使えない新人にイライラしてしまう…!
ただでさえ思いどおりにいかないことが多いのに、部下や新人の教育までしなければならない立場になることだってありえます。教える相手がまったくの新人で、しかも使えないとなると、イライラして困ることもあるでしょう。
今回は、使えない新人の特徴をふまえて、育成方法やイライラした時の対処法をご紹介します。新人を、使えない!と一刀両断してしまうのではなく、なぜ使えないのかを考えてみてくださいね。
また、現在新人の立場で、自分は「使えない人材」ではないか…と悩んでいる人に向けて、使える新人になるための心得もご紹介します!
使えない新人にイライラする先輩の声
使えない新人を持つ先輩たちの本音を見ると、新人育成に困っているのは自分だけではないと思えますよ。
「ずーっと無言!こっちが困るわ」
「緊張しているのは分かるけど、話していても相槌すら打たないので、本当に話を聞いているのか不安で困ってしまう」(26歳/女性/営業事務)
仕事を始めてすぐの時は、誰しも緊張するはずです。緊張するタイプとあまり緊張しないタイプがいますので、個人差があるのは仕方のないことですが、あまりに無言を貫かれると「コミュニケーションを取る気があるのかな…」と疑ってしまうのも仕方ありません。
この場合、先輩の立場なら「何も話さないとやる気がないと思われてしまうよ?」と助言してみるのもおすすめです。
「何を聞いても「はい」しか言わない」
「返事をしておけば良いと思っているのか、何を言っても、はいしか言わない。意見を聞こうとすると黙ってしまうので、こちらとしても一方的に指示することしかできない」(27歳/男性/営業職)
「これやっといてね」という依頼に対して「はい」と返事するなら問題ありません。しかし「これどう思う?」という問いかけに「…はい」と返事していても会話は成立しませんよね。
何でも「はい」と答えれば、相手が納得するわけではありません。「自分の考えや意見は一切持ち合わせていないのだろうか?」と、相手を不安にさせていることに気づいてほしいですね。
「指示されたことのみしかしない」
「どうやら指示待ち人間のようで、1日中細かく指示しないと動いてくれない。初日なら分かるが、ずっとこの調子で半年も経つので、いい加減イライラして怒ってしまいそうです」(36歳/男性/公務員)
指示されないと動かない、いわゆる「指示待ち人間」は、職場では必ずと言って良いほど問題になるでしょう。最初は慣れないだろうからと細かく指示を出すのですが、そのうち「毎日やっているんだから、いい加減覚えてよ」という気持ちになり疲れてくるのも頷けます。
1日の仕事の流れ、最低限毎日してほしい業務などを書きだして説明するなど「指示ばかり待つのではなく自分で動くようにしてほしい」というメッセージを送らなければならないと言えるでしょう。
「何度も同じことを言わされてイライラする」
「確かに覚えることが多く、最初はパニックになるのは仕方がないとは思うが、ほぼ毎日同じようなことを質問してくるのでだんだん腹が立ってきた。覚えられないならメモしてほしい」(28歳/男性/銀行員)
使える新人は、基本的にやる気があることが多いため、何度も同じミスを繰り返さないようにメモを取り努力していると言えるでしょう。逆に、覚えが悪い新人ほど、メモを取らない傾向にあるのではないでしょうか。
根気良く教えたいところですが、やはり同じ質問ばかりされたり、同じミスを繰り返されたりすると、周囲は辟易してしまいますよね。このような新人がいたら、何度も「使えない」と思うのではなく、都度「今言ったことをメモしてほしい」と言うのが一番手っ取り早いと言えます。
使えない新人の特徴│性格・行動編①
ただ、優秀な人と比べて「使えない」のではなく、本人にやる気がないように見える人もいるでしょう。そのタイプの新人も、「使えない」と言って蔑ろにせず、対処法の実践に努めた方が合理的ですよね。
まずは、相対評価でなく、誰が見ても「使えない」と思われてしまう新人の特徴をご紹介します。本当にあなたの部下が「使えない」のか、確かめてみてください。
仕事を覚えようとしない
要領が良い新人もいれば、要領が悪い新人もいます。人間ですから、仕事を覚えるスピードには個人差があって当然のことだと言えるでしょう。
しかし、ここで問題なのは「仕事を覚える気があるか」ということ。仕事を覚える気があるけど、おっちょこちょいでミスをしてしまうのと、そもそも仕事を覚える気がなく何度も同じミスを繰り返してしまうのとでは、周囲の印象も大きく違うのは言うまでもありません。
積極的に動こうとしているか、周囲のことに気を配っているか、その人の人間性を含めて周囲は評価するのです。そもそも仕事を覚えようとしない新人は、先輩たちからすると「使えない新人」と言えるでしょう。
指示があるまで動かない
みんなが急いであたふた仕事をしているのに、1人だけボーっと突っ立っている人がいたら、どう思うでしょうか。こちらは忙しいのに…と、イライラしてしまうはずです。自分のやることが分からないのなら、何をすれば良いのかを聞くべきですが、指示待ち人間はそれすらもできないことが多いです。
指示さえすれば動いてくれるでしょうから、忙しくない時は良いのですが、忙しく指示すら出す暇がないという場合に指示待ち状態でいられると、どうしてもイライラしてしまいますよね。
使えないと思われてしまう新人の多くは、このように、指示がなければ動けないタイプと言えるでしょう。
わかっているふりをする
いくら新人だからと言って、プライドがないわけではありません。ただ、使えないと思われてしまう新人は、自分のことを「使えない新人」だとは思っておらず、また、周囲にもそう思われたくないと思っていることが多いです。
そのため、難しい仕事を依頼されても「分かりました」「できます」と返答してしまい、結局自分の首を絞めてしまうことも。新人がこなせる仕事は限られているのに、自分のキャパ以上の仕事を無理して受けてしまうため、ミスも多くなってしまうのではないでしょうか。
できないならできない、分からないなら分からないと言わないと、周囲も信頼して良い相手なのか不安になってしまうでしょう。
やる気自体はあるのかもしれませんが、自分の能力を見誤ってミスをしてしまうタイプの人も、使えない新人と言えます。
面倒なことには手をつけない
誰でも、面倒な仕事、難しい仕事を避けたいものです。しかし、社会人として仕事をしている立場で、そのようなわがままは通りません。面倒なことでも丁寧に対応し、実力と信頼を築き上げていくのですから、避けて通っていても意味がないのです。
しかし、そのようなことが理解できておらず、とにかく面倒なことや難しい仕事から逃げようとしてしまう新人は、使えないと判断されてもおかしくありません。
使えない新人の特徴│性格・行動編②
嘘でごまかす
「この仕事やったの誰?ミスがあるんだけど」と言われ、それがもし自分がした仕事だったらどうしますか?「すみません、私がやりました」という人がほとんどではないでしょうか。
しかし、使えない新人は、自分のミスについて説明する自信はなく、また、自分のミスのフォローもできないことが多いです。
「私ではないと思います」「覚えはありません」と言ってみたり、自分の勝手な判断でしたことでも「○○さんが指示してきたので」と嘘をついたりすることもありえます。ミスは誰にでもあるものですが、嘘でごまかそうとされると、上司としてはどう対応したら良いものか分からなくなってしまうでしょう。
とにかく笑顔で乗り切ろうとしている
新人の中には、自分が使えない新人だという自覚がある人もいます。自分が仕事ができないことも、ミスが多いことも分かっているので、せめて笑顔だけは絶やさないようにと心がけていたりするでしょう。
笑顔で周囲の人とコミュニケーションを取ろうとする心構えは良いのですが、この場合は、ただ仕事ができないことをごまかしたいだけに感じられるでしょう。ミスをしても笑顔でいたら、ふざけていると捉えられかねないのに、とにかく笑顔で乗り切ろうとしてしまうのです。
このタイプの使えない新人なら、落ち着いた口調で「今笑うところじゃないよ?」「愛想よりも仕事を覚えるように努力していくことから始めよう」と指摘してあげたほうが良さそうですね。
積極性がない
新人にありがちなのが、電話が鳴っても消極的で取ろうとしない、先輩に「手伝います!」という声かけができないなど、自発的な行動を一切しないという態度ではないでしょうか。これでは、やる気があるとは思えないでしょう。
少しでも使える新人だと思ってもらいたいなら、電話だけでも1番に出る、お茶くみや片付けなどの雑用を率先してやるなど、できることから始めなくてはなりませんよね。
ただ、例にあげた電話という業務は、一筋縄ではいかないのも現実です。出た瞬間に早口で喋られては、新人も困ってしまうでしょう。
しかし、積極性のある新人は「このようなときはどう答えたらいいか」と、事前に聞いてくるはず。確認もせず、取り組む姿勢を一切見せないのであれば、使えないと判断されても仕方ありません。
周りを見ていない
しっかり周りを見られる新人は「どこの部署にいる○○さん」というように、人の名前を早く覚えるため、コミュニケーションも取りやすいです。
逆に、周りを見ていない新人は、毎日会っているのに、どこの部署の誰なのか分からないことも珍しくなく、会社の中の人間関係を覚えていないことが多いです。そのために、使えない新人というレッテルを貼られてしまうこともあります。
また、周囲が忙しくしているのに、自分の仕事だけに集中している人を見たことがありませんか?仕事に集中するのは良いことですが、チームワークで仕事をこなす企業の場合、新人と言えど気配りを持たなければ、使えないと判断されてしまいます。
使えない新人の特徴│口癖編
多くの人が、「使えない」と判断してしまうような口癖があるので、シチュエーションを想像しながら読んでみてくださいね。
「知りません」
朝礼で言っていたこと、先輩が以前教えてくれたことなど、絶対に知っておかなくてはならないことに対し、使えない新人は「知りません」と平然と言ってのけることがあります。知らないというよりは覚えていないのかもしれませんが、これでは悪印象になることは間違いありません。
新人なのですから、「すみません、理解できていませんでした」「申し訳ございません。今すぐ訂正します」と誠意を見せれば、上司としても大目に見ることもありえますよね。しかし、ただ「知りません」と言ってしまうと「知らないはずはないでしょう」「話聞いてなかったの?」と相手の気分を悪くしてしまうでしょう。
「使えない」と言われてしまう由縁は、こうして相手の気分を悪くさせてしまう要素を持っているからとも言えます。
「言われた通りにしたんですけど」
指示待ち人間に多いのが、「指示通りには動くが、指示以外のことには対応できない」ということです。指示待ちタイプの使えない新人は、想定外のことが起こっても臨機応変に対応することができません。
たとえば「○○しておいて」と言われ、そのまま仕事を進めることは良いのですが、作業中に確認が必要なものや変更が必要な事項が出てきても、最初に言われたとおりに仕事を進めてしまうことがあるのです。
「なぜ聞いてくれなかったの?」「ここ、こうされても困るんだけど」と言ったところで、平然と「言われた通りにしたんですけど」と言うため、先輩としては呆れてしまうでしょう。これが続くと、その新人に任せられる仕事がなくなってしまい、文字通り「使えない」と言われてしまうのです。
「そんなつもりはないのですが」
コミュニケーションを取ることが苦手なタイプの新人だと、口の利き方や常識がなっていないことも珍しくありません。
「君、その口の利き方どうにかならないの?」「そんな対応では顧客に失礼だよ」と指摘されても、謝ることなく「そんなつもりはないのですが」と言い訳をしてしまうことがあります。これでは、反省しているとは思ってもらえませんし、反論しているようにすら聞こえてしまうでしょう。
注意された際「そんなつもりはない」と言ってしまう新人は、言葉の裏に「自分は間違ったことをしていない」「悪気はない」という自己防衛の心理があると考えられます。このような考え方の新人は、同じような失態を繰り返すことが多く、使えないと思われてしまうでしょう。
「この仕事向いていない気が…」
「この仕事向いてない」という弱音を吐いたことがある人はとても多いことでしょう。そもそも、自分に向いている仕事がなんなのか…という点も正解がありませんし、一つの仕事の中での業務によっても向き不向きが出てきます。
それでも、社会人である以上、置かれた立場で一定期間頑張ってみるのが通常です。「この仕事は自分には向いていない」と言いながら転職ばかり繰り返していては、「使える人材」に成長することすら難しいでしょう。
頑張る前に「向いていない」と言ってしまう人は、どこへ行っても使えない新人のレッテルを貼られてしまうのではないでしょうか。
使えない新人を育成するにはどうしたらいい?
性格を知る
使えない新人の育成担当になった場合、まず、その新人の性格を分析しておきましょう。同じ使えない新人でも、性格はそれぞれで、それによって対応も変わってくるからです。
消極的なタイプの新人であれば「挨拶だけは大きめの声で」「電話だけでも頑張って取るようにして」と、今すぐできることから徐々に始めていくようにしてください。覚えるのが遅い新人であれば「メモを取るようにして」「あなたが絶対しなければならない毎日の作業はこれ」と、具体的にアドバイスをしましょう。
人の性格はさまざなであり、使えない新人でも長所はどこかに必ずあるはずです。根気良く対応するようにしてくださいね。
評価してあげる
使えない新人だからと言って「これくらいできて当たり前」「その仕事まだ終わらないの?」と言うのはやめましょう。
見た目が使えない新人でも、本人にとっては一生懸命努力していることもありえます。それなのに批判されると、余計に自信がなくなりますし、時にはパニックを起こすことすら出てくるでしょう。状況によっては、パワハラ扱いされてしまうことも…。
どんな些細な作業でも「ありがとう。助かりました」とお礼を言うことはもちろん、「最近間違いが少なくなったから、その調子でお願いね」と伝えるなど、小さなことでも良いので、評価できるところを見つけるようにしてください。
良いところを見つけようとすることで、その人の長所は見えてきますし、何よりあなた自身もイライラすることが減ることでしょう。
詳細に指示を出す
指示待ち人間タイプの新人や、極度の緊張を起こしてしまう新人である場合、詳細に指示を出すことをおすすめします。
このタイプの使えない新人に「適当にやっといて」「手が空いたらこれをして」というざっくりな要求をしても「適当って…?」「いつまで経っても手が空かないからできない」ということになってしまいかねません。
「何時までに○○さんに渡して」「書類の確認が終わったら、○○部長に承認を得て、顧客にメールして」というように、可能な限り詳細に指示を出すことで、使えない新人も安心して作業に取り組めるのです。
「なぜそこまでやってあげないといけないの?」と思ってしまいがちですが、できるだけ仕事が滞らないようにしたいなら、この方法があることを覚えておいてくださいね。
アメとムチを使い分ける
使えない新人だと、つい叱ってばかりになりがちですし「使えない新人だから、多分こなせないはず。この仕事は私がしてしまおう」と甘やかしてしまうことも考えられます。
しかし、新人であっても、同じ社員です。ダメなところはしっかりと注意しなければなりません。そして、注意した後は「最初は誰でもミスするから、二度としないように努力してほしい」とフォローするなど工夫をしておきましょう。
また、叱るばかりではなく、仕事を問題なくこなせたら「よくできてる」「最近調子が良くなっているね」と褒めるようにしてください。そうすることで「叱るばかりの怖い人」と思われることなく、あなたのことを信頼してくれるようになるでしょう。
使えない新人の長所を引き出す
使えない新人は全員が同じタイプではありません。引っ込み思案で消極的な新人でも、細かい事務作業や黙々とこなすデータ入力なら得意かもしれません。また、ミスが多くとも積極性はあって人懐っこいタイプの新人なら、まずは飲み会の幹事などみんなが敬遠するものを任せても良いかもしれませんね。
使えない新人をひとくくりに考えるのは早いです。使えない新人でも必ず長所はあるはずですから、その長所を見つけ伸ばすようにしてください。そうすることで、使えない新人でも成功体験からの自信をつけ、要領が分かってくることでしょう。
会社はチームワークで成り立っており、それぞれの個性が融合して成り立っているのです。長所を生かせるようにしてあげてくださいね。
使えない新人にイライラしたときの対処法
使えない新人にイライラした時の対処法を探っていきましょう。
一旦その場から離れる
使えない新人がミスを繰り返したり、仕事がいつまで経ってもできないままだと、つい声を荒げてしまいそうになることもあるでしょう。しかし、声を荒げることで周囲を驚かせてしまいますし、何より自分自身も良い気分にはなりません。一旦、その場から離れて、冷静になるようにしてください。
一旦、冷静になることで、落ち着いて注意することもできますし、大したことがないのなら許せる気持ちも出てくるでしょう。感情任せに対応しても良い方向へは向きません。自分の感情をコントロールできそうにない時は、無理をせずに冷静になれる環境を作ってください。
冷静な対応をすることで、自分も周囲も気持ちよく仕事を進めることができるでしょう。
期待をしない
「期待をしない」と言ってしまうと、何だか投げやりになっているような印象ですが、使えない新人にイライラしないための方法としては、とてもおすすめの対処法と言えるでしょう。
人は相手に期待しすぎると、期待通りにいかなかった場合に怒りや悲しみの感情が出てきてしまいます。逆に期待しないでいると、相手にガッカリすることもありません。それどころか、期待以上の反応があると嬉しく思うことだってありえるのです。
最初から「最低限の仕事さえしてくれたら良いということにしよう」「言わなくても分かってくれるはずと思わないようにしよう」と思っておくことで、イライラすることが劇的に減り、平常心で仕事に挑めるでしょう。
他の新人と比較しない
新人が数人いると、つい周囲は新人を比較してしまいがちです。しかし「あの新人は使えるけど、あの新人は使えない」「同じ日に入社したのに、あの子はまだこの仕事ができない」「あの子は感じが良いけど、あの子は苦手」などと、比較していてはキリがないのです。
同じ新人でも、得手不得手は違いますし、性格も違います。そもそも新人同士を比較することに意味はないと言えるでしょう。使えない新人だからと言って、他の新人と比較することはやめておいてください。
「あの部署の新人はテキパキしているのに、うちの新人は…」と言っても始まらないのです。あなたの部署の新人の仕事ぶりを見て、対処するようにしていきましょう。
使えない新人かどうか、第三者に客観的な意見を聞く
「使えない新人」と一言に言いますが、本当にその人は使えない新人ですか?あなたにとって使えない新人でも、周囲にとってはそうではないかもしれません。
あなたが「積極性がない。使えない」と思っていても、周囲は「積極性には欠けるかもしれないが、細かい事務作業はしっかりこなす」と評価していることもあります。なので、使えない新人かどうか、第三者である周囲にも客観的な意見を聞いてみるのも良いでしょう。
意見を聞いてみることで、自分では気付かなかった長所に気づく場合もありますし、使えない新人だと判断していたのは自分だけだった…と、反省することもあるかもしれません。
使えない新人の愚痴を聞いてもらう
使えない新人を教育している立場からすると、やはり精神的に疲れてしまうのは無理もありません。使えない新人でも教育するのが仕事のうちだと分かっていても、メンタルがついてこないのです。嫌な気持ちになってしまう自分にも自己嫌悪が湧くようでは、どんどんとストレスが溜まってしまうでしょう。
しかし、嫌な気持ちになってしまう自分を責めなくて良いのです。大々的に不平不満を言いふらすのは良くありませんが、どうしても辛い場合は、信頼のおける同僚や先輩などに愚痴を聞いてもらうようにしてください。
同僚や先輩から的確なアドバイスがもらえる可能性もありますし、話を聞いてもらうだけで気持ちが楽になるかもしれません。
脱・使えない新人!使える後輩になる方法│おまけ
また、今の会社を辞めて転職した暁には、誰だって新人になりますよね。使えない新人と言われたくない、使える後輩だと思われたい人は、ぜひ参考にしてください。
メモを取る
新人には、覚えることが山のようにたくさんあります。最初は人の名前を覚えるだけでも苦労するでしょう。1度言われたくらいでは、すべて覚えられないのは当然です。恥ずかしいとは思わずに、教えてもらう時はメモを取るようにしてください。
メモを取ることで、教えてもらった時と書く時で2回覚える機会ができますし、あとで忘れてもメモを見返せば良いので、仕事がスムーズになるはずです。「何回同じこと言わせるの?」「それ、聞くの何回目?」と言われたことがある人は、メモをしっかり取って、仕事を早く覚えるように努力していきましょう。
見直し確認をする
仕事に慣れてきたら、要領が分かり、ミスをしにくくなりますが、やはり新人のうちはミスをしやすいので注意が必要です。仕事にはスピード感も必要ですが、新人のうちはスピードよりも正確さにこだわっていきましょう。
スピード感がなくても「新人だから仕方がないかな」と大目に見てくれる場合もありますが、ミスが多すぎると信用されなくなってしまいます。何かの業務をしたら、簡単にでも良いので必ず見直し確認するクセをつけておきましょう。
スピード感は仕事をこなすうちに徐々についてきます。まずは、仕事を丁寧にする、間違えないようにすることを目標にしてくださいね。
わからないことをそのままにしない
適当な性格だったり、見栄っ張りの性格だったりすると、分からないことを素直に分からないと言わずにそのままにしてしまうこともありえます。日が経つにつれ「今さらこんな質問できない…」と、どんどん質問できなくなってくることも珍しくありません。
分からないことをそのままにしてしまっていると、最終的に周囲から「今までこんなことも知らなかったの?」「今までこんな間違いをずっとしてきたの?」と呆れられてしまうのです。分からないなら、分からないと思った時に質問し、その時に解決していくようにしてください。
分からないことをそのままにしていると、いつか自分を追い詰めてしまうのだと思っておきましょう。
積極性を持つ
消極的な新人と積極的な新人とでは、どちらが好感度を持ってもらえるか一目瞭然だと言えるでしょう。どんどん質問して、どんどん動いて、周囲とコミュニケーションを積極的に取る新人だと、周囲も根気よく育ててあげようという気になるのです。
一方、あまり会話をせず、質問もせず、分かっているのか分からないのか、やる気があるのかないのか分からないタイプの新人だと、周囲は困惑してしまうでしょう。
そこで、なるべく雑用を買って出るなど、何でもテキパキと動けるように意識することで印象が大きく変わってきます。電話だけは1番に取る、上司の確認待ちの間に掃除をする、大きな声で挨拶をする、何でも良いので「自分にできることは全部やろう!」という気持ちを持ってください。
まず使えない新人であることを自覚する
使えない新人だと言われたくないのなら、まず、自分がなぜ使えない新人なのかを自覚する必要があります。「使えない新人扱いをされるけど、自分のどこがダメなのか一切分からない」と言っているようでは、何も解決しません。
周囲から指摘されたことはどんなことでしょうか。指摘された内容を思い出し、反発心ではなく素直な気持ちで改善するようにしていきましょう。自意識過剰な態度から成長は生まれません。自分はまだまだ新人だという気持ちを持って、常に努力するようにしてください。
「使えない新人」だと開き直るのではなく「使えない新人を卒業しよう」と心に誓い、できる限り工夫していくことで道は開けてくるはずです。
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