辛い時期のスピリチュアル的な意味｜乗り越え方や引き寄せない方法も

心が苦しくて仕方がない、辛くて逃げだしたい…そんな経験をした人は多いのではないでしょうか。辛い時期はなかなか出口が見えず、ずっとこのままの状態が続くのではないかと不安になってしまうこともあるでしょう。

しかしそんな辛い時期にも何か理由や意味があることをご存じでしょうか。今回は辛い時期が訪れる意味をスピリチュアルの面から見ていきます。

なぜ辛い時期が訪れるのかがわかれば、乗り越えるためのヒントにつながるかもしれません。そして、それを乗り越えてからも再度心が辛く苦しくなる時期がこないよう、スピリチュアルの面から辛い時期を引き寄せない考え方もご紹介します。

そもそも、スピリチュアルの言葉の意味をご存知でしょうか。日本では、占いや風水と同じような意味で使われていることもありますが、本来は違います。

スピリチュアルとは、明確な日本語訳が存在しないのが確かですが「魂の在り方」と表現するのが一番的確です。

つまり、辛い時期が訪れるのは、魂からのお告げであったり、魂がそれを必要としていると言えるのです。では、どうして人には辛い時期が必要なのでしょうか。あなたのスピリチュアルが何を訴えているのか、理由を考えてみましょう。

自分を見直すため

人に辛い時期が訪れるのは自分を見直すためという理由があります。いつも楽しく幸せな状態にいると、自分を成長させるための行動を怠ってしまうこともあるでしょう。

そのときは人生を楽観的に考えていても、いつの間にか幸せな環境が逃げていくことになりかねません。あなたの魂が「これではいけない」と自分を見直す機会を与えているのです。

人を愛することの大切さを知るため

目の前にある幸せや愛は、普通に過ごしているうちに当たり前になってしまうことがあります。そんな人を愛することの大切さを知るために、辛い時期が訪れるのです。

辛い時期には周囲の人のやさしさに触れることも多いでしょう。自分は一人ではないと気づかされることも多いはず。辛い時期だからこそ気づくことが、実はたくさんあるのです。

スピリチュアルの力を高めるため

辛い時期が訪れるのはスピリチュアルの力を高めるためです。スピリチュアルの世界では、辛い時期を乗り越えるとパワーが高まるといわれています。

どのような人でも、その人なりの辛いこと・悲しいことがあります。しかしそれを乗り越えた時、幸せに気づくことができたり目標を達成することも多いでしょう。そしてその瞬間にあなたのスピリチュアルのパワーが高まっているのです。

自我意識に気づくため

生きている中で物事に興味を示さず、人と関わらずにいると、辛い経験が訪れることは少ないでしょう。その反対で、自分であれをしたいこれをしたいという欲求が強いと、思うようにいかず苦しくなることがあります。

これはあなたに自我意識があり、自分の願望や意向がはっきりしているという証。辛い時期が訪れるのは、そのような自我意識が強いことをあなた自身が気づくきっかけになるでしょう。

辛い時期とは、自分一人の力でどうにもできないことがあります。他人からの悪意や、社会的に仕方ないことは、自分では突破できないときがあるでしょう。

しかし、辛い時期を早く乗り越えたいはず。そんなとき、物事を前向きに捉えてみてはいかがでしょうか。あなたのスピリチュアルが意味を持って辛い時期を迎えたと思うと、気の持ちようが変わるでしょう。

スピリチュアルが訴えている辛い時期の意味を知り、マインドを前向きにしてみましょう！

転換期が訪れる前触れ

辛い時期があるのは、転換期が訪れる前触れをスピリチュアルが教えてくれているからです。転換期とは昇進や転勤、引っ越し、結婚、出産など人生を変えるような出来事。

この転換期によってあなたの人生が変わる可能性があります。その前触れとして辛い時期があり、乗り越えたときに人生が変わる出来事が訪れると考えれば、気持ちが軽くなるのではないでしょうか。

魂の修行が必要

魂はいつも成長しようとしています。あなた自身が意識しているわけではなくても、スピリチュアルの世界では、自分の成長のための修行が必要です。

また、人間の魂は本来の居場所である神様のもとへ戻ろうとしているのをご存じでしょうか。故郷に帰るだけのようですが、これには大きな苦痛を伴います。

魂の成長のための修行、そして故郷へ帰るための苦痛のためにあなたに辛い時期が訪れるのです。

試練を乗り越える

辛い時期が訪れるのは、スピリチュアルの面から考えると試練を乗り越えるという意味があります。先ほど魂には修行が必要だとお伝えしましたが、この修行が地上にいる人間にとっての試練なのです。

魂にとって生きていることは修行の連続です。そして、その修行をこなしていくことで魂はスピリチュアルのパワーを高めていくことに。

人間は生まれたときから試練がありますが、これは必ず乗り越えられるものとされています。この試練を乗り越えることで、魂がスピリチュアルの力を高めるように、あなたも人間性を高めていくことができるのです。

自身を覚醒させる

辛い時期が訪れる前、あなたはどこかで立ち止まったり進むべき道を迷ったりしていなかったでしょうか。そんなあなた自身を覚醒させるのも、スピリチュアル的に辛い時期が訪れる意味のひとつです。

試練を乗り越えると、そこには成功や幸福が待っているでしょう。そして、これまで心に抱いていた苦しみや迷いから解放されることも。そうなれば、きっとあなたはこれまでとは違う自分になっていることに気づくはずです。

幸福が訪れる前兆

先ほど、転換期が訪れる前兆として辛い時期が訪れるとご紹介しました。その転換期にも似ていることですが、スピリチュアル的に辛い時期は幸福の前兆ということもあるでしょう。

例えば、ずっと子供が欲しいと思っていてもなかなかできなかった人が妊娠したり、仕事での努力や苦労が報われて成果が出るというような期待が持てます。それまで願っていても叶わずにいたことが、現実になる可能性があるということです。

その幸福の前には、スピリチュアルの試練のために苦しみや辛い時期を乗り越えなければなりません。だからこそ、辛い時期を乗り越えて得た幸福が大きく感じられるのです。

辛い時期のスピリチュアル的な意味はまだまだあります。人生の辛い時期を乗り越えるために、その意味を知っておきましょう。

感情を浄化する

辛い時期が訪れる前、あなたは自分の感情を抑えてはいなかったでしょうか。無理に悲しみを隠そうとすると、心が苦しくなってしまいます。

スピリチュアル的には、辛い時期は感情を浄化するという理由があります。苦しみや悲しみは無理に押さえようとせず、自分の感情と向き合ってみてください。そうすればあなたの心の苦しみを浄化することができるでしょう。

人間関係を見直す

あなたが辛い思いをしている原因はなんでしょうか。もしもそれが人間関係なら、それらを整理するときがきたのかもしれません。

辛い人間関係は、あなたにとっても相手にとってもいいものではありません。お互いに悪い方向へ向かってしまうからです。そのことをスピリチュアルの世界から教えてくれていると思ってみてください。

自分と向き合う機会

辛い時期こそ自分と向き合うチャンスです。あなたに辛い時期が訪れているということは、自分と向き合うことが必要だと、スピリチュアルが教えてくれているのではないでしょうか。

このまま進んでもいいか迷いがある人もいるでしょう。また、自身過剰で傲慢になってしまっているという場合も。

なぜ辛いのか？というのを考えるのは苦しいことですよね。しかし、それに向き合うことでもっと魅力的な自分に出会える可能性があります。

休息が必要なとき

今のあなたは、心も体も働きすぎな状態ではないでしょうか。最近ゆっくりと過ごしたり、リラックスできるようなことはあったでしょうか。

なかなか休めない状況の中で心が辛い状態なら、これはスピリチュアルの世界からの注意喚起かもしれません。魂があなたに休息をとるようにサインを送ってくれているのです。

辛い想い、嫌な想いをすると、その原因になった人や物に攻撃をしたくなることもありますが、それではあなたのスピリチュアルの成長ではなく「物事や事象の解決」です。あくまでも、あなた自身の気持ちの解決に努めましょう。

辛い時期が訪れるのは、何らかの意味があるものです。辛い時期の乗り越え方を知ることで、あなたの心が軽くなるきっかけになるでしょう。

睡眠をしっかりとる

辛い時期は、心も体も疲れやすいものです。そんなときには休息をとることが大切に。睡眠をしっかりととるようにしてくださいね。

また人生の転換期の前はスピリチュアル的に眠くなることがあります。心が辛く眠気が強いときには、転換期の前兆だと思って眠気のままに睡眠をとってください。

早起きを心がける

早寝早起きは大切とよくいわれますが、スピリチュアル的に辛い時期は早起きがおすすめです。朝の空気は澄んでいて気持ちがいいもの。

さらに、早朝の空気はパワーがたっぷりなのです。睡眠をしっかりとり、早起きをしてきれいな空気をたくさん体に取り入れてください。

魂にとって日光や空気は大事なパワーの源です。辛い時期だからこそ、多く取り入れましょう。

窓を開けて良い気を取り込む

辛く苦しいときは、部屋に閉じこもってしまうという人もいるのではないでしょうか。

しかし、窓を開けない状態でいると、ずっと悪い気が部屋に充満することに。そうならないように、窓を開けて新しい空気を取り入れてください。

前述したように、スピリチュアル的には朝の新鮮な空気が一番おすすめです。早起きをして窓を開けてみてください。きっと新鮮な空気があなたの心にも伝わるでしょう。

鏡の中の自分と向き合う

鏡は本当の自分を映すもの。辛い時期だからこそ、鏡で自分の姿を見てみてください。あなたはどのような表情をしているでしょうか。

自分の表情をじっくりと見ることで、自分と向き合うきっかけになることもあります。また、鏡は悪いことを跳ね返すアイテムのひとつ。厄除けをしつつ自分と向き合うことで、辛い時期を乗り越えることができるでしょう。

自然と触れ合う

辛い時期を乗り越えるには、自然と触れ合うのもいいでしょう。山へ行くのもいいですし、緑の多い公園でも大丈夫です。

樹木や植物などの自然にはスピリチュアルなパワーが秘められています。一時でも忙しい日相から離れ、自然の中で過ごしてみてください。心をリフレッシュさせ気持ちを落ち着かせることができるでしょう。

スピリチュアル的な辛い時期の乗り越え方の続きをご紹介します。「この方法が自分に合っている」と思えるものがあるでしょうか。それこそが、あなたの心が求めているものなのかもしれませんね。

気持ちのままに泣く

辛いときには、我慢しないで心の赴くままに泣きましょう。「泣き活」という言葉があるように、泣くことは心のデトックス方法のひとつなのです。

悲しいことや辛いことがあっても、「大人なんだから我慢しよう」「泣くのは恥ずかしい」と素直に泣けずにいる人もいるのではないでしょうか。しかし、泣いて心のデトックスをすることがスピリチュアル的に必要なときなのです。

悲しい出来事を思い出して泣くのもいいですが、思い出したくないという人もいるはず。そんなときは、ドラマや映画、漫画などを利用して泣いてみてください。涙を流すことで、あなたの辛い気持ちを洗い流すことができるでしょう。

辛い時期は必ず終わると信じる

心が苦しいときは、この辛さがずっと続くのではないかと思う人も多いでしょう。今の辛さがいつ終わるかわからないというのは、前が見えずさらに辛くなるもの。

しかし、あなたは生まれてからずっと辛く苦しい思いをしてきたでしょうか。きっと楽しく幸せな時期もたくさんあったはずです。

つまり辛い時期はいつまでも続くわけではないのです。必ず終わると信じてください。そして、辛い時期が終わればきっと幸せが訪れると願いましょう。

辛い時期は無理をしない

辛い時期には、どうにかしてこの状況を抜け出そうともがいている人もいるでしょう。しかし心が苦しいときに無理をするとますます辛くなってしまうことも。

また、何をしても空回りしたり頑張ろうとしても失敗してしまうこともあります。そうなると乗り越えるどころか、自分の心を追い詰めることになりかねません。

辛い時期は無理をすることはないのです。無理に頑張ったり前向きになろうとせず、とにかくスピリチュアルの流れに身を任せてみてください。そうすれば自然と出口が見えてくるでしょう。

辛い時期は環境を変えない

先ほどお伝えしたように辛い時期は無理をしないことが大切です。そして、なるべく環境を変えないようにしてください。

心が苦しいときには、スピリチュアル的に状況を見極めたり正しい判断をするのが難しくなることがあるからです。例えば仕事で辛い出来事があったとき、すぐに転職をするのはやめておいた方がいいでしょう。

本当に環境を変えた方がいい場合は、辛い時期を乗り越えた後に機会があるはず。そのときが来たら、スピリチュアル的にあなたの心が楽になってくるでしょう。

スピリチュアル的な食べ物からパワーをもらう

辛い時期を乗り越えるには食べ物も大切です。スピリチュアル的に陽の食べ物を積極的に食べるようにしてください。

スピリチュアルでは、地上で育った赤い食べ物は陽とされています。トマトやリンゴといった皮ごと食べられるものを食べてパワーをもらってくださいね。

また、休息が必要なときには食生活の見直しも必要です。暴飲暴食や偏食をしていたという人はバランスのいい食事を心がけてください。規則正しい食生活も大切です。

ここまでは、スピリチュアルの面から、辛い時期が訪れる意味や、乗り越え方をご紹介してきました。辛い時期は人生の中で必要だとわかりましたが、できれば引き寄せたくないものですよね。それでは、どのようにしたら辛い時期を引き寄せずに済むのでしょうか。

周囲の人に感謝する

辛い時期を引き寄せないようにするには、日ごろから周囲の人に感謝するといいでしょう。人と関わるときには、「ありがとう」という気持ちを忘れないようにしてください。

自然と「ありがとう」と言ってくれる人に対して、多くの人は悪い印象をもちません。そうなれば人間関係のトラブルを回避することにつながるのです。

また、周囲の人への感謝の気持ちはスピリチュアル的にあなたの心を落ち着かせてくれるでしょう。

部屋を綺麗に保つ

スピリチュアルの面から辛い時期を引き寄せない方法のひとつに、部屋を綺麗に保つというものもあります。

自分の部屋では睡眠など多くの時間を過ごすことになりますよね。その空間が綺麗でないと、スピリチュアル的にいい流れにすることができないのです。部屋の中にほこりが溜まっていたり、床にゴミが落ちたままでは気持ちも落ち着かないのではないでしょうか。

そういったスピリチュアル的にいい状態でないことが続けば、あなたに辛い出来事が訪れてしまう可能性があるのです。そのため自分がいる空間の掃除や換気をし、綺麗に保つことをおすすめします。

部屋に観葉植物を置く

部屋に観葉植物を置くのも、辛い時期を引き寄せない方法のひとつです。スピリチュアルでは、観葉植物は悪い気を吸収し良い気を発生させるといわれているのです。

そのため部屋に置いておけば、あなたがもつ悪い気を吸収してもらうことができるでしょう。植物や自然は辛い時期を乗り越える方法としても先ほどご紹介しました。何だか心が苦しいと思うときでも、自分の部屋の観葉植物を見ることで気持ちが楽になる可能性も。

そして、部屋に観葉植物を置くときにはその空間を綺麗にしておくことを心がけてください。せっかくの観葉植物にゴミやほこりが溜まるのはスピリチュアル的にいいとは言えないですからね。

愚痴を言い過ぎない

ついつい愚痴や不平不満を口にしてしまうという人もいるのではないでしょうか。生きているといいことばかりではなく、「もっとこうならいいのに」「どうしてあの人はこうなんだろう」と思うこともあります。

しかし「口は災いの元」というように、愚痴を言い過ぎると思わぬトラブルにつながることも。先ほど周囲の人に感謝することが大切だとお伝えしましたが、その反対で人を批判することで自分に返ってくることもあるのです。

そのため、できるだけ愚痴を言い過ぎないように注意してくださいね。どうしても不満のある人や苦手な人のことは紙に名前や不満を書いてください。そしてそれを破り捨れば、ああたの心も軽くなるでしょう。

今回は、スピリチュアルの面から辛い時期の意味についての考え方をご紹介しました。人生の中には心が苦しくなるようなこと、辛い時期が訪れることがあります。どうしてこんなに辛いんだろう？ここから抜け出せないのではないか？と不安になることもあるでしょう。

しかし、辛い時期はあなたのスピリチュアルにとって必要な意味をもっているのです。そして、どれだけ辛く苦しいことがあっても、必ず乗り越えることができるはずです。

ぜひこの記事を参考に、辛い時期を乗り越えてください。そうすればあなたのスピリチュアルのパワーも高まってくるでしょう。