本気になれない人の心理&特徴を解説！無気力な人生を卒業する方法も

あなたは今、何かに本気になれていますか？目標を持って必死に努力し、人生を本気で全うしている人もいれば、「何に対しても本気になれない…」と無気力な人もいます。でも、意外と本気になれないという人は多いもの。時間だけが過ぎていき、人生をなんとなく過ごしているという人は少なくないのです。

一度きりの人生なのに、なぜ何に対しても本気になれないのでしょうか。今回は、そんな本気になれない人の心理や特徴を解説しながら、無気力な人生から卒業する方法をご紹介します。

また、本気になれない人には人生においてのデメリットもあるようです。そのデメリットを知れば、本気になる必要性を感じるのではないでしょうか。本気になれないことでどう損をしているのかも一緒に見ておきましょう。

「あなたには本気になれることがありますか？」という問いに、皆はどう答えるのでしょうか。まずは、世の男女の意見からご紹介します。

仕事も惰性で続けてるし無いかな…

「仕事そのものも惰性で続けてるし、これといって特別関心があるものもないし、本気になれることはないかな…。」(35歳/男性/接客業)

仕事でもプライベートでも、本気になる機会がないとのこと。仕事もなんとなく続けている状態であり、特別趣味があるわけでもないのでしょう。

このように、本気になれないのは「本気になれるものが周りにないから」という人は少なくありません。

趣味の釣りだけは本気になっちゃう！

「趣味の釣りだけは本気になるかな。そのために仕事をしてるっていっても過言じゃないくらい、釣りには命かけてます！」(29歳/男性/製造業)

好きなことに無我夢中になることも、本気になることの一つでしょう。このように、趣味に本気になる人もいます。

そう考えると「何に本気になるか」ではなく、「どう本気になるか」がポイントになってくるのではないでしょうか。好きなことや興味あることを追究することにより、本気になれることもあるものです。

彼氏に対しては本気！

「何もないな…って思ったけど、彼氏に対しては本気かな！だから、オシャレするのも駆け引きも全力で頑張ってる。」(23歳/女性/派遣社員)

このように、恋愛や恋人に本気になる人もいるでしょう。相手のためにと頑張ること、振り向いてもらうために努力することも、本気で思う気持ちがあるからです。

いつも長続きしなくて本気になれない

「仕事も恋愛も趣味も、いつも長続きしません。本気になる前にすべてやめちゃってるので、すべて中途半端な感じになってしまいます。」(27歳/女性/家庭教師)

さまざまなものに興味は持つものの長続きしないとのこと。そのため本気になることがなく、また中途半端で終わってしまうようです。

本気になれるものを今探している最中

「今まで本気になれないでいたけど、何かすごい興味が持てるものがないか今探し中です。とりあえず、どんな世界があるのか知る必要があると思うので、交友関係を広げながら知識や情報を得ています。」(25歳/男性/設計士)

今まさに、本気になろうとしているところなのでしょう。何に興味があるのか、自分自身と向き合っているようです。

好きなことや興味あることがあっても、本気になれないという人がいます。なぜ、本気になれないのでしょうか。

そこで、本気になれない人の心理や原因を見ていきます。

失敗を恐れている

「失敗したらどうしよう」「失敗して笑われるかも」という不安や恐怖心から、本気になれない人がいます。この場合の多くは、過去の失敗が関係していることが多いです。

例えば、失敗したことで親から「そんなこともできないの？」と怒られた経験があったり、友人から「だからやらなければ良かったのに」と鼻で笑われたといった経験があると、失敗を恐れるようになります。

ある意味、過去の失敗がトラウマになっている状態です。だとしたら、本気になって成功させ自信を取り戻す必要があるでしょう。

今のままでいいと感じている

現状に満足しており、特に不満がないとしたら「今のままでいい」と感じているはずです。そのため、本気になって取り組んだり努力する必要性を感じないのでしょう。

例えば、本気になれない仕事をしているとしても、それなりに給料が得られているとなればどうでしょうか。「今のままで生活できるし、本気になる必要はない」と思うはずです。

可もなく不可もない状態であれば、現状維持するでしょう。そうした生活をずっと続けていることで、向上心がなくなったり目標を持てない人もいます。

デメリットばかり見てしまう

何をするにもデメリットばかり見てしまう人は、本気になる前に諦めてしまうことが多いです。また、リスクを抱えてまでする意味が感じられないと、やる気自体失われてしまうでしょう。

「これをしたら時間がなくなる」「本気になって失敗したら無駄になる」など、いつもデメリットに目を向けていないでしょうか。

本気になれないのがこうした理由であれば、視点を変えるだけで良いでしょう。本気になることで得られるメリットや成長できる要素を見るようにすれば、「本気になることも悪くない」と思えるはずです。

そもそも興味を持てていない

人それぞれ興味を持つことには違いがあります。仕事にやりがいを求める人もいれば、アットホームな環境を求める人もいたりと、求めるものは十人十色です。

そうした中、周りから「これやってみなよ」と言われても本気になれないでしょう。そもそも興味を持っていないものに無理やり目を向けても、気持ちは高まりません。

自ら「これをやってみたい」「知りたい！」と思ったことでなければ、本気になれないもの。もしかしたら、まだ興味が持てるものと出会えていないことも考えられます。

続いて、本気になれない人の性格や特徴を見ていきましょう。

以下のような性格や特徴の持ち主は、なかなか本気になれないもの。本気になるためには、自身の改善も必要になるでしょう。

飽きっぽい

本気になれない人で多く見られるのは、飽きっぽい性格の人です。すぐに飽きてしまうため何事も長続きせず、本気になる前に投げ出したり諦めてしまいます。

転職を何度も繰り返している、あるいは恋人がコロコロと変わるという人は、飽きっぽい性格の持ち主と言えるでしょう。

夢や目標がない

夢や目標がなく本気になれないという人も多いもの。「こうなりたい」「あれが欲しい」といった願望があれば、それに向かって努力することもできるでしょうが、そうした夢や目標がなければ努力することに意味を感じません。

また、夢が大きすぎる、あるいは目標が高すぎるといった人も、本気になれない傾向にあります。これは、達成までに時間と労力が必要になるからです。いくら頑張っても叶わない、時間ばかりが過ぎていくといった状況では、途中で心折れてしまうのも無理ありません。

危機的状況にない

切羽詰まった時に本気になるという人は少なくありません。危機的状況になれば、誰でも「何とかしなくちゃ」と本気になるもの。そう考えると、本気になれない人は危機的状況にないと言え、今の状況で問題なく生活ができているはずです。

中には、自分がしなくても周りがしてくれるといった環境の人もいるでしょう。親が手伝ってくれたり、面倒見の良い友人が手を貸してくれることで、危機を回避できている人もいます。

その場合、本気になれないのはあなたの置かれている環境や周りの人が原因かもしれません。

自分のことを過大評価・過小評価している

本気になれない人の中には、自分のことを過大評価している、もしくは過小評価している人も多く見られます。

やる前から失敗することを恐れるのは、「自分になんてできない」と自分を過小評価しているからでしょう。あるいは、「そんなの自分ならいつでもできるし」と過大評価していることで、目の前のことに取り組まないのです。

イメージの中で自分を作り上げてしまうと、行動する気を失わせてしまいます。「やってみない事には分からない」と、行動に移す考え方をする必要があるでしょう。

中には「なんで本気になる必要があるの？」と、無気力な人生から卒業することに意味を感じない人もいるのではないでしょうか。

そこで、次は本気になれないことで生じるデメリットをご紹介します。本気になれないことは、損をすることに繋がりかねないのです。

本気になれないと後悔する

本気になれないと、あとから後悔することが増えるでしょう。

例えば、その時その年齢でしかできないことがあります。分かりやすいところで言うと体力です。体力は次第に衰えてくるため、若いうちにしかできないことがあるでしょう。

それを、本気になれないからとやらないでいれば、今後はやりたくてもやれなくなります。その時きっと「あの時やっていれば良かった」と後悔するはずです。

年齢は遡ることができません。刻一刻と時間は過ぎてしまいます。そうした中で後悔しても、取り戻すことができません。だとしたら、「やってみようかな」と思った時こそが本気になる時だと言えるのではないでしょうか。

本気になれないと自信が持てない

必死になって掴んだものや夢では達成感が得られ、また「できた」という自信を手にすることができます。

一方、本気になれないということは、物事に真剣に取り組む、必死になることがないということ。できることを当たり前にこなすだけの毎日であれば、きっと達成感も得られず、また自信が持てないでしょう。

すると、本気でしたいことが見つかった時にも影響が出ます。「自分にできる気がしないから」と、端から諦めてしまうでしょう。

本気になって自信を持つことで、物事に意欲的に取り組めたり、行動に移すことにためらいがなくなります。その結果、人生における経験値も高くなるはずです。

同じ人生でもより多くの経験を積んだ人の方が、自信がつき充実感を得られます。

本気になれないと何事も中途半端

何事も中途半端になってしまうことも、本気になれないことで生じるデメリット。本気になれない人は、諦めたり飽きるのが早く、何かを究めたり追い続けることがありません。その結果成果も得られず、次のやる気にも繋がらないのです。

この様子を第三者が見た時にどう感じるか、一度考えてみると良いでしょう。何事も中途半端な姿に、きっと「責任感がない」「やる気が感じられない」という欠点に見られるはずです。

一方、本気になっている人は周りにも「粘り強い」「一途」「努力家」といった印象を与えます。どれもその人の長所に変わるものでしょう。

そうした見え方の違いから、人脈や人間関係にも差が出てくるはず。周りから信頼されるためにも、諦めずやり遂げることが大切なのです。

本気になれないと自身の成長が止まる

本気になれないということは、目標に向けて努力をしないということでしょう。向上心がなく努力することがなくなれば、あなた自身の成長は止まってしまいます。

何かができるようになったり得るものがない人生であれば、「つまらない」「刺激がない」と感じるでしょう。そして、10年後20年後に周りが成長している姿を見て、焦りすら感じるかもしれません。

今あなたが本気になることは、未来の自分を成長させることに繋がります。そして成長すれば、やれる範囲も見る景色も変わってくるはず。未来の自分のためにも、本気になってみてはいかがでしょうか。

本気になれないことで生じるデメリットを見て、「本気になってみたい」「今変わらないと！」と思った人もいることでしょう。

では、何かに本気になるにはどうすれば良いのでしょうか。本気になる方法を実践して、無気力な人生から卒業してみましょう。

目標を明確にする

まずは、あなたの中での目標を明確にしてみてください。自分がしたいこと、興味あることを一つに絞り、その中での目標を設定します。

例えば、スタイルを良くするために本気で痩せたいという人であれば、「1ヶ月で○キロ痩せる」といったように設定しましょう。そして、目標を作ったら達成に向けて何をすれば良いかを具体的に考えていきます。

この時のポイントは、目標を高くしすぎないです。目標を高く持つことは悪いことではありませんが、途中で投げ出したり挫折してしまう原因になります。

ですから、「頑張ればできそうな目標」に設定するのがおすすめです。あまりにも時間がかかったり、一時も休む暇なく努力する必要がある目標は避けておきましょう。

すぐ行動に起こす

目標を持った後は、すぐに行動に起こすことです。「来月からやろうかな」と先延ばしにしていては、やる気は削がれてしまいます。

また、本気になろうと思ったタイミングと行動に起こす時のモチベーションに差が生じると、目標をコロコロと変えてしまいがち。「やっぱりあっちにしよう」と気持ちが変わる前に、すぐさま行動に起こした方が良いです。

仮にダイエットをしようと思ったのなら、明日からではなく今からやりましょう。行動に起こすことで「後には引けない」というプレッシャーを自分に課し奮い立たせてください。

ノルマを設定する

大まかな目標の中に、細かくノルマを設定することもできます。そのノルマが小さな目標となり、達成感や充実感をより多く感じられるようになるでしょう。

特に、途中で投げ出すことが多い人には必要です。目標を達成することの喜びを得られないままでいると、「いくら頑張っても無駄」という気持ちが芽生え、達成することなく諦めてしまいます。

ですから、仮に1ヶ月後の目標を立てた場合は、さらに1週間ごとのノルマを決めてみると良いですね。「初めの1週間でここまで、2週目ではこれを」といったように、目標よりもハードルが低いノルマを作り、モチベーションをキープしましょう。

環境を変えてみる

もし、あなたが本気になれない理由が環境にあるとしたら、環境をガラリと変えてみるのも良い方法です。

例えば、「いつも代わりに親がやってくれている」という環境だとしたら、あなたは親によって本気を奪われている状態。もちろん、親もあなたのことを思ってのことでしょうが、それではあなたはいつまでも本気になれないでしょう。

このような場合は、親元から離れて一人暮らしをしてみても良いですね。そうすることで、あなたも「自分でやらないと」という危機感を持つはず。危機的状況になることで、本気を見せる人も少なくありません。

本気になれないでいた人も、「これならできるかも」と思えたのではないでしょうか。本気になることの楽しさや喜びを感じながら、何か一つやり遂げてみると良いですね。

続けて、本気になる方法を見ていきます。本気になれない状態から変わろうとすること自体、あなたの成長に繋がるはずです。

失敗は必ずするものと考える

失敗を恐れて本気になれないでいる人もいるでしょう。確かに、失敗することに恥ずかしさを感じたり時間の無駄に感じるかもしれませんね。しかし、その失敗は決して無意味なものではありません。

その失敗から得たものがあるはずです。「こうすれば良かったんだ」「こうしたからダメだったんだ」と得たものがあるなら、むしろ失敗は必要だったと言えるのではないでしょうか。初めてすることであれば特にそうです。

目標を達成するためには、「失敗は必ずするもの」という考えが大切。そして目標を達成した時、きっと自信に変わります。そうした積み重ねで、失敗への恐怖心が払拭できるでしょう。

誰かと比較しない

誰かと比較することで、自分の中のやる気が削がれてしまうことがあります。

例えば「本気になってもあの人には敵わない」と思ったり、「同じ時にスタートしたのにあの人はあそこまで行ってる」と比較することです。自分と誰かを比べることで、焦ったりモチベーションが下がったりと悪い影響を受けてしまうことがあります。

本気になることが増えて自信が付いてきた時、比較することでやる気が出る場合もあるでしょう。ただ、まだ自信が持てていない段階ではやめるべきです。

ライバル視する相手は自分。これまで本気になれないでいた自分と比べて、「これができるようになった」と、自身を認め褒めるようにしましょう。

ストレス発散はこまめにする

本気で何かをしようとする時、人は必死に努力するでしょう。

ただ、同時にストレスが大きくかかります。本気になることも大切ですが、本気になることで自分の心身を壊してしまってはいけません。

ですから、こまめにストレス発散することも大事。本気になっている時こそ、自身のストレスを見逃したり軽視しがちです。ストレス発散する日や場所を、意識的に取り入れるようにしてください。

視野と行動範囲を広げる

本気になれない人の中には、まだ本気になれるものに出会えていない人もいます。夢中になれるものがない、好きなことがないという人は、視野と行動範囲を広げて興味が持てるものを探してみましょう。

とはいっても、無理に探し回る必要はありません。「これだ」と思えるものに出会えるまで、今よりも視野と行動範囲を広げて自由に過ごすだけで良いです。

プレッシャーがある中探しても見つかりにくいでしょう。まずは「本気になれるものと出会うこと」を目標にしてみてはいかがでしょうか。こうして目標を持ち行動することが、無気力な人生を卒業するためには大切です。

小さいうちから本気になれるものに出会えている人もいれば、大人になっても出会えていない人もいます。また、本気で頑張って努力した人がクローズアップされるため、本気になれないでいる人は余計に自信を失くしてしまうかもしれません。

しかし、あなたと同じように本気になれないでいる人は多いもの。「何かに本気になりたい」「どうやったら本気になれるんだろう」と悩んでいる人は意外と大勢います。

そんな中、何からスタートすれば良いのか迷っていたのではないでしょうか。もし、好きな事があったり趣味をすでに持っているなら、目標を定めて実際に行動に移してみましょう。そうしたものがない場合は、焦るのではなく興味が持てるものを自分の足や目で探してみてください。

そういった行動が、本気になれないでいる自分を変えることができます。そして本気になれるものが見つかった時、きっと達成感や充実感が得られ人生がより豊かになるはずです。