浮気後に関係を再構築するには？夫婦関係を取り戻す方法や注意点も！

パートナーが浮気をしていることが発覚した時のショックは計り知れないものです。ずっと信頼してきた相手だからこそ、自分の知らないところで浮気や不倫に走っていたという事実を受け入れられない場合もあります。

浮気発覚後に夫婦関係を再構築するか否かは、お互いの心がけによって変わります。再構築のやり方が成功すれば、夫婦として再スタートする可能性は残っていると考えられるでしょう。きちんと夫婦関係を再構築できるように、方法を模索してみませんか？

本記事では、浮気後に夫婦関係を再構築する方法や注意点について紹介します。浮気を乗り越え、夫婦としての絆を再構築するためにベストな方法を取り入れていきましょう。

パートナーが浮気をしたという事実は、何よりも辛いものです。自分以外の異性と親密な関係になっていたと考えるだけで、不快感を抱くようになるはず。そんな辛い気持ちを乗り越えるためには、どうすれば良いのでしょうか。浮気がわかった後に何をした方が良いのか、具体的な方法について紹介します。

傷ついた気持ちを伝える

浮気をされて傷ついた気持ちは、相手に伝えることが大切です。浮気がわかってからも自分の気持ちを我慢したままでは、ストレスがどんどん溜まっていきます。パートナーに対する不信感も募っていき、夫婦関係の再構築は困難を極めるようになるでしょう。

「浮気されたことが悲しかった」「信頼を裏切られて悲しい」など、素直な気持ちを相手に伝えてください。ストレートに伝えることで気持ちを発散し、ストレスが溜まるのを防げます。言いたいことを全て言うことができれば、辛い気持ちも和らぐはずです。

また、相手も浮気によって大切なひ人を傷つけたことを自覚できます。事実をお互いに受け入れるためにも、気持ちの発散は行ってください。

無理に忘れようと頑張らない

「一度の浮気なら、忘れてなかったことにしよう」と思う人がいるかもしれませんが、それはおすすめできません。いくら忘れようとしても、パートナーに浮気されたという事実は一生残ります。記憶から消そうとすればするほど、頭にこびりついて離れなくなるはずです。

まずは、パートナーに浮気されたという事実を受け止めてください。浮気の事実は消すことができず、いつまでも2人の間に残されると認識することで、次のステップに進むための心の準備を作ることができます。

浮気の事実を受け入れた上で、関係を再構築するか別れるか、冷静に考えるようにしましょう。再構築を選んだ場合は、気分を一新して新たな関係作りに邁進してみてください。

友達に相談をする

自分の中だけで辛い気持ちを整理できない時は、信頼できる友達に相談するのがおすすめです。1人で抱え込んでばかりでは辛い思いが溜まっていくだけなので、どこかで発散することが大切になります。浮気の事実を知ってどのように辛い気持ちになったのか、友達に話してみてください。

友達に話しているうちに自分の気持ちに整理がついていき、浮気を受け止めることができるようになります。そして、友達から共感を得ることで少しでも気分が晴れてくるでしょう。

同じく浮気をされたことのある友達なら、経験を踏まえた上でのアドバイスをくれます。友達との会話の中で再構築に向けて動き出すか否か、決めるようにしてみてはいかがでしょうか。

過去ではなく未来に目を向ける

どんなに頑張っても、浮気されたという事実は消えません。関係を再構築したとしても、完全に元通りというわけにはいかないのです。しかし、いつまでも過去ばかり見ていては意味がありません。未来に目を向けるように意識することが重要です。

今後パートナーとどのような人生を歩んでいくのか、どのように関係を再構築していきたいのかなど、未来に目を向けるようにすると建設的な考え方ができるようになります。

過去ばかり見てウジウジしていては前に進めないと思って、未来志向になっていきましょう。幸せな未来を思い描けるようになれば、過去に抱いた辛い気持ちは徐々に癒されていくはずです。

気持ちをノートに書き出す

自分の気持ちは全て把握できていると思っていても、実はそうではない場合があります。友達に相談しようとしても全てをさらけ出せず、自分の中に溜め込んでしまうこともあるでしょう。そんな時は、気持ちをノートに書き出すのがおすすめです。

浮気を知った時に感じたこと、パートナーへの現在の気持ち、今後のことなどノートに書き出していくことで、心の中に抱いていた気持ちを吐き出せるようになります。

書き出してから初めて、「本当はこんな風に感じていたんだ」と自分のことに気付けることもあるのではないでしょうか。文字にすることで気持ちの整理がつき、次に何をするべきか見えてくるはずです。

浮気が発覚した後に夫婦関係を再構築するか否かを決めるのは、容易なことではありません。どんなに気持ちの整理をつけようとしても、難しいこともあるはずです。そんな時は、夫婦関係を再構築するメリットについて冷静に考えてみてください。

感情的になるのではなく、理性的にメリットを見つめ直すことで再構築の判断がしやすくなります。どのような点にメリットがあるのか紹介するので、参考にしていきましょう。

子どもに心配をかけなくてすむ

浮気後に夫婦関係を再構築するメリットとして挙げられるのが、子供に心配をかけなくて済むということです。子供は浮気の事実を知らなかったとしても、夫婦関係が悪化していることは敏感に察知します。夫婦関係を再構築せず、別れを選んだ場合は子供に大きな心配をかけるようになるでしょう。

「もうお父さんとお母さんは仲良くならないんだ」と思うだけで、子供の心は傷ついてしまうことがあります。精神的なストレスになり、さまざまな面で支障が出る可能性もあるでしょう。

子供を守るという意味で、夫婦関係の再構築にはメリットがあると考えられます。相手の浮気が許せなくても、子供のためを思えば再構築に向けて動き出せるはずです。

これまでと同じ生活ができる

再構築の道を選ばない場合、生活は大きく変わります。離婚に関する手続きや別居のための手配など、たくさんのことをやらなければなりません。そして別れた後の生活は、これまでと同じというわけにはいかないのです。

専業主婦だった場合は養育費や慰謝料だけで生きていくのは大変なので、新たに仕事を見つけなければなりません。子供を持ちながらシングルマザーとして働くのは、心身ともに疲れ果ててしまうことがあります。また、男性側も仕事から帰宅した時には誰もおらず、孤独な日々を過ごすようになります。

関係の再構築ができれば、生活は今までとほとんど変わりません。生活水準を維持できることは、再構築のメリットになると言えます。

世間体を保てる

関係の再構築ができず離婚の道を選ぶと、周りからさまざまな噂が流されることがあります。近所や友人、会社内など、離婚の事実を知った人たちの間であることないことが噂されるようになるかもしれません。浮気をした事実が周りに発覚した場合は、世間体を保つのが難しくなる時もあります。

夫婦関係の再構築に成功すれば、世間体が悪くなることはありません。周りからすれば、以前と変わらない夫婦にしか見えないからです。

「会社の評判を落としたくない」「親戚の好奇の目にさらされたくない」など、世間体を気にする傾向にある人は夫婦関係を再構築することにメリットを感じられるのではないでしょうか。

有意な立場を取れる

自分が浮気された側の場合、夫婦関係を再構築することで有意な立場を取れることがあります。浮気した側=加害者、浮気された側=被害者と考えることができるため、関係修復後も浮気した側は一生をかけて償わなければならないのです。

もし意見が対立することがあったとしても、「自分は浮気されて傷ついた側だ」というカードを切れば、相手も強く出ることはできません。「浮気した者として、相手に尽くさなければならない」という気持ちから、一歩引いた立場を取ってくれるはずです。

有意な立場を取れるというメリットを最大限に活かすことができれば、自分にとって居心地が良い関係を作りやすくなるでしょう。

夫婦の絆を深めるチャンスになるかもしれない

浮気の発覚を夫婦関係の終わりと捉えるか、チャンスと捉えるかは人それぞれです。ポジティブに考えることができる場合は、「この危機を乗り越えれば、夫婦の絆を深められる」というメリットを見出すことができます。

なぜ浮気をしたのか、今までの夫婦関係に問題はなかったのかなど、2人でじっくり話し合うことで見えてこなかったものが見えてくることがあるはず。お互いに我慢しあっていた部分をさらけ出し、より良い夫婦関係を築くためには何をするべきか考えられるようになります。

「もう浮気をしない、されない夫婦になろう」という心がけにより夫婦の絆が深まり、以前より仲良くなれる可能性も見えてくるはずです。

浮気後に夫婦関係を再構築するメリットがある一方で、デメリットもあります。悪い側面もきちんと把握した上で、夫婦関係を再構築するか否かを決めることが大切です。どのような点にデメリットがあるのか確認し、自分の気持ちを決めるようにしてください。

完全には信用できなくなる

どんなに頑張って夫婦関係を再構築しても、浮気をして裏切られたという事実は消えません。一度失った信用を取り戻すことはできず、パートナーのことを完全には信じられなくなります。信用しようと心がけても、心のどこかでパートナーを疑う気持ちが湧き出てきます。

例えば、仕事で遅くなると連絡があった時に「仕事ではなく浮気相手と会っているのでは？」と疑うこともあるでしょう。相手が嘘をついていなかったとしても、常に疑いの目を持つようになります。

相手が「誠意を尽くしているのに、どうして信じてくれないんだ」と逆ギレすることもあるはず。夫婦関係の根幹である信用を取り戻せないことは、かなりの痛手になると考えられます。

また浮気される心配が常にある

パートナーの浮気を許し、夫婦関係を再構築したとしても浮気の心配は尽きません。もともと浮気癖のある人の場合は、どんなに反省しても同じことを繰り返す可能性があります。「もう浮気をしない」と誓ったのに再び他の異性になびいて、浮気することもあるかもしれません。

そんな心配を抱えながら夫婦生活を続けなければならないのは、ストレスになります。相手にちょっとでも怪しげな言動があると「また浮気かな」と心配になり、落ち着いた生活を送れなくなるでしょう。

「もう浮気に悩まされたくない」と思うのであれば、再構築は諦めるのも1つの方法です。心配症の方は、こうしたデメリットも認識した上で再構築するか決めてみてください。

ふとフラッシュバックすることも

お互いに話し合って浮気を乗り越え、「夫婦関係を再構築していこう」と約束したとしても、ふとした時にフラッシュバックをすることがあります。

パートナーのスマホに浮気相手からのメールが来ているのを見た瞬間や、パートナーが浮気相手と親しげに歩いているのを目撃した瞬間など、ちょっとしたきっかけで記憶が鮮明によみがってくるのは避けられないと考えられるでしょう。

そのフラッシュバックを耐えられるか否かは、重要なポイントになります。浮気された時の嫌な感情がよみがえり、パートナーに当たってしまうこともあるはず。どんなに頑張っても浮気の事実は打ち消せないことを受け入れることができなければ、再構築は難しいです。

修復にかかった時間が無駄になる場合がある

浮気を知った後にパートナーと話し合い、「とりあえず夫婦関係の再構築に向けて動き出そう」となるのは悪いことではありません。しかし、関係の再構築に向けて時間をかけて頑張ったとしても失敗し、全てが無駄になることがあります。

何年もかけて夫婦関係を再構築しようとしたとしても、「やっぱり相手のことが信用できない」「愛情を持って接することができない」という結論に至ることは少なくありません。「早く見切りをつけた方が時間を無駄にしなかった」と後悔する場合もあるはずです。

再構築に踏み出す場合は、失敗もあると念頭に入れておきましょう。時間を無駄にしないために、どこかで区切りをつけることを意識するのも大切です。

浮気を乗り越えて夫婦関係を再構築することを決めた場合、「できれば再構築を成功させたい」と思うのが自然なことです。それでは、夫婦関係の再構築を成功させるために何をすれば良いのでしょうか。再構築成功のコツについて紹介するので、役立ててみてください。

浮気を2度と繰り返さない誓約書を作る

浮気した側が「もう浮気をしない」と口で言ったとしても、信じ切れるものではありません。浮気癖のある人はまた浮気を繰り返し、落胆するパターンもあります。再構築に向けて動き出すのであれば、口約束ではなく誓約書を作るのがおすすめです。

「もう2度と浮気はしません」と誓約書にすることで、相手にプレッシャーをかけられます。相手に怪しい言動が見られたら誓約書を取り出し、浮気をしないと誓ったことを思い出させることができるでしょう。

また、浮気を繰り返されて離婚を決めた場合も誓約書は有利に働くことがあるかもしれません。書面にして証拠に残すことは、夫婦間の取り決めでは大切なことであると意識してみてください。

浮気した事をいつまでも責めない

浮気された側はいつまで経っても浮気の傷が癒えず、相手を責めてしまうことがあります。しかし、夫婦関係を再構築すると決めたのであれば、相手を責め続けるのは逆効果です。責めることで関係が悪化し、再構築に向けて動き出すことができなくなります。

また、浮気を責めされたことで相手が追い詰められ「もう他の人のところへ行った方が良いのかもしれない」と、再び浮気をする可能性もあるでしょう。再構築するためには、相手を責めず、前を向くことが大切です。

一度、浮気に対して思い切り相手を責めた後は、もうネガティブなことは言わないようにするようにしてください。お互いによって心地良い関係作りをすることが、再構築において重要なポイントになります。

対等な関係を維持する

夫婦関係を再構築するメリットとして「有意な立場になれる」というものがありましたが、常に有意な立場に立とうとするのはおすすめできません。基本的には、対等な関係を維持するように心がけることが夫婦関係の再構築には必要となります。

対等な関係を作ることでお互いに不快感を感じずに、夫婦生活を送ることができるはず。どちらか一方が我慢してばかりの夫婦生活では、どんなに頑張って再構築しようとしてもうまくいかなくなります。

浮気された側が有意な立場に立とうとするのは、いざという時の切り札として残しておくと良いのではないでしょうか。いつも有意な立場にあろうとしないようにしましょう。

会話する時間を作る

浮気は、夫婦間のコミュニケーションが不足していることが原因である場合があります。お互いの意思疎通ができず、他に癒しを求めて浮気に走ってしまうパターンも考えられるでしょう。夫婦関係を再構築するのであれば、会話する時間を作ることが大切です。

夫婦生活が長くなればなるほど会話が少なくなることがありますが、意識して話すようにしてみてください。その日にあったことや感じたことなど、いろいろな話をすると相手が何を考えているのか把握しやすくなります。

頻繁にコミュニケーションをとることで、今まで気づかなかった新たな一面にも気付けるかもしれません。良好な夫婦関係のポイントは会話にあると意識してみてください。

お互いのスケジュールを共有して関係を再構築

一度でも浮気をされると、心のどこかで「また相手に浮気をされるのではないか」という疑いを持つようになります。そんな疑いを払拭するためにおすすめしたいのが、スケジュールの共有です。

お互いにどんな予定があるのか把握できるようにしておけば、浮気に対する疑いを減らせます。そのためにはスケジュールを共有できるアプリを活用すると良いでしょう。スマホを見れば相手が今どこで何をしているのか知ることができるので、スケジュールの共有も苦になりません。

スケジュールの把握ができれば、「この日に一緒に出かけようか」と夫婦デートの日取りも決めやすくなるはずです。

夫婦関係の構築を成功させるコツは、他にもいろいろあります。自分たちに合った方法を取り入れることで、良好な夫婦関係を築けるチャンスを掴めるはず。再構築に向けて動き出すために、前向きに考えていきましょう。

再構築のために感謝の気持ちを忘れない

常に感謝の気持ちを忘れないことは、夫婦関係の再構築に欠かせません。「相手にやってもらって当たり前」という気持ちを持っていると、どちらか一方に「いつも自分ばかりが頑張っている」と不満が溜まりやすくなります。

「ありがとう」という一言があるだけで、「相手のために頑張ろう」という気持ちになれるでしょう。感謝の気持ちを持つために、普段相手がやっていることを代わりにやってみるのもおすすめです。

見ているのとやってみるのとでは全く違うので、「こんなに頑張ってくれていたんだ」と再認識することができるはず。家事や育児などを時間がある時に共有し合い、お互いに感謝の言葉をかけながら関係を再構築していきましょう。

2人の目標を立てて関係を再構築

関係の再構築をするためには、お互いの絆を深めることが重要です。そのために、2人の協力体制を意識してみましょう。一緒に協力することで心がつながり合い、関係を再構築しやすくなります。

協力関係を深めていくために、共通の目標を立ててみてください。「○年後にマイホームを購入する」など、具体的に目標を決めておくと、それに向かって2人で頑張りやすくなります。2人で共通の趣味を持ち、「一緒にフルマラソン大会に出て入選する」といった目標を立てるのも良いでしょう。

大切なのは、協力し合いながら頑張れる目標を作ることです。心を1つにできる目標を探してみてください。

相手が疲れている時はサポートする

良好な夫婦関係を維ためには、思いやりの気持ちを忘れずにいることが大切です。「パートナーが仕事で疲れているな」と感じた場合は、何も言われなくても率先してサポートするようにしましょう。お互いに動ける範囲でサポートを心がけることで、夫婦間に協力体制が生まれます。

どちらか一方だけに負担がかかってばかりでは不満が溜まり、関係修復が困難になることがあるはず。家事や育児といった家の中の負担はバランス良く振り分け、状況を見て相手を助けるようにしてみてください。

思いやりの心を忘れなければ、自然と感謝の気持ちも湧いてくるはず。相手の様子をよく見て、適切な行動を心がけていきましょう。

息が詰まったらリフレッシュする時間を作る

夫婦関係の再構築に向けて頑張っている間も、どこかで息が詰まってしまうことがあります。「理想の夫婦になろう」というプレッシャーから、逃げ出したくなる場合もあるはず。そんな時は、無理をする必要はありません。いったんパートナーから離れて、リフレッシュする時間を作りましょう。

夫婦生活を長く続けるには、一定の距離を保つことも大切です。「この日はお互いに好きなことをやろう」と決めておけば、それぞれにリフレッシュする時間を作れます。常に一緒にいようとせず、良い距離感を保つことでストレスが溜まるのを防げるはずです。

「夫婦関係の再構築を頑張ったのに、結局失敗してしまった…」というパターンは少なくありません。再構築に失敗するのには、原因があります。失敗しないためにも、何が原因になり得るのかチェックしておきましょう。

相手が浮気を繰り返してしまう

相手に浮気癖があると、再構築を頑張ったとしても無駄になります。浮気を繰り返されることで信頼がなくなり、「もう信じることはできない」と思うようになるでしょう。

一度の浮気なら「気の迷いだったのかな」と気持ちの整理をつけることができるかもしれませんが、幾度も浮気を繰り返すなら夫婦関係を続けることはできないと判断した方が良いです。

浮気をされて傷つく人生を送るより、夫婦関係を終わらせて新たなスタートを切ることが幸せと考えてみてはいかがでしょうか。相手に浮気癖があるかどうか、きちんと見極めて再構築を決めるようにしてください。

浮気された側がネチネチと怒る

浮気された側にはいつまでもトラウマが残り、相手のことをネチネチと責める場合があります。しかし、夫婦関係の再構築を決めたのであれば、いつまでも怒っているわけにはいきません。怒れば怒るほど相手の肩身が狭くなり、「もう夫婦関係を再構築するのは無理だ」とネガティブに考えるようになります。

「夫婦関係を再構築しよう」と決めたら、相手を怒るのはやめた方が無難です。気持ちを新たにし、夫婦で協力して新たな道を歩き出すことが大切になります。心の中にわだかまりがあるなら、パートナーではなく友達に相談して発散させるようにしてください。

浮気された側が束縛しすぎてしまう

浮気された経験があると疑い深くなり、束縛が激しくなることがあります。「異性がいる飲み会に行くのはダメ」「遊びに行く仲間に異性がいるなら、出かけるな」など、相手の行動を制限すると窮屈な夫婦生活になってしまうでしょう。

束縛をされている側は徐々に息苦しくなり、「どこかでストレスを発散させたい」と思うようになります。他の異性に癒しを求めて、再び浮気をするかもしれません。

夫婦関係の再構築において、束縛は逆効果だと考えた方が良いです。お互いのスケジュールを共有するなど最低限の対策をし、相手の行動を制限しすぎないように意識することが重要になります。

浮気された側の態度が大きくなる

「自分は浮気された側なんだから、少しくらい態度が大きくても許される」という気持ちが起きることがあります。相手に対して威圧的な態度が多くなり、対等な夫婦関係が築けなくなる原因になるでしょう。

浮気された側であったとしても、常に大きな態度をとって良いわけではありません。態度が大きすぎることで相手の反感を買い、「こんな人と関係を再構築することはできない」と思われることがあります。

夫婦関係を再構築するためには、お互いに思いやりの気持ちを忘れないことが大切です。どちらかが我慢するような関係にならないように意識すれば、失敗を防げます。

再構築を焦りすぎる

「早く元の夫婦関係に戻りたい」という気持ちが強いと、再構築を焦りすぎる場合があります。しかし、浮気という事実を乗り越えるためには長い時間がかかるでしょう。すぐに気持ちを切り替えようとしても、うまくいかないことの方が多いです。

そんな時に、無理に浮気を忘れた振りをして、仲良し夫婦を演じたとしても無理が出ます。どこかですれ違いが起きて、「やっぱり関係を再構築するのは無理だ」と失敗する原因になるはずです。

夫婦関係の再構築には時間がかかることを、最初から覚悟しておきましょう。じっくりと時間をかけて、お互いの信頼関係を回復するようにしてください。

夫婦関係の再構築に動き出した夫婦はその後、どのような未来を歩んでいくのでしょうか。さまざまな体験談を集めました。夫婦関係の再構築を考えている方は、参考にしてみてください。

夫が信頼回復のために頑張ってくれた

「夫は浮気後、私の信頼を回復するために家事や育児にも協力的になりました。仕事終わりにはまっすぐに帰り、寄り道をすることもないです。夫がとても努力してくれたので、再び信頼できるようになりました」（33歳/女性/企画開発）

浮気後の信頼回復は、かなりの努力をしないと難しいです。浮気した側は今までの生活態度を見直し、誠実な行動を心がけなければなりません。

信頼を回復できるようにしっかりと頑張れば、その努力は相手に届きます。「再び信じても大丈夫だな」と浮気された側が思えるようになれば、以前のような夫婦関係に戻れるチャンスはあるでしょう。

やっぱり信頼できなくて離婚…

「最初は夫のことを信頼しようと頑張りました。でも、やっぱり心のどこかで疑ってしまう自分がいて…。疑うのをやめられないなら関係の再構築は無理だと考えて、離婚に至りました」（35歳/女性/Webデザイナー）

関係の再構築に向けて努力したものの、信頼を取り戻せず離婚に至るパターンもあります。相手のことを再び信頼できるようになるかは、その人次第です。無理をして信じる振りをするよりは、自分の気持ちに素直になって離婚の決断をした方が良い場合もあります。

大喧嘩をして心の内をさらけ出し関係を再構築

「浮気が発覚した時、かなりの大喧嘩に発展しました。浮気以外にも今まで不満に思っていたことをさらけ出したことで、お互いに考えていたことがはっきりと見えてきたのが関係再構築のヒントになりましたね」（30歳/女性/経理）

お互いの気持ちをさらけ出すことで、初めて相手の考えていることが理解できる場合があります。浮気の発覚後は思い切り感情的になり、思いをぶつけ合うのも良いのかもしれません。そこから関係再構築のヒントを見つけられれば、良い方向に進める可能性があります。

結局まだ浮気相手と関係が続いていた

「夫が誠心誠意謝ってくれたので、一度は許しました。でも、夫婦関係の再構築の最中に、浮気相手との関係が続いていたことが発覚。今度は有無を言わさず離婚を切り出しました」（32歳/女性/営業職）

相手が浮気相手と続いていたのであれば、夫婦関係を再構築することはできません。夫の不誠実な態度が離婚という結果をもたらしたと言えるでしょう。どのような結末を迎えるのかは、その後の心がけによって大きく変わるのです。