まずは「ヤンデレ」について
今回のテーマである「ヤンデレ」といわれる人の恋愛傾向は、どういうものなのでしょうか?まずは「ヤンデレ」の語源と意味、ヤンデレと似ている「ツンデレ」「メンヘラ」との違いをまとめてみました。
「ヤンデレ」の意味
「ヤンデレ」とは、「病んでいる」と「デレデレする」を足した意味の造語です。「病んでいる」は、精神的に不安定なために異常な言動に出てしまう状態。「デレデレする」は、特定の好きな相手に対し、デレデレと愛情表現をすること。
ヤンデレは、特定の誰かを愛するあまりに精神的に不安定になり、過剰な束縛など常軌を逸した愛情表現に走ってしまう状態、または人を指します。
「ヤンデレ」と「ツンデレ」の違い
「ヤンデレ」よりも古くから聞かれる言葉が「ツンデレ」。どちらも「デレデレと愛情表現をする」という意味の「デレ」のつく言葉ですが、両者には大きな違いがあります。
ツンデレは、普段はツンツンしている人が好きな相手の前でだけデレデレすること、または、好きな相手に対してツンツンした態度をとる人が、たまにデレデレすることを指します。
ヤンデレの場合、好きな相手の前でツンツンするという特徴はありません。好きな相手の前では、常に異常なほどの愛情表現をするのがヤンデレの特徴です。
「ヤンデレ」と「メンヘラ」の違い
「病む」という意味が含まれる「ヤンデレ」は、しばしば「メンヘラ」と混同されがち。どちらも「精神的に不安定」という意味はありますが、この両者にも違いがあります。
ヤンデレは、特定の相手を好きになるあまり、過剰な束縛や嫉妬など常軌を逸した行動をしてしまう状態。メンヘラは、精神的に不安定なあまり、恋人に対して過剰な束縛や嫉妬をしてしまう状態を指します。
ヤンデレの行動は相手に対する好意が理由であるのに対し、メンヘラの愛情表現は、自身の精神の不安定さが原因という違いがあるのです。
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