碁盤攻めのやり方やコツ！刺激的な体位のメリットやデメリットも解説

碁盤攻め(ごばんぜめ)は四十八手の体位のひとつで、遥か昔に多くの人々に親しまれていた囲碁が関係しているとされています。囲碁で使われる高さ30cmほどの碁盤を用いてセックスを楽しんでいたことから、その名前が付けられました。

女性が碁盤に手を付いて、その後ろから男性が挿入する背面立位のことを碁盤攻めと言います。昔の人は、囲碁を嗜んだ後に欲望を抑えきれず、そのまま碁盤の前で体を重ねていたのでしょう。

今では碁盤があるシチュエーションにはなかなか出会いませんが、低めの場所に女性が手を付いて行う立ちバックが碁盤攻めなのです。男性が女性の腰を掴んで動く様は、征服感を満たしてくれる最高の体位と言えます。

立位のひとつである碁盤攻めは、初めてでも比較的スムーズに取り入れることができる体位です。簡単にチャレンジできるからこそ、正しいやり方で安全かつ最高の快感を味わってくださいね。

バランスの取れる場所を選ぶ

碁盤攻めをする時にまず大切なのは、安定した場所で行うことです。ベッドに寝そべった状態とは違いふたりとも立ったまま動くので、足場が悪かったり手を付く場所が不安定だと危険が伴いますよ。

どちらかがよろけてしまい挿入中に体勢を崩すと、性器が傷つく恐れがあります。足下に何もないこと、女性が手を付いても大丈夫な場所を選びましょう。

バランスの取れる場所で行うことで男性も腰を動かしやすくなり、気持ち良さも増すはずです。

女性がお尻を付き出す

碁盤攻めをする時に、女性が高くお尻を付き出すことで男性が挿入しやすくなります。ただお尻を付き出すだけでなく、お尻は上げつつ上体を低くして腰を反らすのがポイントです。

腰が高いと自然にお尻が下がりやすくなり、挿入位置が見えづらくて男性が手間取ってしまいます。また、変な角度で入ってしまうと摩擦で痛みを感じてしまう恐れもあるので気をつけなければなりません。

女性が完全に受け身に見えがちな碁盤攻めですが、少しの協力でふたりで高みに昇り詰めることができるでしょう。

身長差カップルは男性が膝を曲げる

身長差があるカップルだと腰の高さがまったく違うので、腰を動かすことはおろか、挿入さえ難しくなってしまいます。ふたりの身長に20cm以上の差があると、碁盤攻めを選ぶのは少々厳しいかもしれません。

それでもこの体位を試してみたいというカップルは、男性が膝を曲げて体勢を低くしてみてください。そうすることによって腰の高さが合い、挿入がしやすくなるでしょう。

また、腰を動かす時はあまり激しく前後にピストンするとお互いに負荷がかかりやすいので、挿入したら男性が腰を円を描くようにまわしてみると深い快感を得られますよ。

低いところに手を付くとより刺激的

碁盤攻めは、立った状態で男性が女性の後ろから挿入する背面体位です。女性を後ろから攻めることで、男性のS心がくすぐられるでしょう。

男性の目には女性の前面は見えず、目に映るのは女性のしなやかな腰のくびれや丸みのあるお尻です。その姿はまるで相手を挑発しているようで、男性は興奮せずにはいられません。

さらに碁盤攻めを刺激的に楽しむのであれば、女性がより低いところに手を付くと体のラインが強調されて男性をムラムラさせることができますよ。

男性は女性の腰を支える

碁盤攻めの最中、女性は自分の両手足で自分の体を支えながら快感を受け止めなければなりません。あまりの気持ち良さに膝が震えて、立っていられなくなることも。

男性は女性の体を支えるためにも、女性の腰を持ってあげるのがベストです。そうすれば、女性が崩れ落ちることなく、長時間碁盤攻めを楽しむことができます。

さらに女性の腰を持つことで、まるで自由を奪うような感覚で征服欲も満たされるでしょう。

碁盤攻めを含めて、どんな体位にもメリットとデメリットがあります。特にデメリットは、やってみたけど「何か違った」ということにならないように、先にチェックしておきましょう。

支配している気分を味わえる

立ちバックの一種である碁盤攻めは、男性が女性を支配しているような気分を堪能できる最高の体位です。正常位や騎乗位などではなかなかそうはいきません。

女性の腰を掴んで自分の腰を打ちつける様は、なんとも卑猥ですよね。腰の動きに合わせるように反応する体を見ていると、相手の女性を自分が翻弄しているという実感が湧いてくるでしょう。

さらに女性を支配したいという男性は、相手の腰ではなく腕を掴んでみてください。女性の自由を奪っているようでさらに興奮できますよ。

Mな女性には刺激的！

碁盤攻めは女性側にもメリットがあるようです。それは、Sな男性が欲求を満たせるように、Mな女性にとってはとても刺激的なセックスが楽しめるというところでしょう。

後ろから男性のペースで攻められるのは、いじめられたい願望のある女性にはたまらないシチュエーションではないでしょうか。腰を掴まれて奥まで突かれると、我を忘れるほどの快感がこみ上げてくるはずです。

激しいSMプレイはちょっと怖いという人でも、碁盤攻めならそこまでハードではないので、安心して楽しむことができますね。

碁盤攻めは男性が動きやすい

碁盤攻めのメリットに、男性が腰を動かしやすいことも挙げられます。立った状態で女性の腰を掴みながらのピストン運動というのは、実はとてもやりやすいのです。

狙いを定めて奥まで挿入することができたり、素早いピストン運動も碁盤攻めならば叶います。しっかりとバランスが取れる場所なら、かなり自由な動きができるでしょう。

腰を動かしやすいということは気持ち良さも増すということ。それは男性だけでなく、女性にとっても嬉しいポイントではないでしょうか。

女性は腰を痛めやすい

男女どちらも快感を味わうことができて刺激的な碁盤攻めですが、メリットばかりではありません。碁盤攻めのデメリットのひとつに、女性が腰を痛めやすいことがあげられます。

低い位置に手を付いてお尻を突き出し、そこに男性の腰が打ち付けられるので、振動で腰に負担がかかりやすくなるようです。さらに正しい角度で挿入されず無理な姿勢が続くと、腰だけでなく膝まで痛くなってしまうことも。

そうならないためにも、少しでも体勢に違和感を感じたら相手に動きをストップしてもらいましょう。

お互いの表情が見えない

碁盤攻めを含めて、男性が後ろから挿入する体位には共通して「相手の表情が見えない」というデメリットがあります。表情が見えないことにかえって興奮する人もいるようですが、恋人と愛し合うのであれば少々寂しい気もしますよね。

相手の息遣いや体の動きで反応を伺うのもアリですが、どうしても目と目を合わせて体を重ねたい場合には鏡を使ったプレイを取り入れてみましょう。洗面台やお風呂場、ベッド周りに姿見を置くなどすれば、相手の感じる顔を見ながら碁盤攻めを楽しむことができますよ。

碁盤攻めをする時、いくつか気をつけたいポイントがあります。それを抑えておけば、碁盤攻めのデメリットも克服できるかもしれませんよ。

バランスを崩さないように

碁盤攻めを含めた立位は自分の足で体を支えなければならず、他の体位と違ってバランスを崩さないことが大切です。

例えば正常位や通常のバックであれば男女どちらかの背中や手足の大部分が床についているので、倒れることはありませんよね。碁盤攻めは女性が手を付いているとは言え、やはり不安定になりやすいようです。

特に女性は、あまりの快感に膝から崩れ落ちてしまうこともあります。お互いに怪我をしないためにも、バランスを崩さないように注意しましょう。

深く挿入するので痛みが出る事も

女性がお尻を付き出すことで、男性器をかなり深くまで挿入できるのが碁盤攻めのいいところです。ただし、奥を突かれることが苦手な女性もいるので、男性は相手に痛みがないか気にかけてあげなければなりません。

碁盤攻めの時の女性のセクシーさに夢中になり過ぎて男性が欲望のままに腰を打ち付けてしまうと、女性は気持ち良いどころかセックス自体が辛くなってしまう恐れがあります。

奥まで挿入する時は、前後運動ではなく円を描くように腰を回してみるなど、動きに工夫を凝らしてみてくださいね。

挿入前に性器を濡らしておく

碁盤攻めは挿入しやすい体位とは言え、お互いに性器がしっかりと濡れていない状態では摩擦で痛みを感じてしまい、セックスを楽しむことができませんよ。

碁盤攻めを選ぶ時、ベッドに行くまでの時間が勿体ないほどに早くひとつになりたいと、はやる気持ちがあるかもしれません。ですが勢いのままに捻じ込むように挿入しても、気持ち良くはないはずです。

すぐにでも挿入したいのであればローションなどでも構わないので、お互いの性器を濡らしておくようにしましょう。

女性の様子を見ながら攻める

碁盤攻めはバックで行うので、お互いの表情がわからないのが難点ですよね。それが魅力でもあるのですが、女性の反応がわからないままに行為を続けてしまうとふたりの関係に亀裂が入ってしまいかねません。

男性は女性の顔が見えない分、相手のちょっとした動きや声のトーンなどで様子を伺うようにしましょう。少々の痛みなら我慢してしまう女性もいますが、相手を気遣う気持ちがあれば辛くて体が強張っていることにも気づけるはずです。

お互いに無理せず気持ち良くなれる方法でセックスを楽しんでくださいね。

碁盤攻めの魅力をお伝えしてきましたが、他にもカップルの仲を深めることができる体位はたくさんあります。碁盤攻めが好きな人におすすめしたい刺激的な体位をご紹介しましょう。

理非知らずでソフトSMプレイ

江戸時代に編み出されたとされる四十八手にも、SMプレイを楽しめる体位があるのをご存知ですか？その体位は理非知らずと言います。

正常位の形ではありますが、違うのは女性が手足を縛られているということ。三角座りをした女性の手足をそのまま紐などで縛り、床に倒して挿入していきます。

女性の手足を拘束することで、SMプレイが好きなカップルは盛り上がることでしょう。女性を支配したい、男性に支配されたいという碁盤攻めが好きな人たちにおすすめです。

彼女の腕を引く出船後ろ取り

碁盤攻めの体勢から男女が床に膝を付いた形が出船後ろ取りです。いわゆるバックの体勢ですね。

碁盤攻めと同じく、女性がお尻を付き出して男性が挿入します。ふたりとも床に膝を付いているので、碁盤攻めよりもバランスが取りやすくなるでしょう。

男性が後ろから覆い被されば、女性の胸や背中、クリトリスへの愛撫も可能になりますよ。碁盤攻めからの流れでスムーズに移行できるので、ぜひ試してみてください。

碁盤攻めと似ているうしろやぐら

一般的に立ちバックといえば、このうしろやぐらを想像する人が多いでしょう。碁盤攻めと違うのは、女性が手を付く高さです。

碁盤攻めは女性が低めの台などに手を付くのに対して、うしろやぐらは壁や高い台で体を支えます。碁盤攻めと比べると女性がお尻を付き出しにくく、挿入は少し大変かもしれません。

ですが入ってしまえば体を支えやすいので、こちらの方が動きやすいという人もいるようです。うしろやぐらから碁盤攻め、またはその逆への移行も簡単にできるので、ふたつ合わせて楽しんでみてはいかがでしょうか。

百閉で攻守交代

百閉とは、今で言うところの騎乗位に当たります。碁盤攻めで男性主導のセックスを楽しんだ後は、ベッドに移動して百閉で攻守交代してみましょう。

ベッドに仰向けになった男性の上に女性が跨ったら、腰を前後に動かしてみてください。ピストン運動とはまた違った快感を得られますよ。さらにクリトリスが擦れることにより、女性がイキやすくなるのです。

女性を支配できる碁盤攻めも魅力的ですが、自ら腰を振り快楽を求める女性の姿もセクシーでしょう。

深く繋がることができる深山

恋人と深く繋がり愛し合いたいという人には、深山という体位もおすすめですよ。深山とは、正常位で女性の両足を上に高く上げた、屈曲位と呼ばれる体位です。

女性の腰の位置が上がることで、膣の奥のポルチオという性感帯まで男性器を挿入することができます。女性が中イキしやすい場所を攻めることができるので、上手くいけば男性は相手を翻弄することができるでしょう。

一見SM要素がないように見える体位ですが、碁盤攻めと同様に男性が女性を快楽で支配できるというメリットがあります。

女性がイキやすい敷き小股

敷き小股というのは、いわゆる寝バックの体位です。ベッドにうつ伏せになった女性の上に男性が覆い被さって挿入していきます。

碁盤攻めと同じく後背位なので、男性の征服欲を満たすことができるでしょう。さらに碁盤攻め以上に女性の自由を奪える姿勢のため、Sっ気のある男性には人気の体位です。

また、敷き小股は女性が足を伸ばした状態でイキやすいというメリットもあるようです。碁盤攻めでバランスを取るのが難しくなってきたら、ベッドに移動して敷き小股を楽しむという方法もありますよ。

碁盤攻めは、女性の身も心も支配したいという男性にぴったりの体位です。序盤から碁盤攻めで女性を攻め立てるのも大変刺激的でしょう。注意すべきポイントを抑えておけば、デメリットも克服できるはずです。

一般的なバックばかりしているというカップルは、碁盤攻めもセックスに取り入れてみてはいかがでしょうか。いつもと違った快感に、ふたりの親密度もアップするかもしれませんよ。