自分を知ることで人生が豊かに変わる！本当の自分を知る方法をご紹介

あなたは、「本当の自分」についてどれぐらい理解していますか？

人に合わせすぎて自分がわからなくなってしまっている人、自分は自分なんだからそんなこと気にもしないという人、思っていもいなかった自分の一面を見つけて戸惑っている人。答えは様々でしょう。

いつでもありのままの自分でいられたら、どんなに心地よく生きられるでしょうか。しかし、世の中にはたくさんのしがらみがあり、そんなに簡単ではないですよね。

いつでも本当の自分でいることは難しいかもしれませんが、「これが本当の自分だ」「私はこう感じている」と理解ができているだけでも、心はぐっと楽になり人生も豊かに変化します。今回は、“自分を知る”ということについて一緒に考えていきましょう。

みんな、本当の自分についてどれぐらい理解しているのでしょうか。ここでは、様々な人の声を紹介します。

他人に流されて…よく分からないかも

「昔から人の顔色ばかり伺っているし、流行に乗るのも大好き。自分軸というよりは、他人とか世の中の常識に合わせて生きているので、本当の自分についてはよく分かっていないかもしれません。」(28歳/女性/事務)

人のご機嫌を取ったり、世の中の常識に当てはめて物事を考えてしまうのが当たり前になってしまっていませんか？

自分以外の誰かを基準に行動することは、一見協調性が高く思慮深いように思われますが、実のところ自らの頭で考えることを放棄してしまっているのと同じだと言えるでしょう。

思っていることを飲み込んだり、本心に蓋をし続けるうちに本当の自分がわからなくなってしまうのです。

これだけは譲れない！って物は持ってる

「協調性は高いと思うし、普段はなんでも柔軟に対応できる方です。でも、自分の中で譲れないことや、これだけは守りたいというポリシーはありますね。それに反することは絶対にしないと決めてます。」(30歳/男性/営業)

周囲との調和を守りながらも、自分の譲れないことはしっかりと認識しているという人もいました。生き方のバランスが上手に取れているタイプと言えます。

「これだけは譲れない」というものについて考えてみるのは、自分を知るための近道です。「本当の自分は？」と聞かれたら答えに戸惑う人でも、「これだけは譲れないというポリシーはある？」という質問に対してなら答えられるのではないでしょうか。

自分の意見を聞かれた時いつも困る

「私は、自分の意見というものがあまりないんです。会議の時なんかに、あなたはどう思う？って聞かれたらいつも困ります。言ってもつまらないような平凡な考えしか出てこないですし…。」(29歳/女性/サービス業)

意見を求められても人に主張したいような自分の考えがない、という声もあります。

社会生活を送っていると「あなたはどう思う？」と意見を求められる場面もしばしばあるでしょう。そんな時に、何を言えばいいのかわからないという人は案外多いのではないでしょうか。

自分を知る訓練を重ねるにつれ、少しずつ考えを整理し、表に出すことができるようになりますよ。

自分は自分。自分を知ることはできているつもり

「昔から自己主張は得意です。自分がどういう人間かということもよく理解できているつもりです。ただ、昔から対人トラブルは絶えませんね。我が強すぎるとよく言われます。」(33歳/男性/営業)

自分のことはよく分かっているけれど、主張が強すぎるあまり周囲との軋轢が絶えないという男性の意見です。

自分を知ることはすでにクリアできているので、次のステップは周囲に関心を向けることでしょう。上手な自己主張の仕方を身につけることで、人間関係も円滑になります。

自分を大切にすることを前提にしたうえで、周囲の人を大切にできたらもっと素敵ですね。

ここからは、本当の自分を知る具体的な方法をご紹介します。多方面から自分を知るためのきっかけとしてぜひ活用してください。

他人に自分の魅力を教えてもらう

自分を知るために、客観的な視点を取り入れてみることをおすすめします。他人に長所や魅力を聞いてみることで、思ってもみなかった自分の一面を知ることができるかもしれませんよ。

これは、自分の可能性を探るための一つの方法です。ポイントは、1人ではなくなるべく立場の違う複数人の意見を聞いてみること。

恋人、親、兄弟、親友、普通の友人、先生、先輩、同僚、後輩など、どんなポジションで接しているかによって、あなたという人間の見え方は違ってくるはずです。

多くの視点を取り入れて、「実はこんな一面があるんだな」と新たな自分を知る機会にしてください。

自分が思っていることを書き出す

「書く」という行為は、自分を知るために大きな効果を発揮します。人間、口から嘘をつくことができても、思ってもいないことを文字にするのは難しいものです。

まずは自分のためにお気に入りのノートをペンを用意してください。日記を書いたり、その時々の心境を綴ったり、やってみたいことや目標を立てたり、思うままにペンを走らせてみましょう。

頭に浮かんだことをとりとめなくポンポンと書き連ねていくのも、気分がスッキリするのでおすすめです。

どんな形でもいいので、書くことを習慣化することで、本当の自分の考えや思いを認識しやすくなるでしょう。

常に「なぜ？」と自分に問いかける

何かを選択するたびに、自分に「なぜ？」と問いかけるのも自分を知るために有効なメソッドです。「なぜ？」→「こういう理由だから」を繰り返すうちに、自分の考え方の傾向がつかめてくるはず。

「今日はなぜこのネクタイにしたの？」→「大事なプレゼンがあって緊張するので、お守りがわりにお気に入りを選んだ」この問いと答えで、自分はお気に入りのアイテムを身につけることでリラックスできるのだということが改めて認識できますよね。

自分を知るためには、大きな決断から小さな選択まで、理由を探ってみることが大切です。これを習慣化すると、自分の行動はすベて自らが選んで動かしているのだということが実感できるようになります。

昔好きだったものから自分を知る

選択がついつい他人軸になってしまっている人に、本当の自分を知る方法として実践して欲しいのが、昔好きだったものについて考えてみることです。

服を選ぶなら異性ウケのいいものを、ご飯を食べるならカロリーが低いものを。大人になればなるほどそんな風に、自分よりも他人からどう見られるかという判断基準が幅を効かせるようになってきます。もちろん、それはそれで大切なこと。

しかし、人の目線や世の中の常識から大きく影響を受ける前、つまり幼い頃に好きだったものは、あなたが心の底から「いいな」と思える何かである可能性が高いです。

昔好きだったものや、今でもずっと変わらない好みがあるなら、改めて見直してみてはいかがでしょうか。

ここからは、さらに本当の自分へと踏み込んでいきましょう。答えを考えるだけで自分を知ることのできる質問を集めました。まずは前編からご覧ください。

どんなときに感動する？

あなたはどんな時に感動しますか？この質問は、あなたが心を動かされるポイントを探るためのものです。

「動物ものの映画を見たとき」「アスリートの頑張る姿を見た時」「人に嬉しい言葉をかけてもらった時」など、いくつでも構わないので挙げてみてください。

もし感動のポイントがわかったなら、そこにはあなたの願望が隠されている可能性があります。アスリートの頑張る姿に感動することが多いなら、あなた自身も何かを成し遂げたいと強く願っているのかもしれません。

こんな風に感動の分析をすることで、こうなりたいと思う姿が見えてくるでしょう。これもまた、自分を知るための切り口の一つです。

もし自分が自由の身なら何がしてみたい？

例えば、会社に行く必要がなく、お金を気にする必要もなく、家族や恋人に気を使う必要がない。そんな自由な状況で、何でも好きなことができるとしたら、あなたはどうしたいですか？

大きなことでも小さなことでもいいので、考えてみましょう。

「海に行って思う存分泳ぎたい」「大好物のケーキを好きなだけ食べたい」「たくさんの人に自分の歌を聞いてもらいたい」

すぐにできることであれば、今からやってしまいましょう。時間がかかることであれば、準備を始めてください。

「夢」や「やりたいこと」を、実際に始めてしまうことで、あなたの人生は生き生きと輝き始めます。

思い出と経験値どちらが大切？

何に価値を感じるのかを明らかにすることも、自分を知るための大切なポイントです。この質問は、限られたお金や時間を何に使うべきかを判断するための基準になります。

思い出が大切だという人は、楽しさや心地よさ、誰かと過ごす時間などに投資すると満足感を得やすいでしょう。心の充足を優先することで、人生のクオリティーが上がるタイプです。

一方で、経験値と答えた人は、スキルアップや学び、そしてそれらをサポートするツールなどにお金や時間を使うのがおすすめ。自分の成長を実感することが、人生の満足度アップにつながります。

改めて自分の価値観を問う中で、何にエネルギーを注げばいいのかが明確になるでしょう。

自分のことを信じていると言い切れる？

「私ならできるはず」「僕なら何があっても大丈夫」そんな風に、自分を信頼することができていますか？この問いは、自分に自信を持つことができているかどうかを洗い出すためのもの。

「もちろん、できることできないことはあるけど、人生に必要なことはクリアできるはず」「やるべきことは成し遂げられる」そんな風に思えているなら、このまま自分への自信をキープし続けてください。

「あまり自分のことを信じていない」「何事も上手くいかないのではないかと思ってしまう」こんな答えが出たあなたは、自信を養う必要があります。自己肯定感を高めるための取り組みを始めましょう。

自分を知るための質問集、続いては後編です。

問いの中で本当の自分の姿が見えてくるはず。自分を知ることで進むべき方向が明確になり、より充実した人生が送れます。

どんな時にストレスを感じる？

大切な自分をストレスから守るための質問です。自分が疲れを感じる対象や状況を把握しておくことで、未然に避けられるようになります。

「予定を詰めすぎてスケジュールがパンパンの時」「大声で自己主張する人」「暇すぎてやることがない状況」など、意外と人によって答えは違ってくるものです。

自分が過去に過大なストレスを感じた状況を分析しその要因を把握しておけば、同じような事態を避けることができるでしょう。ストレスを受けた出来事をただの「嫌な思い出」で片付けず、しっかりと向き合うことが大切。

自分を知ることで、ストレスを受けにくい生き方やライフスタイルを築いてください。

生活習慣の中でやめたいことはある？

こちらも、ストレスに関する問いです。人間は誰しも、生活習慣の中で苦手なことが1つ2つあるもの。それをあえてやめてみる、もしくは効率化すれば余計なストレスを削減できます。

「歯磨きが嫌い」「髪を乾かすのが面倒」「本当は自炊したくない」など、実はやりたくないと思っていることはありませんか？

それを1つだけやめてみてください。やめるのが難しいことであれば、負担を軽減する工夫をしてみましょう。

髪を乾かすのが嫌いなら、最高級のドライヤーを買って時間短縮に努める。自炊が嫌いなら、週に3回までは外食OKにする。

こんな感じで、日々の暮らしの中からやりたくないことのボリュームを少し減らすだけで、今よりもっとストレスフリーな毎日を送ることができますよ。

人から言われて嬉しい言葉は？

今までに人からかけてもらった嬉しい言葉、あなたはいくつ思い出せますか？深掘りしていくことで、そこから自分を知るきっかけにもなります。

なぜなら、かけられて嬉しかった言葉は、あなたが人から認められたいと思っていることに直結しているからです。何を認められたいのが明確になれば、自分が本当に大切にしているものが見えてくるでしょう。

服装を褒められて嬉しいなら洗練された素敵な自分でいること、営業成績が認められて満足感を感じるなら成果を上げたり能力を伸ばすことなど、そこからあなたが目指す自分像がわかります。

お金の使い方で自分を知ることができている？

実はお金の使い道を把握できていないという人、多いのではないでしょうか。お金の使い方を知ることは、自分を知ることと心得ましょう。

まずは1ヶ月間、自分のお金の使い道をメモに残してみてください。そうして振り返った時に、思いもよらない発見があるかも知れません。

思ったよりも洋服にお金を使っていた、食費が高かった、交際費がバカにならないなど、自分が普段どんなことに投資をしているのかが見えるはず。

変えたい部分やもっと投資したい部分などを意識することができ、より自分にフィットした新しいライフスタイルを作るガイドとなるでしょう。

ノートは、自分を知るための最強のツールです。ここでは、自分を知るノートの作り方について解説します。

1.質問とその答えをノートに書き出す

先ほどご紹介した、自分を知るための質問とその答えをノートに書き出してみましょう。その際、ただ答えを書くだけでなく、そこに到るまでの思考の過程を記しておくのがおすすめです。

考えを書き出していくうちに自分の中に眠っている様々な考えが呼び起こされるので、ただ質問を目で追って頭の中で答えを出すよりも、何倍も得られるものが大きいでしょう。

考えごとを紙に書き出すプロセスを習慣化することで、思考が整理されよりシンプルに答えにたどり着けるようになります。

2.表やグラフを用いて答えをより具体化させる

自分を知るための質問への答えや何か考えごとを書き出す際に、表やグラフなどを作って自分の考えを可視化することで、よりシンプルに答えが導き出せるようになります。

例えば、お金の使い道を円グラフにして可視化すると、ただ数字を並べるよりもビジュアルとして印象に残るため、より自分の中に結果を落とし込みやすくなるでしょう。

このように、自分という人間を分析する際に、文字だけでなく、表やグラフを使ってみることにもぜひトライしてみてください。精密なものでなく、手書きでざっくりと作るだけでもOKです。

3.自分の感情を書き足していく

ストレスが溜まっている時や、頭の中をすっきりさせたい時に、感情を書き出していくのもおすすめです。「眠い」「お腹すいた」「あの人が嫌い」「こんなことがあって嬉しい」など、なんでも思ったままスイスイとペンを走らせてみてください。

胸の内に溜まった感情を文字にすれば、もやもやが消化され、客観的に自分を知ることができるようになります。習慣化することで頭を常にクリアな状態に保つことができるので、無駄な思考に時間を浪費することもなくなるでしょう。

人生をより効率よく思い通りに生きたい人は、ぜひ試してみてくださいね。

4.1日の最後にノートを開いて自分と向き合う

自分を知るノートを作るなら、続けることが必須です。1日の終わりにノートを開いて自分と向き合うための時間をぜひ作ってください。

自分を知るために大切なことは、常に自分の気持ちを把握し、変化に敏感になること。毎日ノートを書き、読み返すことで、自分に対する興味が今までよりもっと深くなり、主体的な生き方が身につきます。

自分を知るために思考や感情を思いのままに書き出す時間は、忙しい日常の中でホッとできる、ご褒美のようなひとときとなるでしょう。

実際のところ、自分を知ることでどのようなメリットが得られるのでしょうか。ここでは、プラスの変化について解説します。自分を知るためのモチベーションが上がること間違いなしです。

自分にあったやり方を見つけられる

自分を知ることで、これまで気付かなかった性格や得意不得意、物事を進めるペースなど、様々な発見があるでしょう。「自分はこういう人間だ」ということが今までよりも明確になるため、何事も自分に合ったやり方を見つけやすくなります。

スピード重視なのかじっくり進めるのか。質より量なのか量より質なのか。人とコミュニケーションを取ることと、自分一人でじっくりと考えることのどちらが好きなのか。これまでぼんやりとしていた自分の輪郭がはっきりとします。

自分を知ることで、仕事や学業でも成果を収めやすくなるでしょう。

人生が豊かになる

自分にとって必要なものと不要なものがはっきりとわかるようになるので、人生がより豊かに変化します。

ありのままの自分への理解が深まれば、自分が価値を感じるものや喜びを感じるものなどのプラスの感情に対するアンテナが鋭くなるため、これまでよりも楽しさを感じる場面が増えるでしょう。

自分を知るノートを習慣化することで、常にその時々の自分と対話を重ねながら人生を歩むことができるため、その都度手応えを実感でき、充足感が高まります。

自分のポジションがわかる

自分の立ち位置がわかり、目標や進むべき道を見極められるようになるのも、自分を知ることの大きなメリットの一つです。

自分がどこにいて、どんな立場で、これからどうするべきなのかがわからず不安に駆られている人も多いでしょう。自分を知るための努力を重ねることで、少しずつ客観的な視点を身につけられるようになり、自分の立ち位置が見極めやすくなります。

自分を知ることで、集団の中での役割や求められるポジションなども認識できるようになるので、仕事や人間関係も今までよりスムーズに運ぶようになるでしょう。

自己肯定感を上げられる

自分を知ることで、自己肯定感がぐんと高まります。ありのままの自分を認識し、等身大のままで人生を楽しめるようになるので、不安やストレスを軽減することができるでしょう。

特に、自分を知るノートを書くことは、自己肯定感の上昇に直結します。感情や思考を文字にすという行動そのものが、自分を肯定することになるのです。

自分を愛せるようになれば、これまで眠っていたあなたの魅力が開花し始めます。自分を認め、内に眠る可能性をこれからどんどん伸ばしていってくださいね。

これまで自分という人間に興味が持てなかった人や、自己肯定感を上げられずにいた人もいるはず。まずは、人生を好転させる第一歩として、自分を知るための方法を実践してみましょう。

自分を掘り下げ、様々な問いかけを繰り返して、目指すは自分マニアです。本当の自分を認識できるようになれば、生きることがぐんとラクになり、肩の力を抜いたままやりたいことをどんどん叶えていけるでしょう。

自分を知るためのチャレンジを、今この瞬間からぜひ始めてみてください。