「話が面白い人」ってどんな人？特徴や話を面白くさせるコツを調査！

誰かと話をしていて「面白い人だな」「つまらない人だな」などの感想を持ったことはあるでしょうか。周囲から「話が面白い」と思われている人には、人気が集まっているでしょう。

話が面白い人は、場を盛り上げることができますし、一緒にいて楽しいと思われることが多いので、人気者になれる確率が高いのです。一方、話がつまらない人とは、周囲を盛り上がることができず、場を切り上げるために気を使われてしまうこともあるでしょう。

対人関係をよりよくするためには、話していて面白い人になりたいと思いませんか？今回は、話が面白い人の特徴やコツをご紹介します！好きな人から「面白い」と思われたい人も、人気者になりたい人も必見です。

話がつまらない人もいる中、面白い人とはどんな人なのでしょうか。多くの人が面白いと感じる話し方には、共通した特徴があります。

まずは、話が面白い人の特徴を捉えましょう。

思考が柔軟で機転が利くので話が面白い

自分の言いたいこと、話したいことを話すとき、相手の反応を見て表現を変えることができる人は、話が面白い人ではないでしょうか。

話のネタがどんなに面白かったとしても、相手に伝わっていなければ意味がありませんよね。相手がどれだけ共感しているか、または話を理解しているかを見極めながら柔軟に話を進めていける人は、話が面白い人と思われることが多いでしょう。

また、話題自体を変えるタイミングも的確であることが多いです。「この話題はあまりよくなかった」と、後悔したときも、引き際が綺麗だと違和感なく話を進められるので、流れるような会話を面白いと感じるでしょう。

話が面白い人は聞き上手で相槌が上手い

話が面白い人も、ずっと喋りっぱなしというわけではありません。漫談家のような話しっぱなしのプロの人であっても、客席の反応を見ます。客席の反応を見て、どのような言葉を選ぶのか決めているでしょう。

同じように、対面して喋っている「話が面白い人」も、相手の反応をしっかり見ています。そして、何より相手の話をちゃんと聞くはず。

話が面白い人とは、何も一方的な人ではないのです。会話のキャッチボールが上手で、相槌やツッコミが上手い人のことを指します。

一方的に話をしてしまう人は「面白い人」ではなく「お喋りな人」、もしくは「うるさい人」になってしまうでしょう。聞き上手の一面を持っていてはじめて、「面白い人」と認識されるはずです。

話が面白い人は好奇心旺盛で情報通

多くの人に面白い人と思ってもらうためには、知識が必要です。

たとえば「この間こんなことがあって〜」と、出来事の話をしていたとします。話が面白い人は、その話を盛り上げる引き出しをたくさん持っているでしょう。引き出しとは、似たようなシチュエーションの映画・ドラマ、ニュースなど…誰もが知っている例えを出すと、相手も「わかる！」と、共感しやすいはず。

話が面白い人とは、さまざまなことを学ぶ姿勢があり、たくさんの情報を持っているでしょう。

共感力に優れているので話していて面白い

人は、否定されるより肯定される方が気持ちいいですよね。話が面白い人とは、その肯定力、共感力に優れている人ではないでしょうか。

相手の話に対してしっかり共感し、話を盛り上げてくれるので、一緒に話している人は「スッキリした」「気持ちいい」などの感情を持つはず。話が面白い人は、ただ単に「笑える話」をするわけではなく、広域的な意味で有意義な時間を作り出せるのです。

スッキリした気持ちで話を終えられた相手は「話していて面白かった」という感想を持つでしょう。

話が面白い人の特徴を理解したら、次はつまらない人の特徴を捉えていきましょう。自分の話し方との接点があれば、今すぐにでも意識をしてみると、話し方を改善できるはずです。

オチが無い・曖昧

何が言いたいのかわからない…と言われてしまう、オチのない話し方をする人は、つまらないと思われることが多いです。

小説、映画、漫画など創作の話であっても、「オチ」が存在しますよね。そのオチが曖昧に感じる作品は「結局どういうことだったんだろう」と、考えてしまうことがありませんか。

芸術作品なら、オチの考察をする楽しみも残っています。しかし、ただ知人と喋っている状態でオチがない場合、考察までする必要性を感じず、よくわからないという感想で終わってしまうでしょう。

よくわからないという感想は、「つまらない」の代用ではないでしょうか。

テンションが高すぎる・低すぎる

会話とは、そこに参加している人たちとの意思の疎通です。会話をしている人たちの中で浮いてしまっては、引かれてしまうことがあります。

テンションが高すぎる、低すぎるなど、周囲の気分に合わせられない人は、会話の中で浮いてしまうでしょう。必然的に「空気が読めない人」と判断され、話していてもつまらないと烙印を押されてしまうことが多いです。

自分のことばかり話す

基本的に、自分語りをする人はつまらないと思われることが多いです。もちろん、自分語りを上手に面白くできる人もいますが、多くの場合はうざったく思われてしまうでしょう。

その差は、ずばり相手の興味ではないでしょうか。話が面白い人とは、相手が興味を持つような流れで自分の話をすることができますが、つまらない人は、ただ言いたいことを言っているだけなのです。

自分の話をしたい気持ちは誰にでもありますが、話し出しの流れが下手だと、つまらないと思われてしまうでしょう。

表現力がない

話が面白い人と思われるためには、表現力が必要です。話の表現力とは、相手に伝わりやすい言葉選びができることですよね。

話がつまらない人は、言葉選びをするための語彙力に乏しく、表現の幅が限られてしまっていると言えます。もしくは、語彙力がありすぎて、相手に伝わらない話し方をしてしまうので、対面での会話に適した表現ができないのかもしれません。

話がつまらない人は、会話の相手に合わせた表現ができないことも考えられます。

話が面白い人にはたくさんのメリットがあります。メリットを理解すれば、話を面白くしようという意識が芽生えるはずです。

「別に面白いと思われなくたっていい」と思っている人も、メリットを知れば意識が変わるかも知れません。

話が面白い人の周囲には人が集まる

単純なことですが、話が面白い人は、一緒にいて楽しい人と認識されるため、周りに人が集まります。端的に言えば、人気者と呼ばれるでしょう。

一緒にいてつまらない人より、面白い人の方が有益な時間を過ごせるので、周りに人が集まるのです。

異性にモテる

話が面白い人は、話す相手に合わせて表現を変えたり、テンションを変えたりできるはず。また、同性と話しているときと、異性と話しているときでは、話題も違うでしょう。そんな場面でも、相手を楽しませる話題を選ぶことができるので、話が面白い人は異性にもモテると言えます。

モテるということは、意中の異性からの好感度も高いはずですよね。そもそも、話が面白い人は、相手の反応に対して機敏に対応することができるので、意中の人に対しても効果的な会話ができるでしょう。

結果的に、恋愛成就しやすいというメリットにつながります。

影響力があり、リーダーシップをとれる

面白い人と、説得力のある人の話し方には、共通点があります。相手に話を理解させる力に長けているのです。つまり、話が面白い人とは、説得力があり、リーダー的存在になりやすいでしょう。

リーダーシップとは、チームの先頭に立つ人のことだけではありません。会話の主導権を握れることにもつながります。これは、仕事で営業をしている人にとっては最大のメリットではないでしょうか。

話が面白い人は、会話に惹きつける力を持っており、効果的な言葉を選ぶことができるので、影響力が強いと言えます。

お互いにストレスなく会話できる

会話が上手な人もいれば、苦手な人もいますよね。極力自分の話をしたくない人だっているはず。

しかし、話が面白い人とは、そういった消極的なタイプの人とでも、距離感を保って上手に会話できることが多いです。相手の反応を見て場の雰囲気をつくることができるので、必要だと思う話を厳選するでしょう。

場を気まずくさせることがないので、双方にとってストレスフリーな会話ができると言っても過言ではありません。

周囲から「面白い人」と思われたいのなら、話術を磨くことが大事です。話が面白い人になるための方法を考えていきましょう。

一朝一夕で身につけられることではないかもしれませんが、これらのことに気をつけながら過ごしていると、いつのまにか話が面白い人になれるはずですよ。

身近にいる「話が面白い人」から学ぶ

テレビで活躍する芸能人、または友人など身近な人でもいいので、話が面白い人を思い浮かべてみましょう。その人は、どのように会話をしているでしょうか。

例え話が上手い、ツッコミが上手い、話の組み立てが上手いなど…真似できそうなポイントがないか観察してみると、コツを掴めるでしょう。

ただ、話しているエピソードなどをまるっと真似してしまうと、あなた本人の面白さとは言えません。あくまでも、話し方のテクニックを盗む方向で考えてくださいね。

語彙力を磨く

話を面白くさせるには、相応の表現力が必要です。語彙力がないと説得力もなく、話を理解させることすら難しいでしょう。

多くの本や漫画、映画でもいいので、現代人にはまりやすい語彙力を身につけることをおすすめします。知見を深めると、無意識に語彙力が増えるはずです。

若い世代に特におすすめなのは、Twitterなどの文章系SNS。どんな話題がトレンドなのか簡単に知ることができますし、リテラシーに沿った表現ができるようになりますよ。Twitterは、短文で構成されるツイートにどれだけの情報量を詰められるのか、語彙力が試されるSNSでもありますので、勉強になると言えます。

常にアンテナを広げておく

共通の話題がなければ、話は続かないものです。誰がどんな知識を持っているかわからないですし、どこでどんな知識が活躍するかは未知数ですよね。

身につけられる情報は多く取り入れましょう。ニュースはもちろん、映画やドラマなど人気の作品の概要を知るなど、社会の流行に対してアンテナを広げておくと、会話の糸口になることが多いですよ。

人の会話とは、共通の話題で成り立つことが多いです。同じ職場の人と話が盛り上がるのは、共通の知人がたくさんいるからでしょう。そのように、会話の相手と同意識で喋れる話題がたくさんあれば、より多くの人と会話を楽しめるはずです。

話し方に抑揚をつける

面白い人になるためには、今持っている表現力を最大に生かすことも大事です。語彙力に自信がなくとも、声のトーンに気をつければ相手の興味を引くことができますよ。

たとえば、過去の出来事を伝えるための話でしたら、実際の会話の抑揚を真似して話してみてください。一気に、話に物語性が出るはずです。

ほかにも、相手の話に笑う際は思いっきり笑う、感想を伝える際はなるべく感情を出す…など、聞き手にまわる際にも抑揚は大切と言えます。

たくさんの情報を仕入れたり、語彙力を増やしたり…それは、今日いきなり達成できることではありませんよね。すぐにでも実践できるコツもご紹介します。

ただ、急に人が変わったような振る舞いをすると、相手に心配をかけてしまうかもしれないので、小出しにしていくのがおすすめです。

表情や身振りでも表現する

洋画を見ていると、身振り手振りが大げさだと思うことはありませんか。そのおかげで、言葉がわからない他国の映画でも、画面から感情を感じ取ることができますよね。

話が面白い人になるには、そのように全身をつかって表現することをおすすめします。基本的に、人は動いているものに視線を向ける傾向がありますので、動きが加わると、話に惹きつける要素がプラスされるでしょう。

また、ややオーバーな振る舞いをすることで、相手に「話の盛り上がりポイント」を教えることができます。最初から最後までずっとオーバーリアクションをすると、わざとらしくなってしまいますから、ここぞというときにだけ意識してみるといいですよ。

相手の反応によって話題を変える

何度もお伝えしましたが、話が面白い人は、相手の反応によって話を変えることができます。これは、今すぐにでも実践できますよね。

「この話は興味なさそうだな」「この話は食いつきがいいな」など、しっかりと相手を観察しましょう。また、相手が好きそうなものに絡めた話をするなど、情報を小出しにして反応を探ってみることをおすすめします。

相手が興味を示した話題に対しては深くまで掘り下げ、相手からの意見もしっかり聞き入れましょう。自分の感情に嘘までつく必要はありませんが、当たり障りないことなら共感する反応も大事です。

起承転結を意識する

オチのない話はつまらないと言われますよね。話のオチとは「起承転結」の結にあたる部分です。結果がはっきりしないと、それまでの話の意義がわからなくなるので、しっくりこないモヤモヤした感情が残ってしまうでしょう。

オチだけでなく、話題提起・詳細・転調を盛り込むように意識すると、話が面白い人になれる可能性がぐんとアップします。転調の部分は、いわゆる「どんでん返し」でもあるので、一番の盛り上がりポイントですよ。

話が面白い人の多くは、この「起承転結」を自然に使いこなしているはず。そして、話のどの部分が一番盛り上がるのかを意識して抑揚をつけるので、聞き手側も反応しやすいと言えます。

最初は考えるのが難しいかもしれませんが、話しているうちに慣れるでしょう。話したい話題なら、あらかじめ考えておくのもアリです。

人を貶す話題の塩梅を意識する

いくら話が面白い人でも、他人の悪口ばかり言っていると嫌われてしまいます。人間は、会話の大部分が他人の話であると言われていますし、共通の知人の話をするのは致し方ありません。

しかし、人を貶す話題で笑いをとるのは、あまり気持ちのいいものではありませんよね。そういう話題が大好きな人もいますが、あまり同調せず、なるべく人を貶さないような話題づくりも大切です。

また、貶しまでいかなくとも、場の雰囲気で「いじり」をすることもあるでしょう。そんな何気ない「いじり」でも、人によっては深く傷ついてしまうもの。いくら笑いが取れるからと言って、調子に乗らないことを念頭に置きましょう。

より多くの人に面白いと思ってもらうためには、社会的なリテラシーに沿った話し方ができることがベストです。

会話をしていて、相手を楽しませることができる「話が面白い人」は、臨機応変に話し方を変えていることが多いです。会話の相手によってテンションを変えたり、話題を変えたり、無意識のうちに、より効果的な表現をしているでしょう。

話が面白い人になるためには、会話の雰囲気を掴むことが非常に大事です。相手の反応や好みを感じ取り、臨機応変に対応しましょう。

また、「この間こんなことが〜」など、エピソードを伝える際は、ややオーバーな身振りを加えるのがおすすめです。話の組み立てや声の抑揚にも気をつけると、相手は話に惹きつけられます。

話が面白い人になれれば、周囲に人が集まったり、人間関係が円滑に進んだり、メリットが多いはず。そもそも、つまらない人よりは面白い人と言われた方が嬉しいですよね。

面白い人だと思ってもらえるために、相手に寄り添う気持ちを大切にしましょう。