「ヤキモチをやく」とは？男女別にヤキモチをやく瞬間や心理をご紹介

好きな人や恋人に限らず、ヤキモチをやくことがあるでしょう。

でも、ヤキモチをやくとはどんな状態のことを指すのでしょうか。まずは、「ヤキモチをやく」の意味や語源、嫉妬との違いなどを解説します。

「ヤキモチをやく」の意味

「ヤキモチをやく」は、嫉妬することや妬むことを意味する慣用句です。

主に、好きな人に対して使われることが多い「ヤキモチをやく」ですが、意味から考えるとさまざまな人に対して抱く感情と言えます。もちろん、同性に対してヤキモチをやくこともあるでしょう。

また、ヤキモチをやくことは自分が好意ある相手に抱く感情であることから、「奪れたくない」「自分の立場が危うい」といった心理が背景にあると言えます。

「ヤキモチをやく」の語源

先述した通り、ヤキモチをやくことは嫉妬することや妬むことを意味します。そして、嫉妬することや妬むことを「妬く」と言いますよね。ですから、妬く＋気持ちが語源となり「ヤキモチ」になったと言われています。

また他にも、餅を焼いた時の姿が嫉妬した人の膨れ顔と似ていることから、「焼き餅を焼く」が「ヤキモチを妬く」になったという説もあるようです。

「ヤキモチをやく」と「嫉妬」の違い

言葉の意味としては、「ヤキモチをやく」と「嫉妬」は同じと言えるでしょう。「ヤキモチをやく」が嫉妬や妬みを意味することからも、同じ認識をしている人がほとんどです。

ただ、その人が抱く感情の質や大きさに違いがあると言えます。ヤキモチをやくことは、どこか可愛げがあり表面的な感情に見えることが多いのに対し、嫉妬はネガティブな感情や憎しみが込められているように感じる人が多いようです。

言葉の意味的には同じでも、抱える感情の重みに違いがあると言えます。

ヤキモチをやく＝好きとは限らない

あなたがヤキモチをやくのはどんな時でしょうか。多くの人は、好きな人に対して抱く感情でしょう。

ただ、相手を羨ましく思ったり妬む感情からヤキモチをやくこともあるため、必ずしもヤキモチをやくからといって相手を好きとは限りません。

ですから、あなたの恋人や好きな人があなたに対してヤキモチをやかないとしても、それが「好きじゃない」「脈なし」とは限らないのです。また中には、ヤキモチをやいていることがバレないようにと表情や態度に出さない人もいます。

元々ヤキモチやきな人もいれば、好きな人や恋人相手でも妬かないという人もいます。

そこでまずは、世間の意見からご紹介しましょう。世の皆はどれくらいヤキモチをやくものなのでしょうか。

意味ない事だとわかってるけどやいちゃう

「ヤキモチやいても意味ない事だってわかってるんだけど、勝手にやいちゃう！モヤモヤした感じがしばらく消えない。」(19歳/女性/学生)

確かに、ヤキモチをやいて何かが得られるわけではないため、できればやきたくないと思う人もいるでしょう。

ただ、考えてヤキモチをやくわけでなく、これは感情として勝手に湧き上がってくる思いです。こちらの女性のように、コントロールできずにモヤモヤする人も少なくないでしょう。

彼女の事信じてるからヤキモチなんてやかない

「自分はヤキモチやくことはほとんどないですね。彼女の事信じてるから、不安になったりすることもないです。」(26歳/男性/清掃業)

彼女に絶対的な信頼があるようですね。そのため、ヤキモチをやくことはほとんどないそうです。

ヤキモチは、好きな人が「奪われるかも」「自分のことを見てくれない」といった不安から湧き出ることもあります。ですから、不安に感じることがないくらい相手のことを信じられれば、ヤキモチをやくこともないのかもしれません。

どんどんヤキモチがエスカレートしている気がする

「初めの頃はそこまでじゃなかったのに、彼女のことを知れば知るほどどんどんヤキモチをやくことが増えている気がするんですよね。このままだと、束縛が激しくなりそうだから抑えたいです。」(23歳/男性/接客業)

付き合い始めよりも彼女のことをたくさん知った今、彼女へのヤキモチが強くなっているようです。

好きな気持ちが強くなっている可能性が高いですが、自分のものという独占欲が増している可能性もあります。

ヤキモチやくけど絶対にバレないようにしてる…

「片思いの先輩によくヤキモチをやくけど、絶対にバレないようにしてます…。今は気持ちを伝えるタイミングじゃないと思ってるので、ヤキモチが態度とか顔に出ないように気を付けてます。」(17歳/女性/学生)

このように、相手と恋人関係でなくてもヤキモチをやくことがあるでしょう。ただ、ヤキモチをやいていることが相手に知られれば、自分の気持ちも知られてしまうことになります。

ですから、やいていることを必死に隠している人もいるでしょう。

ここからは、男女別にヤキモチをやいてしまう瞬間を見ていきましょう。まずは、男性編からです。男性はどのような時にヤキモチをやくのでしょうか。

彼女が男友達と親しくしている時

彼女が自分の知らない男友達と仲良くしている時は、ついヤキモチをやいてしまうでしょう。まだ、彼女と付き合って日が浅いともなれば、自分の知らない彼女の過去をも男友達は知っている可能性があります。そんな状況に、焦りや不安を抱える男性は多いです。

ただ、男としてのプライドにより「男友達と仲良くしないで」とは言えない男性が多いのも事実。だとしたら、ヤキモチをやく彼氏の気持ちをくみ取って、彼氏の前では過剰に仲良くしないことや、程よい距離を保つことが必要になるでしょう。

元カレから貰った物をまだ持っている時

彼女が元カレから貰った物をまだ持っている時は、ヤキモチをやくと同時にショックを受ける男性が多いです。特に、貰った物を大事そうにしまってある時や身につけているとなれば、「元カレに未練がある？」と思ってしまうでしょう。

貰った物自体に罪はなく、またすでに自分の物という認識をしている女性もいるため、持っているとしても未練があるとは限りません。しかし、男性にとっては「元カレから貰った」という経緯が気になるものです。

もし彼氏に元カレから貰ったことを知られてしまった場合は、目につかないところにしまうか処分するといった配慮が必要かもしれません。

職場に仲の良い男性がいると知った時

毎日通う職場ですから、仕事とは言えども仲の良い男性もできるでしょう。ただ、それを知った時にやく男性もいます。

特に、彼女となかなか会えないでいる男性です。毎日彼女と会えていることへの羨ましさからヤキモチをやくでしょう。会いたくても会えないでいるとしたら、彼女と毎日顔を合わすことができる男性にヤキモチをやくのも無理ありません。

ただ、彼女は仕事でその男性と関わっているわけです。必要以上にヤキモチをやいたり束縛すれば、「重い」「理解がない」と思われる恐れがあります。

他の男性との出来事を楽しそうに話している時

例えば彼女が「この間○○君と買い物に行った時にね…」とか「○○君のLINEが面白くて」などと言ってきた時も、男性はヤキモチをやくものです。女性は悪気なく話したつもりでも、男性はヤキモチをやいてしまいます。

その出来事を楽しそうに話している彼女を見て、「自分との時間より楽しかったんだな」「その人との方が仲良さそう」と思うことでヤキモチをやくのでしょう。

このようなヤキモチをやく人には、彼女から想われている自信がない人が多く見受けられます。まだ彼女との間に信頼関係が築けていないと言えるでしょう。

彼女が他の男性を頼っている時

男性は、彼女が他の男性を頼っている時、あるいは頼ろうとしている時にもヤキモチをやくことがあります。

例えば、「○○君はできてたよ？」とか「いいや、○○君に聞いてみるから」といったように言われた時です。以前他の男性を頼ったことがあることや、今まさに頼ろうとしている姿を見てヤキモチをやきます。

男性は、彼女に頼られることを「甘えられている」と感じる傾向にあるため可愛く感じるでしょう。また彼氏として応えたいと思うはずです。

しかし、その姿を他の男性に見せようとしているわけですから、嬉しい気持ちにはなりません。むしろ、頼りにされていないことにガッカリし自信を失くすことが多いです。

自分にはしてくれないことを他の人にしている時

例えば、「弟が来たから手料理を振る舞う」ということもあるでしょう。しかし、もし男性が彼女から手料理を振る舞われたことがないとしたら、「どうして自分にはしてくれないの？」という気持ちからヤキモチをやきます。

このように、自分にはしてくれないことを他の人にしている様子を見た時に、ヤキモチをやく男性も少なくありません。

他にも、「友達と飲む時は思いっきり飲む」とか「悩みを親に相談する」といったことでヤキモチをやく男性もいます。

続いて、女性編をご紹介します。

女性の場合は、どのような瞬間にヤキモチをやくのでしょうか。男性とはまた違った視点や思いに注目しながらご覧ください。

女優やタレントを彼氏が褒めた時

彼氏が「この女優さんキレイだよね」とか「この人と付き合ってみたい」など、女優やタレントを褒めた時に女性は嫉妬するでしょう。

男性は「実際に会うことがない人なのに？」と思うかもしれません。しかし、自分以外の女性を褒める彼氏を見て、自分では満足できていないと感じるのでしょう。

また、彼氏の好みを具体的に知ったことで「こういう人が好きなんだ」とヤキモチをやくケースもあります。特に自分とは真逆のタイプの女性、似ていない女性を褒めた時にやくことが多いです。

男友達ばかりと遊んでいる時

彼氏が男友達ばかりと遊んでいる時は、「構って欲しい」という気持ちからヤキモチをやくことがあります。

例えば、寂しさや不安を抱えている女性や、彼氏を好きすぎる女性ですね。そうした女性は、彼氏との時間を大切に思っています。

そうした中、彼氏が自分ではなく男友達との時間ばかり作っていたらどうでしょうか。「私より男友達の方が大事なの？」と思ったり、「そんな時間があるなら相手してよ」と思うことでしょう。

とはいえ、自分の時間として友達と過ごすことも大事です。彼氏と一緒に過ごすことも大切ですが、恋愛以外にかける時間も作るようにすると良いでしょう。

彼氏が自ら元カノの話をした時

女性には、彼氏の過去が気になって元カノのことを聞く人もいるでしょう。そうした質問に答える分には、女性もそこまでヤキモチをやかないはずです。

しかし、聞いてもいないのに彼氏が自ら元カノの話を出したとすれば話は別。まるで「元カノのことを忘れていない」と言わんばかりの彼氏の様子に、女性はヤキモチをやくでしょう。

例えば、デートしている最中に「ここ元カノとも来たことがある」となどとうっかり言ってしまえば、それまでのムードが一変して彼女が機嫌を損ねてしまう恐れがあります。元カノとの思い出は、聞かれない限り自分の胸に閉まっておいた方が良いでしょう。

自分の知らない話で他の女性と盛り上がっている時

彼氏が他の女性と自分の知らない話で盛り上がっている時も、女性はヤキモチをやくでしょう。どこか蚊帳の外に置かれた気分になり、寂しさが募りヤキモチをやきます。

例えば、彼氏の趣味と同じ趣味を持つ女性が現れた場合です。話が分かる女性が目の前にいれば、男性もつい楽しく感じて話が盛り上がることでしょう。

しかし、その現場を見ている彼女は良い気分にはなりません。その上、彼氏が喜んでいるように見えることからヤキモチをやいてしまうのです。

すれ違いざまに他の女性を凝視していた時

自分の好みの女性、あるいはスタイル抜群で綺麗な女性を見かけたら、目で追ってしまうという男性も多いのではないでしょうか。きっと無意識に見てしまうという人もいるでしょう。

でも、隣にいる彼女はそんなあなたの様子にヤキモチをやきます。仮に、彼女があなたに話しかけている最中で、あなたが「え？なんて？」と聞いていないとしたら、ヤキモチも強くなることでしょう。

彼女は、他の女性を凝視する彼氏の様子を見てヤキモチをやいただけでなく、自分とのデートや会話に集中していないことにもヤキモチをやいていると言えます。

スマホや趣味に夢中になっている時

一緒にいるのに、スマホや趣味に夢中になっている彼氏を見てヤキモチをやく女性もいるでしょう。これは、自分が放って置かれている気分になるからです。

仮にスマホばかりいじっているのが「誰かとLINEをしている」だとしたら、やりとりをしている相手も気になります。直接彼氏に「誰？」と聞く人もいますが、勝手に女性だと思い込むケースもあるでしょう。

また、趣味の場合は「一緒にいるのに…」という気持ちになり、女性はヤキモチから拗ねてしまいます。彼女と一緒にいる時は彼女との時間を大切にすべきでしょう。

では、なぜ相手にヤキモチをやくのでしょうか。

次は、ヤキモチをやく時の心理を見ていきます。ヤキモチは単に嫉妬しただけではなく、欲求や不満が隠れていることがあるようです。

愛されている自信がない

相手にヤキモチをやくのは、自分が愛されている自信がないからでしょう。相手から十分なほどに愛情を受け取っていれば、それが安心に変わり相手にヤキモチをやくことは少ないものです。

例えば、まったく愛情表現をしないという場合ですね。付き合っているとしても、「好き」や「会いたい」といった言葉がないとしたら、想われている自信が持てないはずです。

ですので、記念日や誕生日といった特別な日くらいはせめて愛情表現をしてあげた方が良いでしょう。心が満たされ安心できれば、ヤキモチをやく頻度は減るはずです。

もっと構って欲しい

一緒にいるのに何かに夢中になっている相手を見てヤキモチをやく、あるいは友達とばかり遊んでいる相手にヤキモチをやく場合は、「もっと構って欲しい」という心理が隠れているでしょう。

これは、自分との時間よりも他のことに費やす時間が多いと感じているためです。そのため、コミュニケーションがとれていないと感じていたり、付き合っていても満足感を得られていません。

人によって相手を必要とする度合いは異なりますが、仮に「恋人とは週1しか会わないのに友達とは週5で会ってる」といった極端な状況なら、相手が構って欲しいと思うのも無理はないでしょう。

相手を独占したい

恋人や好きな人に独占欲を持つ人は少なくありません。きっと「自分だけのものにしたい」「自分だけ見て欲しい」と思うでしょう。そのため、相手が他の異性と仲良くしたりすることに対しヤキモチをやくのです。

相手は自分の好きな人ですから、このような心理でヤキモチをやくことは自然なこと。ただ、そのヤキモチがエスカレートして相手を束縛してしまえば、相手は窮屈に感じてしまいます。

そうなれば、あなたが独占したいと思っている相手が、あなたの行動により離れていってしまうでしょう。だとしたら、ヤキモチをやいても過度な束縛はしない方が良いと言えそうです。

自分の方が相手を好きだと思っている

人の気持ちは、目で見て量れるものではありません。相手の行動や言葉を受けて、「このくらい想われている」と、自分の物差しで相手の気持ちを量るでしょう。

その時、相手よりも自分の方が相手を好きだと感じれば、ヤキモチをやく機会が多くなるはずです。自分の方が気持ちが強いと感じていれば、相手がちょっとしたことで他の異性に心移りするのではないかと不安になるはず。そのため、「奪われてしまうかも」「あの人の方が好きなのかも」と考えてヤキモチをやいてしまうのです。

これは、愛されている自信がないという心理と似た状況ですね。ただ、愛情表現を苦手とする人もいることは理解すべきでしょう。

負けた気分になっている

恋人や好きな人が自分以外の他の異性を褒めたり、他の用事を優先させることにヤキモチをやく人の中には、負けた気分になっている人もいます。つまり、負けた気になり自身のプライドが傷つけられたことで、相手にヤキモチをやくのです。

特に、負けず嫌いな性格の持ち主はこのような心理でヤキモチをやきます。「相手が好きだから」という理由以上に、「あの人に負けた」「物に負けた」と感じてやくのでしょう。

ヤキモチのほとんどは好きな気持ちがベースにあるものの、このように性格が関係していることもあります。

ヤキモチをやくことは、相手に「可愛い」と思われるかもしれません。しかし、ヤキモチをやく頻度や様子があまりにもエスカレートすると、厄介に思われてしまうことも多いです。

では、ヤキモチをやいてしまった時はどう対処すれば良いのでしょうか。次は、感情のコントロールの仕方やヤキモチの伝え方をご紹介します。

素直に自分の気持ちを相手に伝える

例えば、「他の人とすごく仲がいい」とか「明らかに自分との時間より他を優先している」という理由でヤキモチをやくなら、素直に自分の気持ちを相手に伝えてみてください。あなたの中には、多少なりとも不安があると言え、そのままにしていればやがて不満になってしまう可能性が高いです。

他の異性と仲が良くて不安になるのは当たり前のこと。決して恥ずかしいことでもなければ、悪いことでもありません。また、他のことを優先するあまり自分との時間を作ってもらえないという場合も同様です。「好きな人と一緒にいたい」と思うことは自然なことでしょう。

ただ、伝え方には注意すべきです。否定的に「仲良くしないで」「そっちを優先しないで」と伝えるのではなく、「好きだから心配になる」「好きだからもっと一緒にいたい」と伝えると良いですね。そうすれば、あなたの気持ちが伝わる上に相手に不快な思いをさせなくて済むでしょう。

仕事や趣味など恋愛以外にも目を向ける

恋人や好きな人にばかり目を向けていると、ヤキモチをやく機会も多いはずです。また、ヤキモチをやくことが多ければ心に余裕が持てず、辛くなったり落ち込んだりすることも多くなるでしょう。

ですので、仕事や趣味など恋愛以外にも目を向けて、相手から意識を逸らすことも大事です。特に、相手が何かに没頭することが多いのであれば、あなたもその間他のことに夢中になった方が気が紛れるでしょう。

また、自分磨きに専念するというのもアリです。自分に自信がなくヤキモチをやいてしまう人、あるいは相手を夢中にさせたい人は、自分を磨いて魅力を高めると良いでしょう。

恋人として自信を持つ

恋人が他の異性と仲良くしている姿を見たら、誰でも少なからずヤキモチをやいてしまうでしょう。ただ、恋人がその人とどんなに仲良しだとしても、相手が恋人として選んだのはあなたです。付き合っているという事実を自信に変えても良いのではないでしょうか。

また、多くの人が異性の友達と恋人に求めるものには違いがあります。友達に対しては「楽しい」「面白い」を求めるのに対し、恋人にはドキドキ感や性的魅力を求める人が多いです。

そう考えたら、恋人にとってあなたは特別な存在ですよね。楽しさや面白さは大勢の人に対して抱けるものですが、異性として刺激を感じる相手は限られています。そこに自信を持つと、些細なことではヤキモチをやかなくなるはずです。

やいたことを可愛く伝える

相手にヤキモチをやかれることを、嬉しいと感じる人は少なくないでしょう。自分がそれだけ想われていると感じられることから、恋人にヤキモチをやかれたいと思っている人もいるはずです。

ですから、やいたことをそのまま態度や行動で見せても問題ありません。ただ、相手が困るような伝え方は避けるべきです。

例えば、急に不機嫌になって相手を無視することや、感情的になって怒り出すといった伝え方では、相手は困惑するだけでなく重く感じてしまいます。

伝える時は、相手が「可愛い」と思うように伝えるのがポイントです。女性であれば、相手の袖を少し引っ張って上目づかいで見つめてみたり、男性でも「少しヤキモチやいた」と素直に伝えると良いでしょう。すると、相手も可愛いと感じてヤキモチを晴らそうとしてくれるはずです。

次は反対に、相手にヤキモチをやかれてしまった時の対処法を見ていきます。

相手がヤキモチをやくのは「構って欲しい」「自信がない」といった心理からです。そこを上手く解消してあげるようにすると、相手のヤキモチを鎮めることができるでしょう。

言葉にして愛情表現をする

相手がヤキモチをやくということは、想われている自信がない可能性があります。ですから、自信を与えるつもりで、言葉にして愛情表現をしてください。

特に、交際が長くなってくると愛情表現が少なくなっていきます。その上、交際当初のように相手を求めたり気遣うことも減るでしょう。そうした中、「好き」といった愛情表現がないとしたら、想われている自信がなくなっているはずです。

これからは、定期的に言葉で伝えてあげると良いですね。そうすることで、相手がヤキモチをやく頻度を減らすことができるでしょう。

相手の気持ちをきちんと聞く

よく相手にヤキモチをやかれるという人は、「またやいてる」「鬱陶しい」と思うこともあるでしょう。ただ、それだけヤキモチをやくのには理由があるはずです。

例えば、あなたが異性の友達と過度に仲が良く「何かあるんじゃないか」と不安に思っていたり、他の異性を褒めることで「自分に冷めたのかな」と感じているかもしれません。

そうした相手の気持ちを聞いたことはあるでしょうか。もしこれまで聞いたことがなかったのであれば、一度きちんと耳を傾けてあげてください。そこに不安や悩みが隠れていることも少なくないです。

また、不安が解消されたのちに自信を持ちヤキモチをやかなくなる人もいます。いつものことだと思って流すのではなく、向き合ってみることが大事です。

関係性をしっかり説明する

ヤキモチをやく人のほとんどは、異性関係でヤキモチをやきます。中でも、恋人が仲良くしている異性が恋人にとってどんな人なのか、どんな性格をしている人なのかを把握できていない場合、不安からヤキモチをやくことが多いです。得体も知れない相手ですから、警戒するのも無理はないですよね。

ですから、あなたとその人の関係性を恋人にしっかりと説明すると良いでしょう。仮に「幼馴染」と聞けば、仲良いことにも納得できるはずです。

恋人も交えて一緒に過ごす

仲の良い友達と会った時、あるいは趣味に夢中になっている時、恋人を放置していないでしょうか。偶然街で友達と会ったりすれば久しぶりに話が盛り上がるでしょうし、一度趣味をし始めるとなかなかやめ時を見つけることができません。

ただ、その間恋人はポツンと独りぼっちになってしまいます。当然「構って」「大切してくれない」と思うでしょう。

そんな時は、恋人も一緒に交えて過ごしてみてください。仮に友達と会ったのなら、恋人を紹介しながら誰もが楽しめる会話をすると良いですね。また、それを機に恋人と友達に仲良くなってもらっても良いでしょう。

そして趣味の場合も、「手伝って」と声をかけて一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。一緒に取り組むことで時間を共有し、寂しい思いをさせなければヤキモチをやかれることもないはずです。

ヤキモチのやきすぎは、相手に「重い」「しんどい」と思われかねません。あまりにもヤキモチをやく頻度が多いという人は、これから少しずつやく頻度を少なくしていった方が良いでしょう。

では、どうすればヤキモチをやかずに済むのでしょうか。最後はヤキモチをやかない方法をご紹介します。

恋人を信じる

恋人に対して「怪しい」「不安」といった思いがあると、ヤキモチをやきやすいです。しかし、相手はあなたを選び恋人にしたわけです。そう簡単に裏切ったり嘘をついたりはしないはず。ですから、恋人を信じ負の感情を解消していきましょう。

例えば、交際当初の思い出を振り返ってみると良いかもしれません。付き合い始めのうちは相手への気持ちが強いため、きっと恋人があなたを求めてきている様子や愛情表現の言葉が見つかるはずです。

そうしたことを自信に変えて、相手を信じてみると良いですね。信じることにリスクはあるものの、起きていない事に対して過度に不安を持つことは自分を苦しめてしまうだけです。

恋愛に依存しない

恋愛に依存している人は、相手のことを考える時間が多いため、ヤキモチをやく機会も多くなります。すると、つい相手を束縛したり自分に意識を向けようとするでしょう。でも、それではあなたのヤキモチが過剰になっていくだけでなく、相手が負担に感じてしまうはず。

そこでおすすめなのが、恋愛以外の時間を持ち意識を分散させることです。例えば、新たに趣味を作ってみたり、会っていなかった友達との時間を作ってみると良いですね。すると、必然的に恋人への意識が薄れるはずです。

つまり、恋愛に依存せず自分の時間を有意義にさせれば、ヤキモチをやかずに済みます。これから恋人と長く付き合っていくためにも、こうした意識は必要です。ヤキモチが相手の負担になる前に、他に意識を向けてみてください。

他の人や物と自分を比べない

恋人が仲良くする人や恋人が夢中になる物と、自身を比べないことも大切です。

例えば、「自分よりもあの人の方が大切なんだな」とか「自分との時間より趣味の方が楽しんだな」と比べることですね。ヤキモチをやいた時はつい、対象となる人や物と比べて落ち込んでしまいがちです。

中には相手の仕事と自分を比べて「どっちが大事なの？」などと言う人が見られますが、相手はどちらも違った意味で大切に思っているはず。そうした中、結論を出そうとしたがるあなたを見れば、相手は重く感じてしまうでしょう。

人や物それぞれに良さがあり、また相手が大切に思う感覚もそれぞれです。自分に向けられる愛情や言葉を信じて、他と比較しないようにしましょう。

恋人の行動を自分に置き換えて考えてみる

あなたは、恋人のどんな行動にヤキモチをやくでしょうか。例えば「異性の友達と仲が良いから」だとしましょう。しかし、あなたにも異性の友達がいるとしたら、相手の行動や気持ちを理解できるはずです。

このように、相手の行動を自分に置き換えて考えてみるとヤキモチが鎮まることがあります。人に限らず相手が趣味に夢中になっている時も同様です。「自分が好きなことをしている時」を考えれば、夢中になってしまうのも理解できるのではないでしょうか。

つい、自分の視点だけで物事を見てしまいがちですが、逆の立場で考えてみれば納得できることもあります。一度視点を変えて冷静に見るだけでも、ヤキモチをやかずに済むことがあるのです。