自信を持つ方法を徹底解説！自信を持つために意識したい習慣って？

人から「もっと自信を持って！」「自分に自信を持つことが大切」などと励まされたことはありませんか？自信を持つようにと言われても、どうすればいいの？とかえって悩んでしまう…という人もいますよね。

「自信を持つ」ということが大切なのは分かっても、自信を持つための方法まで分かる人はあまりいないかもしれません。そこで、この記事では自信を持つ方法について具体的にご紹介していきます。

どうしたら自信を持つことができるのか…と悩んでいる人はもちろん、自信をなくしている人を励ましたいと思っている人も、ぜひ参考にして下さい。

まずは、自分に自信を持つことができない人の特徴について見ていきましょう。なぜ自信を持てないのか、その心理や背景を客観視することで、自信を持つ方法の中でも自分に合ったものを見つけられるようになります。

自信を持てない原因がわからないうちに試行錯誤しながら自信を持とうと頑張っても、結局空回りしてしまうかもしれません。そうなってしまっては逆効果ですので、まずは自信を持てない原因となる部分に目を向けてみましょう。

失敗から立ち直れていない

自信を持つことのできない人の多くは、失敗の経験を抱えています。そして、その失敗をズルズルと引きずってしまっていることが多いのです。

失敗から立ち直れていないと、何かに取り組もうとしても「またダメかもしれない」「どうせできない」といった思考に陥りやすくなります。失敗したことを自分自身で受け止めきれていない段階では、何をするにもビクビクしてしまうでしょう。

自信を持つためにあれこれ試す前に、まずは失敗から立ち直れていない自分の現状を受け止めることから始めなければなりません。

他人からの批判を真に受けやすい

人の評価を気にする性格の人は、特に批判されたことをかなり深く受け止めるところがあります。ちょっとミスを指摘されただけでも、ひどく落ち込んで自信をなくしてしまうことも多いでしょう。

ミスそのものを指摘されただけなのに、自分自身を批判されたという風に捉えてしまう人もいます。また、ちょっと軽口を叩かれたくらいでも流せず、すべて真に受けてしまう性格では、日頃の些細な場面でもすぐに自信をなくしてしまいやすいでしょう。

自分と他人をすぐ比べてしまう

他人と比べることでしか自分の価値を見出せないという人も、自信を持つのは難しいでしょう。なぜなら、自分よりも優れている人がいる限り、「その人よりも劣っている」という自己評価になってしまうからです。

自分と他人を比べれば、優れている面もあれば劣っている面もあるのが当然。優劣ではなく個性として尊重できればいいのですが、比べる癖があるとそうはいきません。いくら自分に優れている部分があっても、一番になれない限り自信を持つことはできないという人もいます。

謙虚すぎる性格で自信を持つきっかけを逃しやすい

褒められても謙遜してばかりの人っていますよね。謙虚にふるまっているだけで心の中では喜んでいるというのなら、問題ないのです。ですが、中には謙虚すぎる性格のせいで、他人から褒められたり認められたりすることを受け入れられない人もいます。

せっかく自信を持てるようなきっかけがあっても、「自分なんて」と褒められ認められることを否定してしまうのです。謙虚な人は控えめで好かれる部分も多いのですが、あまりに謙遜してばかりだと、自信を持つチャンスを逃しやすくなってしまうでしょう。

自分に自信を持つことが大切というのはよく聞きますよね。しかし、自信を持つことができたらどんなメリットがあるのかということまでは、深く考えたことがないという人もいるのではないでしょうか。

自信を持つとどんないいことがあるのか、具体的なメリットについてここでチェックしておきましょう。自信を持つことの先に理想とするものが見えたら、「自信を持てるようになりたい」という心掛けも一層強くなるはずです。

視野が広がる

自信を持つことができると、有能感が出てくるので「もっといろいろなことをやってみたい」という気持ちが湧いてきます。苦手だったことにチャレンジしようと思ったり、新しいことを始めたいと思ったりするようになるでしょう。

つまり、自信を持つことによってそれまで見てきた景色では物足りなくなるのです。自然と視野が広がり、得られるものもどんどん増えていくでしょう。自信を持つことには、このように自分の可能性をさらに広げていけるというメリットがあるのです。

自己肯定感が高まる

自信は自己肯定感と強く結びついています。そのため自信を持つことによって、自分で自分のことを認められるようになるのです。自分自身を好きでいられるようになり情緒も安定しますし、毎日を楽しく過ごせるようになるでしょう。

自分が嫌いだと生きていても苦痛ばかりですが、自分自身を好きになり認められると充実した日々を送れるようになります。挑戦したい気持ちになるだけでなく、好きなことを楽しんだりお気に入りの服を着たりと、自分自身を大切にしながら暮らせる幸せを実感できるようになりますよ。

決断力や行動力が身に付く

自分で考え行動するということも、自信がないとなかなかできませんよね。自信がない人は多数の意見に流されたり、他人に同調したりすることでしか行動できないものです。決断力や行動力を身に付けるには、自信を持つことが不可欠といえるでしょう。

自信を持つことができたら、自分の意見を出せますし自分の意思で決断し行動できるようになります。そして、それが間違っていたとしても自信があれば次の行動に移せるはず。自分の考えに責任を持ち行動できるので、仕事でも活躍できる場が広がっていくでしょう。

人との関わりが楽しくなる

自分はダメな人間だと思っていると、人と会うこともだんだんしんどくなりますよね。一人で閉じこもっていた方がラクだと思う人もいるかもしれません。そんな場合でも、自信を持つことによって、人と会ったり話したりすることが楽しくなっていくでしょう。

自信を持っている人は、他人からの評価に振り回されることがありません。そのため、堂々と自分の思っていることを言えます。また自己肯定感が高く心に余裕があるため、人の話に耳を傾けることができ、コミュニケーションも円滑になるのです。

では、ここからは自分に自信を持つ方法をご紹介していきます。自信を持つためには、一つの方法だけでなく様々なアプローチを行うことが大切。特に自己肯定感が低く自分のいいところなんてないと思っている人ほど、どの方法も試すくらいの気持ちが必要です。

具体的な方法を実践しつつ、常に「自信を持てるようになりたい」という強い気持ちを忘れないようにしましょう。前編、後編に分けて、8つの方法を紹介・解説していきますので、自分に合いそうなものを見つけて下さいね。

短所を長所に変える

長所と短所は紙一重といわれます。自分では短所だと思っている部分も、見方を変えれば長所になるかもしれません。そこで、自分の短所を紙に書き出してみて、それをすべて長所に言い換えてみて下さい。

例えば「頑固」なら「自分をしっかり持っている」、「憶病」なら「思慮深い」というように、言葉を変えて表現してみるのです。短所ばかりと思っていても、意外と自分で決めつけていただけで、たくさん長所が見つかるはずですよ。

自信がなくなった時の対処法を探す

普段自信を持っている人でも、仕事で失敗したり失恋したりと、うまくいかないことがあれば自信をなくすものです。それでも、ズルズルと引きずらずに立ち直ることができたら、自己肯定感までなくすことはないでしょう。

もし自信を持ててもまたなくすことはある、と思っておいて下さい。そのときに、自分で立ち直れる方法を知っていれば大丈夫。日頃から、もしショックなことがあったら自分はどう立ち直るかな？とシミュレーションしておくことも、結構役に立つものですよ。

自分の素をさらけ出す

自分をよく見せようとすることが自信を持つことではありません。自分自身を好きでいられて信用できることが大切ですので、いい部分だけでなくダメな部分も認める必要があるのです。そのためには、自分の素を隠さないことが大切。

そして、素の自分を出した方が、周りの人も好意的に見てくれるものです。変に隠してよく見せるよりも、ありのままの自分でいた方がラクですし、そんな自分を周りに認めてもらえることこそが、自信につながるでしょう。怖いかもしれませんが、勇気を出してみて下さい。

自分を肯定する

素の自分をさらけ出すのが怖いのは、自分で自分を肯定できていないからですよね。自信がないとなかなか「このままの自分でいい」とは思えないものですが、まずは自分で自分を認めてあげることが大切です。

誰でも、いいところもあればダメなところもあります。完璧な人なんていないのですから、これが自分なんだと認めてラクになりましょう。

短所がある人の方が、人間らしくて魅力的ですよ。伸びしろがあると前向きに捉えて、今の自分を受け入れてあげて下さいね。

引き続き、自分に自信を持つ方法をご紹介していきます。後編、残り4つの方法を見ていきましょう。

自分は自分と思うようにする

人と比べて自信を持てないという人は、自分を認めるようにすると同時に、「自分は自分」と常に言い聞かせましょう。案外、キラキラして見える人でも他人と比べて落ち込んだりしているもの。比べてもキリがありませんので、割り切ってしまった方がラクになれます。

他人と比べることをやめるだけでも、前よりも自分のことがよく見えるようになりますよ。自分のダメなところだけでなく、いいところにも気付けるようになったら、自分らしい生き方を始められるようになるでしょう。

自分の長所を身近な人に聞いてみる

いいところを自分で見つけるというのは、自信のない人にとってはかなり難しい作業ですよね。そこで、自分ではわからないという場合は身近な人に聞いてみるといいでしょう。

自分の長所を他人に聞くなんて恥ずかしいと思うかもしれませんが、「自信を持てるようになりたくて、自分の長所を知りたいんだ」という感じでいきさつを話してみたら、きっと協力してくれます。長所を教えてくれるとともに、励ましの言葉ももらえるのではないでしょうか。

褒められたら素直に受け止める

長所を教えてもらうときに、自信のない人はつい「そんなことない」と否定してしまうでしょう。しかし、せっかく褒めてもらったのに否定するのはもったいないですし、相手にも失礼です。照れ臭いかもしれませんが「ありがとう」と素直に受け取って下さいね。

普段から、褒められることに抵抗があったかもしれません。これからは、褒められたら否定せず素直に受け止めるようにしましょう。その方がお互い気持ちいいですし、自信を持つきっかけもどんどん増えていきます。

新しいことに挑戦してみる

思い切った行動を起こすというのも一つの方法。今の日常をガラッと変えて新しい自分に生まれ変わることも、自信を持つためには効果的といえます。

そこで、新しいことに挑戦してみるというのがおすすめです。自信を持つための挑戦として、何かを始めてみてはいかがでしょうか。

挑戦して成功したらもちろん自信がつきますが、うまくいかなかったとしても、自分で決めて取り組んだというプロセスが大きく成長させてくれるはずです。「やってみよう」という気持ちで取り組んだこと自体が、すでに自信のある行動といえるでしょう。

これまでは自信を持つための心掛けについて解説してきました。ここからは、もう少し具体的なもので、普段から取り組める習慣をご紹介していきます。

自信を持つということは一日でできるものではありません。日頃の生活の中での積み重ねによって、少しずつ育っていくと考えて下さい。毎日自分に栄養を与えるような気持ちで、自信とともに自己肯定感を高めていくことが大切なのです。

先ほどご紹介した8つの方法とともに、次の4つの習慣を続けてみましょう。自分を大切にしようという気持ちが自然と育ち、自信のある自分に近づいていけるはずですよ。

その日できたことを書き出す

一日の終わりに、振り返る時間を作りましょう。それはできなかったことを反省する時間ではなく、できたことを振り返り気持ちよく明日を迎えるための時間です。ノートなどに、その日自分ができたことを書き出すようにするのがおすすめ。

仕事や勉強といったわかりやすいものだけでなく、例えば「味噌汁を美味しく作れた」「気になる人に自分から話しかけられた」など、生活の中の出来事も書き出しましょう。

反省は嫌でもしますが、このようなできたことを振り返るという時間はなかなか持てませんよね。この習慣を続けるうちに、だんだん自分を好きになっていけるでしょう。

仕事で褒められたことを振り返る

大きな自信を持てるきっかけとなるのは、やはり仕事での成功ですよね。仕事で先輩に褒められた、クライアントに喜ばれた、自分の意見を聞いてもらえたなど、自信を持つのに役立ちそうなうまくいった出来事は、ぜひ自分の中で何度も振り返りましょう。

特に自信を持てないと思っているときほど、こんな自分でも褒めてくれる人、認めてくれる人がいるのだと思い直すことが大切です。また認められたいという気持ちになれたら、仕事にも前向きに取り組めるでしょう。

また、褒められた内容についても何がよかったのか具体的に振り返ることで、次の行動に生かすことができますよね。

部屋を綺麗に保つ

普段過ごしている環境を整えるということも、とても重要です。自信を持てないときは気分が塞ぎがちになり、部屋の中も殺伐とした雰囲気になるという人は多いですよね。片付ける気力が湧かないのでしょう。しかしそのままでは、どんどん気分が落ちていくばかり。

部屋を綺麗に保ち心地よい空間にすることは、そこで過ごす人の精神安定の役割を持つのです。美味しいものを食べる、好きな服を着るということも含め、毎日の生活の軸となる衣・食・住を健全な状態にすることは、いつでも忘れないようにしましょう。

好きなことや得意なことを楽しむ時間を作る

趣味や特技がある場合、それに没頭し身を置いている時間は自分をまるごと受け入れ認めている状態ですよね。そのように、好きなこと、得意なことを楽しむ時間を作り自分を解放してあげることも、自信を持つためには大切な習慣です。

人は頑張ったり苦労したりするだけでは生きていけません。幸せと感じたりリラックスできたりする瞬間があるから、壁を乗り越える気力を持てるのです。そういう意味でも趣味や特技は重要なものといえるでしょう。

大した趣味がなくても、部屋の中でテレビを見ながらのんびりするといったことも大切です。自分が心地よく思えるような時間を意識的に作るようにしましょう。

一般的に、自信を持つというと「何かに成功する」「難しいことに挑戦する」など大きなきっかけが必要と思われがちですが、大切なのはそれだけではないのです。

大きなことに取り組まなくても、日頃から自分を否定せず認められるような心掛け、習慣を続けていれば、少しずつ自己肯定感が高まり自信を持てるようになるでしょう。

自信を持つことができたら、視野も広がりますし今よりもっと生きやすくなります。この記事でご紹介した方法を実践しながら、生き生きと毎日を過ごせる自分を目指しましょうね。