自分の意思がない人とは？その特徴や克服するための方法を徹底紹介！

自分の意思がない人が身近にいると、少々困ったり、悩んだりしてしまうことってありますよね。誰かに同調したり「なんでもいい」と言ったりされることが多いと、その人の本心を知ることができず、不安を抱いてしまうものです。

また、意見や考えが欲しい場面においても意思のなさが目立ってしまうと、物事が進まないことも珍しくありません。そうなると、どうにかして相手の意見が聞けないだろうか…とその方法や対処法が気になってしまうものでしょう。

なぜ意思がない人は自分の考えを持ち、それを伝えてくれないのでしょうか？今回はそんな自分の意思がない人の特徴や心理、原因について解説していきます。また、自分自身がまさに意思がない人だという人のために、克服方法も合わせて紹介していきましょう。

なぜ自分の意思や考えを持つことができないのだろう？と、身近に自分の意思がない人がいると疑問に思う人は多いでしょう。特に自分の意思表示をすることに難しさなどを感じていない人からしてみれば、「自分の意見を言えばいいだけなのに」と思ってしまいますよね。

しかし、自分の意思がない人からしてみれば自分の意思を表示することに対し、何らかの問題を抱えていることが多いのです。それを理解しない限り、自分の意思がない人に歩み寄ることはできません。

どうして自分の意思を持たない、または持てないのか。その理由を知るためにも、彼ら彼女たちの心理を覗いていきましょう。

トラブルを避けたい

より多くの意見や考えが出ることは、その物事へ大きな刺激を与えることになります。しかし、あまりにも意見などが多く出てしまうと別々の考えを持つ人たちが衝突し、トラブルに発展することも珍しいことではありません。

自分の意思がない人の中には、そんなトラブルを避けるために意思を持たないという人もいます。1人でも意見を持たず誰かに合わせたほうが場がまとまりやすく、衝突することもなくなるからだと考えた結果、自分の意思を持つことをやめてしまうのです。

出来るだけ物事をスムーズに進めていきたい、ちょっとしたトラブルや衝突も避けたい…そう思うと、自分の意思よりも他人に合わせることを優先させるべきだと思うのでしょう。

同調したい

「この人に気に入られたい」「周りからよく思われたい」そういった心理から、つい自分の意思よりも周りに同調することを選んでしまうことってありますよね。人は誰かに同調や共感をしてもらうと嬉しく感じ、そうしてくれた人に対して好感を持ちやすくなります。

自分の意思がない人の中には、誰かに同調したいという気持ちからそうしている人も実は珍しくありません。同調することでその人との信頼関係が結べる、自分の評価が得られる、そういったメリットを感じるのでしょう。

自分の考えが浮かばないから意思がない

誰だって自分の考えが浮かばない時に「あなたの意思は？考えは？」と聞かれても、困ってしまいますよね。何かを考える力、思いつく力というものは人によって多少なりとも差があるのが事実であり、その力が低い人は自分の考えがなかなか浮かんできません。

このタイプの場合、自分の意思がないというよりかは、意思を持ちたいけど考えがまとまらず、意思が持てないというのが正しいでしょう。自分がどうしたいのか何を思っているのかがわからないため、結果的に周りから見ると意思がない人だと思われてしまうのです。

自分の意思に自信が持てない

普段意思表示が出来るという人でも、必ずしも自分の意思や意見に自信を持てるとは限りません。時と場合によっては自分の意思に自信が持てず、なかなか表現できないということもあるでしょう。

同じように、自分の意思がない人の中には、そもそも全体的に自分の意思や意見に自信が持てないという人もいるのです。このタイプの人は自己肯定感が低く、自分自身に自信が持てないため、意思や意見があってもそれを発言するほどの勇気が持てません。

間違っていたらどうしよう、迷惑をかけたらどうしよう…そういった不安が先行するため、自分の意思を表すことができないのです。

責任を持つのがこわいから意思が持てない

何か意思や考えを発言するということは、その言葉に責任が生じるということでもあります。相手への伝わり方、意思や考えが及ぼす影響、自分自身の評価、周りからの印象…細かく見ていけば、言葉を発するということで生じる責任は多くあるのが事実です。

大半の人からしてみれば、その責任もそこまで大したものではない、気にするものではないと感じるかもしれません。たしかに言葉に責任が重くのしかかる場面というものは限られており、日常的に多いものではないでしょう。

しかし、些細な責任すらもプレッシャーを感じてしまう人もいるのです。そういった人たちは責任を負うことに不安や恐怖を抱いているため、それを避けるために自分の意思を表さないことが多くなるのです。

時と場合によって、自分の意思を伝えること、自分の意思は伝えずに周りに合わせることがありますよね。それを上手く使い分けることが協調性やコミュニケーションを円滑にしていくのが事実です。

そのため、その場面で特定の人物が意見を言わなかったからといって、その人が意思がない人とは限りません。ただその場面ではそう振る舞っていただけかもしれませんし、もしかしたら常に誰かに合わせて生きているという可能性もありえます。

それを見分けるためにも、自分の意思がない人の特徴を知っておくことが大切です。ある程度の特徴を知っていればその人に意思があるのか、それともないのかを見分けることが出来るようになるでしょう。

何事も人の意見に合わせてしまう

基本的に自分の意思がない人は、何事も人の意見に合わせてしまいます。誰かに意見を合わせていれば、たとえ自分の考えがなくても「これが一応自分の意見です」と言えるため、非常に楽にその場を切り抜けることができるのです。

意思がない理由は人それぞれ異なりますが、この方法なら何かを無理に考える必要も、勇気を出して意見を言う必要もありません。

人の意見というものは、意思がない自分を隠してくれる隠れ蓑だと言えるでしょう。

責任感がなくすぐ人に頼りがち

意思がない人の多くは責任感がありません。または、責任を持ちたくないため、自分の意思や意見を言わずに過ごしていることが多いでしょう。

自分が責任を持って何かをするのはプレッシャーを感じたり、面倒だと感じたりするため、基本的に誰かに頼って生きています。誰かに頼れば自分は責任を逃れられますし、万が一上手くいかなくても自分がひどく責められることはありません。

また、たとえ自分自身が頼まれた仕事だとしても誰かにすぐに頼ることで、責任を分散させようとすることもあるでしょう。

他人の言葉を信じ込みやすい

他人の言葉を信じ込みやすいという特徴が、自分の意思がない人にはあります。自ら何かを考えて行動することがなく常に誰かに合わせて生きているため、たとえその誰かが嘘をついていたとしてもそれには気づけません。

自分の意思がない人からしてみれば、誰かの意見はとてもありがたい存在です。それを疑おうとすることは自分にとって同調する相手がいなくなるためデメリットになり、疑ったところで根拠を説明できるわけでもないため、そもそも疑う必要性を感じていないのでしょう。

無気力で向上心がない

自ら何かをしたい、頑張りたいという気持ちがないため、自分の意思がない人は無気力で向上心がないという印象を持たれることが多いでしょう。

実際、意思がない人の多くは責任を持ちたくないと考えているため、自分から率先して何か挑戦しようとは思いません。多少興味があったとしても責任を負うプレッシャーや何かをやりたいという自分の意思が薄く長続きしないため、途中で諦めることがほとんどです。

自分の意思がない人の中でも特に無気力で向上心がない人は、誰かに頼ることで楽したいという心理を持っている人も多いため、余程のことがない限りは向上心を持つことも積極性を持つこともないでしょう。

自分の意思がない人からは、普段の行動や言動から「意思のなさ」が伝わってくることがほとんどです。これは、少しでも自分の意見を求められる機会をなくしたい、誰かの影に隠れて生きていたいという心理が行動や言動に表れているからだと言えるでしょう。

ただ、意思がない人の中には「本当は意思があるけど意思表示が出来ない」という人も少なくありません。

そのため、意思がない人にはさまざまなタイプがあると言えるため、もし身近に意思がないと感じる人がいるならば、どういったタイプなのか見極めていくことも大切だと言えます。

人に流されやすい性格

たとえ自分に意思や考えがあったとしても、内気や臆病な性格だとなかなか勇気を出して自分で発言することはできません。そうしている間に相手や周りの意見に流されることが多く、結果的に「意思がない人」だと思われてしまう人も実は珍しくないのです。

また、こういったタイプの人にとって自分の意見を言うというのは非常に高いハードルに感じられるため、それを乗り越えるよりも誰かに合わせたほうが楽だという心理があるのも事実でしょう。

自分の意思がない人は自己肯定感が低い

大半の自分の意思がない人は自己肯定感が低い傾向にあります。自分よりも他人のほうが優れている、自分の意思や考えには価値がない、そうして自分を常に卑下しているため、そもそも誰かの意思と自分の意思を並べることに違和感を持っているのです。

そのため、意思がない人はネガティブ志向や言動が目立つことが多いのも特徴のひとつ。「どうせ自分なんか」といった言葉を発することが多く、自分よりも相手や周りを優先させることが多いでしょう。

何かをしよう、頑張ろうという気力が生まれにくいのも、「どうせ自分がやっても上手く行かない」と決めつけてしまっているのもネガティブ思考ゆえだと言えます。

意思がない人は考えるのが苦手

何かを考えるのがそもそも苦手で、だから自分の考えがまとまらない、わからないという人も実は珍しくありません。基本的に自分の意思がきちんとある人は、物事をきちんと考え、その上で自分の意思を導き出していますよね。

しかし意思がない人の中には、その物事を考えるという過程が苦手という人もいるのです。考えるのが苦手だと、たとえ考えようと多少思ったとしても途中でやめてしまい、「誰かの意見に合わせたほうが楽」という気持ちが生まれていきます。

また、自分の意思がないまま長く生きていくと、そもそも何かを考えるという発想自体がないという人も珍しくありません。考えないことが本人にとって当たり前であるため、自ら考えて意思や考えを発言しようという思い付きも生まれないのです。

何かと理由をつけてやらないことが多い

自分の意思がない人は、極力自分の責任を持って何かをしたいとは思いません。基本的に誰かが主導権を持って自分がそれに合わせるほうが楽で責任もないと思っているため、自分が何かをする場面になった時は何かと理由を付けてやらないことが多いのです。

そのため、自分の意思がない人は日常的に何かと言い訳をしていることが少なくありません。言い訳をして「やらない理由」を探し、責任を逃れたい、頑張るのを避けたいと思ってしまうのです。

「でも」「だって」などの口癖も多く、常に逃げの姿勢でいることが多いと言えるでしょう。

そもそもなぜ、自分の意思がない人はそうなってしまったのでしょうか？少なからず自分には意思があり、必要な場面では意見も考えも言えるという人からしてみれば、自分の意思がない人には疑問を感じてしまうでしょう。

自分の意思がない人の中には性格や価値観が原因の人もいれば、周りの環境の影響でそうなってしまった人もいます。

そのため、自分の意思がない人と上手く付き合いたい、または克服したいと考えるのならば、上手く原因を見抜いて対処法を探していく必要があるでしょう。

プライドが高い

実はプライドの高さが原因で自分の意思がなくなっている人もいるってご存知でしたか？ほとんどのプライドが高い人は自分の意思を持っています。それどころか自己主張が激しく、誰にも意見を譲らない、まさしく自分の意思がない人とは真逆の存在なことがほとんどでしょう。

しかし、中には「失敗したくない」「考えるのが苦手だけどそれを周りに知られたくない」と不安を抱いている人もいます。そしてこれはプライドが高い人にとって、失敗することや「考えが浅い人」だと思われるのは許せないものです。

プライドが高いのに意思がない人は、そんな自分を隠すために「何でもいいよ」「それでいいんじゃない？」と上から目線で発言する中で失敗への恐怖や不安な自分を隠し、プライドを保とうとしているのだと言えるでしょう。

普段自分で考えて行動することが少ないから

自分の周りの人が自己主張が激しかったりリードすることが多かったりすると、そもそも自ら考えて行動する機会は少なくなります。そういった環境に身を置いていると自分の意思で行動する必要性を感じなくなり、次第に意思がない人へと変わっていくこともあるのです。

特に自分の意思がない人の多くは、出来る限り人間関係の衝突を避けたいと思っていますよね。自分さえ相手に合わせれば物事は穏便に進むと考えると、無理をして自己主張が強い人に自分の意思をぶつけるよりも、合わせたほうが無難だと思えてしまいます。

それに慣れていけば、たとえ自己主張が激しい人が相手ではなくても合わせることが当たり前となっているため、自分の意思表示をすることがなくなってしまうのです。

幼い頃から何事も指示されて育った

幼い頃から両親や兄弟、または周りから何事も指示されて育ってしまうと、大人になってもそれが当たり前だと感じて生きるようになります。幼い頃からの教えや習慣というものは、なかなか大きなきっかけが訪れない限り改善できるものではありません。

ずっと両親に言われるがまま過ごしてきたのならば、誰かに従うことがその人にとっては当たり前であり、ごく普通の日常の風景になっています。自分の感情や意思を優先するという考え自体が浮かばず、たとえ浮かんだとしても我慢することを優先させてしまうでしょう。

過去に自分の意思によってトラブルが起きた

過去に自分の意思が原因でトラブルが起き、それに対してトラウマのようなものを感じていると、自分の意思がない人になってしまうこともあります。自分の考えや感情を優先するのはリスクがあり、それならば黙っていたほうが良いと思ってしまうのです。

誰だって自分の発言が原因で物事が失敗したり、誰かに迷惑をかけたりした経験は持っているでしょう。そのため、「それくらいで…？」と疑問に思うかもしれません。しかしもともと繊細な人や責任感が強い人などは、そういった失敗によってひどく自信喪失してしまうのです。

失敗によって自信喪失をしてしまえば、何か自信を持てるようなきっかけが訪れないかぎり、保守的になっていきます。また、責任を持つことへの恐怖心もあるため、もう失敗しないためにも自分の意思や感情を我慢し、誰かに合わせようと思うのでしょう。

気遣ってくれる人がいなかった

誰もが自分の意思を簡単に表現できるとは限りません。たとえ自分の意思や考えを持っていても、臆病だったり内気だったりすると、誰かが気遣ってくれない限り自分の考えを発言することはできないことがほとんどです。

他力本願な性格と言えばそれまでですが、十人十色という言葉があるように人にはさまざまな性格や価値観があります。誰かとコミュニケーションを円滑に取っていくためにはそれに配慮をして、必要があれば手を差し伸べたり勇気を持ったりして、意見を交換することが大切でしょう。

しかし、そんな意見を聞いてくれる人、気遣ってくれる人が身近におらず、自分自身も勇気を出そうと思えなかった場合、意思を持って何かをしようといった考えは失われやすくなるのです。

もしかしたら自分は意思がない人なのかもしれない…そんな不安を抱いている人もいるでしょう。お世辞にも意思がない人は好印象を持たれるとは言えません。むしろあまり良い印象を持たれないことが多いため、そう思われることに不安を感じるのは当然のことだと言えます。

そもそもなぜ人は「この人って自分の意思がないんだな」と感じるのでしょうか？そのきっかけがわかり、普段からその行動に気をつけていれば、意思がない人だと周りから思われる可能性も低くなっていくはずです。

意思がないと思われたくない、それならば「意思がないと思われる行動」には日頃か気を付けておくと良いでしょう。

自分の意見をころころ変えてしまう

たとえ自分の意見を発言していたとしても、その意見がころころと変われば意思がない人だと思われても仕方がありません。特にこの特徴は、いわゆる八方美人な人に多い傾向にあるため注意が必要です。

このタイプは「トラブルを回避したい」という気持ちから、周りに同調しがち。本人からすれば同調するのはトラブル回避のためなので、どんな意見だろうが基本的に合わせてしまうことがほとんどでしょう。

しかし周りから見れば、同調する人が多ければ多いだけ「人や状況よって意見を変えている」と思われてしまいます。周りの目を気にしすぎるあまり、一貫性がない、つまり意思がなく考えが薄っぺらいと思われてしまうのです。

意見を言えない

意思や意見というものは、自分が相手に伝えようとしない限り伝わるものではありません。そのため、意見を持っていたとしても言えないことが多いと、意思がない人という印象を持たれてしまうでしょう。

性格によっては誰かの助けがあってはじめて自分の意思表示が出来る人もいますが、誰もがそうとは限りません。そのため、自ら意見が言えない人は自分の置かれている環境によって「意思がある人」「意思がない人」と評価や印象が大きく変わることが多いのも事実です。

ただ、「誰かが意見を聞いてくれるまで言えない…」といつまでも受け身でいるのも良いことではありません。たとえ手助けしてくれる人がいたとしても他力本願ばかりだと、「自ら発言しようと思うほど意思は強くない」と判断されることも多いでしょう。

流されることが多いと意思がないと思われやすい

周りに流されることが多いというのも、意思がないと思われやすい特徴のひとつです。

環境によっては意思表示をしたくても流されてしまう、という人もいるかもしれません。しかし意思や考えがあるならば、時には無理にでも主張をしないと周りからは好きで流されているのだと勘違いされる恐れも十分にありえます。

他人に任せっきりなことが多い

意思がない人の多くは基本的に責任感がなかったり、受け身だったりすることが多いため、任せてばかりな行為は意思がない人だと思われやすいのでしょう。

特に意思を持って何かを行動している人の多くは、意思の強さが原動力となって自分を動かしています。何かをしたいという意思が強ければ強いほど、積極的に行動しようという気持ちになれるのです。

そんな人から見れば、誰かに任せっきりな人は「何かをしたいと思うほど意思は強くない」と見えてしまうのは当然のこと。無気力で向上心がないと判断されることも多いでしょう。

「なんでもいい」が口癖

「なんでもいい」が口癖の人も自分の意思がない人だと思われやすいでしょう。こういった口癖は面倒くさいから発言しているだけという人もいるかもしれませんが、周りから見ると「自分の意思や考えがないから周りに合わせた」と思えるため、意思がないと思われてしまうのです。

そのため、意思はあるが面倒くさがりだから「なんでもいい」が口癖になってしまっているという人は、すでに周りから意思がない人だと思われている可能性大。他力本願であり周りに流されることを良しとしているとも解釈されているでしょう。

自分の意思がないという人の中には、そんな自分を克服したいと考えている人もいますよね。しかし、いくら克服したいと思ったところで、特に意思がない人は「自ら考えて行動すること」が苦手なため、どうすればいいのか悩んでしまうのではでないでしょうか。

そんな人のためにも、自分の意思のなさを克服する方法を解説していきます。

どうすれば意思や考えを表現できるようになるのか、意思がない人だと思われなくなるのか、気になる人は自分のできることから少しずつ試してください！

きちんと自分の意見を持って周囲に発信する

自分の意思がない人の目指すべき場所と言えるのが、きちんと自分の意見を持って周囲に発信するということでしょう。何をすべきかわからないという人は、まずこれを目標に日頃から自分の意思を考えてみたり、意見を周囲に言う練習をしたりしてみてください。

もし今の時点でも自分の意思や意見がある程度あるという場合には、できるかぎり自分のその意見を周りに伝えていきましょう。最初は気の許せる友人や家族などの少人数から、次第に自分の気持ちを話せる人を増やしていくと、意思表示もしやすくなります。

自分の意思や考えがないという人は、まず自分のことを知ることからはじめてみてはいかがでしょうか？何が好きでどんなことに興味を持ち、どんなことが苦手なのか。それがわかってくれば、それを踏まえた上で自分の意思や意見も考えやすくなりますよ。

他人の目は気にしない

他人の目を気にしすぎるあまり、自分の意思が言えないという人もいますよね。周りと衝突するかもしれない、自分の意見に自信が持てないからバカにされるかもしれない…そんな不安があると、自分の意思をなかなか表現することはできないでしょう。

しかし、多くの人は他人の目などそこまで気にしていません。また、意見が異なるだけで相手と衝突してトラブルが起きる可能性も高くなく、大半の場合は「相性が悪かった、価値観が異なった」と解釈されるだけです。

意見に自信が持てないからバカにされるかも…という怖さがあるかもしれませんが、実際にそんなことがあれば、他人の意見を見下すほうが非常識だと非難されることがほとんど。基本的に多くの人は出来る限り相手の意見を尊重しようと思っているため、そこまで不安になることも、他人の目を気にする必要もないのです。

小さな意見から発言できるようにしていく

言葉に責任を持つのが怖いから意思や意見は言えない…という人もいるでしょう。たしかに言葉には少なからず責任が伴います。誰かに発言をした時点で、その発言によって何かが起きれば責任を追求されてしまうことはあるでしょう。

しかし、そのような事態はそんな頻繁に起こるものではありません。たとえ起きたとしても頭ごなしに相手を責めるような人は多くないため、思ったよりもスムーズに物事が解決することがほとんどです。

そのため、発言するのが怖い…と感じるならばまずは責任があまり伴わない軽い意見から発言して、次第に慣れていくと良いでしょう。小さなことから始めていけば次第に大きな意思表示もできるようになっていくはずですよ。

ノートなどに自分の考えをまとめる

そもそも自分の考えがまとまっていないから、意思や考えを発言できないという人もいるでしょう。考えるのが苦手な人にとってみれば、自分の意思を探すのが一苦労であり、その過程だけで疲れてしまうことがほとんどです。

そんな人はノートなどに自分の考えをまとめてみることをおすすめします。頭の中だけで考えを進めてしまうと混乱したり、上手く整理したりすることができないため、ノートにひとつひとつ考えを書くことで、自分の意思がまとまりやすくなるのです。

ノートに自分の考えをまとめる時は1度にまとめるのではなく、何か思いついた時にメモをする程度で構いません。思いつくたびにメモをしていけば、後で見返した時に自分が何を考えてどうしたいのかが見えてくるでしょう。

自分に自信がないと意思や意見を言う勇気はなかなか出ません。たとえ自分の中で考えがあっても、自信がないと怖気づいてしまい、そのまま他人に流されてしまうことは少なくないでしょう。

意思がない自分を克服していきたいけどなかなか自信が持てない…そんな人は、まず自信を持つことから始めていくのがおすすめです。

自信を持てるようになれば意思や考えも周りに伝えやすくなり、意思がない自分からどんどん克服していけるでしょう。

独りで旅に出かけてみる

独りで旅に出かけてみるのも、自分に自信をつける方法のひとつです。独りで旅に出かけるのは勇気が必要ですが、一歩を踏み出して旅に出てみれば大きな自信が身につくでしょう。

また、旅を自分独りでするのは簡単なことではないものの、旅をする場所や宿の手配、食事をする場所、旅先で何をするか…というのは全て自分の意思によって決めることにもなります。そのため、そんな経験をするということは、意思を持つ練習にもなるのです。

一人旅経験がある人は決して多いとは言えないため、経験している人が少ないことを自分ができたことや、旅で必要な決め事を自分で決められたことが自信となり、意思がない自分を克服する手助けをしてくれるでしょう。

友達に相談する

信頼できる友達がいるならば、意思がないことを相談してみるのもいいでしょう。友達ならばあなたの性格に合ったアドバイスをしてくれたり、あなたが自ら言えない、または気付いていない意思や考えを察してくれたりすることもあるかもしれません。

自分にまつわる何かを克服したり改善したりするためには、第三者の意見が効果的だと言われています。自分が思いつかないことに気付かせてくれたり、友人から言われることで自分の意思が固まり、積極性や責任感が身につくことが多いからです。

中には友達に相談をして言われるがままに何かをすることは、それも意思がないことになるのでは？と不安に思う人もいるかもしれません。しかし、その友達があなたに寄り添って出してくれたアドバイスならばきっと意思のなさの克服に繋がるため、試してみて損はないでしょう。

イメチェンをして自信をつけるのもアリ！

イメチェンして自信をつけるのもアリでしょう。人は思ったよりも単純なため、見た目を思い切り変えるだけでも気分転換になったり、自信がついたりすることが多いです。そのため、イメチェンをしてみるのは非常におすすめな方法となっています。

特に気軽にできるものなのが髪型をガラリと変えるというものでしょう。バッサリ髪の毛を切ってみたり、髪色を変えてみたりすれば気分転換になるはずです。雰囲気が変わった自分を見ればみるみるうちに自信がわき、さまざまな意思や考えが浮かびやすくなるでしょう。

また、自分の見た目にそもそもコンプレックスを抱いている人は、そのコンプレックスを克服するところから始めてみるのもおすすめです。ダイエットをしたり筋肉をつけたりすれば自分に自信がつきやすくなりますよ。

得意なことで自信をつけていく

何か得意なことがあるならば、それで自信をつけていくのもいいでしょう。たとえ普段自分の意思や意見が言えない、わからないという人でも、得意分野があれば他のものと比べて積極的に取り組んでいけるはずです。

また、得意なことや興味があることに没頭したり努力をしたりしていけば、その物事に関する能力はどんどん上がっていきますよね。たとえば料理が得意ならば、料理に拘ることでさまざまな料理を作れるようになるでしょう。そしてそれは自分にとって大きな自信になっていきます。

何かひとつでも大きな自信が持てるようになったら、まずはその物事に関することから意思や意見を表現していきましょう。自分の考えがまとまりにくい人はインターネットでSNSやブログをはじめ、自分の意見を発信していく練習をしてみるのもおすすめですよ。