不倫からの結婚は幸せになれる？略奪愛の現実やリスクを徹底調査！

人生を積み重ねるとともに、恋愛に関する悩みも変化していきますよね。小中学校の頃は純粋な恋する乙女だった人でも、高校生や大学生になれば恋人との関係や浮気に悩むようになり、社会人になれば結婚を視野に入れて行動し始めます。

そして、結婚生活に慣れた頃に浮き上がってくるのが「不倫」の問題です。不倫を描く昼ドラが一定の人気を得るのも、それだけ不倫に憧れを抱いたり、悩んだりする人が多い証拠でしょう。

実際に自分が誰かと不倫関係にある人も、もっと刺激的な日常を求めて不倫に憧れている人も、「不倫からの結婚ってどうなの？」という疑問を持つことってありますよね。この記事では、そんな不倫からの結婚の実態を調査しました。

まずは、不倫からの結婚に対する男女の意見を紹介します。自分が不倫関係の真っ只中にいると、「こんなに好きなのだから、不倫が肯定されてもいいのでは？」と自分を肯定したくなりますよね。

しかし、実際に結婚を視野に入れ始めると、世間の視線やリスクが気になるものです。後悔しないためにも、不倫からの結婚に対する男女の幅広い意見を参考にして、略奪愛の現実やそのリスクをよく知ってくださいね。

なし！誰かの幸せを壊して幸せになれるわけない

「不倫からの結婚はなしですね。本人たちは盛り上がって楽しいんでしょうけど、誰かの幸せを壊して幸せになれるわけがないじゃないですか。本当の幸せなら、関係するすべての人が笑顔になっているはずです」（31歳/女性/事務職）という意見があります。

不倫からの結婚ということは、最低でも一人、ダブル不倫ならば二人が、パートナーから裏切りを受けているということです。一生を誓い合った相手から裏切りを受けるのは、相当なストレスになるはず。自分の幸せのために誰かを傷つけていないか、よく考えたいですね。

本当に好きな相手だったらアリなのかも…

「不倫だったとしても、本当に心から相手のことを愛しているのであれば、アリなのかもしれませんね。その感情を押し殺して、一生生きていくのが幸せとも言い切れませんし。相応の覚悟があるのであれば、見守りたいですね」（35歳/女性/医療職）という人も。

結婚していても、誰かのことを好きになる気持ちそのものを止めることはできません。また、自分の気持ちを無視したまま生きるのはとても辛いことでもあります。不倫からの結婚の現実やリスクを知った上で行動しているのであれば、アリと感じる人も多いようです。

不倫する人は相手が変わっても不倫するからなし

「不倫する人って、何回でも繰り返すイメージがあります。相手のことが好きなんじゃなくて、不倫のリスクに酔っているというか。不倫でつながった関係なんて、どうせ不倫で壊れると思いますよ。自分としてはなしですね」（28歳/男性/営業職）という意見がありました。

「浮気性」という言葉があるように、恋愛に対する不誠実さはその人の性格になっていることもあります。不倫そのものを楽しむ性格の場合には、結婚した途端に別の不倫相手を探すことも多いですよ。「自分だけは愛されているはず」と盲目的にならないように注意しましょう。

関係者全員が納得しているならアリなんじゃない

「いい大人のやることなんだし、別に好きにすればいいんじゃないですか。慰謝料とか十分に払って、きちんとパートナーと話し合いをして、みんな納得した上で再婚するなら、アリだと思います。ただ、誠意を尽くす必要はありますよ」（35歳/男性/研究職）という人もいます。

不倫からの結婚では、パートナーや子供、親を含め多くの人を巻き込むことになります。自分たちの感情だけで動くのでなく、周囲の人たちへのフォローをきちんとできるのであれば、不倫からの結婚でも幸せになれることでしょう。

不倫からの結婚って正直ひく

「キツイ言い方になりますけど、不倫からの結婚ってドン引きですね。だって、本当に好きになったのならば、元のパートナーときちんと離婚してから恋愛関係を始められません？悲劇のヒロインぶるのは、順番守ってからでしょ」（33歳/女性/教育職）という意見も。

結婚相手がいるのに誰かを好きになってしまったとき、誠実にあろうとするならば、先に離婚を選択することもできますよね。にもかかわらず、手順を無視して不倫をすることに嫌悪感を抱く人もいるようです。

出会う順番が違っただけだからアリ！

「人と人の出会いって、なかなか思い通りにならないものじゃないですか。結婚してから運命の人に出会うこともあるでしょう？出会う順番を間違えちゃっただけだからアリ！いろいろ大変かも知れないけれど、頑張ってほしいです」（24歳/女性/接客業）という人も。

自分の思い通りにできないことの一つに、人とどんなタイミングで会うのかが挙げられます。「この人ともっと早く出会いたかった」という思いを誰しも一度は感じたことがあるのでないでしょうか。そんなままならない気持ちに寄り添う意見でした。

ここからは不倫からの結婚に伴うメリット・デメリットについてご紹介します。どんな物事にもメリット・デメリットがつきものですよね。それらを熟考した上で、人はさまざまな選択をしていくのでしょう。

不倫からの結婚においては、特にメリット・デメリットを冷静に分析し、決断する必要があります。「愛があれば大丈夫」とか「自分たちだけは平気」など高をくくって問題から目をそらすことのないように、よく考えて行動してくださいね。

デメリット：周囲から祝福してもらえない

不倫からの結婚は基本的に周囲からの祝福を望めません。結婚しているにも関わらず、他人と恋愛関係になる不貞を犯してる以上、周囲の人たちは少なからず軽蔑の目を向けることでしょう。

そこで「誰も祝福してくれない！」といじけるようでは、不倫からの結婚を甘く見ていたということです。祝福してもらえないことは覚悟の上、結婚できただけでも幸せと思えるような謙虚さが必要でしょう。誰かの幸せを壊すというのはそういうことなのです。

メリット：好きな人と結婚できる

不倫からの結婚のメリットは好きな人と結婚できることです。やはり、人生の最大の喜びの一つは、好きな人と将来を誓い合うことではないでしょうか。

好きな人とさまざまな困難を乗り越えて結婚に至る過程で、気分が最高潮に盛り上がることも多いです。その時の気持ちを忘れずに相手をずっと大事にすることができれば、不倫からの結婚でも幸せになれるでしょう。

デメリット：お互いに疑心暗鬼になる

浮気や不倫は癖になりやすいと言われています。相手がどんな人かに関わらず、通常の恋愛では感じられないスリル感や背徳感そのものに依存してしまうからです。浮気や不倫がバレたときは反省したように見えても、ほとぼりが冷めた頃に新しい相手を探し始めることでしょう。

不倫をするような相手と結婚するということは、お互いにそのようなリスクを抱えるということです。周囲を巻き込んだ大騒ぎの上で不倫からの結婚をしたのに、また不倫を繰り返したり、お互いに疑心暗鬼になったりして、最後には離婚するカップルも多いですよ。

メリット：一度きりの人生を満喫できる

不倫からの結婚にどんなリスクがあろうとも、人生が一度きりであることは事実です。「この恋を逃したら一生後悔する」という確信があるのであれば、不倫からの結婚も必要なことでしょう。それに関わるトラブルやリスクを経験することも、一度きりの人生の一部なのです。

ここまで割り切れるのであれば、不倫からの結婚をしても怖いものはないでしょう。最期に笑っている人が人生の勝者です。周りのことを考えすぎても自分らしい人生を送れなくなってしまいます。自分らしい選択を通して、人生を満喫してくださいね。

ここからは不倫からの結婚に伴うリスクについて詳しくご紹介します。不倫からの結婚には独身者同士の結婚と比べ物にならないほどのリスクが付きまとうのです。実際に行動を開始してから「こんなはずじゃなかった」と後悔する人も多いですよ。

一度動き出してしまえば、元のパートナーから以前と同じように信頼されることは非常に難しいでしょう。また、不倫からの結婚に踏み切ろうとした事実は一生付きまといます。不倫からの結婚に伴うリスクについては、二人で覚悟を決める必要がありますよ。

相手がまた不倫する可能性がある

不倫からの結婚ということは、お互いに不倫の経験がある者同士が結婚するということです。不倫や浮気のような「許されざる恋」をしたのことのある人は、その背徳感やスリル感の虜になり、何回も繰り返す傾向があります。

不倫中は「妻とはもう冷めている」とか「夫に興味がない」などと、不貞の理由をパートナーのせいにすることができますが、実は本人の性質によるところもあるのです。不倫でつながった縁は不倫で切れる可能性が高いことを覚えておきましょう。

慰謝料などの問題

不倫が原因で元のパートナーと離婚する際には、慰謝料を求められることがあります。しっかりとした証拠を揃えて、法的に訴えられた場合には、慰謝料が数百万円を超えることもあるでしょう。多額の慰謝料のために、財産を失い、マイナスからのスタートになる可能性もあります。

不倫中はプレゼントをたくさんくれた相手も、多額の慰謝料を請求されれば、簡単に財布の紐を緩めるのは難しくなるかもしれません。不倫からの結婚は、新婚生活から経済的に非常にシビアになるリスクが高いですよ。

罪悪感がつきまとう

不倫中は恋愛脳になって、相手と盛り上がっていても、いざ結婚すると気持ちは落ち着いてきます。結婚が一段落したあとで、冷静になって自分の行動を振り返ったとき、罪悪感に苛まれる人もいるでしょう。

不倫がいけないことと分かっている人であれば、いつか自分のしたことに対する罪悪感が湧き上がってきます。「自分たち二人だけが幸せになるために、多くの人を悲しませてしまった」という罪悪感は、最期の瞬間まで消えないかもしれません。

噂になる

人は他人の色恋沙汰が大好きで、いつまでも噂は残り続けます。そして、「不倫からの結婚」はそんな噂好きな人々の格好の標的になりえますよ。「人の口に戸は立てられない」ということわざにもあるように、「こんな人まで私の事情を知っているの？」と驚怖を感じることも。

人の流れの多い都市部で生活しているのであれば、職場を変えたり引っ越しをするだけで、ある程度人生をリセットできますが、地方ではなかなか難しいでしょう。事の顛末を知っている人に会うたびに、後ろ指を差される可能性もあるのです。

子供との関係が壊れる

不倫からの結婚をする場合、子供との関係が壊れるリスクもあります。子供がいる場合には、このリスクを抜きにして、不倫からの結婚のことを考えることはできないでしょう。不貞を犯した側に親権が渡る可能性は低いです。

また、新しいパートナーとの間に将来子供ができた際に、自分たち両親の馴れ初めを嘘偽りなく、正直に教えることができるでしょうか？不倫をするような両親から自分が生まれたと知ったとき、ショックを受ける子供は少なくないでしょう。

まだ見ぬ子供に対して恥ずかしくないよう、元のパートナーや家族に誠心誠意を尽くした行動をした上で、不倫からの結婚を実行してくださいね。

ここからは、不倫からの結婚において覚悟すべきポイントについてご紹介します。さまざまなリスクを乗り越えて不倫からの結婚にたどり着いた後も、独身者どうしの結婚とはレベルの違う覚悟が必要になるでしょう。

結婚してから不満な点を嘆いても、「大変だね」と共感してくれる人はごく限られる可能性があります。「そんなことは覚悟の上だったんでしょう？」とたしなめられることのないように、十分に覚悟を決めてから不倫からの結婚を決断してくださいね。

周囲からの批判

不倫からの結婚は、パートナーはもちろんのこと、親や親戚、友人から多数の批判を受けることになるでしょう。極端な場合には、親類友人一同から絶縁される可能性もあります。それくらい、不倫からの結婚は社会に反する行為なのです。

また、SNSで結婚生活に関する発信をすることも控えてください。不倫のせいで傷ついている人は、世の中にたくさんいるのです。「不倫からの結婚で幸せになりました！」と発信することは、そのような人たちの気持ちを逆なでするのと変わりません。

恨まれるという事実

不倫からの結婚に至るパターンとしては、「自分が独身で相手が既婚者」、「自分が既婚者で相手が独身」、「お互いに既婚者」の3つが考えられます。どのパターンにおいても、元のパートナーや子供、親戚から恨まれることを覚悟しておく必要があるでしょう。

自分が独身だった場合には相手家族に対する、自分が既婚者だった場合には自分の家族に対する、そしてお互いに既婚者だった場合には両方の家族に対する「贖罪の気持ち」を持ち続けてくださいね。

どんな理由があったにせよ、元の家族を裏切ってしまったことは事実なのです。

金銭的負担

不倫からの結婚では、金銭的に苦しくなるリスクを十分に覚悟する必要があります。まず、慰謝料の支払いが発生した場合には、金銭的に大きな負担を抱えてのスタートになるでしょう。「大好きな不倫相手と結婚したのに、金銭的に苦しくて別れたくなってきた」と悩みを抱える人は多いですよ。

また、不倫中は相手がたくさんのプレゼントをくれたかもしれません。男性は気になった女性を落とすまで、たくさんのプレゼントを贈り、気を引こうとします。しかし、結婚してみたら、プレゼントのために相手が貯金をほとんど使い果たしていたというパターンもありますよ。

不倫相手の金銭的な部分に魅力を感じている人は、特に注意してくださいね。

他人のものだからよく見えているだけかも

人のものって、よく見えることがありますよね。小中学生の頃、友だちが使っている文房具などに憧れて自分でも買って見たけれど、実際に手にすると大したことなかったなんて経験をお持ちの方も多いでしょう。

それと同様に、不倫相手も「誰かのパートナー」だからキラキラと魅力的に見えているのかもしれません。苦労して不倫からの結婚を成し遂げたにもかかわらず、不倫相手が「ただのおじさん」だったことに気づく人もいます。

不倫中と結婚後は、相手に対する見方が大きく変わるかもしれないことを、最初から覚悟しておきましょう。

恋愛中はみんなロマンチストになる

恋愛中は男性も女性も、普段よりロマンチストになりがちです。恋する人は、相手のことがとても魅力的に見えますし、多少のトラブルが恋のエネルギーになることも。特に不倫中は「許されざる恋」をしている背徳感から、普通の恋愛よりスリルを楽しむことができます。

しかし、結婚すればそんな魔法も徐々に解けていくものです。不倫からの結婚では、特にギャップが大きく感じられることでしょう。「不倫からの結婚」は恋するロマンチストにとって、究極の最終目標のように感じられます。

しかし、劇的な不倫からの結婚をしたとしても、待っているのは普通の生活です。「これが私の望んだものだ」と現実を受け入れる覚悟を持ってくださいね。

ここからは不倫からの結婚で幸せになれないカップルの特徴についてご紹介します。離婚や慰謝料の支払い、周囲からの批判など、さまざまな困難を乗り越えて結婚したにもかかわらず、結婚後にあまり幸せになれていないカップルも多いですよ。

不倫中は相手と会える時間が非日常ですが、結婚すれば相手といる時間が日常になります。そんな日常を楽しむことができる相手なのか、しっかり見極める力をつけましょう。

片方がただの浮気性

そもそもの不倫に至った理由が、片方がただの浮気性だったからという場合には、再婚してからも不倫を繰り返す可能性が高いでしょう。これは相手にも自分にも当てはまる特徴です。浮気する人は何度でも浮気しますし、浮気しない人は一度も浮気をしません。

「今回だけは本気の恋！」とか「彼も『私が最高』って言ってる」などと自分を納得させたくなりますが、常に注意は必要です。不倫から結婚するということは、いずれにせよ一度は不倫を経験しているということ。麻薬と同じで、不倫や浮気の魔力から抜け出すのは大変なのです。

思いに任せて行動してしまう

「思い立ったが吉日」で軽い気持ちで行動してしまう人も、不倫からの結婚でのちのち苦労する傾向があります。後先考えずに行動して不倫や結婚をしてしまい、後から失ったものの大きさに気づくようになるでしょう。

自分の考えが正しいと思っていても、それが社会から受け入れられるかは別問題です。自分の気持ちを持つのは大切なことですが、道徳的に正しいことなのかはよく考えるべきでしょう。

せっかく不倫からの結婚を果たしたとしても、嫌なことがあったときに、再び不倫したい衝動に駆られるかもしれませんよ。

不倫したことを反省しない

夫婦関係が冷え切っていたとか、一世一代の恋に落ちてしまったとかどんな理由があるにせよ、不倫したことはいけないことです。そのことを正面から受け止め、反省し、その上で改めて新しい生活を始めるために結婚するのだと改心できない人は、幸せになれません。

自分の不倫からの結婚で、誰かを傷つけていることを受け入れないと、何度でも誰か別の人を傷つけてしまいます。「いけないことをして、多くの人を傷つけた。けれど、これからは新しい人と全うに生きたい」と二人で誓いあっていく必要があるのです。

相手が幸せにしてくれると思っている

不倫をする理由の一つに、「パートナーが自分のことを幸せにしてくれない」というものがありますよね。しかし、「誰かが自分のことを幸せにしてくれる」という考え方は非常に危険です。自分の幸せは自分にしかわかりませんよね。

にもかかわらず、誰かが自分のことを100％理解して、予想して、行動してくれると考えるのはあまりにも子供っぽい心理です。このような考えを持っている人は、自分自身で幸せになる努力をしなくなるため、ますます負のスパイラルにハマってしまいます。

元のパートナーであろうが、不倫相手であろうが、あなたを100％幸せにすることはできません。他力本願はやめましょう。

ここからは不倫からの結婚で幸せになれるカップルの特徴についてご紹介します。せっかく幾多の困難を乗り越えて結婚するのですから、今度こそ幸せな夫婦になりたいですよね。不倫からの結婚でも、幸せを掴んでいるカップルはたくさんいます。

そのためには、幸せになるために二人でさまざまなことを努力する必要があるようです。特にどんなところに気をつければいいのか、詳しくみていきましょう。中には結婚直後だけでなく、長い期間の努力を必要とする内容もありますので、あらかじめ確認してくださいね。

出会う前から夫婦関係が悪かった

不倫相手と出会う前から、元のパートナーとの夫婦関係が悪くなっていた場合には、不倫からの結婚で幸せになる可能性が高いでしょう。夫婦関係が破綻していた以上、不倫を抜きにしても離婚するのも時間の問題だったからです。

この場合、元のパートナーからの愛情がすでに消えていることも多く、不倫がバレたとしてもあまり執着されないことも。不倫を理由に離婚するよりも心理的にあっさりとしており、新しいスタートを後押ししてくれる状況が整っています。

これは、「出会うタイミングが早かったために、たまたま不倫関係となってしまった」パターンでしょう。気持ちを切り替えて生活していれば、新しい幸せを掴めるはずです。

お互いに強い覚悟を持っている

不倫からの結婚となると、自分たち自身が「こんな結婚をして幸せになれるだろうか」と不安を抱えがちです。しかし、そのような不安を抱えて生きていると、ちょっとしたトラブルがあったときに「不倫からの結婚だからうまくいかないんだ」と理由付けしてしまいます。

そんなときに、人は「不安が現実になった」と感じてしまうもの。冷静になって考えれば、どんな夫婦にもあるような些細な夫婦喧嘩であってもです。

幸せになるためには、お互いに「自分たちは幸せになるんだ」という強い覚悟を持つことが大切といえます。相手が幸せにしてくれると思っているうちは、心からの幸せはやってこないでしょう。

元の家族に対して誠心誠意を尽くした

後ろめたいことがあると、人間は幸せを素直に受け取ることができなくなってしまいます。不倫からの結婚では、少なからず周囲の人から批判を受けますから、自分自身もその過程で卑屈になってしまう傾向があるのです。

そんなときに、「元のパートナーせいで結婚生活破綻したせいだ」などと考えてしまうようでは、新しい生活からも幸せは遠のいていくでしょう。どんな理由があったにせよ、不倫をしてしまった以上は元の家族に対して誠心誠意を尽くす必要があるのです。

自分の問題に十分向き合って、相手に尽くしておけば、離婚までの過程をやり切ることができます。そのやり切った実感があれば、後悔することもなく新生活を楽しめるでしょう。

お互いに自立している

不倫期間中は、どことなく相手に依存する気持ちを持ってしまいますよね。「この人が自分を不幸から救い出してくれる」とか「この人だけが私の人生の楽しみ」など、ドラマのようなセリフに酔ってしまうこともあるでしょう。

そのような許されざる恋の甘いセリフに酔うのも不倫の楽しみの一つかも知れませんが、結婚をすればそうはいきません。

独身同士で結婚した場合と同様に、お互いに自立心を持つことが大切です。経済的、精神的に自立してこそ、本当の幸せが感じられるでしょう。不倫からの結婚だからこそ、健全な夫婦関係を築くために、努力してくださいね。

敵を求めない

人間関係とは面白いもので、明確な敵がいると結束力が強くなるものです。不倫中は「あいつさえいなければ、自分たちはすぐに幸せになれるのに」と、元のパートナーを明確な敵としてターゲットにすることができますが、離婚すればそのような対象はなくなります。

敵がいなくなった瞬間にテンションが下がってしまい、不倫相手との結束力が低下してしまうのもよくある話。そのような中で不倫相手と結婚しても、不倫相手を新しいターゲットにしてしまうだけです。

幸せな生活をおくるためには、特定の敵を求めないことが大切です。結婚相手は敵ではなく、パートナーであることを心に刻んでおきましょう。

最後に不倫からの結婚をした夫婦の体験談についてご紹介します。不倫経験者が一度は憧れる不倫からの結婚を、先人たちはどのように達成し、生活しているのでしょうか。苦労して結婚した以上は、幸せになっていてほしいですよね。

しかし、新しいパートナーと幸せを掴む人がいる一方で、再びトラブル続きの生活をしている人もいるようです。実際の不倫からの結婚経験者の話には、幸せになるためのエッセンスが詰まっています。不倫からの結婚を考えている人は、是非参考にしてくださいね。

不倫で大恋愛の末結婚！子宝にも恵まれて幸せ

「不倫で一世一代の大恋愛を経験しました。『事実は小説より奇なり』とはよく言いますが、地味な自分があんな立ち振舞いができるとは驚きでしたよ。今は生活も落ち着いて、彼との子供も二人います。あの時決断してよかったです」（35歳/女性/専業主婦）という人も。

不倫から始まった恋を実現するために、かなり努力をした人の意見です。不倫で恋愛をする間に、自分の本当の幸せとは何かを真摯に考えて行動したのでしょう。子供にも恵まれて、新しい生活をエンジョイしていますね。

あんなに好きだったのに結婚したら冷めて…

「あんなに大好きだったはずの不倫相手と結婚できて、最初の1年くらいは幸せでした。しかし、徐々に夫婦関係は破綻し、彼は再び不倫三昧。結婚するまでが私達のピークだったように思います。なんでこんなことになったんだろう」（28歳/女性/パート）という人もいます。

相手の浮気症に気づかず、甘い言葉に乗って不倫からの結婚を決断した人は、この方のように後で痛い目を見ることに。浮気症の男性は女性を喜ばせるセリフを言うのが得意です。甘い言葉に騙されていないか、自問自答してから行動しましょう。

不倫からの結婚後は心穏やかに過ごしている

「あの激動の日々は遠くなり、今は彼女と穏やかに過ごしています。不倫からの結婚ということで親を泣かせたこともありましたが、今は和解しました。この幸せがずっと続くといいですね」（38歳/男性/営業職）という人もいます。

不倫からの結婚の過程ではさまざまな困難に立ち向かった人も、その後の人生が心穏であるならそれが何よりでしょう。親や親戚、友人にたくさん心配をかけたことを反省し、これからの幸せを大切にしてほしいものですよね。

不倫からの結婚からの不倫

「自分はそもそも浮気症なんですよね。旦那がいた彼女に手を出したのも実は出来ごころで。彼女が盛り上がっちゃって、雰囲気で結婚しましたが、元来の浮気グセは治せません。彼女に隠れて不倫を繰り返しています」（27歳/男性/研究職）という人も。

この人は「浮気や不倫は繰り返す」の典型例のようなタイプですね。不倫からの結婚をしても、浮気グセを抑えられずに不倫を繰り返してしまう人はたくさんいます。不倫からの結婚夫婦の場合、相手を責めきれないのも辛いところです。