そもそも「元サヤ」ってどういう意味?
「元サヤ」の意味
「元サヤ」は、「元の鞘に収まる」に由来する言葉です。一度は仲が破綻してしまった者同士が関係を修復して元通りになることを指し、恋人関係においてよく使われています。
別の言い方をするならば、「復縁する」「ヨリを戻す」などが挙げられますね。
「元サヤ」経験がある人は意外と多い?
一度別れた人と元サヤに戻るのは、難しいことのように思われがちです。しかし、元サヤ願望を持っている人というのはたくさんいます。
書店に足を運べば復縁関係の本が並び、恋愛相談のインターネット掲示板には元サヤ希望の相談がズラリ。映画や小説でも、別れた恋人同士が元サヤに収まるストーリーを描いた作品は人気があります。あなたも「昔の恋人と関係を取り戻したい」と考えたことがあるのではないでしょうか。
実は、世の中には元サヤ経験を持つ人が意外と多いのです。この記事では、元サヤに戻るための方法をお教えします。その恋、諦めるのはまだ早いかもしれませんよ。
出典:weblio辞書『元サヤの意味・解説 』
https://www.weblio.jp/content/%E5%85%83%E3%82%B5%E3%83%A4
「元サヤ」の関係は上手くいく?
元サヤが上手くいく場合
元サヤの関係が上手くいくカップルは、お互いに前回別れた原因を自覚している場合がほとんどです。成長がないまま元サヤに戻っても、同じ理由で破局することは目に見えています。
つまり、元サヤに戻りたいと思うなら、まずは別れの原因を分析することが大切なのです。原因を明確にした上で、それをカバーする方法まで考えることができれば、元サヤの関係が上手くいく可能性は高いでしょう。
ケンカ別れをしたのであればそのきっかけを、自然消滅してしまったのならなぜ連絡を取らなくなったのかを、きちんと理解する必要があります。自分で冷静に判断することが難しい場合は、第三者の意見を聞くのも一つの手ですよ。
元サヤが上手くいかない場合
元サヤに戻ったものの、結局また破綻してしまうカップルは少なくありません。破綻の理由は、上手くいくカップルとは正反対。つまり、お互いが前回の別れの原因を自覚していない、あるいは改善できていないケースが多いようです。
特に、勢いで元サヤに戻ってしまったり、どちらか一方が相手に猛プッシュして元サヤになったカップルの大多数は、別れの要因を克服していないため、結局は再び別れを選んでいます。
元サヤに戻るためには、焦らず冷静に自分と相手を見つめ直す時間が必要なのです。
元サヤで結婚を考えるのはあり?
元サヤから結婚へと進んだカップルもいます。一度は別れた相手と、一生離れることのない結婚という契約を結ぶのは勇気がいることですよね。それでも結婚に至るのは、別れの原因がしっかり改善されていて、お互いに「やっぱりこの人でないと」と思うことができるカップルです。
長い結婚生活は、ぶつかり合いの連続。上手くいかないことがあったとしても、それを乗り越えられるカップルであれば、元サヤから結婚してもきっと上手くいくでしょう。元サヤの相手と結婚する場合は、これから先も一緒に困難を乗り越えられそうな相手かどうかを見極めることが大切です。
元サヤに戻るきっかけとは?
偶然の再会
偶然の再会が元サヤのきっかけになるケースは多いようです。街中でばったりというのはもちろんのこと、共通の知人の結婚式や、飲み会などのイベントで再会するパターンもあります。
偶然の再会で上手くいく元サヤカップルは、大抵は別れからある程度の期間が経過しています。会わない間にお互いに変化があったからこそ、新鮮な目で相手を見ることができるのでしょう。
もし、あなたに元サヤに戻りたい相手がいるなら、偶然の再会に備えておく必要があります。共通の知人に声をかけられてイベントに参加する際は、もしもの場合を想定しておきましょう。また、いつどこで再会しても新しい自分を見せることができるよう、しっかり磨きをかけておく必要があります。
SNSで相手を見かけて
SNSが発達した時代だからこその再会パターンですね。昔付き合っていた相手をSNSで発見し、コンタクトを取ったことから元サヤに戻るケースもよくあります。こちらも、偶然の再会と同様に数ヶ月〜年単位で会わない期間があったカップルの方が成功率は高いでしょう。
もし元サヤに戻りたい相手のSNSを見つけたら、いきなりフォローをするのはNG。相手はあなたのことを良く思っていない可能性があるからです。先にメッセージを送ることをおすすめします。
その際は、「偶然見つけたから、よかったらフォローしたい」「自分の近況」「相手の近況への質問」を、あくまでサラッと書いておきましょう。いきなり長文のメッセージを送ると相手は引いてしまいますよ。
違った一面を見て
職場の同僚や同じ学校といった毎日顔を合わせるような関係であっても、元サヤに戻ることは可能です。ただし、上手くいくかどうかは別れてからの対応次第と言えます。
顔を合わせる相手だからこそ、未練を持っている側としてはアプローチをかけたくなるもの。しかし、あくまでもうカップルではないということを理解して、相手に対して一定の距離をおくことが大切です。表面上は、何事もなかったかのように接して、未練を一切見せないことを徹底しましょう。
別れた相手にしつこくする、しかもそれがオフィシャルな場で顔を合わせるような関係であれば、嫌がられることは間違いありません。それよりも、自分のやるべきことに集中して、これまでと違った一面を見てもらうことの方が効果的です。
期間を置いて再アプローチ
偶然の再会を待たず、自分から再アプローチをかけて元サヤに戻るパターンもあります。この場合も、ある程度の期間や相手との距離を置いて、お互いの嫌な感情をリセットしていることが前提です。
もし、どうしても元サヤに戻りたいと思うなら、3ヶ月〜半年程度の冷却期間は必要になります。その期間は、どんな連絡も取らないことが大切。例え相手の家に置いている荷物があってもです。借りているものがあるのなら、メッセージはつけずに郵送で送り返しましょう。
別れた相手へのしつこい連絡は、ただただ好感度を下げるだけ。相手に会わない、連絡できない空白は、自分を見つめ直してブラッシュアップするための期間として前向きに捉えてください。
別れた恋人と元サヤに戻る方法
冷却期間を置く
前項でもお話ししましたが、元サヤに戻るためには、冷却期間が必要です。別れた直後の相手は、お腹いっぱい状態。これ以上何かを受け入れることが不可能かもしれません。そんな時に、未練たっぷりの別れた恋人から、ラインや電話がかかってきたら…完全に修復不可能になってしまう可能性大です。
まずは半年、どんなに短くても3ヶ月は相手との接触を断つ期間を設けましょう。その間は、軽い連絡も厳禁です。この期間を乗り越えられるかどうかが、元サヤを成功させるためのキモとも言えるでしょう。連絡を我慢するには精神力が問われますが、ここが頑張りどころです。
自分から連絡してみる
冷却期間を乗り越えることができたら、自分から連絡を入れてもOKです。ただし、連絡内容は未練を一切匂わせないこと。会いたいという気持ちを出さないこと。ここに十分注意しましょう。
ファーストコンタクトはLINEでのメッセージが良いでしょう。相手が好きなアーティストがテレビに出ていたとか、得意分野についての質問をするなど、なるべく興味を持ってもらえるメッセージを心がけてください。
相手があなたに懐かしさや親しみを感じてくれているならメッセージが盛り上がるかもしれませんが、その逆で返信がない可能性も大です。もしも反応がイマイチなら、諦めるか続けるかの判断をしましょう。続ける場合は、次の連絡までに3ヶ月以上は間を空けます。
とにかく自分を磨く
メッセージのやりとりが順調に進んだ場合は、一度会ってみても大丈夫です。その時に、以前と変わり映えしないしない自分でいるのはNG。相手に新鮮味を感じてもらえるくらいに、外見も内面も変化している必要があります。
外見は、髪型やファッションを研究して、さりげなく相手の好みに合わせたスタイルを作りましょう。美容やダイエットに励むのも良いですね。パッとみた時に「何かが変わった」と思ってもらえる印象作りをしてください。
別れた原因を自分なりに分析して、それを改善しておくことが大切です。また、自分の感情と向き合うために、日記をつけるのもおすすめ。できることからすぐに始めましょう。
グイグイ行き過ぎない
もしも相手との再会に成功し、いい雰囲気になりつつあっても、焦りは禁物です。相手に必死さが伝わってしまうと、そこから一気に気持ちが冷める可能性だってあります。
自分のペースではなく、相手が心地良いと感じるペースでのコミュニケーションを心がけましょう。連絡の頻度や返信のペースなどを、相手の間隔に合わせるだけでも大丈夫ですよ。
恋愛においては、必死に想いをぶつけるよりも余裕のある態度の方が魅力的に映るということを覚えておいてくださいね。
番外編:別れ方にもコツがある
実は、元サヤに戻りやすい別れ方というものがあります。それはズバリ、大人しく別れを受け入れること。泣きわめいたり、相手の家に居座ったり、別れ話に長時間を費やしたりするなどして、相手を手こずらせれば手こずらせるほど、元サヤの難易度は上がります。
辛い気持ちをぐっとこらえて、相手が拍子抜けするぐらいにあっさりと受け入れることが、実は後から効いてくるのです。これを読んでいる方が、もしも相手から別れを切り出されそうな予感を感じているなら、ぜひ覚えておいてください。
元サヤの関係が上手くいくコツとは?
新しく関係を築くつもりで付き合う
元サヤの関係を上手く続けていくためには、「元サヤ」という意識を捨てることが必要です。以前と同じ関係でいたら、結局はまた破綻してしまうでしょう。「再会する」ではなく「出会い直す」という心づもりでいることをおすすめします。
とはいえ、元サヤだからこその強みもあります。以前に付き合っていた時の相手の言動や態度には、関係を円滑にするためのヒントがあふれているはず。相手が喜ぶこと、嫌がること、怒ることなどをもう一度確認して、新たな関係づくりに挑んでください。
1度別れたことを教訓にする
別れた時に得た反省や教訓をこれからの関係に活かすことが大切です。もしも「変わってないな」と思われたら、またお別れコース一直線になるでしょう。とにかく別れた原因の分析と改善、これに尽きます。
しかし、自己分析にはどうしても主観が入るため、真実が見えないこともあります。信頼の置ける友人に相談したり、頭でばかり考えずに文字にしてみることで、客観的な視点を得られるはずです。
思ったことを言い合える関係を作る
相手に振られた立場だからといって、下手に出て交際する必要はまったくありません。別れというのは大抵の場合、言葉が足りていないことで引き起こされます。
言葉が足りないから相手を理解できず、して欲しいことがわからないのです。お互いにコミュニケーションを面倒がらず、思っていることは言葉にして伝え合う関係性を築いてください。嬉しいことは嬉しい、嫌なことは嫌、こうして欲しいなど、はっきり表現することが必要です。
お互いに「察してちゃん」にならないようなコミュニケーションを構築しましょう。
適切な距離感を意識する
恋人であっても、心地良いと感じる距離感は人それぞれです。相手が望む距離感と、自分が望む距離感をすり合わせ、ベストな着地点を見つけてください。距離感のバランスが崩れると、関係性も上手くいかなくなります。
まずはお互いに、望む距離感を伝え合うことから始めましょう。ラインの頻度、電話の頻度、会う頻度、落ち込んだ時や疲れた時はどういう距離でいて欲しいのかなど、これまで話し合ってこなかったのなら尚更しっかりと理解しておくこと。
心地良い距離感でいられることが、長く良好な関係をキープするための最大のポイントだと言えます。
別れた相手を諦めるのはまだ早い
しかし、よく知っている相手だからこそ、自分を磨いて新しい魅力を見せることで、新鮮に感じてもらえるというメリットもあります。
まずはしっかり距離を置いて、お互いに冷静になる期間を作るところから始めてみてください。元サヤに戻りたいと思うほどの関係を築いていたのなら、相手の心にもあなたが残っているはずです。冷静な視点を持ち、慎重に進めることができれば、きっと上手くいくでしょう。
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