根拠のない自信を持つ人の心理｜根拠のない自信を持つ方法&注意点も

皆さんは「根拠のない自信」をお持ちですか？根拠のない自信を持っている人は、様々なことに積極的にチャレンジできるので、羨ましいですよね。

この記事では、「根拠のない自信」を持つ方法をご紹介します。根拠のない自信を持ちたい方はぜひチェックしてみてくださいね。

まず最初に、「根拠のない自信」とはどんな意味なのかを見ていきましょう。

「根拠のない自信」の意味

根拠のない自信とは、理由はないけど自分に自信を持っている状態のことを指します。

誰かに褒められた、仕事が上手くいった、など他の人に認められた結果によって自信を持つのではなく、自分自身がそこに存在しているだけで価値のある人間だと考える人は「根拠のない自信」を持っている人だといえるでしょう。

理由も実績もない自信なので、他人からはなかなか信用されにくい面もありますが、きっと自分なら大丈夫と思える力は物事を成功させるのに必要な力なのではないでしょうか。

「根拠のある自信」の意味

では、逆に「根拠のある自信」とはなんなのでしょうか。それは、理由があってはじめて生まれる自信のことです。

仕事が評価された、尊敬している人から認められたなど、成功したり、褒められた経験を経てはじめて自信を持つことができます。

しかし、人の価値観はそれぞれなので、この人は褒めてくれたけど、あの人からは批判された、なんてことが起こると何を信じていいのかわからなくなってしまう危険性もあるでしょう。

「根拠のある自信」と「根拠のない自信」の意味はご理解いただけましたか？

では次に、根拠のない自信を持っている人のことを他人はどう感じているのでしょうか。根拠のない自信を持っている人に良い印象を持ってない人も中にはいるようです。

根拠のない自信を持っている人に対する意見を見てみましょう。

単純に羨ましいと感じる…

「自分に自信がないので、自信を持てる人がうらやましい」（27歳/女性/事務職）

「生きてて楽しそうに見える」（22歳/男性/営業職）

根拠のない自信を持っている人は、積極的にいろいろなことにチャレンジし、充実した日々を送っているように見えませんか？明るく楽しく前向きに生きられるのはとても素晴らしいことですよね。幸せそうな姿に羨ましさを覚える人が少なくないようです。

自分がやりたくてもできないことを実践している人を、羨ましく感じるのは自然なことでしょう。

楽観的過ぎて責任感がないと思う

「こちらが心配しても『なんとかなる』しか返ってこない」（26歳/女性/販売職）

「大丈夫って言ってたのに大変なことになっていたりする」（23歳/男性/介護士）

根拠のない自信を持っている人は基本的に楽観主義者です。そのため「なんとかなる」「きっといい結果になる」という考え方が多いのですが、それが大事な仕事となると周囲の人は心配になるでしょう。

なにも考えずに発言していると取られ、根拠のない自信を持っている人に対して責任感のなさを感じている人も少なくありません。

うさんくさいなと思う

「自分に劣等感を感じない人なんていないと思う」（25歳/女性/美容師）

「弱さを見せないようにわざと自信があるように振る舞っている気がする」（24歳/男性/飲食業）

本当は自分に自信がないのに「そう思われたくない」と、弱い自分を隠すために虚勢を張っているのではないかと感じる、という意見がありました。

また、弱さを見せないということは、その人を信頼していないということ。そのため、根拠のない自信を持っている人に対して距離を感じてしまう人もいるようです。

魅力的だと思う

「一緒にいるとモチベーションが上がるので、いい仲間だと思う」（25歳/女性/ヨガインストラクター）

「自分なんて…と思っている人より魅力的に感じる」（27歳/男性/ドライバー）

自分を卑下し、自信がないことを理由になにも行動できず、その結果また自信をつけられないという負のループにはまっている人よりも「とりあえずやってみる！」という人に魅力を感じる方は少なくありません。

根拠のない自信を持っている人に対する周囲の人たちの意見を見てきました。それでは次に、根拠のない自信を持っている人の心理をご紹介します。

自信がない人にとって、根拠のない自信を持つ人の心理は「なんでそんな風に思えるの?」と不思議で仕方ないのではないでしょうか。しかし根拠のない自信を持つ人の心理を理解すれば、自信を持つ秘訣を知ることができるかもしれません。

それでは、チェックしてみましょう。

ポジティブ

根拠のない自信を持っている人は、常にポジティブ思考だといえるでしょう。ポジティブ思考な人は物事をプラスにとらえることができるので、「きっとうまくいく」と根拠のない自信を持つことができるのです。

ポジティブでいると明るい雰囲気となり、周囲の人からの好感度も高くなるので協力や応援を得られやすく、根拠のない自信だったとしても結果的に物事がうまくいくことが多いでしょう。

努力家

根拠のない自信を持っている人は、人が見ていないところで努力をしている可能性が高いです。日々の努力の積み重ねをすることで、自然と自分に自信がついてくるのでしょう。

本人は努力をしているから自信があるのですが、周囲の人はその努力を知らないので、根拠がないと感じてしまうだけなのです。

また、努力家は目標を達成するまで、たとえ失敗をしたとしても何度も挑戦する傾向があります。「きっと大丈夫」なのではなく「大丈夫」になるまで努力を続けているのです。

楽天家

人知れず努力をして根拠のない自信を身に着けている人もいる一方、本当に根拠なく「何とかなる」と考えている楽天家の方もいます。

こういうタイプの方は、なにか問題があったとしても周囲の人がなんとかしてくれてきた人が多いようです。そのため自分の力で問題解決する力が育たず、借金や自己破産など大きな失敗をしてしまう傾向があります。

周囲の人が助けてくれてきたということは、その人自身になにかしらの魅力があるということなのかもしれませんが、助けてくれる人がいなかった時にしてしまった失敗は、取り返しがつかない大きなものになる可能性が高いでしょう。

自分を信頼している

自信とは、書いて字のごとく自分を信じるということ。自分で自分のことを信頼しているので、他人からいくら無理だと言われたことでも、きっとできると思うことができるのです。

現代は情報社会なので、ネットを開けばすぐにたくさんの人の意見を見聞きすることができます。自分を信じていない人は、他者の意見に左右されがちですが、自分を信じている人は他人の意見に左右されず、自分軸で生きていくことができるでしょう。

根拠のない自信を持っている人の心理をご紹介しました。自信のある人はいったいどういった心理で生きているのか、ご理解いただけたでしょうか。

では、どうすれば根拠のない自信を持つことができるのでしょうか。考え方を頭で理解しても、なかなかすぐに根拠のない自信を持った人になるのは難しいですよね。

そこで、具体的にどうすれば自信が持てるのかご紹介していきます。根拠のない自信を持ちたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

自分を責めない

なにか失敗するたびに「なんて自分はダメなんだ」「自分なんていなくていい」と考えてしまってはいませんか？こういうタイプの方は、習慣的にこのような思考をしてしまっているのかもしれませんね。

しかし、そうやって自分を責めて否定し続けてしまうと、自分に対する信頼感を育むことができず、自己肯定感がどんどん下がってしまいます。自信のない人は自分を褒めることに抵抗があることが多いので、まずは自分を責めることを辞めてみましょう。

自分を責めそうになったら、本を読んだり音楽を聞いたり、一度違うことに集中してみるのがおすすめです。

成功体験を積む

なにかを成し遂げたとき、人は自分に自信を持つことができます。しかし、成功体験をするための行動を起こすことすらできないほど自信のない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

成功体験とはなにも、ビジネスで成功した、有名人になった、など大きなことでなくてもいいのです。たとえ小さなことでも、毎日積み重ねていくことで自信になっていきます。

毎日10回腹筋をする、月に一冊本を読む、早起きをする…など、どんなことでもいいです。必ず達成できる、ハードルの低い目標を設定しましょう。

自分で決めた約束を守ることは自分を大切にするということです。小さな目標でも続けることで、大きな成功に近づくことができます。

自分を肯定する

自分を肯定することができるようになると他人と自分を比較することなく、ありのままの自分を受け入れられ、その結果自信につながっていきます。そもそも根拠のない自信と自分を肯定する力は、ほぼイコールでつながっているようなものなのです。

自分を肯定する力が弱いとなかなか自分に自信を持つことができず、ものごとに挑戦する意欲も低くなってしまうでしょう。

自己肯定感の低さは、親からの愛情を十分に与えてもらえなかった、成功体験を積むことができなかった、など、幼少期の経験が原因と言われています。成功しなくても、恋人がいなくても、あなたはそこに存在しているだけで尊いのです。ありのままの自分を受け入れましょう。

褒めてもらう

誰かに褒められるととても嬉しくなりますよね。あなたが信頼している人がいるなら、その人の力を借りて、褒めてもらう経験をしましょう。

自信のない人は他人から褒めてもらっても「そんなことない」と卑下してしまう傾向がありますが、それでも褒め続けられることで少しづつ自信へと繋がることでしょう。

自分で自分のことを褒めることができないなら、まずは人の力を借りるしかありません。「あなたは大丈夫」と言う前向きな言葉をかけてもらいながら、根拠のない自信をつけていきましょう。

根拠のない自信を持つ方法《前編》のなかで、実践できそうなものはあったでしょうか。

引き続き、根拠のない自信を持つ方法《後編》をお届けいたします。あなたに合う方法がきっと見つかるはずですよ。

一度責任転嫁してみる

自信のない人はついつい失敗を自分のせいにしがちです。自己反省をすることはもちろんとても大事なことですが、行き過ぎるとただただ自分を傷つけてしまうだけの行為になってしまいます。

そのため、自分を責めがちな人は、意識して失敗を他の要因のせいにしてみましょう。運が悪かっただけだと、一度環境やタイミングのせいにしてみれば、きっと気持ちが楽になり状況を客観視できるようになるはずです。

もちろん、失敗を他者に八つ当たりしては人間関係が悪化してしまうので避けるべきですが、自分責めが止まらない方は一度環境やタイミングのせいにしてバランスを取ってみましょう。

人を批判するのをやめる

自信のない人は、人の批判をする傾向があります。自分に自信がないので、誰かを自分の下に見立てることで、自己肯定感の不足を補おうとしているのです。しかし、他人を批判し否定する言葉は、必ず自分に返ってくるでしょう。

他人を厳しい目で見て、「あの人はこれができていないからダメだ」と批判すれば、自分がその人と同じ状況に陥ったとき、「自分もこれができていないからダメだ」と自己批判をしてしまうのです。

また、自分自身が他者を批判しているので、自分も他者から批判されていると感じやすくなります。失敗すると、他人から否定されると思い、新しい挑戦に挑むのが怖くなるでしょう。

他人からの評価に左右されない

他者から評価されなければ、自信を持てない人は要注意です。人は様々な価値観で生きています。好みや考え方もバラバラなので、ある人からは評価されたけど、ある人からはけなされてしまった、なんてことが良く起こるもの。

一番大切なのは自分が満足のいく結果を出せたか、自分自身が自分のことを褒めてあげられるかです。他者からの評価ではなく、自分からの評価を大切にしましょう。でなければ、他者から評価されなかった場合、どんどん自信がなくなってしまいます。

自分を受け入れてくれる環境に身を置く

根拠のない自信を持っている方は幼少期から、ご両親にたくさん褒められていた人が多く、そのため「自分はできる人間だ」ということが刷り込まれている傾向があります。そのため、自分を受け入れ、認めてくれる環境に身を置けば、自然と自信はついてくるでしょう。

自信のない方は「自分を認めてくれる場所なんてない」と思ってしまいがちですよね。そんなことはありません。自信のない人は、批判されると傷つくと同時にどこか安心してしまう人が少なくありませんが、まずは自分を否定する環境から離れることが大切でしょう。

根拠のない自信を持つことによって、どのような変化が訪れるのでしょうか。人は、ゴールや目標があると努力しやすいものですよね。そこで次は、根拠のない自信を持つメリットをご紹介します。

根拠のない自信を持つことはいいことばかりではない部分もあるので、一緒にデメリットもご紹介していきます。根拠のない自信を持つメリット・デメリットをチェックし、ご自身の理想を再確認してみましょう。

メリット｜実績に関係なく自信を持てる

そもそも自分の存在に自信があるので、実績や評価に関係なく自信を持つことができます。これは根拠のない自信を持つ最大のメリットなのではないでしょうか。

自信がある人の方が、自信のない人よりも頼りがいを感じ、仕事を任せたいと感じさせる力があります。そのため、自信を持っていた方がチャンスが多く巡ってくる可能性が高いのです。

また、自信がある人はその巡ってきたチャンスに対して思い切ってチャレンジできるでしょう。成功すればさらに自信をつけることができ、失敗してもまた頑張ればいいと思うことができます。

メリット｜なんでも挑戦できる

成功するか、失敗するか、未来のことは誰にもわかりません。そんな不確定なことにも根拠のない自信を持っていれば「とりあえずやってみよう！」という気持ちになることができます。

たとえそれが未経験のことであったとしても、根拠のない自信を持っている人は「きっと大丈夫」と自分を鼓舞し、挑戦するのです。

現在成功している起業家の方たちは「成功した秘訣は新しいことをやると決めたら、絶対成功すると信じ込む、その能力が自分にはあると信じるのが大切」と口をそろえて言っています。成功している多くの方は、根拠のない自信を持っているのです。

デメリット｜自分はできると過信する

自分はできる、とありのままの自分を認める力には確かに素晴らしいものがあります。しかし、自分の力を過信し、努力を怠ってしまっては意味がありません。目標達成への努力を怠ってしまうことで、成功する可能性が低くなってしまいます。

自分はできるという自信を燃料に、努力を続けることが大切なのでしょう。

デメリット｜人から批判されやすい

根拠のない自信を持っている人が「きっと大丈夫！」と言っても、そこに根拠はありません。そのため、他人からの信頼を得ることが難しいのです。

根拠のない自信で成功した人が言えば、実績があるので信頼できますが、そうでないのに「大丈夫」しか言わないと無責任だと取られかねません。

自信のある人は時に傲慢にも感じられやすいので、批判の的になってしまうことが少なくないでしょう。しかし、根拠のない自信を持っている人は、他人からの評価を気にしないので、批判されてもあまり興味がない人もいるようです。

根拠のない自信を持つことは、デメリットもあるので注意が必要です。そこで次に、根拠のない自信を持つことの注意点をご紹介します。せっかく根拠のない自信を持てたのならば、いい方向に進みたいですよね。

根拠のない自信を持つメリットを活かすためにも、注意点はしっかりおさえておきましょう。

自分の考え方を強要しない

根拠のない自信があるからといって、自分と違う考え方を否定するのはいけません。自分が正しい、他の考え方は間違っていると、自分の考え方を他人に強要していると、傲慢な人物になってしまいます。

他者の意見をまったく聞かないのは、自信があるのではなく、自己中な印象を与えてしまうので、自信は持ちつつ謙虚な振る舞いを意識しましょう。

空気を読む

根拠のない自信を持っている方は、自分の考えが正しいと信じている結果、他人の気持ちに寄り添ったり、気を使うことが苦手になる傾向があります。そのため、周囲の空気を読めず、独りよがりになりがちです。

周りの空気を読まずに自分の意見を押し通していると、他者を傷つけ、自分から人が離れていってしまう可能性もあります。相手のことを考える余裕は、いつも持っているようにしましょう。

人に意見をするときは責任を持つ

例えばご自身の友人が起業するか迷っているときに「きっと成功する！大丈夫！」と根拠なく助言し、あなたに後押しされた友人は起業したとします。しかし、事業に失敗し多額の借金を背負うことになってしまった…。なんてことが起こってしまう可能性もあります。

勇気づけることはとても素晴らしいことですが、人生が左右される事柄についての発言には責任を持つようにしましょうね。

大事なことは相談する

「間違いない！」「大丈夫！」と、自分で判断して行動できる力はもちろん大切です。しかし、仕事に関することなどを1人で抱えた結果、問題が大きくなってから周囲の人に助けを求め、取り返しのつかないことになってしまった、なんてことが起こらないとも限りません。

チームワークが必要な事柄に関しては、周りの人としっかりコミュニケーションを取りながら進めた方がいいでしょう。

いかがでしたか？根拠のない自信を持っていると、様々なことにチャレンジできて、充実した人生を送ることができそうですよね。

今回ご紹介した自信を持つ方法や注意点を参考にして、今までよりも前向きな人生を送ってみましょう！