おせっかいな人の心理や特徴って？あるあるや対処法＆改善策を紹介

おせっかいな人に対して良い印象を抱く人もいれば、悪い印象を抱く人もいます。おせっかない人が焼いてくれる世話はありがたいものではあるものの、度々空気が読めずありがた迷惑になっている…と感じたことがある人は決して少なくないでしょう。

一般的におせっかいとは「でしゃばって世話を焼くこと」「必要のないことまで手を出すこと」という意味を持つ言葉となっています。基本的におせっかいは、他人からすれば「本来は必要のない手助け」であることが多く、それゆえに迷惑だと思えてしまうことも多いのでしょう。

しかし、おせっかいな人は基本的に善意で動いているため、相手に迷惑をかけたいと思っていません。だからこそ対応に困る人は少なくなく、どうすれば穏便に相手と無理なく付き合っていけるのかと悩んでしまうのです。

まず注目していくのは、おせっかいな人が身近にいる人の体験談です。

実際におせっかいな人が身近にいるとどのように感じることが多いのでしょうか？困ることが多いと言われているおせっかいな人のエピソードについて、早速注目していきましょう。

義理の母親がおせっかいでイライラする！

「義理の母がおせっかいでイライラしています。うちにはうちのやり方があるのにいちいち口出ししてくるし、週末は家事をわざわざ手伝いに家に来ます。正直家に来られると全然落ち着かないので、かなり困ってます」(29歳/女性/会社員)

実母ならともかく義理の母がおせっかいだと正直困るという人は多いでしょう。あまり強く拒絶できないのもあり、やんわりと迷惑だと伝えても伝わらないがほとんどであり、手を焼いてしまうのです。

義理の母はつい息子・娘夫婦を下に見てしまいがちになるため、頼まれてもいないことに口出ししたり世話を焼いたりしてしまうのでしょう。

かなりおせっかいなママ友がいます…

「かなりおせっかいなママ友には正直疲れています。先日子どもが悪さをして叱った時も、どこから聞きつけたのか私に叱るのは良くないと説教をしてくる有様で…。家庭によって方針が違うのだから自分の価値観で口出ししてほしくないと思っています」(35歳/女性/サービス業)

おせっかいなママ友を持つと苦労は絶えないでしょう。他人の家庭の方針に口出ししてくることも珍しくなく、頼んでもいないアドバイスやお説教をされて困っているという人は少なくありません。

おせっかいママ友は「自分の育児方針こそ最高」と思っていることも多いため、自分の価値観を押し付けがちになってしまうのでしょう。

職場のお局様が恋愛話が好きなおせっかい…

「職場のお局様は他人の恋愛話が大好き。お局様に相談していないのに恋愛話をしていると勝手に口出して、自分が部下の恋を成功に導いているように振る舞います。でもお局様本人は交際経験ゼロらしいので説得力もなく、毎回気まずい雰囲気が流れます」(24歳/男性/事務)

他人の恋愛事情に首を突っ込むおせっかいな人は少なくないでしょう。誰よりも恋愛を熟知した気持ちで求められてもいないのにアドバイスをし、自分が周りを手助けしているという優越感に浸るのです。

しかしそんなおせっかいな人に限って他人にアドバイス出来るほどの経験をしているわけではなく、おせっかいを焼かれても正直困惑してしまうというケースは珍しくありません。

おせっかいな友達の心理には正直ドン引き…

「おせっかいな友達になんで世話を焼くのか聞いたら、優越感に浸れるとか恩を売れるとか言ってて正直ドン引きしました。その心理は悪いことじゃないですけど、自分勝手におせっかいをしておいて恩を売るのは普通に考えて迷惑ですよね」(35歳/男性/公務員)

おせっかいな人の中には、優越感に浸りたい、恩を売りたいなどといった心理で世話を焼く人がいます。完全に相手のためというより自分のために行動しているため、頼んでもいないのにありがた迷惑をかけられた人は恩まで着せられることになるのです。

一概におせっかいな人の心理は全て同じとは言えないものの、こういった心理を持つおせっかいな人の本音を知ってドン引きしてしまう人は少なくないでしょう。

そもそもなぜおせっかいな人は、人に対して積極的に世話を焼くのでしょうか？おせっかいな人に対して多少なりとも迷惑だと感じている人は、その心理が気になりますよね。

そこで注目していくのはおせっかいな人の心理についてです。なぜおせっかいな人は人に世話を焼くのか、心理をチェックしてその疑問を解決していきましょう。

人から認められたい

人から認められたいという心理からおせっかいを焼く人は少なくありません。世話を働くことは良いことであり、良いことをすれば周りから高い評価をもらえると考えているのでしょう。

基本的に「人から良く思われたい」という心理や欲求が強いため、相手や周りの都合や心理よりも自分の都合を優先することになります。

相手からやんわりと断られたとしても、すでに本人は「良く思われたい、認められたい」という心理の元で動いているため、相手の本心や心理には気付きません。

人助けをしたい

中には100％の善意でおせっかいを働く人もいます。こういったタイプは相手が喜ぶことをしたいと本気で思っており、相手を喜ばせるためならば多少無理をしてでも世話を焼こうとするのです。

ただ、「相手が喜ぶこと」というのも自分が勝手に想像したことでしかないのも事実。「相手が喜ぶに違いない」という思い込みの元でおせっかいをしているため、結果的に相手や周りの心理や都合を無視することになり、迷惑がられてしまうことが多いと言えます。

人より上に立ちたい心理

人よりも優位に立ちたいという心理からおせっかいを焼く人も少なくありません。人よりも優位に立っていると実感する方法はさまざまですが、おせっかいな人の場合は世話を焼ける立場＝相手よりも能力や地位が上である、と解釈していることがほとんどです。

つまり相手におせっかいを焼くというのは、「相手は自分よりも劣っているから、優れている自分が手を貸してあげる」という考えに浸れるからだと言えます。たとえ自分が無理をすることになっても、「相手よりも上」だと実感できれば損とは思わないのでしょう。

恩を売っておきたい心理

恩を売りたいから世話を焼くという人も多いでしょう。このタイプは基本的に損得勘定で動いていることが多く、「この人に恩を売っておけば後々自分は得をするだろう」と判断できる人がいれば、頼まれてもいないのに世話を焼き、恩を売りつけていきます。

そのため、おせっかいを働いた後は見返りを求めることが多く、何かと「○○をしてあげた」と恩着せがましく言ってくる特徴が見られるでしょう。

勝手に恩を売りつけておきながら非常に身勝手ですが、本人は「得をしたのは事実だから良いだろう」と解釈をしているため、恩着せがましくいることに何も疑問を抱いていないのです。

相手に求められたいという心理

人に求められたいという心理からおせっかいを焼く人もいるってご存知ですか？このタイプは人付き合いに対して自信がなく、おせっかいという形で誰かを手助けし、いずれ求められる人になりたいという強い心理を持っているという特徴があります。

自分に自信がないため、普通にコミュニケーションを取るだけでは相手と信頼関係になれているとは思えず、相手にとって得となることをすることで、自分の必要性を確立させようとしてるのでしょう。

ただ、結果的に「相手に求められたい」という欲求が優先されてしまっているため、空気を呼んだり相手の事情や心理を考えたりすることまで気が回らず、ありがた迷惑になってしまうことが多いのも事実です。

次に解説していくのはおせっかいな人によく見られる特徴です。

おせっかいな人にはどんな特徴があるのか、早速注目していきましょう！

正義感が強い

正義感が強いおせっかいな人は珍しくありません。とにかく相手や周りの為になることをするのが正義だと考えているため、たとえ相手からやんわり断られたとしても単なる遠慮だと捉えてしまいます。

このタイプの場合、厄介なポイントになるのが「自分が信じる正義に盲目的」だということでしょう。自分にとって正しいと思ったことに対して疑いを持たないため、自分にとっての正義や常識や相手や周りにとっての迷惑になるとは思いもしていません。

完全に善意で動いていることがほとんどなため、いくらおせっかいを遠慮しても話が通じないことが多いでしょう。

お世話好き

お世話好きというのもおせっかいな人の代表的な特徴です。おせっかいを焼く心理や理由はそれぞれありますが、根本にあるのは「人に世話を焼くのが好き」という心理でしょう。

人に世話を焼くのが好きでなければ、たとえどんな理由があったとしてもそこまで他人や周りの為に世話を焼くことはできません。単に世話好きとだからこそ、さまざまな理由や心理が口実となり、相手や周りに世話を焼いているとも言えます。

場の空気や雰囲気を読めない

基本的におせっかいな人は場の空気や雰囲気は読めません。自分が良いと思ったこと、相手の為になると思ったことをすることに精一杯になっているため、相手や周りの様子を窺う余裕がそもそもないのでしょう。

おせっかいな人に対してやんわり断っても話が通じないというのも、場の空気や雰囲気が読めないからだと言えます。きちんと理由や事情を話さない限り、勝手な解釈によって遠慮をしていると判断されるため、おせっかいな人に対し空気を読むよう期待するのはおすすめできません。

手助けや口出しをしてしまいがち

ありがちなおせっかいな人の特徴になるのが、手助しや口出しをしてしまいがちということでしょう。頼まれてもいないのに手助けをしたり、口出しをしたりすることが多く、そんなところに多くの人は身勝手さを感じてしまうのだと言えます。

誰だって自ら頼んだ相手が世話を焼いてくれるならば、ありがた迷惑だとは思わないでしょう。また、手助けや口出しが空気を読んでのものならば、そこまで嫌な気持ちにならない人も多いはずです。

先程の特徴にもかぶりますが、基本的におせっかいな人は空気を読めないため、相手や周りの都合を考えずに手助けや口出しをしてしまうから、反感を買いやすいのだと言えるでしょう。

続いてもおせっかいな人によく見られる特徴を解説していきましょう。

なぜおせっかいな人に対してありがた迷惑だと感じることが多いのか、その疑問もおせっかない人の特徴に触れていくと、なんとなく理由が見えてくることもあります。

特徴を知れば相手との上手な付き合い方のヒントが得られることもあるため、おせっかいな人に悩んでいる人はぜひ注目してみてくださいね。

相手の心理や考えを無視して自分の意見を押し付ける

相手の心理や考えを無視して、自分の意見を押し付けてしまうというのは、おせっかいな人によく見られる行動でしょう。そもそも相手の心理などを理解していれば、過度におせっかいを焼くこともなくなり、そこまで人から反感を買うことはありませんよね。

おせっかいな人に困る人が多いというのも、我の強さを感じてしまうからだと言えます。相手や周りのことよりも、自分の心理や考え、時には欲求を優先して世話を焼こうとするため、どこか恩着せがましく自分勝手に思えてしまうのでしょう。

また、おせっかいな人は自分の価値観と相手や周りの価値観にそこまで違いがないと思っています。そのため、自分が迷惑だと思わない限りは良かれと思って積極的にやってしまい、そんなところも周りから見て自分本位だと思えてしまうのです。

見返りを求めている心理がある

損得勘定を意識しているおせっかいな人は決して少なくなく、基本的にそういった人は何かをしてあげた後、見返りを求めようとしてきます。たとえストレートにお返しを求めなくても、言い方や振る舞いがどこか恩着せがましく感じてしまうことは多々あるでしょう。

おせっかいな人の中には完全な善意で世話を焼く人もいますが、大半は自分の都合や欲求のために世話を焼く人がほとんどです。もちろん相手の為を思う善意もその中にはありますが、どこかで何らかの見返りを求めています。

具体的な見返りがわからなくても、何かを理由におせっかいを焼かれていると相手や周りは違和感を感じ、快くその善意を受け取れなくなるのです。恩着せがましく感じたり自分勝手に思えたりするのも、そういった心理がどこか透けて見えるからだと言えるでしょう。

何事にも首を突っ込もうとする

何事にも首を突っ込もうとするのもおせっかいな人によく見られる特徴でしょう。完全な善意にしても何らかの目的があるにしても、何らかのトラブルに首突っ込めば他人や周りに世話を焼ける機会が得られるため、積極的に関わろうとするのです。

また、心理的に「人に求められたい」「優越感に浸りたい」と思っていることも多いため、その心理を満たしたいというのも、何事にも首を突っ込む理由のひとつ。

何らかのトラブルで恩を売ればそれだけ自分に利益があると信じているため、空気を読まずに自分の心理や欲求を優先させてしまうのです。たとえそれがより物事を混乱させる事態になったとしても、本人の中には善意もあるため、迷惑をかけているという自覚はほとんどありません。

心理的にかなり自信がある

心理的にかなり自信を持っているというおせっかいな人も少なくありません。中には自信がないからこそ人に求められる、認められるために世話を焼く人もいますが、逆に自信があるからこそ世話を焼く人もいるのです。

自信がある世話好きの場合、自分がやったほうが相手よりも成功するという心理が芽生えやすい傾向にあります。基本的に過程よりも結果を求めるタイプなので、相手の邪魔になっても結果が良ければ問題ないだろうと解釈をしているのです。

相手がおせっかいを焼いたことに不満を表しても、「上手く言ったのに何が不満なのだろう」と疑問に感じるだけで、相手の気持ちを汲み取ることは出来ないことは少なくないでしょう。

次に解説していくのはおせっかいな人のあるあるです。

おせっかいな人が身近にいると、「こんなことをされるとちょっと迷惑…」と感じることがありますよね。そんなおせっかいな人にありがちな行動についてまとめてみたので、気になる人はぜひチェックしていきましょう！

お店を勝手に予約する

頼んでもいないのにお店を勝手に予約する行為は、おせっかいな人には良く見られます。予約自体はするのは面倒、苦手という人も珍しくないため、率先してやってくれることに感謝している人も多いでしょう。

しかし問題なのは、まだ予定やお店など詳しいことが確定しないのにもかかわらず独断で予約をしてしまうということ。空気が読めなかったり勝手な解釈をしたりすることが多いため、「このお店で問題ないだろう」と決めつけ、予約をしてしまうのです。

そのお店で問題がなかったとしても独断で行動する身勝手さに不快感を表す人も多くいます。別のお店に決まった際には再度予約の手間が必要にくわえ、先に予約したおをキャンセルするといった迷惑をかけることにも繋がるため、勝手なこと早めて欲しいと思う人は少なくないのです。

育児方法に口を出す

特に義理の両親、または身近な年配、ママ友などのおせっかいな人によく見られるのが、他人の育児方法に口を出すというものでしょう。

たとえば本人が育児方法に悩んでいてアドバイスを求めているならば、口出す権利はありますよね。しかしおせっかいな人は求められてもいないのに口出すことが多いため、反感を買いやすく、「ほっておいてよ！」と思われてしまうのです。

特におせっかいな人は相手よりも自分のほうが優れているという心理を持つ人も多いため、求めてもいない上に上から目線に感じられるアドバイスを言われた相手は、強く不快感を表すのだと言えるでしょう。

頼んでもいない物を買ってくる

頼んでもいない物を買ってくることもおせっかいな人にはありがちです。おせっかいな人本人の心理からしてみれば良かれと思ってのことですが、相手からすれば必要以上に相手に気を使うことになるだけでなく、実際いらないものならば迷惑にしかならないのが事実でしょう。

また、おせっかいな人が厄介だと思われるのは、頼んでもいないものを買ってきたにもかかわらず代金はきちんと要求することが多いという点です。中には無償でプレゼントをする人もいますが、基本的には「代わりに買ってきてあげた」だけなので、代金は当たり前のように要求します。

相手からすれば欲しくもないものを恩着せがましく渡された挙げ句、代金を支払わなくてはいけないため、非常に理不尽に思えてしまうでしょう。しかしおせっかいな人には悪意がないため、強く非難することも出来ず、悩んでしまうことは多いのです。

人の相談を聞きたがる心理が目立っている

人の相談を聞きたがる心理が目立っているのも、おせっかいな人によく見られることでしょう。誰かが悩んでいたり、実際に相談をしていたりする場面に出くわすと、呼ばれてもいないのに自分の出番が巡ってきたかのように首を突っ込もうとします。

心理的には相手の力になりたいと思ってのものもありますが、とにかく隙さえあれば人の役に立ちたいという心理や欲求が強いため、人の相談事には敏感になってしまうのです。

そんな人の相談を聞きたがる振る舞いはデリカシーに欠けていると思われることも。たとえ善意だったとしても、「人に良く思われたいからやっている」と計算高いように捉えられ、白い目で見られてしまうことも珍しくありません。

輪の中心にいたい心理が透けて見える

基本的におせっかいな人は人の輪の中心にいたがります。多くの人から認められたい、注目されたいという心理が強いからこそ、何事にも首を突っ込んだり、求められてもいないのに相談事にはアドバイスをしたりしてしまうのです。

これはおせっかいな人が共通して心理的に承認欲求が強いからだと言えます。とにかく誰かに注目されていないと気が済まないと思っているため、おせっかいという形で自分をアピールしていき、人の輪の中心に居座ろうとするのでしょう。

次に解説していくのはおせっかいな人への対処法です。おせっかいな人の心理や特徴がわかったとしても、具体的にどのように対処をしていけばいいのかわからない…と悩む人は多いでしょう。

身近におせっかいな人がいる場合、日頃からありがた迷惑を受けていることも珍しくないため、人によっては大きなストレスになっていることもあります。その場合は一刻も早く対処法を見つけ、上手くおせっかいな人と付き合っていきたいと思いますよね。

そんなおせっかいな人に悩む人の為に、効果的な対処法をいくつか解説していきましょう。

本人にはっきりと伝える

おせっかいな人は空気を読むことも、人の様子を窺うことも苦手です。そのため、本当に迷惑だと思うならばはっきりと伝える必要があります。

むしろはっきりと伝えたところで、「遠慮をしている」と捉えられることも多いため、出来るだけきちんと自分の気持ちを伝える必要があるでしょう。あえて傷つく言い方をする必要はありませんが、出来るだけ具体的にきちんと自分の気持ちや都合を伝えてみてください。

いくら鈍感なおせっかいな人だとしても、はっきりと相手の意見を伝えられてしまえば積極的に世話を焼くのは難しくなるはずですよ。

プライベートに関する情報は話さない

プライベートに関する情報は話さないようにしましょう。いくらおせっかいな人でも、よくわからない相手の為に世話を焼くのは難しくなります。

おせっかいな人が積極的に世話を焼く心理には、「相手のことを自分はよく理解している」という思い込みも関係しているのです。その思い込みが「きっとこうすれば相手は喜んでくれる」という解釈に繋がり、おせっかいに発展していくのでしょう。

しかし、そもそも自分のプライベートな情報などを話さなければ、そんな思い込みは生まれず、都合の良い解釈にも繋がりません。また、よく知らない相手とはおせっかいな人でも距離を感じるため、積極的に世話を焼こうという気にはならないのです。

できるかぎり距離を置く

可能であればおせっかいな人とはできるだけ距離を置くようにしましょう。基本的におせっかいな人は「自分がよく知っている人」「身近な人」をターゲットに世話を焼くため、距離を置いていればそこまで関わりを持たれることはないのです。

距離を置く上で意識をしたいのは、精神的な距離ではなく物理的な距離となります。おせっかいな人の大半は空気を読むことは苦手なため、いくら精神的な距離を置いたとしても気付いてもらえない可能性があるのです。

しかし物理的に距離を置けば世話を焼こうにも難しくなるため、接する機会は減っていきます。できるだけ顔を合わせない、近づかないようにして、物理的な距離を少しずつ取っていきましょう。

自分の意見を突き通す

おせっかいな人に世話を焼かれたとしても、自分の意見や都合を突き通すことも大切です。相手に悪意がないことがほとんどなため、その厚意を蔑ろにして自分の都合を突き通すのは少々胸が痛くなるものですが、自分の平穏な心や日常を守るためにはなりふり構ってられません。

そもそもおせっかいな人は非常にポジティブな心理の持ち主であるため、相手に流されてしまえば「やっぱり自分の行動は相手の為になったんだ！」と解釈をし、さらに世話を焼こうとすることがほとんどです。

そのため、おせっかいが嫌ならば相手に合わせるよりも自分の意見や都合を優先し、「あなたの手助けは必要ありません」といった意思表示を行動で示していくことも意識していきましょう。

最後に解説していくのはおせっかいな性格を改善する方法です。

中には「自分がおせっかいな人だ」と自覚がある人もいるでしょう。そんな人からしてみれば、良かれと思った行動が相手にとって迷惑だと感じたらショックですし、出来ることならばもう迷惑はかけたくないと思いますよね。

日頃からおせっかいを焼くことが多い人は、思わぬトラブルや迷惑をかけないためにも、日頃から気をつけるべきことを意識していくことが大切です。

口を挟まない

できるだけ日頃から口出ししないように意識をしていきましょう。おせっかいな人は無自覚に他人や周りの話や意見に口出す癖があります。たとえそれが心理的におせっかいだと思っていなくても、相手からすれば求めていない意見を言われた気になってしまうのです。

そのため、誰かの話に耳を傾ける時にはできるだけ聞き手に徹していきましょう。聞き手に徹することを意識すれば自然と口出しすることも減っていき、不用意なおせっかいを働くことも減っていくはずです。

価値観の違いを受け入れる

おせっかいな人の多くは、自分の価値観と他人の価値観にはそれほど相違がないと思っている傾向にあります。しかし自分が思っているよりも自分と他人の価値観にはさまざまな違いがあり、たとえ同じ傾向にあったとしても、細かく見ていけば違いがあることがほとんどなのです。

そのため、おせっかいを働きたいと思ったとしても「もしかしたら相手からすれば迷惑かもしれない」「自分でやり遂げることを目標にしているかもしれない」と、自分の価値観ではなく相手の価値観に寄り添う考えを持ってみましょう。

自分の価値観に基づいた行動が減っていけば、自然とおせっかいを焼くことも少なくなっていきます。どうしてもおせっかいを焼きたいならば相手に一言聞いてみて、自分が手助けできるものがないかを確認した上で行動に移すようにしましょう。

心理的にも見返りを求めない

心理的にも見返りを求めるのはやめましょう。中には「気持ちでは見返りを求めていても、態度で表さなくてもいいじゃないか」と思う人もいますよね。たしかに態度や言動にさえ表さなければ、見返りを求めていると相手に悟られることはないかもしれません。

しかし、心理的にでも見返りを求めてしまうことが多いと、無意識に相手に対しておせっかいを働こうという気持ちになってしまうのです。おせっかいな人は他の人と比べて見返りへの欲求や執着が強いため、心理的にできるだけ求めないように心がけることで、対処に繋がります。

見守ることを覚える

何かをしてあげたいという気持ちは素晴らしいものです。しかし、実際にしてあげたほうがいい場合もあれば、見守ってあげたほうがいい場合もあるというのを覚えておきましょう。

たしかにもしかしたらあなたがやったほうが効率よく、結果も良いものになるかもしれません。しかし相手は結果よりも、その物事をやるという行為に意味を感じていたり、誰にも邪魔されず自分のペースでやりたいと思っていたりする可能性があるのです。

その場合手出しをしてしまえば、当然相手が快く思わないのは想像ができますよね。手を出したい、口出ししたい…そう思っても、見守ることも相手の為になることを考えれば、ぐっと堪えることができるはずですよ。

相手の心理や都合を考えて行動する

おせっかいな人の心理や欲求は、どうしても自分優先のものが目立ちがちです。相手の為と言いつつも、よくよく考えてみれば自分の心理や欲求を満たす為だったというのはよくあることでしょう。

そのため、何かをしてあげようと思った時には相手の心理や都合を考えて行動する癖を身に着けてみてください。たとえあなた自身が「きっと喜ぶに違いない」という確信を持っていたとしても、今このタイミングでその手助けをしてもいいのか、客観的に考えてみましょう。

可能ならば相手に直接手助けが必要か聞いてみるのがベストです。おせっかいな人は独断で手を出すから嫌がられることが多いため、相手に聞くアクションを挟むだけで、相手の心理や都合に寄り添った動きをすることができます。