夫婦関係がうまくいかないのはなぜ？原因や夫婦円満の秘訣をご紹介

大好きな相手と一生を誓って結婚したはずなのに、いざ生活が始まると夫婦関係がうまくいかないことに悩むカップルは少なくありません。好きな相手と過ごす幸せな毎日を想像していたのに、夫婦関係がうまくいかないと悲しくなってしまいますよね。

夫婦関係を改善するために、さまざまな努力をしても、自分だけが空回りしているように感じたり、相手に苛立ちを感じたりすることもあるでしょう。夫婦関係がうまくいかないまま生活を続けていくことは、とてももったいないことです。

この記事では、なぜか夫婦関係がうまくいかないカップルの本音や原因、そして夫婦円満の秘訣もご紹介しますので、お悩みのカップルは参考にしてくださいね。

まずは夫婦関係がうまくいかないと感じる男女の本音をご紹介します。好きな相手と一緒に楽しく生活をするために結婚したはずなのに、「夫婦関係がうまくいかない」という悩みを抱えるカップルはたくさんいるようです。

「こんなにうまくいかないのは自分たちだけなのではないか」と不安を抱える前に、同じような状況にある人たちの本音をみていきましょう。「自分たちだけではないのだ」と安心できると同時に、夫婦関係問題の解決の糸口が見つかるかもしれませんよ。

一緒にいると無性にイライラする

「最近、夫と一緒にいると無性にイライラするんです。視界の端に入った瞬間に血圧が上がって、睨みつけてしまうことも。どうしてこんな人と結婚したのか、今では後悔ばかりしています。一旦頭を冷やすためにも、別居したいです」（37歳/女性/事務職）

本来、ほっと安心できる場所であるはずの家庭で夫婦関係が悪くなると大変です。相手が一緒にいるだけでイライラしてしまうと、生活するのがとても辛くなってしまいますよね。残業時間を長くしたり、休日出勤をしたりして、仕事に逃げる人も多いでしょう。

喧嘩したいわけじゃないのについ喧嘩に…

「このところ、夫婦関係がうまくいかなくて。なんとか関係を修復したくて妻に話しかけるのですが、喧嘩になってしまいます。喧嘩したいわけじゃないんですけどね。終わったあとにいつも自己嫌悪ですよ」（45歳/男性/研究職）

夫婦関係を修復するために話し合いを持ちかけたはずなのに、ついつい喧嘩をしてしまうことも多いですよね。喧嘩を重ねることで、夫婦関係はますます悪化してしまいます。喧嘩そのもののダメージもさることながら、怒りをコントロールできない自分自身に腹を立てる人もいるようです。

私はあなたの家政婦じゃない

「夫婦共働きなのに、夫は家事を全くしません。靴下も脱ぎっぱなしで床に置いているし、使った食器もそのまま。その割に食事の味付けには口うるさくて、イライラが募るばかりです。『私はあなたの家政婦じゃない』と言いたくてたまりません」（36歳/女性/医療職）

一方ばかりが甘える夫婦関係では、甘えられる方にばかりストレスがかかってしまいます。そのような不平等な状況では夫婦関係がうまくいかなくなるものです。夫婦共働きが一般的な現代では、家事育児の分担などをきちんと話し合う必要があるでしょう。

ATM扱いされている気がする

「妻は専業主婦なのですが、最近風当たりが厳しくて。『旦那元気で留守がいい』なんて標語が昔流行りましたけれど、まさしく体感している感じです。俺ってATMなのかなとか考えると、切ないですよ」（37歳/男性/営業職）

外で働いて家計を担う側は、ただお金を持って帰ってくる人と思われる事をとても残念に感じます。「夫はATM」などとうそぶく人もいますが、予想以上に相手を傷つけるものです。夫婦で役割を決めて生活する際には、相手のことを卑下せずに、尊敬する意識を持ちましょう。

結婚式までは楽しかったのに、今はうまくいかない

「結婚式までは2人であれこれと盛り上がってすごく楽しかったのに、いざ生活が始まってみると『うまくいかないな』と思うようになりました。浮かれすぎていたのでしょうか。日常生活がこのままうまくいかないのは辛いので、なんとか改善したいです」（29歳/女性/デザイン）

結婚式のような楽しくて大きな目標があると、それに向かって盛り上がっていくことができますよね。しかし、大きなイベントが終わってからが2人の生活のスタートです。結婚式をゴールにしないように、最初から気をつけておきたいですね。

夫婦関係がうまくいかないので家庭内別居状態

「子供が大きくなるとともに『夫婦関係がうまくいかない』と感じるようになりました。共通の話題もないですし、話しかけると嫌な顔をされるので、できるだけ関わらないようにしています。家庭内別居状態ですよ」（47歳/男性/法律）

夫婦関係がうまくいかない状態が長く続けば続くほど、関係修復は難しくなります。特に子供が大きくなってからは、共通の話題も見つかりにくくなるものです。夫婦関係に違和感を感じた段階で、早めに話し合いをすることで、家庭内別居を避けることができるでしょう。

ここからは夫婦関係がうまくいかない原因《前編》についてご紹介します。夫婦関係がうまくいかないと感じると、悲しさや怒りが先に立ってしまい、冷静に自己分析する事が難しくなることも。

しかし、夫婦関係がうまくいかない時には、怒りや悲しみの感情を相手にぶつけるだけでは問題は解決しません。まずは何が問題なのか、落ち着いて考えてみてください。「相手のせいだ」と思っていたことでも、実は自分自身に非があったということも多いですよ。

お互い自分の考えを妥協できない

夫婦関係に慣れないうちは、相手に合わせて自分の考えややり方を変えるのが、なんだか負けたような気がして悔しいことも多いですよね。「私はこのやり方でこれまでやってきたのに、今更どうしてダメ出しされなければいけないんだ」とプライドが傷つくことも。

しかし、お互いが自分の考えを妥協できないと夫婦関係はなかなか成熟していきません。結婚生活で大切なことは、少しずつお互いの価値観をすり合わせていこうとする姿勢です。絶対に譲れない部分を貫くのは大切ですが、時には妥協することも必要ですよ。

どちらかがすぐ感情的になる

夫婦関係がうまくいかないカップルの中には、どちらかがすぐに感情的になってしまうタイプがいます。お互いの意見をすり合わせるために話し合いをしようとしても、感情的にキレてしまうと話し合いが成立しませんよね。

「旦那がすぐにキレて外出してしまう」とか「話し合おうとしても妻がすぐに泣く」という悩みを抱えている人は多いですよ。感情のコントロールが苦手な人は、一度感情を管理するためのトレーニングを受けてみるのもいいでしょう。

金銭感覚が大幅にずれている

「お金があれば幸せになれるわけではないが、お金があれば不幸を減らすことができる」と言われています。毎日の生活を維持していくために、お金は絶対に必要ですから、その使い方で衝突する夫婦が多いのは仕方のないことかもしれません。

特に車やマイホームなどの大きな買い物をする際に、金銭感覚のズレに悩むことが多くなるでしょう。子供の教育資金についても、お互いの金銭感覚のズレが如実に現れます。お金の話はそれだけで場がシビアになりやすいだけに、夫婦関係がうまくいかないきっかけになりやすいのです。

お互いを理解しようとしていない

夫婦関係を良好にしていくためには、お互いを理解することが必要不可欠です。しかし、お互いを理解すると一口に言っても、それは簡単なことではありません。2人が足並みを揃えて協力する必要があります。

「結婚したんだから、相手が自分のことを全て理解してくれるはず」と思うのは怠慢ではないでしょうか。相手はあなたが発している言葉を耳で聞いて頭で理解するまでにいくつものフィルターを通しています。あなたが言ったことをそのまま相手が1回で理解してくれることはないでしょう。

何度も話し合いを重ねて、自分の気持ちを話し、相手への理解を深めていくことが大切です。夫婦関係がうまくいかないと感じている人は原点回帰してみてください。

ここからは夫婦関係がうまくいかない原因《後編》についてご紹介します。どんなカップルでも最初は他人同士という同じ条件からスタートしているはずです。

しかし、かけがえのない最高の夫婦関係を築くカップルがいる一方で、夫婦関係が全くうまくいかないカップルもたくさんいます。結婚生活が始まってからカップルの命運を分けるのは何なのでしょうか。さらに詳しくみていきましょう。

相手が自分を幸せにしてくれると思っている

プロポーズでよく使われる「君が僕を幸せにするよ」とか「あなたがいれば私は幸せ」といったセリフですが、結婚生活にまでこの感覚を持ち込んでしまうのは非常に危険です。恋愛はあくまで非日常的なもので、お互いに甘々なセリフもその場限りのもの。

その時の言葉を盲目的に信じていると、何か不都合なことが起きたときに「あなたが『幸せにする』って言ったんじゃない！」と理不尽を感じてしまいます。このようなセリフが夫婦関係がうまくいかないきっかけになるカップルも多いですよ。

そもそも他人が自分を幸せにしてくれるという考え方が間違っているのです。自分の幸せは自分にしか決められません。幸せは自分自身で感じていきましょう。

意識が外に向いていると夫婦関係はうまくいかない

夫婦円満に過ごすためには、お互いに夫婦関係を良くしようと努力する必要があります。どちらか一方が頑張っても空回りするだけです。しかし、意識が外にばかり向いていると夫婦関係はうまくいかないことが多くなります。

不倫のような明らかに社会的に逸脱している行為だけではなく、一見いいことのように思える「仕事大好きタイプ」の人も、これに当てはまる事が多いようです。仕事を優先するばかりに家庭のことをないがしろしていると、夫婦関係がうまくいかないでしょう。

「家族のために仕事をする」と本人は思っているのかもしれませんが、本当に家族がそれを望んでいるのか、定期的に確認してくださいね。

理想の夫婦関係を共有できていない

夫婦関係がうまくいかない、またはうまくいっていると感じる条件は人によって異なります。あなたが「夫婦関係がうまくいかない」と悩む一方で、パートナーは「今のような夫婦関係が理想的」と思っているかもしれません。

育ってきた環境が違う以上、理想の夫婦関係も異なるのは仕方のないことです。言葉にして言わなければ、2人の意識の差が埋まることはないでしょう。あなたがどのような夫婦関係を望んでいるのかきちんと相手に伝えることが、より良い夫婦関係のスタートになりますよ。

忙し過ぎてコミュニケーションがうまくいかない

仕事や家事育児、介護などで忙しい毎日を送っていると、ついつい夫婦関係の問題を後回しにしてしまいますよね。本当は話し合う時間を持ちたいのに、じっくりと2人で向き合う時間が取れないと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

忙しいときには心の余裕も失いがちです。イライラしやすくなり、夫婦間での八つ当たりが増えて、さらにコミュニケーションがとれなくなる悪循環に陥る可能性もあります。

夫婦関係がうまくいかないと感じる時には、本当に夫婦関係にイライラしているのか自問自答してみることも大切です。実は夫婦関係ではなく、その他のトラブルが原因のことも多いですよ。

同性の意見を取り入れすぎている

夫婦関係がうまくいかないとき、最初に誰に相談したいと思いますか？最も気軽に相談できるのは、同性の友達と感じる人は多いでしょう。恋バナが盛り上がるように、友達と自分の家庭の話をするのはとても楽しいものです。

しかし、夫婦関係がうまくいかないときの相談に関しては少し注意が必要です。同性の友達から得られるアドバイスはあくまで同性の意見でしかありません。夫婦関係の問題には、男女の考え方の違いも大いに関係しています。

同性の意見ばかりを取り入れると、逆効果になる可能性もありますので、気をつけてくださいね。

ここからはうまくいかない夫婦関係を改善する方法をご紹介します。たくさんいる人の中から結ばれて、せっかく結婚できたのですから、できるだけ楽しい夫婦関係を築きたいですよね。

夫婦関係がうまくいかない原因はカップルによってさまざまですが、根本的なところではつながっていることもたくさんあります。すぐに相手のせいにしたり、表面的な行き違いだけに注目するのではなく、根本的な問題に目を向ける必要があることも多いですよ。

これまでの自分の行動を振り返ってみて「これは改善できそうかも」という項目があれば、少しずつ実践してみてくださいね。

2人の時間を作るように心がける

毎日の生活は本当に忙しく、夫婦2人の時間をとるのは大変なことですよね。疲れていると、言葉遣いが荒くなってしまい、どうしても喧嘩腰になってしまうこともあるでしょう。また、「2人の時間が欲しいけれど、忙しすぎて無理！」というのが多くのカップルの本音ではないでしょうか。

すぐに2人の時間が取れないときには「落ち着いたら2人で話そう」と約束しておくだけでも、夫婦関係に関する問題があることを共有できます。忙しいのは2人とも一生懸命生きている証拠です。まずは「2人で頑張っていること」をお互いに認めあってくださいね。

察してもらおうとせず言葉にして要求する

恋人時代は可愛く見えることもある「察してちゃん」ですが、より良い夫婦関係を築くためには卒業する必要があります。結婚生活では恋人時代と比べ物にならないほどの「現実」と向き合わなくてはいけません。

現実的な話をしたいのに、どちらか一方がだんまりを決め込んで察してくれるのを待っているようでは、まともな話ができませんよね。結婚したら一人の大人として、きちんと言葉で自分の考えを伝えるように努力しましょう。

最初はうまく言葉にできなくても、練習すれば伝える能力は上がります。伝えたいことを紙に書き出してみたり、スマホのメモに箇条書きしておくのもおすすめです。

うまくいかない原因と解決策を可視化する

カップルの片方が「夫婦関係が全くうまくいかない」と悩んでいるのに、もう一方は「こんな順調な夫婦関係はない」と思っている事があります。同じ状況に置かれていても、その感じ方は人それぞれです。

夫婦関係がうまくいかないと感じた時には、どんな点において不都合を感じているのか、そのときどんな感情になるのか、どうしたら解決できるのかを書き出してみましょう。その上で話し合いをすると、非常にスムーズです。

「うまくいかない」とネガティブなことばかりを相手に投げていても、問題が解決することはあまりありません。うまくいかない原因を可視化し、解決に向かうまでの道筋を自分で決めてしまいましょう。

自分から「ありがとう」と「ごめんなさい」を言う

相手に不満を感じるほどに上手に伝えることのできなくなる言葉が、「ありがとう」と「ごめんなさい」です。「自分のことを大切にしてくれない人に、どうして感謝したり謝罪したりする必要があるのか」と意固地になってしまうこともありますよね。

しかし、どんな場面においても感謝と謝罪は人間関係をスムーズにしてくれる魔法の言葉です。会話のなくなった間柄でも、積極的に「ありがとう」と「ごめんなさい」を口に出すことで、「人間関係がここに存在する」ことを相手に知らしめることができます。

そんな小さな気付きや会話がきっかけとなり、夫婦関係がうまく回りだすことも多いですよ。

相手を観察する

何をしても夫婦関係がうまくいかない場合には、少し間合いをとってみるのもおすすめです。近すぎると見えなくなるものもたくさんあります。恋人になる前の相手のことが「気になるな」と感じていた時代くらいに、距離をおいて相手を観察してみましょう。

結婚したんだから、自分は相手のことが何でも分かっていると考えるのはやや傲慢です。また、自分が良かれと思ってしていることが、相手にとっては迷惑だったり、全く認知されていないこともあります。

距離をおいて観察すると、相手の新しい側面に気づき、新鮮さを取り戻すこともできますよ。「この人、こんな人だったんだー」という発見を繰り返しながら、夫婦関係を楽しみましょう。

ここからは夫婦円満の秘訣《前編》をご紹介します。同じようにスタートした夫婦でも、その後どのような生活を築くのかは千差万別ですよね。夫婦関係がうまくいかないカップルと、いつでも夫婦円満なカップルの違いはどこにあるのでしょうか。

夫婦円満なカップルの習慣や考え方には、たくさんの秘訣や気づきが隠されています。夫婦関係がうまくいかないと悩んでいる人は、夫婦円満な毎日を送るための参考にしてみてくださいね。

相手の欠点も愛する

夫婦関係がうまくいかないとき、相手の欠点ばかりが目に入ってきますよね。パートナーの欠点をあげつらったり、愚痴ったりすると、短期的には快感を得ることができますが、あまり懸命な方法ではありません。愚痴や恨みは必ず自分に返ってくるものです。

夫婦円満なカップルの多くは、相手の短所を愛するように意識したり、面白がって楽しんでいます。「短所は長所」ということわざがあるように、人の特性は見方次第でどのようにも捉える事ができるのです。

また、ただ「嫌い」と否定するよりも、愛あるダメ出しをしたほうが、相手も聞く耳を持ってくれます。愛した上でそれでも我慢ならないことに関しては、2人で話し合ってルールを決めてくださいね。

2人の会話を大切にする

ギクシャクしている夫婦に圧倒的に不足しているのが会話です。夫婦円満なカップルは些細なことでもとにかく会話するように心がけています。

何を話せばいいか分からない場合には、「暑いね」、「寒いね」、「美味しいね」だけでも声をかけるようにしましょう。そこから広がる会話もありますよ。

夫婦円満でいるためには、会話で勝とうとしないことが大切です。どちらかが正しいのではなく、2人で答えを出す姿勢が正しいのだと常に肝に命じておきましょう。

愛情表現を日頃からする

他人同士が同じ屋根の下で住んでいる以上、愛情表現は不可欠です。育ってきた環境が違うからこそ、相手にも分かりやすい方法と言葉で頻繁に愛情を伝えましょう。夫婦円満なカップルは毎日の愛情表現をとても大切にしています。

言葉にするのが恥ずかしい時には、LINEでメッセージを送るだけでも十分ですよ。愛されていることを実感できるのは、人生の喜びの1つです。たくさんの愛情を贈り、受け取り、うまくいかない夫婦関係を改善していきましょう。

嫌な事はその時に言う

嫌な事があったとき、ついつい我慢して溜め込んでしまう人はいませんか？イライラを溜め込んであとから大爆発してしまうという人も多いですよね。しかし、嫌な事があったときにはその時に伝えるのが一番です。感情的にならずに「これは嫌だ」と簡潔に伝えてみてください。

結婚した相手を嫌な気持ちにさせるのは、本人にとっても不本意なはずです。悪いと思ったら少しずつ改善してくれますよ。また、嫌だったことを溜め込んで何度も思い出しているうちに、記憶が強化されて、どんどん嫌な気持ちが膨らんでしまいます。

嫌なことはその場で吐き出して、後腐れなく気持ちを切り替えていきましょう。

ここからは夫婦関係の秘訣《後編》をご紹介します。「夫婦円満の秘訣は分かったけれど、これを毎日続けていくためには、結構根気が必要なのでは？」と落胆する人もいますよね。そんなときには、毎日の小さな積み重ねが楽しくなるような工夫をしてみるのもおすすめです。

いきなり甘々な恋人時代や新婚時代のようにストレートな愛情表現をするのはなかなか恥ずかしくて難しいもの。この恥ずかしさを乗り越えるためには、イベント感を楽しむことが大切です。

夫婦関係がうまくいかないときにこそ、これからご紹介するような愛情表現を楽しむ工夫をしましょう。

お互いのことを褒める

どんな些細なことでも、褒められたり、お礼を言われたりすると、いい気分になれますよね。仲のよい夫婦は日頃から小さなことでもお互いのことを褒める習慣を持っています。「今日のご飯美味しいね」とか「今日もお仕事ありがとう」など、小さな褒め言葉でもお互いにポジティブになれますよ。

相手のことを褒めるためには、観察する必要があります。観察する、褒めるという習慣を繰り返していると、相手の考えていることが少しずつ分かるようになるでしょう。

「今日の寝癖も素敵だね」など、少し茶目っ気のあるセリフでも大丈夫ですよ。褒め言葉をきっかけに会話を広げてみてください。

喧嘩で勝とうとしない

口喧嘩が得意な人や、論理展開が好きなタイプの人は少し注意が必要です。円満な夫婦関係を築きたいのであれば、夫婦喧嘩で相手を言い負かそうと躍起になるのはやめましょう。勝った方は一瞬気分が良くなれるかもしれませんが、負けた方はずっと悔しい思いを引きずることになります。

他人同士であれば、徹底的に喧嘩をしたあとに別れる事ができますが、夫婦ではそうはいきません。どちらかが心にモヤモヤを抱えたままで、夫婦関係がうまくいくことはほとんどないでしょう。

夫婦で話し合う目的は、あくまでより良い夫婦関係を築くことであるべきです。喧嘩腰にならないように口調にも気をつけてくださいね。

スキンシップを習慣にする

夫婦円満な家庭では、ちょっとしたスキンシップを大切にしています。四六時中イチャイチャしているというわけではありません。すれ違ったときに相手の手を軽くなでたり、朝起きた時にハグをしたり、お互いを意識する瞬間を日常に作るということです。

時間が空けば空くほど、スキンシップに対する心理的なハードルは高くなります。「夫婦関係がうまくいかないせいで、相手に触れるのも嫌」となる前に、少しなりともお互いにスキンシップをするように意識してくださいね。

疲れているときは自己申告

疲れていると、「この人なら大丈夫」という甘えから、ついつい相手に辛く当たってしまうことがありますよね。しかし、いくら夫婦といえども、自分に非があるわけでもないのに辛く当たられるのは嫌なものです。

疲れや弱みを他人に見せることを否とする習慣がありますが、少なくとも夫婦間ではそのような習慣を捨ててみませんか？疲れた時には素直に「疲れた」と自己申告し、相手に癒やしを願いましょう。

本人はぐったりと疲れていても、傍から見ていると意外と気づきにくいものです。「こんなに疲れているのに、労ってもくれない」と嘆いても、相手は気づいてくれませんよ。

最後にどうしても夫婦関係がうまくいかないときに考えるべき手段についてご紹介します。さまざまな手を尽くしても、夫婦関係がうまくいかないままなこともありますよね。このままの状態が続くことに大きなストレスを感じることもあるでしょう。

どうしても夫婦関係がうまくいかない場合には、さらに大きな決断が必要になることもあります。夫婦関係は人生の満足度に大きな影響を与えるもの。「夫婦関係がうまくいかない現状のままで自分は後悔しないか」よく自問自答し、次の一手について考えてくださいね。

夫婦関係について第三者も交えて話し合う

夫婦関係がうまくいかないとき、2人で話し合いを続けても、お互いに譲らずに決着がつかないこともあります。そんなときには、第三者を交えて話し合いをするのが有効です。

両親や兄弟などの血縁者が最初に思い浮かびますが、どうしても自分の身内に肩入れしたくなる人がいるので、メンバーの特性をよく考えてから頼むようにしましょう。身内に適任の人がいない場合には、お互いの共通の友達もいいですね。

不倫や金銭問題が絡み素人には力不足のような場合には、弁護士を始めとする法律のプロの力を借りるのも1つの方法です。

一時的に別居して夫婦関係を見直してみる

近くにいすぎると、お互いに喧嘩をしてしまうことがありますよね。近くにいると夫婦関係がうまくいかないと感じる場合には、一時的な別居も有効な手段です。アパートを借りてそれぞれに生活して初めて「相手のありがたさが分かった」という人もいます。

ヒートアップしているときには、冷静に話し合うのは難しいものです。どうしても感情的になってしまうという人にも、別居は有効な手段でしょう。

もし別居している方が心地よい場合には、婚姻関係を続けたままで別居する選択肢もありますよ。夫婦関係がうまくいかないから絶対に離婚しなければいけないというわけではないのです。

どうしても夫婦関係がうまくいかないときは離婚

第三者を交えてしっかり話し合いをし、一時的に別居もしたけれど、どうしても夫婦関係がうまくいかないという場合には、離婚を視野に入れる必要があります。夫婦関係がうまくいかない状態で生きることは、お互いのためにもいい選択とは言えません。

うまくいかない夫婦関係に正面から向き合い、解決しようと努力したカップルであれば、離婚することになっても、お互いに納得できるはずです。「これ以上得るものがない」という悟りが、うまくいかない夫婦関係に終止符を打ってくれることでしょう。

夫婦関係がうまくいかないことで悩んだ時間を、新しい人生に活かすことが何よりの供養になりますよ。

子供に夫婦関係継続の判断を委ねるのは禁忌

両親の不和を子供は敏感にキャッチします。夫婦関係がうまくいかないと、ついついお互いのことを子供に愚痴りたくなりますよね。しかし、子供にとってはお父さんもお母さんも大好きな親なのです。たとえ夫婦関係がうまくいかなくても、子供を板挟みにしないよう気をつけてくださいね。

「お父さんとお母さん、離婚するかもしれないんだけど、どう思う？」と子供に判断を委ねるようなセリフは禁句です。夫婦関係はあくまで夫婦で解決すべき問題ですよね。子供の優しさに甘えることのないように気をつけて話し合いをしてください。

たとえ夫婦関係がうまくいかなくとも、親としてのプライドは守りましょう。

夫婦関係がうまくいかないのは、お互いに原因あり

夫婦関係がうまくいかないと毎日の生活がどんよりと辛いものになってしまいます。ついつい相手のことを攻めたくなりますが、夫婦関係がうまくいかないときはほとんどの場合、夫婦両方に原因があることが多いですよ。

夫婦関係がうまくいかないと感じたら、まずは2人でしっかりと話し合う意識を持ちましょう。どんな些細なことでも、言葉にしなければ相手に伝わることはありません。夫婦対等な話し合いから、夫婦円満な関係はスタートしますよ。