毎日辛い人の心理&原因を徹底解説！意識すべきことや対処法もご紹介

長い人生ですから、良い時もあれば悪い時もあるものです。楽しい日々が辛い日々に、辛い日々が楽しい日々に、その繰り返しの中で、人々は人生を模索していきますよね。

それは分かっているはずなのに、やはり辛い日々、苦しい日々が続くと心が折れてしまうこともあるでしょう。

辛い日々でも乗り越えられる人、なかなか乗り越えられない人がいますが、何か原因はあるのでしょうか。

毎日辛いと感じてしまう人の心理や原因を分析し、毎日辛いと感じた時に意識するべきことや対処法を探っていきましょう。

毎日が辛いと感じてしまう人は、どのような心理が働いているのでしょうか。毎日が辛いと感じる原因や対処法を探る前に、毎日が辛いと感じてしまう心理を分析していきましょう。

物事をネガティブに捉える

朝起きて、雨が降っていたら、あなたはどう思うでしょうか。「最悪…。雨なんて、今日もツイていない日だ」と思う人だというのなら、あなたはネガティブ思考だと言えるでしょう。

子供の時、雨を見て「今日はツイてない」なんて思っていたか思い返してみてください。それどころか水たまりなどで遊んでいたのではないでしょうか。

「晴れているほうが良いに決まっている」というのは固定概念でしかありません。ある出来事が起こって「ツイていない」と思う人とそう思わない人の差は「ネガティブ思考かどうか」にあります。

ネガティブ思考の人は、あらゆる出来事においてネガティブに捉えるため、毎日辛いと感じやすいのです。

常に不安を抱えている

今までの人生において、どんなピンチが起こっても、どうにか生きてこれたはずです。人生において不安になることはよくあることですが、あまり神経質に物事をとらえない方が良いと言えるでしょう。

友人の言動から「もしかして私、嫌われてしまったのかな…？」と思い込み、不安になっていませんか？仕事で失敗して「周囲に悪口を言われているのでは…」とおびえた経験はないでしょうか。

自分が心配しているほど、周囲はあなたを気にしていなかったりするものです。取り越し苦労をするタイプは毎日辛いと感じやすいと言えるでしょう。

冷静に考えられない状態になっている

あなたが今、辛いと感じていることは、本当に辛いことなのでしょうか。

例えば、ママ友ができなくて辛い、旦那様の収入が低くて辛い、子育てが大変で辛い…。こう思う人は、一度、冷静になって考えてみましょう。

ママ友は必要でしょうか。人付き合いが増えるということは、それだけトラブルに巻き込まれる確率も上がります。ママ友が多いことは良いことばかりではないのです。

旦那様の収入が低いことは辛いことでしょうか。世の中にはリストラ、倒産、病気で職を失う人もいるのです。高収入でなくても、健康できちんと働いてくれる旦那様を誇りに思いましょう。

子育てもそうです。大変であることに間違いありませんが、その中に幸せもあるはずです。毎日辛い人生だと思う人は、一度冷静になってみてくださいね。

逃げて楽になりたい

毎日辛くて、心が苦しい状態が続くと、やはり逃げたくなるものです。逃げてしまえば楽になれるかもしれませんが、逃げると余計に苦しい状況になることも珍しくありません。

逃げずに問題解決をした方が得策だと分かっていても、つい逃げてしまって、自分を追い込んでしまうのです。

すべてのことから逃げずに立ち向かうのは難しいと言えますが、常に問題から逃げようとする人は、根本的な解決にならないため、いつまでも辛い気持ちが消えないと言えるでしょう。

逃げて楽になりたいと思う気持ちは分かりますが、周囲に助けを求めながらでも良いので、問題解決へ向けて努力してみることをおすすめします。

毎日辛いと感じる人には、独特の心理があることが分かったはず。次は、毎日辛いと感じる理由や原因を探っていきましょう。自分と比較しながら、読み進めてくださいね。

完璧主義

完璧主義で、何でも頑張れる人は素晴らしいでしょう。しかし、残念ながら人間は完ぺきではありません。

完璧主義の人は、100あるうちの99が成功しても、残りの1が失敗したら失敗だと決めつけてしまいます。これでは人生において毎日辛いと感じるのは無理もありませんね。

100を目指すのは良いのですが、半分以上、60～70あたり成功したら上出来だと思うようにしてください。

完璧を求めすぎて、自分を追い込み、心が苦しい状態にならないように工夫するのです。

完璧主義の自分を捨てたら、人生をもっと楽に生きられるようになるでしょう。

相手に合わせてしまう

あなたは、自分の意見を主張するタイプでしょうか。それとも相手の意見を優先するほうでしょうか。

集団生活を送ると、やはり協調性は必要になってきますが、協調性と言いなりとでは、ニュアンスが全く違ってきます。

ここまでなら協調性を持って行動できるが、これ以上は「NO」を主張するというように、自分の意思表示をすることも必要だと思ってください。

やりたくもないことを引き受け続けたり、周囲の顔色をうかがいながら生活していると、毎日辛いと感じる状況からなかなか抜け出せませんよ。

自己肯定感が低い

あなたは自分のことが好きだと言えますか？また、自分に自信を持って行動しているでしょうか。

「どうせ自分なんて…」と思っている人が、充実した日々を送れるはずないですよね。

自分に自信がないと、積極的に挑戦することもできませんし、周囲と円滑にコミュニケーションを取ることもできません。

この状況では、毎日辛いと感じてしまいますし、それを打開していくこともできないのです。

このタイプの人は、自分に自信をつけるための努力から始めたほうが良いと言えるでしょう。

失敗を引きずっている

長い人生、誰にでも失敗は起こり得るものです。その失敗が大きいものか小さいものかは人それぞれではありますが、どんな失敗であっても引きずってはいけません。

失敗することは誰しもあるのです。失敗を恥じるよりも、その失敗を糧に成長していけるかどうかが重要だと言えるでしょう。

失敗は引きずるものではなく、乗り越えていくものです。「あの失敗が無ければ、毎日辛いと感じなかったはず」という考えではなく「あの失敗があったからこそ、今の自分があるんだ」と前向きにとらえるようにしてください。

毎日辛いと感じる理由や原因はさまざまでしたね。毎日辛いと感じる理由や原因は、まだあります。どんなことで人生が辛いと感じてしまうのか、引き続き、理由や原因を探っていきましょう。

プライドが高くて相談できない

人は一人では生きていけません。多くの友人は必要ありませんが、信頼できる人が数人いると、人生も楽になるでしょう。

プライドが高くて相談できない、周囲に信頼できる人がいないとなると、自分一人で悶々と悩まなければなりません。それでは、心が苦しい日々を送ることになってしまいます。

毎日辛いと感じ始めたら、プライドを捨てて、周囲に相談してみましょう。一人で悩んでいた時は、解決の糸口が見つからなかったのに、周囲に相談したらあっさり解決したなんてことも珍しくないのです。

思い切って、自分の気持ちをさらけ出してみてくださいね。

目標や生きがいがない

どんなに辛い日々を送っていても、明確な目標や生きがいがあれば、人は頑張れるものです。

辛い勉強でも、合格したいという強い信念があれば継続できますし、辛い仕事でも、家族のためなら頑張れるものですよね。

一方で、何も目標を持たず生きがいもないという人は、大きな試練にぶつかった時、心の持ちようが分からず辛い気持ちを毎日引きずってしまうのです。

明確な目標を立ててみるか、何か自分が好きだと思える生きがいを見つけることをおすすめします。

不運が続いてしまった

人生には、自分の努力次第ではどうにもならないことが必ずあるものです。

家族が亡くなった、親友を失った、詐欺にあった、裏切られた…。一つのことでもショックですが、立て続けに悲しい出来事が起きてしまうと、毎日が辛いと感じてしまうでしょう。

「何で自分だけこんな目に…？」「信じていたのに裏切られた…」そんなことを思ううちに、辛くなってしまうのです。

自分の性格や意識ではどうにもならないことが、人生にも起こり得ます。どんな状況でも、いつかは良くなると信じて歩むしかありません。

他人と比較してしまう

60億人いると言われる世界の人口ですが、当然、貧しい人もいれば、億万長者のような人も存在します。優れた美貌の人もいれば、そうでない人もいますね。

それなのに、周囲の人と自分を常に比較しているようでは、気苦労は絶えません。「あの子は幸せなのに、自分は…」と思っていても解決はしないのです。

自分は自分だと思い、今自分がするべきこと、しないで良いことをしっかりと判断できるようにしてください。

毎日辛いと感じる理由や原因は、人それぞれのようです。

では、毎日辛いと感じた時、どのように気持ちを持てば良いのでしょうか。毎日辛いと感じた時に意識したいことをまとめていますので、一緒に確認していきましょう。

自分のことを認めてあげる

完璧主義で、少しできないことがあるだけで「なんて自分はダメなのだろう」と思っていませんか？やってもないうちから「どうせ自分のような人間にできるはずはない」と決めつけていないでしょうか。

自分のことを認めてあげられないタイプの人は、どんなに頑張っても毎日辛いと感じるでしょう。

冷静になって考えてみてください。あなたは本当にダメな人間なのでしょうか。自分の嫌いなところ、できないところばかりに目をやるのではなく、自分の長所に注目することが大切です。

もっと自分を大事にして、自分の人生を前向きに送れるようにしていきましょう。

思い切って休暇をとる

毎日辛いと感じているのに、辛い状況から逃げてはいけない、逃げることは卑怯だと思っていませんか？

毎日辛いと感じているのは、自分の心が苦しい状態だということに間違いありません。心苦しい日々を送っているのなら、思い切って休暇をとってみましょう。

毎日辛いと感じているのはなぜなのか、時間をかけて、落ち着いて考えてみるのです。そして、普段の生活から離れ、心をリフレッシュさせていきましょう。

心が落ち着けば、毎日辛いと感じる気持ちも落ち着いてくるはずです。毎日辛いと感じ始めたら「そろそろ休み時かな？」と考え、心身ともに休めるようにしてください。

他人と比較しない

人は、他人のすることが気になるものであり、それそのものは悪いことではありません。しかし、自分と比較しては、自分に劣等感を持っているようではいけないでしょう。

周囲の人すべてと対決するのは難しく、すべての人に勝てる人生などありません。他人と比較してしまうことがクセになっているのなら、今すぐその考え方を改めましょう。

旦那の職業は何だ、子供の成績はどうだ、自分は他の女性より美しいか、そのようなことを気にしている人生では、毎日が辛いのは無理もありません。

他人の人生に振り回されることなく、自分の人生をしっかりと歩んでくださいね。

完璧を求めない

完璧を求める人は、実は自分に自信がありません。自分に自信がない分、何事も完ぺきにこなして安心したいのです。

100あるうちの50～60できたところで、自分は評価されないと思っているようでは辛い日々から抜け出せません。

誰にでも弱点はありますが、1つ弱点があるだけで自分を許せなくなっているようでは、心が苦しい状態になってしまうでしょう。

自分は一人の人間であり、完璧なロボットではないのです。一人の人間として、もっと自分を大事にしてくださいね。

毎日が辛いと感じた時に意識したいことは、参考になったでしょうか。しかし、意識を変えても、毎日が辛いと感じてしまうことが起こり得るのが現実です。

毎日が辛いと感じた時に実践してほしい対処法をピックアップしていますので、一つずつ確認していきましょう。

執着しない

あなたは、人や物に執着するタイプではないでしょうか。「この人でないとダメ」「これがないと落ち着かない」などと言っては、自分ではコントロールできない相手に執着することで、結果的に振り回されて疲弊してしまうのです。

自分に自信があれば人や物に執着することはありません。自信がないゆえに執着してしまい、思い通りにならなかった場合、辛い気持ちになってしまうのです。

自分は自分、素敵な人はいくらでもいる、素敵な物は他にもあるはずだという、ゆとりのある気持ちで生きていけば、辛い気持ちになることはなくなるでしょう。

誰かに相談する

毎日辛いのに、弱みを見せることができずに悶々と悩み続ける人がいます。しかし、人は一人で生きてはいけません。誰かに助けを求める勇気を持ってください。

信頼できる家族、信頼できる友人が一人でもいれば良いのです。信頼できる人がいない、親しい人ほど相談しにくいというのでしたら、公的な相談窓口などを利用しても良いでしょう。

一人で悩み続けると、すぐに限界がきて、取り返しのつかないことになりかねません。毎日辛いと感じ始めたら、早めに誰かに相談することをおすすめします。

生活習慣を見直す

夜更かしをしていませんか？暴飲暴食をしていませんか？怠惰な生活を送っていませんか？健康的な生活をしていないのに、メンタル面で健康になりたいなどと言っても難しいものです。

体や脳が健康な状態でこそ、辛い毎日を乗り越えていけるのに、そもそも身体が健康でなければメンタル面で元気になれることはありません。

早寝早起き、栄養バランスの摂れる食事内容、運動など、身体に良いと言われることを生活に取り入れてみてください。

体が健康であれば、辛い毎日を乗り越えていける精神力を維持することができるでしょう。

時には逃げるのもアリ

毎日が辛いと言って悩み続ける人は、良い意味で逃げることを知りません。逃げずに問題解決に立ち向かう気持ちは素晴らしいものですが、やはり個人の力や努力ではどうにもならない問題も起こり得るものです。

その場合は、無理して耐える必要はありません。毎日が辛いと感じてしまうほどの悩みなら、いっそ逃げてしまうのもアリだと言えるでしょう。

ゆっくり休暇をとる、誰かに手伝ってもらうなど、物理的に距離をとったり、他の人の手を借りたり…。逃げてしまうことに罪悪感を感じることのないように、上手に対処してください。

辛いと感じた時の対処法ですが、まだ他にもいくつかあるので引き続き紹介していきましょう。

あなたにできそうな対処法があれば、ぜひ参考にしてください。

趣味に没頭する

毎日が辛いと感じてしまうほどの悩みがあるなら、その悩みを忘れてしまうほどの楽しい時間を過ごすようにしてください。

あなたが好きだと思えるものは何でしょうか。音楽が好き、旅行が好き、運動が好き…など、色々とあるはずです。好きなものに囲まれて、好きなことをしている時間は何物にも代えがたく、辛い気持ちを癒してくれることでしょう。

毎日が辛いと感じることがあっても、好きなものがあれば乗り越えられるのです。自分を癒してくれるものは何なのか、普段から趣味になるものを見つけておいてください。

自分に優しくなる

少し失敗したら「自分はダメだ」完璧にできないと「完璧にできるまでもっと頑張らないと！」と言っては、自分を追い詰めていないでしょうか。これでは、心が苦しい日々になってしまいかねません。

「これは苦手だけど、これならできる！」「完ぺきではないけど、私にしては上出来！」など、もっと自分に優しくなれるようにしてください。

毎日辛いのは、自分自身が自分を追い詰めていたからかもしれませんよ。一度、自問自答してみてください。

過去を引きずらず、未来に希望を持つ

過去の失敗や過去の辛い思い出を引きずった状態では、辛い気持ちから逃れることはできません。変えられない過去に執着するよりも、これから始まる未来に希望を持つようにしてください。

毎日が辛くても、未来を考え、希望を持つことで辛い日々を乗り越えていけるものです。

あなたは、今どんな夢を持っていますか？1ヶ月先、半年先、1年先、3年先、10年先、細かく目標を立ててみて「今辛くても、未来は輝かしい」と思うことができれば、今の辛い気持ちも和らいでくるでしょう。

環境を変える

毎日が辛いと感じる原因は何でしょうか。学校や職場が耐えられないほど辛いというのなら、転校や転職もアリなのです。家族と上手くいっていないなら、一人暮らしもアリですよ。

今、どうしても耐えられないほど毎日が辛いと感じているのなら、環境を大きく変えるようにしてみましょう。

「思い切って環境を変えてよかった」と思うこともあれば、残念ながら「これなら前の環境で良かった」と思うこともあります。

それでも、環境を変えることで得られる経験や知識があるはずなので、決してマイナスにはなりません。

立ち止まって迷い続けるより、行動を起こすべきなのです。

毎日が辛いと感じる人には、独特の心理や理由、原因があったのです。この記事を読んで、今どのように感じているでしょうか。

長い人生、毎日が辛いと感じてしまうことがあるのは誰でも同じですし、辛い時期を避けて通れることはありません。

毎日が辛いと感じてきたら、ここで紹介した意識したいことや、対処法を思い出してください。

人生は一度きりです。辛い時期を乗り越えて、有意義な時間を過ごしてくださいね。