「怠け癖」のある人の性格や特徴を徹底解説！怠け癖の直し方って？

「面倒だから後でいいや」「明日からは頑張ろう」と、やるべきことをどんどん後回しにしていませんか？それは「怠け癖」がついてしまっているからだと考えられます。

怠け癖とは、やるべきことをやろうとしない習慣がついてしまっていることです。疲れたときにダラダラしたりとたまにサボることは誰にでもありますが、怠け癖がついている人は、ダラダラするのが「たまに」ではなく、常態化してしまっています。

怠け癖がついてしまうと、何事にもなかなかやる気が出なくて周りから見ても「だらしない人」という印象に。そんな怠け癖を直したい！生まれ変わりたいと思うなら、抜け出すチャンスです。怠け癖を直す方法を一緒に探していきましょう。

まずは、怠け癖のある人の性格や特徴について解説していきます。怠け癖から抜け出せないのは、その人の性格や特徴が大きくかかわっていますので、それを知ることでなぜ怠け癖がついてしまうのかが見えてくるはずです。

前半・後半に分けて8つの特徴を挙げていきます。まず前半では、そんな性格なら確かに怠け癖がつきそう！と誰もが納得しそうな特徴についてご説明しますので、自分や周りの人と照らし合わせながらご覧ください。

自己評価が高く自分に甘い

怠けてしまう人の多くは、甘やかされて育ってきています。そのため根拠のない自信がついてしまっており、自己評価が高めなのが特徴。褒めておだてて育てられたため、何か特別優れている部分があるというわけではなくても、自分はできる人間なのだと思い込んでしまいます。

そのような性格のため、自分は頑張る必要がないと思ってしまい、それが自分への甘さにつながっているのです。自分に甘いから嫌なことからは目を背け、ダラダラとやるべきことを先延ばしにしてしまうのでしょう。

わがままで自己中

甘やかされてきた結果、性格もわがままになってしまっている人が多いです。怠け癖がつくと、時間にもルーズになり人との約束を破ったり仕事を期日までに終えられなかったりすることも出てきます。しかし、そのせいで人に迷惑をかけるという危機感がありません。

自己中心的な思考のため、他人の立場に立って物事を考えようとしないのです。ちょっと考えればわかりそうなことでも、自分の都合のいいように考えて面倒なこととは向き合わないため、いつまでもわがまま・自己中な態度が直りません。

向上心がまるでない

何となく毎日をやり過ごしている、事なかれ主義な人も怠け癖を持ちやすいです。向上心がなく、努力して目標を達成しようとかもっと成長したいと思うことがありません。今のままでいいや、できるだけラクな方に物事を進めたいという考えが基本で、惰性で生きています。

そのため生活に張り合いもなく、ただただ時の流れに身を任せているだけ。自然に任せることが必要なときもありますが、怠け癖のある人はそれが常です。自分がやるべきことをそもそもわかっていないことも多いと言えます。

意志が弱い

「明日は頑張ろう！」と思っていても、いざ明日になるとその意志はどこへやら。自分で決めたことにも責任を持てません。やらなければならないことがあるときに、あと5分したらやろうと思っても、もう5分、さらに5分…とどんどん先延ばしにしてしまいます。

このように意志が弱く、自分から物事にとりかかるのもやり遂げるのも苦手なのが怠け癖のある人の特徴です。やろうとしても他に興味のあることが出てきたらすぐに流されるなど、誘惑に負けてしまいがちなところもありますね。

前編では、「わかるわかる！」と本人も周りの人もうなずけるような特徴が多く見られたのではないでしょうか。怠け癖のある人は、自分に甘く意志が弱い。だから自分を奮い立たせてやる気になるというのが難しい。これは、簡単に想像できますよね。

ところが、怠け癖に陥りやすいのはそんな人たちばかりではありません。前編では明らかに短所とわかるような特徴を挙げてきましたが、後編では長所と捉えられそうな性格・特徴が出てきます。意外な特徴が怠け癖につながることもあり得るのです。

ポジティブ思考

一見、長所にしか見えないポジティブ思考という性格。ですが、物事をいい方へと考えがちな人は「どうにかなるだろう」と怠け癖を招きやすいのです。ポジティブ思考は、都合の悪いことから目を背けたうえに成り立っていることも多いと言えます。

「どうにかなる」「なんとかなる」で乗り切れる場合ももちろんありますし、そのような考え方が役立つこともあるでしょう。しかし、自分がやるべきことに手を付けずにどうにかなるとあぐらをかいていても、実際はどうにもならないことが多いのです。

完璧主義

意外と怠け癖にハマりやすいのが、完璧主義な人。完璧主義というときちんとしているイメージが持たれやすいため、怠け癖とは無縁な気がしますよね。でも実は、「きちんとやらなければ気が済まない」という完璧主義な性格は、やる気になるハードルを上げてしまうのです。

テキトーでいいやという気持ちで取り組むのと、完璧にやりこなさなければならないと思って取り組むのとでは、必要なエネルギーにもかなり差が出ます。ちゃんとやらなきゃ…という気持ちがハードルを上げるせいで怠け癖を招くなんて、皮肉な感じですよね。

要領がいい

ちゃんとやらなくてもなんとかなった、頑張らなくても困らなかったという経験があると、頑張る必要がないという思考になりやすいです。この「なんとかなった」というのは、努力しなくても器用にやりこなせる要領のよさから来ています。

逆に不器用で努力しないと何事もうまくできないタイプの人の方が、「ちゃんとやろう」と自然と行動する習慣がつくものです。要領よくテキトーに過ごしてうまくいく経験を積んでしまうと、頑張るのがバカバカしくなってしまうのでしょう。

人脈がある

要領のよさとも似ていますが、意外にも怠け癖のある人に多いのが人脈があるということ。怠け癖というとだらしなくて人としての魅力もないように思われがちですが、案外愛嬌があったり人当たりがよかったりして、周りに恵まれているという人も多いと言えます。

つまり、自分が頑張らなくても周りに助けてもらえるのです。要は「憎めないキャラ」なため、怠けていても周りが離れていかないのでしょう。人に助けてもらうことが常態化しているので、努力しなくてもどうにかなってしまうのです。

特徴の後編を見ていると、怠け癖があるのは悪いことなのかいいことなのかわからなくなってきた…という人も多いのではないでしょうか。長所が怠け癖を招くというのが怠け癖の闇を感じさせますね。

怠け癖を直したいと思っているなら、今がチャンスです。早速行動に移しましょう。

怠け癖は根性でどうにかなる！心を入れ替えて！などといわれがちですが、根性論でどうにかなるものではありません。それよりも、具体的な方法を生活に取り入れていく方が効果的です。例えば、次のような方法を続けていけば、怠け癖を少しずつ克服できると考えられます。

今ある環境をがらりと変える

やる気になれない、ダラダラしてしまう…というのは、怠けやすい環境が原因になっているとも考えられます。すぐゲームができる、すぐ寝られるなど誘惑の多い部屋をスッキリと片付けて、勉強や仕事に集中しやすい環境に変えましょう。

家事もお金の管理も親に任せっきり…という人は、自立するために一人暮らしを始めるのもおすすめ。朝起きられない…という人は、生活習慣を改善することが最初に必要です。

甘えてしまう、だらけてしまうような環境をがらりと変えて、やらざるを得ない環境をまずは手に入れましょう。

時には失敗する自分を許す

特に完璧主義な人は、失敗を受け入れられないがゆえにハードルを上げてしまい、結果として怠け癖にハマってしまいやすいです。そのため、失敗を恐れないということも怠け癖を克服するには必要でしょう。

失敗してはいけないと思うと何事にも気軽に取り組めず構えてしまいますよね。そこで、「失敗しても大丈夫」「失敗したとしてもまずはやることが大切」と自分に言い聞かせて、考えるよりも行動してみるという習慣を作るといいでしょう。

仮に失敗しても、「これも勉強」と思うようにすればいいのです。失敗する自分を許し認めることが、怠け癖から抜け出すために役立ちますよ。

TO DOリストを作る

やるべきことをいざやろうとしても、何から手を付けたらいいのかわからない…という状況では、やる気も続かないですよね。そこで、目の前のことから一つずつ片付けていくためにもやるべきことを紙に書き出して目につくところに貼るという方法もおすすめです。

一つ終わらせることができたら消していく、というように「見える化」することにより、やるべきことが片付いていく快感を得られます。この習慣ができると、自分が今何をすべきか整理されるので、取り組みやすくなっていきますよ。

目標・ご褒美・仲間を作る

モチベーションが上がらない…という人は、何のためにやるのかという目標を明確にすることが大切です。小さな目標を自分で作り、達成したらご褒美を用意しておくというのも一つの方法。「これを頑張ったら美味しいものが食べられる」など先を見て取り組むのです。

また、一人では頑張れない…という人は、仲間を作るのもおすすめ。例えば資格を取るための勉強をしているなら、同じ目標を持つ仲間が必ずいます。その人たちとSNSなどを通じて励まし合うことでやる気を出しましょう。ただし、くれぐれもSNSに夢中になりすぎないように注意してくださいね。

怠け癖は自分一人の問題と思っている人もいるかもしれませんが、気付いていないだけで周りの人に迷惑をかけてしまっていることもあるものです。怠け癖を直したい！と思っている人のために、周りの人からのちょっと厳しい意見をご紹介します。

怠け癖のある人はどこにでもいますので、諦めながら付き合っているという人も少なくありません。周りに許されていると思っていても、実は様々な思いを抱えているかもしれませんよ。これからご紹介する体験談を反面教師にして、本気で怠け癖を直しましょう。

言い訳ばかりで反省の色なし！

「うちの部下が怠け癖がひどくて。用意しなきゃいけない書類も期日までに作ってないし、とにかく仕事が遅いしやる気もないんです。それで注意しても言い訳ばかりでまるで反省の色なし！って感じ。本当に迷惑だしウンザリしています。」（30歳/男性/公務員）

職場に怠け癖のある人がいる場合、周りの人はほぼこのように考えているでしょう。仕事なんだからちゃんとしろよ！と心の中で怒っているはずです。馴れ合いで許される場ではありませんので、仕事での怠け癖は早急に対処が必要ですね。

約束の時間に遅れてくるのは当たり前

「とにかくルーズな彼女。約束の時間に遅れてくるのは当たり前で、こっちももう慣れてしまいました。それだけじゃなくて部屋も汚いし朝起きられないし…。本人は怠け癖だと言ってるけど開き直ってる感じで、なんかだんだん冷めてきてしまいました。」（25歳/男性/営業）

怠け癖の人に対して一番困るのが、開き直られること。まだどうにかしようとか申し訳ないという気持ちが見られればフォローもできるかもしれませんが、怠け癖を直そうという気もない人には、愛想を尽かしてしまうのも当然でしょう。

本人は何の努力もしてないのに…

「クラスの友達で要領よく怠けている子がいるんです。授業も全然出ないでサボってばかりだし、課題も先輩のレポート丸写し。何の努力もしてないのに成績はよくて。うまいことやって単位だけ取ってるのを見せられるとバカバカしくなります…。」（19歳/女性/大学生）

要領のいい怠け癖タイプは、このように努力をせずうまく立ち回り自分の都合のいいように物事を運ぶのが得意です。ある意味才能では？と思わされますが、周りからしたら当然面白くないですよね。でもこのように怠けが許されるのはそのときだけと思っておきましょう。

怠け癖のある人って何でも人任せ

「なんでもかんでも人任せな友達がいて困っています。遊びに行くことになっても、行き先やご飯のお店決めとか全然動こうとしないんですよね。どうやら怠け癖があるみたいで、周りが動いてくれるから任せるわーって考えみたい。ズルいなって思います。」（23歳/女性/接客）

友達と遊ぶときにも、怠け癖は出てしまいますよね。周りが動いてくれるから甘えてしまうのでしょう。でも、中にはこのように快く思っていない友達もいるかもしれないと思っておかないと、いつか独りぼっちになってしまいそうです。

自分のためにも周りの人のためにも、怠け癖は直したいですよね。直らないんじゃないか…と悲観してしまっていた人もいるかもしれませんが、怠け癖は克服できます。そのためには、根性でどうにかしようとするのではなく、具体的な行動に移すことが大切です。

環境を変える、やるべきことを書いて貼る、失敗してもいいと考える、目標や仲間を作るなどの方法をお伝えしましたが、他にも怠け癖を直すためにできることはたくさんあります。自分にできそうなことから一つずつ始めてみましょう。