バランスを考える

愛妻弁当だけに限らず、料理をする際に気を付けていただきたいのは、栄養バランスです。いくら喜んでほしいからと言って、夫や子どもの好きな物ばかりを詰め込んでしまってはカロリーが高くなったり塩分の摂りすぎになったりしてしまうこともあります。

肉類ばかりではなく野菜もしっかり摂ってもらえるように工夫しましょう。家族の健康を考えて作ったお弁当こそ、妻の愛情がこもった”愛妻弁当”といえるでしょう。

保温性の高いお弁当箱にする

どんなに手間をかけてクオリティの高い愛妻弁当を作っても、冷めてしまってはどうしても味が落ちてしまいます。最近では保温性の高いお弁当箱が多く販売されていますので、用途に合わせていくつか用意しておくと便利です。

特に白いご飯は、温かい状態で食べたいですよね。外に出ているのに出来立てほやほやのような温かいお弁当に、旦那さまも喜んでくれること間違いなしです！

ボリュームには気を付けて

お弁当箱選びの際に注意してほしいのが、全体のボリュームです。少なすぎてしまっては夕方頃にお腹を空かせてお仕事に支障が出てしまうかもしれません。

反対に多すぎるとお腹いっぱいになって、午後の業務で睡魔と戦うことになるかも。それだけでなく、健康にとってもいいとは言えませんよね。

旦那さまの普段の食べる量に合わせてお弁当箱を選んであげるのも、”喜ばれる愛妻弁当”を作るための大事な工程なのです。

愛妻弁当は見た目も大事

「どうせ口に入ったら一緒！」と、盛り付けに手を抜いている方はいませんか？実は愛妻弁当は見た目もとても重要なのです。

なぜなら、夫の会社の人に見られる可能性があるから。一緒に食事をしているときや、ふと近くを通ったときなど、同僚や上司が興味本位で覗いているかも。それなのに、茶色ばかりの味気ない見た目だと、旦那さまはどう思うでしょう。少し恥ずかしい思いをするかもしれませんよね。

そうならないように、見た目にもこだわりましょう。凝ったものを作る必要はありません。意識的に、赤、緑、黄色の食材をプラスするだけでパッと彩り鮮やかになりますので、ぜひ試してみてください。

毎日の愛妻弁当作りに時間はどれくらいかかっていますか？お弁当作りの時間は平均20分程度なんだそうです。意外と早いですよね。

これ以上かかっている人は、もっと時短できる可能性があるということ。ここからは、時短のコツを伝授いたします！毎日の愛妻弁当作りが少しでも楽になるように工夫しましょう。

晩御飯を少し残して入れる

前日の晩御飯の残りをお弁当に詰めている方はたくさんいらっしゃるでしょう。ですが、それだけではなく、夕飯作りの段階で次の日のお弁当に入れることを想定して献立を考えてみてください。

例えばうどんや蕎麦などの麺類は、お弁当ではなかなか持っていけないですよね。なので、そういったメニューはなるべく土日などの、お弁当が不要な日の前日に作ります。

反対に、ハンバーグや唐揚げなど少し手間はかかるけど小分けにして保存できるものは、お弁当に使えるのであえて平日に作る、さらに多めに作っておくのがおすすめです。

冷凍食品は自然解凍出来るものを

冷凍食品は忙しい妻にとっては救世主ともいえる存在です。ですが、その都度レンジでチンするのもひと手間。そこで便利なのが、自然解凍可能な冷凍食品です。冷凍庫からそのまま出して、お弁当に詰めるだけでランチタイムまでには自然解凍されています。

コロッケや和惣菜、グラタンなど種類も豊富にありますので、いくつか冷凍庫にストックしておくと便利ですよ。

ただし、健康のことも考えて冷凍食品は1日1品程度にしておきましょう。

作り置きしておけば超便利！

作り置き食材は愛妻弁当だけでなく、普段の料理にも役立つ時短テクです。みなさんやっておられる方が多いかもしれませんが、ここではお弁当に使える作り置きおかずをご紹介します。

まず、野菜類のおかずですがマリネや南蛮漬けが人気です。ほどよい酸味と野菜の甘みが疲れた体に染みわたり、旦那さまのお仕事効率も上がるかもしれません！また南蛮漬けの場合はお魚でも代用できますのでおかずのレパートリーが増えます。

お肉料理ではチキンやハンバーグはもちろん、カツやチキン（蒸し鶏）などが定番ですね。

ほどよく手抜き

愛妻弁当を毎日続けるために大切なことは、お弁当作りが”苦痛”にならないようにすることです。一品一品こだわって作るのもいいですが、ある程度手抜きをしないと疲れてしまう可能性があります。そのため、いくつか手抜き料理を覚えておくといいでしょう。

例えばちくわにチーズやきゅうりを詰めるだけでも、れっきとした一品になりますよね。他にもゆで卵やスクランブルエッグなどもほとんど手間がかかりません。

ちょっとお弁当箱に隙間がある時はハムやプチトマトを詰めるだけでも彩りが綺麗になります。冷凍食品やコンビニスーパーのお惣菜を使うのもひとつの手です。

このように、”こだわりすぎない”というのも時短のコツなのです。

いかがでしたか？

愛妻弁当は実は「要らない」と考える男性も少なくないことが分かりました。とはいえ、夫の好みをきちんと把握し、夫の負担にならない程度に作ってあげれば嫌な顔をする人はいないでしょう。毎日ではなく、週に3日だけなど曜日を決めておくのもポイントですね。

家計のため、夫の健康のため、自分もお弁当が必要だから。など、作る目的はさまざまですが、「義務」ではなく「愛情」だと思える愛妻弁当作りを心がけてくださいね。