シャイ?口下手?山形県の県民性について
そのような雪国の生活は長い冬を家族で支え合う生活となるため、我慢強さ、真面目さ、家族思いといういわゆる「東北気質」が生まれます。ですが家族や友人以外の人にはシャイで、無口な印象を与えることもあるようです。
また山形の県民性は、男性と女性とでは性格や人間関係の相性なども異なります。この記事ではそれぞれの違いをまとめてみました。
山形県民のイメージは?
かつて、NHK連続テレビ小説に『おしん』という作品がありました。農村地帯の貧しい家庭に生まれた女性「おしん」が、貧困や戦中戦後の混乱の中を生き抜く物語です。
どんな苦難にも黙って耐えるおしんの姿は大変な共感を呼びましたが、幼少期の舞台となったのが山形県なのです。このドラマの影響で、山形県出身者は寡黙で忍耐強い、頑張り屋というイメージが強く印象付けられましたが、ただ耐えるだけが山形の県民性ではありません。
豪雪地帯でのスキーやスケボなどのアクティビティは年々盛んになっていますし、地元産の豊富な特産品は全国的に有名ですよね。山形ならではの良さを大切にしつつも、時代に合った新しい物を取り入れることも得意なのです。
山形県は美味しいものが多い!
山形県の名産品というと、まずはさくらんぼが思い浮かびますね。甘酸っぱくてみずみずしい人気のフルーツですが、山形の名物は他にもたくさんあります。
山形県は日本海に面していることから、新鮮な魚介類が一年中手に入ります。また、「日本三大和牛」の一つに数えられることもある米沢牛は山形県置賜地方で生産され、全国に出荷され高い評価を得ていますね。
山形県のソウルフードには「だだちゃ豆」もあります。だだちゃ豆とは山形県鶴岡地域で栽培された枝豆のことで、山形だけでとれるブランド豆です。さらに、「冷やしラーメン」も山形が発祥。蒸し暑い夏を乗り切るための定番といえるでしょう。
ほかにも、山形産のぶどうを使った「山形ワイン」、もち米を笹の葉で包んだ「庄内笹巻き」など、地元の特産品を使った美味しいものがたくさんあるのが山形県なのです!
花笠まつりは有名!
「花笠まつり」は、山形県の各地で開催されているお祭りです。すげの笠に赤い花を飾った花笠を手にもち、「花笠音頭」にあわせて大通りなどを踊り歩きます。山形県内の数カ所で催されていますが、山形市で毎年8月に行われる「山形花笠まつり」が有名です。
おとなしそうな印象の山形県民が、街を踊りながら練り歩くなど想像がつかないかもしれませんが、お祝いやお祭りの場では楽しく賑やかに過ごすのが好きな人も多いことがわかるでしょう。
出典:
コトバンク デジタル大辞泉『日本三大和牛』
https://kotobank.jp/word/日本三大和牛-675707
米沢牛銘柄推進協議会『米沢牛の定義』
http://www.yonezawagyu.jp/03.html
だだぱら(JA鶴岡)『だだちゃ豆の類似品対策』
https://www.dadacha.jp/dadacya/dada05.html
タカラの山ガタ(山形市 商工観光部 山形ブランド推進課)『冷やしラーメン』
https://www.yamagatakara.jp/takara/specialties/hiyashi-ramen.html