意地を張る人の心理とは？意地っ張りな男女の恋愛や特徴も大解剖！

「意地っ張りな自分が嫌」と感じる人から、「意地を張る人がいて困るよ」と嘆いている人もいるでしょう。

そんな意地っ張りな人が意地を張る心理を紐解く前に、まずは「意地を張る」の正しい意味からご紹介します。

「意地を張る」の意味

「意地を張る」とは、「頑固に自分の考えや行動を押し通そうとする」という意味です。

意地を張る人は、自分の考えや行動に非常にこだわりが強い心理の持ち主と言えますが、問題は自分の考えや行動を押し通そうとすること。これが、周囲から嫌がられる原因です。

「つまらないことに意地を張る人だ」のように「意地を張る」で使う以外にも、「今さら意地を張っても仕方がない」のように、「意地を張って～」という表現で用いることもよくあります。

「意地を張る」の類語

「意地を張る」の類語には、「強情で自分の意見を変えないさま」という意味で「意固地になる」が挙げられます。

また、「自分の行動を押し通そうとする」といった意味合いでは「むきになる」や「我を通す」、「躍起になる」といった言い方も類語です。

意固地になる人はもちろん、むきになる人や我を通す人など、どれも相手をするには困りものですよね。類語に置き換えると、意地を張る人がどういう心理の人かがよくわかるのではないでしょうか。

「意地を張る」の対義語

「意地を張る」の対義語としては、「頑固」の反対で「柔和」が挙げられます。柔和な性格の人は優しい人でもありますので、頑固に自分の意見を通そうとすることはないでしょう。

また、逆らうことなく人の意見に耳を傾けられるという意味では、「素直」も対義語と言えます。

さらに、その時々で自分の考えに人の意見を採り入れて臨機応変に対処していけるという意味で言えば、「柔軟」も対義語の一つです。

いずれも、自分の考えに固執することなく、我を通さず、周囲とうまくやっていける人に使う言葉と言えますね。

出典：goo辞書『意地を張る（いじをはる） の意味』
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E6%84%8F%E5%9C%B0%E3%82%92%E5%BC%B5%E3%82%8B/

意地を張る人には特有の心理があり、これが特徴になって表れてくるというわけです。

そこで、ここからは意地を張る人の心理を紐解きながら、意地を張る人に多い特徴を併せてご紹介します。

人に頼るのが苦手

意地を張る人は「自分は何でも出来る」という自信を持っている人が少なくなく、そのために仕事を抱え込んでしまう傾向があります。

それなのに、周囲から「大変だね。手伝おうか？」と言われても、なまじ自分の能力に自信を持っているために、「こんなのどうってことないよ。手伝いなんて必要ない」と意地を張ってしまうのです。

周りからすれば「抱え込んでいるのはわかり切っているんだから、意地を張らずに素直に手助けを申し出ればいいのに」となるでしょう。

けれど、「いったん断った以上、頼ることは出来ない」と考えるのが、意地を張る人特有の心理です。誰かに頼るのが非常に苦手な人と言えますね。

負けず嫌い

意地っ張りな人には、負けず嫌いな人もたくさんいます。仕事はもちろん、ゲームなどの娯楽でも「負けるもんか！」と熱くなるのが特徴です。

とにかく人に負けるのが嫌なので、皆で楽しくゲームをやっている時でも、負けると「もう1回！」としつこく対戦を求めてくるでしょう。むきになって勝とうとする様子に、「たかがゲームで負けたくらいで、そこまで意地を張らなくても…」となりますよね。

けれど、意地を張る人の心理としては、仕事だろうとゲームだろうと、とにかく負けたくないのです。そのため、自分が勝つまで徹底的に食い下がったり、勝負ができない時は不機嫌になることもよくあります。

上手く甘える事が出来ない

負けず嫌いだったり、プライドが高いために、素の自分をさらけ出して上手く甘える事が出来ないのも、意地を張る人特有の心理です。

特に男性の場合、「弱い自分を見せてたまるか」という考えの持ち主もいるでしょう。また、しっかり者の女性の場合、そもそもどうやって甘えたらいいかがわからない人も少なくありません。その結果、どちらも上手く甘える事が出来ないのが特徴です。

けれど、時には誰かに甘えたくなるのも人の心理。上手く甘えられないために、実は苦しいと感じていることも多く、意地を張る人の複雑な心理が垣間見えます。

本音で話す事が出来ない

意地っ張りな人は、「こんなことを言ったら幻滅されるかもしれない」とか、「嫌われたらいやだな」という心理が強く、本音で話す事が出来ないのも特徴です。

こうした心理は、相手からの評価を気にする意地っ張りな人に多く見られます。本音を話すことで自分の弱みを見せ、現在の自分への評価が下がることを恐れるからです。

さらに「自分は人からどう見られているのだろう」という心理が強く、他者からの評価が全てと考える人でもあります。

そのため、本音で話すと評価が下がると思い込んでおり、「出来る自分」でい続けるために意地を張ってしまうというわけです。

意地を張る人がどんな心理を持っているのか、そしてどのような特徴になって表れるのかがわかると、意地を張る人の気持ちが少しは理解できるのではないでしょうか。

そんな意地を張る人の心理と特徴は、まだ他にもあります。引き続きご覧ください。

プライドが高い

意地っ張りな人はプライドが高く、人からあれこれ指示されるのを嫌います。その心理はずばり、「なぜ自分が、人から指図されないといけないのか」です。

というのも、意地っ張りな人は自分が「こうあるべき」と考えるやり方を、頑固に押し通そうとします。つまり、確固たる自分の考えを持っているのです。

そのため、自分が考えることと異なる意見を言われたり、人から「こうやって」と言われると、反発する心理が頭をもたげます。

結果的に「そんなやり方では絶対やらない！自分は自分のやり方でやる！」となり、周囲から「プライドが高い上に、意地っ張りで困る」と思われがちです。

ひねくれている

意地っ張りな人は、物の考え方がひねくれている人が少なくありません。そのため、人から言われることを素直に受け取らず、「何か裏があるのではないか」という心理になるのが特徴です。

また、相手の言うことが全面的に正しいとしても、それを認めたくないというひねくれた心理が働いてしまいます。

その結果、「まあ、君の言うことにも一理あるから、今回はそのやり方でやるとするよ」などといったひねくれた物言いをすることもしばしばです。

素直に「わかった」とは言わず、何か言っておきたいという心理が生まれるあたり、意地っ張りならではの特徴と言えますね。

変化を恐れる

意地を張る人は、頑固に自分の意見を通そうとするため、一見強い人に見える事がよくありますが、実際には変化を恐れる心理が強いのが特徴です。

というのも、これまでやってきて成功した方法でやれば、おそらくこれまで通り成功すると考えられます。その反面、これまでやった事のない方法や、自分がよく知らない事は不安に感じ、避けたいという心理が働くのです。

意地っ張りな人は変化を恐れる心理が強いせいで、「新しい方法を採り入れよう」といった意見には強固に反対します。「新しいやり方で失敗したくない」という不安心理が自己防衛につながり、「いや、これまでの方法でやる！」と意地を張ってしまうというわけです。

ブレない芯を持っている

意地を張る人の心理や特徴を見ていくうちに、「意地っ張りな人ってめんどくさい」と感じた人も多いでしょう。

けれど、「何が何でも自分はこの方法でやる！」と言い切れるのは、すごいことですよね。いったん口にした以上は、何が何でもやり遂げないといけませんから、なかなか言えるものではありません。

意地を張る人は、周囲の意見に自分を合わせようとしないため、「意地っ張りなんだから」と思われるのが難点ですが、常にブレない芯を持っている人でもあります。

こうした「自分はどうしたいのか」をきっぱり言い切れるところは、意地を張る人の美徳。自分の考えを持たず、フラフラ流されている人よりよっぽど潔いと言えます。

「実は、意地っ張りな性格で困っています…」という人は、男女共に多いのではないでしょうか。

ここでは、意地っ張りな男女の意地を張る心理の本音をまとめましたので、ご覧ください。

損してると思うけど素直になれない…

「周囲の人が『手伝おうか？』と言ってくれてるのに、『平気だよ』ってつい意地を張ってしまいます。『お願いします』って素直に言った人は仕事がスイスイ片付いて定時に帰っていくのに、自分は断ったせいで仕事が片付かずサービス残業。損してるってわかってるんだけど、どうしても素直になれないんです」（27歳/男性/経理職）

自分に自信がある人ほど、助けを素直に受け入れられず、意地を張ってしまいがちです。自分でも助けてもらえば早く片付くのはわかっているのに、プライドが邪魔をして意地を張ってしまうのでしょう。ということは、プライドとどう折り合うかがポイントと言えますね。

傷つくのが怖くて予防線張っちゃう

「本当は彼氏に甘えたいけど、二股かけられていた過去の恋愛が忘れられず、つい予防線を張ってしまうんです。彼は『辛い時は甘えてくれていいよ』って言ってくれるのに、『辛い時なんてないし』って意地を張る自分がイヤ」（25歳/女性/派遣社員）

意地っ張りな人の中には、過去の辛い経験のせいで「二度と傷つきたくない」という心理になりがちです。そのため、彼氏に甘えてどんどん好きになった結果、裏切られたらどうしようという不安心理を抱えてしまいます。

そして「二度と傷つきたくない」という思いから、傷つかないように防御線を張るのが特徴です。けれど、これではいつまで経っても彼氏と深く理解し合えませんよね。

心理的にどうしても譲れなくて…

「相手の言うことはもっともだとわかってはいるんですけど、自分の意見を聞き入れてもらえないと、どうしても譲れなくて意地を張ってしまいます。それに、相手が折れて聞き入れてくれても気分よくはならない。それでもやっぱり譲れなくてつい意地を張るんですよね…」（28歳/男性/小売業）

立場によって、それぞれの言い分が異なるのはもっともですよね。意地っ張りな人も、相手の言い分はわかっているのだけれど、どうしても自分の考えが譲れないのが特徴です。この意地っ張りな心理を理解してくれない相手だと、離れていくことも多いのではないでしょうか。

むきになってしまう心理をどうにかしたいけど…

「ちょっとしたことにもむきになって、意地を張ってしまいます。特に仕事に関しては、自分より経験が浅い人から一人前の口を利かれると、『いったい何様のつもり？』などときついことまで言ってしまいます。意地っ張りだと思われてるだろうから、この心理をどうにかしたいです」（29歳/女性/事務職）

時代と共にさまざまな事が変わっていきますが、特に近年は変化のスピードそのものが速く、ついていけない人も多いでしょう。

とはいえ、年下から自分がこれまでやってきた仕事を否定するようなことを言われたら、意地を張るのも無理はありません。けれど、気になる気持ちもわかりますね。

意地っ張りな人は、恋愛をする時もやはり意地を張ってしまいがちです。そんな意地を張る人が恋愛をする上で、気を付けておきたい心構えはあるのでしょうか。

ここでは、意地を張る人が恋愛する上で知っておきたい特有の心理や心構えについて、詳しく見ていきましょう。

相手に自分の性格と心理を知ってもらう

意地を張る人が恋愛をする上での心構えとして、もっとも重要と言っても過言ではないのが、相手に自分の性格と心理を知ってもらうことです。

それには、付き合い始めて徐々に性格を理解してもらうよりも、付き合うとなった時点で「最初に言っておきたいんだけど、実は意地っ張りな性格でね」と先に宣言してしまうといいでしょう。そうすれば相手もあらかじめ聞かされているので、心の準備が出来ます。

意地を張る恋人を見て「こういうことで意地を張るのか。それはそれで可愛いな」とか、「確かに意地っ張りだけど、ブレない芯があるのはいいんじゃない？」などと思ってもらえるのではないでしょうか。

恋愛において勝ち負けの心理を意識しない

恋愛とは、恋する二人が一緒にいたいからこそするものですよね。そのため、恋愛には勝ち負けなど存在しません。

けれど、意地っ張りな人はどうしても勝ち負けにこだわる心理が強く、恋愛でも勝ち負けを意識して行動することがあります。相手にすれば「なぜ恋愛関係にある二人の仲で、そんなに勝ち負けにこだわるの？」となるのも無理はありませんよね。

負けず嫌いで、どうしても勝ち負けにこだわってしまう心理が強い意地っ張りな人は、「恋愛に勝ち負けは存在しない」と常に意識することが大事です。

思っている事を素直に伝える

意地を張る人は、甘えるのが下手だったり、自分の心の思いを素直に伝えるのが苦手。むしろ、思っていることとは正反対のことを言ったりしたりして、意地を張ってしまいます。

男性の場合、彼女が意地を張るのを見て「可愛いな」と思うこともあるかもしれません。けれど、何かにつけて意地を張られるとウンザリしてきて「もっと素直になってよ」となるでしょう。

女性なら、彼氏が勝ち負けにむきになったり、自分の意見を頑として譲らないところに「めんどくさい」と感じるのではないでしょうか。

恋人には意地を張らず、思っている事を素直に伝える事は不可欠。そうでないと、互いに理解し合う事は出来ないでしょう。

勝手な思い込みで疑ったり怒ったりしない

意地っ張りな人は頑固な上に、「自分の考えが絶対！」という心理の持ち主でもあります。したがって、自分のものさしで人を測りがちです。

その結果、「これは浮気をしている時によくある行動だ。きっと浮気しているに違いない」などといった勝手な思い込みで、恋人を疑うことがよくあります。

さらに悪い事に、恋人が「そうじゃないよ。これには事情があってね…」と説明しようとしても、聞く耳を持たないことがしばしばです。

その結果、まったく見当違いな思い込みで疑ったり、怒ったりしてしまいます。こうした態度に、恋人から「そんなに信用がないのか」と思われるのは必至。意地を張る人が恋愛をする上で、常に忘れずにおきたい心構えですね。

「意地を張る」の正しい意味を知ると、意地を張ることにはたくさんのデメリットがあるのではという気がしてきますね。

ここでは、具体的に意地を張ることによって、どのようなデメリットが生じるのかをまとめました。

些細なケンカが大ごとになる

ケンカというものは、まだ些細なうちに「ごめんね」謝っておけば、大ごとにならずに済みます。けれど、なまじ意地を張ったためにこじれてしまい、大ごとになることがあります。

意地っ張りな人は自分に非があるとわかっていながら、「でも、相手にだって悪いところがあったわけだし…」と素直に認めようとしない心理になりがちです。また、プライドが高く素直になれない性格のため、些細なケンカのうちに謝れないのもデメリットと言えます。

意地を張る人のケンカは大ごとになりやすい傾向が見られるものの、元を辿れば「そんなことで？」というケースが少なくありません。

恋愛のチャンスを逃す

意地を張る人のデメリットに、恋愛のチャンスを逃してしまう点が挙げられます。

パターンとしてはいくつかあり、本当は好きなのに自分の気持ちを素直に言えず、「別に好きじゃない」と意地を張ってチャンスを逃すケースです。

また、告白して断られるのが怖くて、恋愛のチャンスを逃すパターンもあります。こちらの場合は「別に恋愛なんてしなくたっていいじゃない」と意地を張ることが多いのではないでしょうか。

いずれにしても、本音は恋愛したいという心理を持っているのに、いざ恋愛のチャンスが巡ってくると意地を張り、結局、チャンスを逃してしまうところは大きなデメリットですね。

引くに引けなくなる

意地を張ることのデメリットに、自分の意見を頑固に押し通そうとするため、実際にやり始めたら、何があっても引くに引けなくなる状況に追い込まれることです。

意地を張る人に多い心理として、新しいことにチャレンジするのが怖いという点に触れましたが、古いやり方に固執するがゆえに時間がかかることは十分考えられます。

となると、周りが新しいやり方でどんどん仕事を終えていくのに対し、意地っ張りな人はなかなか仕事が進まないでしょう。これは大きなデメリットですね。

とはいえ、自分から言い出した手前引くに引けなくなり、かといって素直に「手伝ってほしい」とも言えないのですから、かなりのデメリットになるでしょう。

職場では周囲に迷惑をかけてしまうことも

近年、仕事をするにあたってプロジェクトチームを組むことが多くなりました。それぞれ得意分野を持つ人が集まることで、仕事の効率がアップするからです。

こうしたチームで仕事をする場合に意地を張ると、まずチームの結束力が損なわれます。さらに「意地っ張りな人がいて嫌だなあ」という心理を与えてしまうでしょう。

最初は「意地っ張りな人が嫌」という心理だったのが、「意地っ張りなあの人が嫌い」に変わっていくのは時間の問題です。

気が付けば、チームで仕事をするはずが、自分だけ仕事がないということになりかねないのは大きなデメリット。職場で意地を張ると、周囲に迷惑をかけるかもしれないという自覚を持つ必要がありますね。

意地を張る人の心理や特徴から、「うすうす気づいてはいたけれど、やっぱり自分は意地っ張りなんだ…」と改めて感じた人もいたことでしょう。中には、落ち込んでしまった人もいるかもしれませんね。

けれど、意地っ張りな性格は努力次第で改善が可能です。いくつか方法をご紹介しますので、意地を張りたい心理になった時は、ぜひ試してみてくださいね。

「負けてもいい」と力を抜く

仕事に恋愛、さらには友達との遊びにまで、とにかく負けたくないという心理が強く、勝負にこだわる意地っ張りな人は、「負けてもいいや」と力を抜くことが大事です。

確かに「負けるものか！」という強い気持ちは力になりますから、まったく持っていない人に比べれば、持っている方がいいでしょう。けれど、あまりにも勝ち負けにこだわりすぎると意地っ張りに映り、周囲から嫌がられてしまいます。

一度勝てば、「次も絶対に勝たなくてはならない」という心理になり、常にピリピリしていなくてはなりません。けれど、「負けてもいい」と思えたら、他ならぬ自分自身が楽になれますよね。

周囲の言葉に耳を傾ける

周囲の意見には一切耳を貸さず、「自分のやり方でやるんだ！」と押し通す意地っ張りなところが、周囲から嫌がられる理由です。この性格を直したいなら、周囲の言葉に耳を傾けましょう。

意地を張る人は、周囲が何か言う前に自分の意見を通そうという心理が働き、まず自分が一番に話そうとするのが特徴です。したがって口を開くのをやめ、まずは周囲の言葉に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

話をよく聞けば、意地を張る人が失敗するのを恐れてやりたがらない新しい方法を導入するにしても、誰もがみんな知らないとわかることがしばしばです。

みんな同じスタートラインだとわかれば不安心理も和らぎ、古いやり方に固執する必要もなくなります。

相手に譲る

意地を張る人の心理に、「自分の考えは絶対譲りたくない」という特徴があります。これこそが意地っ張りだと言われる最大の理由と言っても過言ではないため、これを変える方法もおすすめです。

方法は簡単で、自分の意見や考えを押し通すのではなく、相手に譲りましょう。意見を述べ合うのであれば、「どうぞお先に」と相手の意見を先に聞くのです。

譲られた人は「あれ？今まで自分のやり方を頑として譲らなかったのに」と思うでしょう。けれど、先に意見を言わせてもらえれば、「では、意見を聞かせてもらえますか」と言ってくれるはず。

そう簡単に自分の意見を譲れないとしても、相手に譲歩することは好感を持って受け止められるでしょう。

意識して「ありがとう」と言う

意地っ張りな人は、なかなか感謝の言葉が口にできません。心の中では「ありがたいな」と思っていても、素直に自分の気持ちを伝えるのに抵抗を感じるからです。

けれど、周囲は感謝の言葉を口にしない意地っ張りな人に対して、「横柄」や「傲慢」といった印象を抱きます。「頑固で、絶対『ありがとう』って言わないよね」などと言われていることも多いでしょう。

意地っ張りな性格を何とかしたいなら、意識して「ありがとう」の言葉を口にしましょう。自然と口をついて出るようになれば、周囲に与える「意地っ張りな人」という印象が、かなり変わってくるはずです。

意地を張る人の心理には、さまざまな特徴があるとわかりました。プライドが高かったり負けず嫌いだったりと、意地っ張りに多く見られる要素ですよね。

意地っ張りな人が厄介なのは、自分のやり方に固執して我を通すという特有の心理があるからです。これが職場のチームワークを乱したり、周囲の雰囲気を悪くする要因といっていいでしょう。

こうした意地を張る行為は、しばしばデメリットをもたらします。したがって、意地っ張りな性格の人は、直すに越したことはありません。

なぜ意地を張ってしまうのかという心理を知って理解を深めたら、意地を張るのを直す方法にトライしましょう。そして、意地っ張りから卒業してくださいね。