気にしすぎな性格を直したい人必見！原因と改善方法をご紹介します！

人から「そんなに気にすることないよ！」としょちゅうフォローされていませんか？周りの人のことを常に考えて、自分の発言は問題なかっただろうか、あの時こうしていれば、このやり方で大丈夫だろうか…と頭を悩ませていると、疲れてしまいますよね。

そんな気にしすぎる性格の人は、毎日頭をフル回転させながら暮らしていますので、ものすごい量のエネルギーを消費しているのだとか。帰宅すると倒れ込むように寝る人もいれば、一人になってもあれこれ考えて眠れなくなってしまう人もいます。

本記事では、そんな気にしすぎる性格の人が少しでもラクになれるよう、改善方法をご紹介します。最近あれこれ気にしすぎて疲れが溜まっているな…という人は、ぜひ参考にして下さい。

何も考えずにのほほんと暮らしていけたらどれだけラクだろうか…。そう思いつつ、様々なことを気にしすぎてしまう人は、神経をすり減らしながらもなかなかその日々から抜け出せないものです。

そんな気にしすぎな人のあるあるエピソードを集めてみました。気にしすぎるあまりやらかしてしまい、さらに気にする…という無限ループに多くの人が悩まされています。気にしすぎな人なら、きっと共感できるものばかりなのではないでしょうか。

些細な仕事のミスが気になって深夜まで悶々…

「仕事でちょっとしたミスをしてしまったんです。結局解決したんですけど、何であんなミスをしたんだろうとかあの時ああしていればとか、気になったら止まらなくなって深夜まで悶々としてしまいました。おかげで寝不足です…。」（25歳/女性/営業）

大きなミスを引きずるのはわかりますが、些細なミスを深夜まで悶々と引きずるのは、気にしすぎですね。反省は大切ですが、気にしすぎて眠れなくなるというのは困りものです。

恋人に嫌われたのではないか？と常に不安

「ちょっと彼女からの連絡が遅れただけでも、嫌われたのか？って不安になってしまいます。自分の言動を彼女がどう思うかばかり気にしてしまうし…。彼女には気にしすぎだといつも言われるんですけど、どうしたものか…。」（27歳/男性/建設）

きっと彼女のことが大好きなのでしょう。ただ、常に顔色をうかがうような感じになってしまうと一緒にいても楽しめないですよね。気にしすぎが原因で恋人とうまくいかなくなることも、気にしすぎな人にはあるあるなようです。

心配事が多すぎて優柔不断になってしまう

「あれこれ考えすぎて、なかなか決断ができません。あれも心配、これも心配って気になるポイントが多いせいで優柔不断になってしまうんです。周りからは呆れられることも多いんですけど、まあいっかってなかなか思えなくて…。」（23歳/女性/事務）

物事を決めるにも、気にしすぎるがために「本当に大丈夫だろうか」「失敗しないかな」など心配になってなかなか決断できないのですね。優柔不断にも色々なパターンがありますが、考えすぎ・気にしすぎが原因となっていることも多いようです。

飲み会などの集まりに行っても楽しめない

「飲み会とか人が集まる場では、自分が楽しむことよりも周りが気になってしまって落ち着きません。飲み物やお皿は足りてるか、具合悪くなってる人はいないかとか、あれこれ動いてるうちにお世話係で終わってしまうことも…。」（22歳/女性/販売）

これも気にしすぎな人にありがちなエピソードですね。周りの人が楽しめているかが気になるあまり、自分が楽しむことを忘れてお世話係になってしまう…。気を配りながらも自分も楽しんないと、ストレスが溜まってしまいますよね。

気にしすぎるせいでいざという時に体調を崩す

「試験の日や面接、初デート…。前日にあれこれ考えすぎて寝られず寝不足になるせいか、決まって当日体調を崩してしまうんです。うまくいくだろうかって不安になってしまって。ホントどうにかしたいですこの性格…。」（24歳/男性/公務員）

試験の日は緊張でお腹が痛くなる、という人は多いですが、いざという時に毎回体調を崩してしまうのは辛いですよね。気にしすぎるせいで頭が冴えてしまって寝不足になるのは、どうにかしたいところです。

自分の気にしすぎな面はどこから来ているのだろう、と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。ここからは気にしすぎる人の性格や特徴について、具体的に掘り下げていきます。

気にしすぎる人には共通する特徴が見られるものです。その特徴、性格を詳しく見ていると気にしすぎるという行動に直結していることがわかる気がしますよ。前編・後編に分けてたっぷりお伝えしますので、気にしすぎを招く性格や特徴について一緒に学んでいきましょう。

完璧を求めすぎる

気にしすぎな人は、完璧主義なことが多いです。完璧を求めるあまり、あれこれ細かいことが気になり不安になってしまうのですね。もし大雑把な性格ならテキトーにやりすごすことだって可能なはず。でも完璧を求める人はそれができないのです。

「もっとこうした方がいいかもしれない」「ここが気になるからやり直そう」など、最後の最後まで妥協を許せないため、自分にも他人にもなかなかＯＫが出せません。完璧主義だから気にしすぎになるのは当然ともいえそうですね。

自分に自信がない

自信のなさも、不安や心配事の要因になります。自分に自信を持てていたら、あれこれ気にしなくても物事を成し遂げることができるはず。人からどう思われるかということも、そこまで気にする必要がなくなるでしょう。

でも自信がないと、人からの評価も怖いし失敗への恐怖心が付きまといます。完璧主義だけど自信がないという人は意外にも多く、求めるもののレベルが高すぎて自分で自分の首を絞めてしまいがちなのです。

ネガティブに考えがち

「失敗するかもしれない」「嫌われるかもしれない」など、物事を悪い方へ悪い方へと考えがちなのも気にしすぎな人に多い特徴です。もう少しポジティブに考えることができたら気持ちも軽くなりそうなのですが…。

ネガティブに考えてしまう性格なので不安がなかなか解消されず、神経質になって体調を崩したりすることもしばしば。本人もよくないとはわかっているのですが、性格上の問題なのでなかなか抜け出せないのですね。

計画的に物事を進めたい

気にしすぎな人は段取りや計画も重視します。完璧主義とも共通していますが、できるだけ失敗を避けたいという気持ちが強いため、念には念を入れ緻密な計画を練ろうとするのです。それが細かすぎるゆえ、かえって失敗を招いてしまうことも。

いくら計画を立てていても予期しないことが起こる場合もありますよね。そのようなトラブルが、気にしすぎな人はとても苦手です。臨機応変に対応しようともちろん努力するのですが、神経を使いすぎてドッと疲れてしまいます。

完璧主義で計画的だけど自信がなく悪い方へと考えてしまう…。また自信のなさをフォローするために計画的に行動するのですが、それが完璧を求めすぎるあまり自分を苦しめる…。これが、気にしすぎる人の特徴といえるでしょう。

さらに、もう少し気にしすぎる人の性格や特徴について深堀りしていきます。後編を見ていきましょう。

他人の評価に敏感

人の目が気になる、というのも大きな特徴です。自信のなさとも関係していますが、人に認められたいという気持ちが人一倍強いせいで、逆に嫌われる・失望させることへの恐怖心が強すぎるのですね。

いつも人の顔色をうかがうせいで自分の意見を言えなくなってしまったり、人間関係であれこれ悩んで沈んだりすることも多いです。人の目なんて気にせず自分らしく生きたいと思っても、なかなか実行する勇気が持てません。

几帳面

緻密な計画を立てたり周りに目を配ったりできるのは、几帳面な性格だからです。根が真面目で優しく、きちんとしていなければならないと自分を律して生きているのですね。素晴らしい面でもあるのですが、常にそんな感じだと疲れてしまいます。

抜くところは抜く、というメリハリを自分でつけることができたらラクになれるのでしょうが、気にしすぎる人は抜きどころを知らないのです。いつもちゃんとしていなきゃ…という意識が強いと、気が休まらないでしょう。

失敗することへの抵抗が強い

失敗への恐怖心も人一倍強いです。どうしても失敗したくないから、新しいことに挑戦する勇気も持てなかったりします。失敗して周りを失望させたくない、嫌われたくない、恥をかきたくない…と様々な思いが渦巻いて行動できないのです。

失敗したときにどうカバーするかという考えはなく、失敗を避けることばかり考えています。決断が鈍ることや完璧を求めることも、失敗への抵抗が強いことが関わっているのでしょう。

物事を深く考える

何も考えない能天気な人なら、失敗も気にしないためとりあえず行動してみよう！という勢いを持てるもの。でも、気にしすぎな人はそうはいきません。物事を深く考える思慮深さがあるため、勢いで行動することはできないのです。

思慮深いのはいいことでもあります。でも、もう少し視野を広げて違った考え方や捉え方をすることができたら、行動する勇気が持てるかもしれませんね。考え込む癖が気にしすぎを招いているのだとしたら、もったいなく感じられてしまいます。

これまで見てきたことからもわかるように、気にしすぎな人は決して悪い人ではありません。真面目で思慮深く、一生懸命自分にできることを務めよう、周りに迷惑を掛けないようにしようという気持ちがあるのは確かです。

長所と短所は紙一重ともいわれますよね。自分のいいところはちゃんと認めることも大切ですし、それが自信にもつながります。自信を持てると気にしすぎの改善にも役立ちますよ。

ここで、気にしすぎな人の長所と短所をピックアップしてご紹介します。長所は生かし、短所は意識して改善するようにすれば、もう少し生きやすくなるのではないでしょうか。

長所：周りに気配りができる

周りのことを気にしすぎるからこそ、気配りができるという部分は長所といえるでしょう。人が気づかないような部分までいち早く気づいてサッとフォローしたりできるのは、素晴らしいことです。

自分のことよりも人のことを考えて行動するなんて、なかなかできることではありません。気配り上手な人は好かれます。その姿を好意的に見てくれている人は必ずいますよ。人への思いやりが自然と持てていることは長所ですので、大切にしていきましょう。

短所：細かすぎる

気配りや思いやりの気持ちは素敵なのですが、気にするあまり過剰になってしまいがち。お世話係に終始するなど、自分が楽しめないほど気を遣うことは周りも求めていません。あまり細かすぎると逆に周りに気を遣わせてしまいます。

今気にかけていることを半分ほどに減らしてもいいくらいなのです。自分は細かすぎるところがあると思うようにするだけでも、気にしすぎた時にセーブできるようになっていきますよ。

長所：用意周到で努力家

段取りよく計画的に物事を進め、失敗を避けるためにできることを尽くす…というのは、努力がないとできることではありません。とても努力家ですし、自分にできることなら何でもしようとする心掛けは立派な長所です。

それだけのエネルギーを持ち合わせているのですから、今度は失敗した時はどう挽回するかということを考えてみてはいかがでしょう。失敗のカバーやフォローができるようになれば、さらに自信につながるはずです。

短所：ミスをいつまでも引きずる

用意周到なだけにミスをしてしまったら人一倍ショックですよね。完璧に計画したはずなのに…という思いが、よりミスを引きずらせてしまう部分もあるでしょう。でも、いつまでもくよくよ悩んでいても時間がもったいないです。

やってしまったことは仕方ないのだと折り合いをつけて、同じことを繰り返さないよう学習すればいいのです。

長所もあるとはいえ、気にしすぎな性格はしんどいもの。できればもっと楽観的になりたいですよね。誰も、好きで気にしすぎな性格になっているわけではありません。

もしかしたら、気にしすぎるようになったのには何か明確な原因があるという可能性も考えられます。それがわかれば、自分の中で腑に落ちてもっと前向きになれるかもしれませんね。

そこで、少し気にしすぎな性格になった原因として考えられるものを挙げてみます。

親からの影響

家庭環境が不和で、親の顔色をうかがいながら育ってきた。または、親が完璧主義や過干渉で、親の言いなりになってきたから自分の考えがなく自信を持てない。このように、親からの影響を受けて気にしすぎな性格が形成された可能性は大いにあるでしょう。

生まれながらに持った気質と育った環境が人格を作るといわれています。もちろん家族以外の人からも影響は受けますが、特に若い人の気にしすぎな性格は親からの影響が一番に考えられます。

過去の体験によるトラウマ

過去に失敗して人から笑われた経験や、人間不信になるような出来事がトラウマとなり、ビクビクしながら生きるようになってしまっている人もいます。「あの時と同じことになるのだけは避けたい」という思いから、必要以上に気にしてしまうのですね。

このように過去の体験がトラウマとなっている場合、自分でも胸の奥にしまい込んでいるケースが多くカウンセリングなどを経て気づきます。

元々の気質

生まれながらにして持っている気質が、とても几帳面で細かく生真面目というケースもあります。かなりおおらかなタイプの人と関わる経験により緩和されることも多いですが、そのまま大人になるパターンも同様に多いです。

この場合、下手にどうにかしようと悩むより「気にしすぎなのも自分の性格なんだ」と逆に開き直ってしまった方がラクになれるかもしれませんね。その上でストレスを溜めない方法を考えればいいでしょう。

経験不足

失敗が怖い人に多いのが、経験不足です。やはり育ってきた環境も影響しているのですが、大人になるまでに挫折を味わったことがないと、失敗することへの免疫がないため恐怖心が強くなってしまうのでしょう。

どんどん失敗しなさいと言ってくれるような上司に恵まれることで、克服している人もたくさんいます。過去には戻れませんので、経験不足が気にしすぎを招いていると思う場合は、これから自分からたくさん経験を積むようにするといいでしょう。

気にする必要のないことまでいちいち気にしていると疲れてしまいますし、気にしすぎのせいで本当に大切なことを取り落としてしまったら、悔やんでも悔やみきれませんよね。どうにか気にしすぎを直したい！という人のために、改善方法をお伝えします。

気にしすぎを根本的に直すには時間がかかります。簡単に直そうと思わず、長い目で見て少しずつ改善していきましょう。次の4つのポイントを心掛けながら、気にしすぎていないか自分を客観視して過ごしていけば、疲れてしまうほど気にしすぎることはなくなっていくはずです。

冷静に自分を分析する

これまでお伝えしてきた特徴や性格、気にしすぎるようになった原因などを参考にしながら、自分はどんな人間なのか、得意なことや苦手なこと、考え方の傾向などを冷静に分析する時間を作りましょう。

誰が評価するわけでもないので、人の目を意識せず正直に思ったことをノートに書いたりして整理してみることをおすすめします。気にしすぎるせいで困っていることがはっきりすれば、まずはその困っている部分から改善していこうとポイントを絞ることができます。

妥協点を作る

完璧な人間なんてこの世の中にはいません。完璧は不可能と自分に言い聞かせ、妥協する訓練を行いましょう。気にしすぎな性格ゆえの几帳面さを生かして、ここだけは譲れないポイントと、譲ってもいいかなと思えるポイントを区別する作業をするのはいかがでしょう。

気にしすぎな人がいきなりおおらかになるのは無理な話ですが、妥協点を作るという考え方ならハードルも低くなるのではないでしょうか。まあいいか、と思えることが一つでもできれば、上出来と自分を褒めてあげましょう。

視野を広げる

大自然の中に身を置いてみたり、海外旅行に出かけて知らない世界を見て体験してみるというのもおすすめです。気にしすぎている時は視野が狭く思考が凝り固まっています。世界は広いんだと気付く経験をすれば、自分が気にしていることも小さく感じてきますよ。

ちょっと視野を広げたり視点を変えてみるだけで、気にしすぎているのがバカバカしくなったりするもの。そうなれば大成功です。気にしすぎて眠れなくなったら、窓を開けて空を見上げてみるだけでちょっと気分が変わるのではないでしょうか。

考えて解決できること・できないことを整理する

物事には、悩んで考えてどうにかなることとそうでないことがあります。自分が気にして考えることによって解決できる可能性があるなら、気が済むまで考えてみるのもいいでしょう。でも、考えても意味のないことに時間を使うのはやめましょう。

例えば「明日雨が降ったらどうしよう」という気がかり。天候はいくら自分が悩み考えても動かすことはできません。雨が降った場合を想定して準備できることをするのはいいのですが、天候が不安で眠れないというのは無駄な悩みです。

このように、気にしすぎな人ほど考えるべきこととそうでないことを整理する必要があります。そして、考えても意味のないことは考えないという風に割り切ることが大切なのです。

ここまで読んできた人は、自分の気にしすぎな性格をどうにかしたいと悩んできたかと思います。その「自分は気にしすぎな性格である」という自覚がある時点で、もう改善へと一歩踏み出せていますよ。

気にしすぎるところがあると自分で思っているだけで、あれこれ考え出した時に「いけないいけない」とブレーキをかけられるようになります。

自分が思っているほど、人には見られていませんし気にされてもいないものです。失敗することは誰にでもあります。あまり構えすぎず、自分は自分と割り切って楽しく過ごすことを考えてみて下さいね。