長い片思い…やめる？続ける？メリット＆デメリットや抜け出す方法も

何年も同じ人に片思いしている人はいませんか？長い片思いは精神的につらいですよね…。いつか両思いになれれば良いですが、「いつまで好きでいれば良いんだろう…」と自分のしていることに自信が持てなくなることもあるでしょう。

片思いが長引くに連れ、「もうやめた方が良いのかな？」「両思いになれないのは自分の頑張りが足りないせい？」と悩みは深まる一方。中には、悩みすぎて自分がどうしたいのかすら分からなくなっている人もいるでしょう。

長い片思いに悩んでいる人は、この記事で片思いのメリットやデメリット、片思いから抜け出す方法などをチェックしてみてください。片思いを続けるかやめるかを決断するヒントが見つかるかもしれませんよ。

長い片思いに悩んでいる女性は意外と多くいます。その中には、好きな人と両思いになれないだけでなく、相手との今後の関係について悩んでいる人もいるようです。

そこでまずは、長い片思いに苦しんでいる女性の気持ちからご紹介していきます。

ほかの女性にずっとヤキモチを妬いて…

「長い片思いの相手はモテるので、過去に何人か彼女がいました。別れるたびに私もアプローチしたけど、いつも別の女性と付き合って…。歴代の彼女たちの顔を見るのは今でもつらいです」（23歳/女性）

「同じ職場内に、私の好きな人と付き合っている女性がいます。彼女が周囲の人に彼との旅行やもらったプレゼントの話をしているのを見るだけで、イライラが止まりません」（28歳/女性）

長い片思いをしている彼が自分以外の女性と付き合っていれば、良い気分はしませんよね。「あの女性がいなければ自分が彼女になれたかもしれないのに…」と好きな人を取られた気分になり、ヤキモチを焼きたくなるのも仕方ないかもしれません。

関係を崩したくないから踏み出せない

「長い片思いをしている彼は会社の同僚。もし告白したら今の良い協力関係を壊すだけでなく、会社の雰囲気も悪くなりそうで怖くて実行に移せません」（24歳/女性）

「大学のサークルの人に片思いしています。告白してダメだったらサークルにも顔を出しにくくなりますよね…。サークルを辞めたり雰囲気が悪くなるぐらいなら、片思いのほうがマシかもと告白できずにいます」（20歳/女性）

長い片思いの相手と仲が良いなら、告白することで今の関係が壊れてしまうことも考えられます。また、二人の関係だけでなく、職場や学校、サークル全体の雰囲気も悪くなる可能性も考えれば、告白に二の足を踏んでしまうかもしれませんね。

長い片思いをしがちな女性には、いくつかの共通した特徴があります。ここからはそのような女性の性格や行動について見ていきましょう。

長い片思いをしている人は、自分の性格や行動を振り返るきっかけにしてくださいね。

一途

長い片思いをする女性は、一途な性格の人が多いです。一度好きになるとその人だけを思い続け、その気持ちはなかなか冷めません。

一途なことが悪いわけではないのですが、好きな人を思い静かに見守るだけで満足してしまう傾向が見られることもあります。また、一途なタイプの人の中には、相手を美化していたり、思い続けていれば相手に思いが通じると信じたりする人も少なくありません。

告白すれば実るかもしれないのに、相手の近くにいたり見守ったりするだけなので、片思いが成就する可能性が低くなってしまうのです。

自分に自信がない

好きな人には自分の気持ちを伝えなければ、自分がどう思われているか知るきっかけがありませんよね。好きな相手に告白するのは勇気がいることですが、片思いを成就させたいと思えば、どこかで決意して気持ちを伝えるしかありません。

しかし、長い片思いをする女性の特徴の中には、自分に自信がなくて気持ちを伝えられないというものもあります。恋愛に消極的な傾向があるので、「自分なんて絶対に無理」「好きになってもらえるわけない」とネガティブ思考になりがちと言えるでしょう。

このタイプの女性は頭で考えを巡らすだけで行動に移さないため、話すこともないまま片思いの期間だけが長くなる傾向もあるようです。

他の男性との出会いが少ない

長い片思いをしがちな女性の特徴に、学校や職場に他の男性が少ないケースが挙げられます。他の男性との出会いがないので、誰かを好きになるとその人一筋になってしまうのです。

身近に比較できる男性が少ないので、片思いの彼がより一層素敵に見え、相手への気持ちが冷めにくくなってしまいます。そうなると、仮に他の男性との出会いがあっても、その人の良さに気づくことができません。

長い片思いをする人は、好きな人に固執することにより新たな出会いのチャンスを見過ごしてしまうこともあるようです。

片思いの方が楽だと思っている

好きな人と両思いになれば嬉しいですが、自分の意見を抑えて相手に合わせたり、気持ちの疎通がうまくいかず煩わしく感じたりすることもありますね。その点片思いであれば、自分一人の都合や気持ちを考えていればいいので、気が楽です。

長い片思いをしている女性の中には、片思いが実った後の煩わしさが嫌で、あえて告白しない人もいます。そのような人の特徴は、自分の自由を失うことを嫌い、常に好きなように振る舞いたいと考えてしまうことです。

このタイプの人は、結果的に自ら片思いでいることを選んでいるため、長い片思いが成就することは非常に稀かもしれません。

好きな人がいれば、早く両思いになって長い片思いから卒業したいですよね。しかし、見方によっては片思いにもメリットがあります。

長い片思いに疲れたり、つらい気持ちになったりしている人も、メリットを考えればまた頑張れるかもしれませんよ。

相手の事をよく知ることができる

片思いの期間が長いと、一人の男性だけをずっと見ているわけですから、相手の良い面も悪い面も詳しく分かるようになります。好きな人のことをよく知ることができれば、両思いになった後の付き合い方にも役に立つはずです。

たとえば、片思い期間が短く相手の良い面しか知らないでいると、ケンカやちょっとしたすれ違いに繋がりやすくなることもあるでしょう。しかし、長い片思いの間に相手のマイナス面も知っておけば、付き合ってから「こんな人だとは思わなかった」とがっかりすることもありません。

片思いしている間に相手をじっくりと観察することで、交際の仕方や効果的なアプローチ法が分かるようになるでしょう。

自分磨きを長期間継続できる

長い片思いをしている人の中には、好きな人に振り向いてもらおうと、自分磨きを頑張っている人もいるのではないでしょうか。自分磨きを真剣に続けることで、自分自身のステップアップにもなりますね。

ファッションや美容関係の自分磨きはやればやるだけ綺麗になりますから、彼好みの女性像に近づけることにもつながります。また、ヨガやスポーツは体を鍛えるため健康的になれますし、前向きな性格作りにも効果があるでしょう。

さらに、長い間一つのことを続ければ、結果的に資格が取れたりプロ級の腕になったりするなど、アピールポイントにもなりえます。長い片思いの時間を有効利用すれば、もっと素敵な女性に成長できるかもしれませんね。

恋愛の煩わしさがない

片思いの間は、頭の中で好きな彼を妄想して幸せな気持ちに浸る女性もいます。実際の恋愛とは違い、自分の脳内で恋愛するだけなので、気楽だし楽しいですよね。

また、長い片思いをしている女性の中には、好きな人を遠くから見ているだけで満足する人もいます。実際に付き合えばケンカしたり相手の気持ちに振り回されたりすることもありますが、ただ好きでいるだけなら傷つくことも嫌な思いをすることもありません。

片思いは発展もないけれど、傷ついたり振られたりする心配もありませんから、好きな人のことを好きなように考えていられる気楽さも片思いのメリットの一つです。

ずっと近くにいることで好きになってもらえるかも

両思いになるには、好きな気持ちを持ち続けることが肝心です。片思いが長期になると諦めムードが漂うこともありますが、思い続けることで恋が実ることもあります。

それには、いつも自然と近くにいるようにすることがコツ。あなたが近くにいることが普通になれば、友達から恋愛に発展する可能性も十分に考えられます。

ただし、ただ近くにいるだけでは片思いは成就しません。適当なタイミングを見計らってアピールしたり告白したりしてくださいね。

最終的に片思いが成就すれば良いですが、必ずしもうまくいくとは限りませんよね…。片思いの期間が長いと、デメリットも出てくるでしょう。

ここからは、長い片思いをすることのデメリットについてまとめました。自分自身に似たような思考や傾向がないか、チェックしてみてくださいね。

恋心が執着心に変わってしまう

片思いが長くなると好きでいることに慣れてしまい、好きになり始めた頃のドキドキした気持ちが薄らぐことはありませんか？相手を好きな気持ちの大きさが前と変わってきているのに、彼を振り向かせることが目的となってしまっていれば、それは執着の可能性が高いです。

「こんなに好きなんだから私を好きになって欲しい」と相手に見返りを求めたり、「自分の持ちを伝えたい」と自分の欲求を叶えたりすることが目的になっていれば、それは「恋心」ではなく「執着心」と言えます。

昔のようなトキメキが感じられなくなり、相手に要求する気持ちが生じるようになったら、相手に対する自分の気持ちを確認すると良いかもしれません。

相手に好きな人ができるかも

自分が片思いをしている間に、相手が誰とも付き合わないという保証はありませんよね。特に片思いの期間が数ヶ月、数年にも及ぶようになれば、その間に相手に好きな人ができることもあります。

相手がフリーの間ならアプローチや告白も良いですが、誰かと付き合うようになってからでは意味がありませんよね。つまり、好きな人に対してしっかりアプローチをしなければ、彼の恋人候補にすらなれないのです。

長い片思いをしているなら、自分から行動を起こさなければ相手に彼女ができる可能性があることを忘れないようにしましょう。

他の男性と出会うチャンスを失う

長い片思いをしていると、他の男性が目に入らなくなるというデメリットがあります。好きな相手に妙な義理立てをして、彼以外の男性と出会うのは悪いと思ってしまうのです。

片思いの相手がいるからといって、付き合っているわけではありません。フリーなのですから他の男性との出会っても問題はないのに、片思いしているからという理由でアプローチを断ってしまう人もいるようです。

片思いの相手に執着するあまり、せっかくの出会いのチャンスを棒に振ってしまってはもったいないですよね。片思いが長くなればなるほど、失うチャンスの数も多くなりそうです。

いつの間にか年月だけが経っていることも…

長い片思いのデメリットは、自分にとって何の利益も発展もないまま時間だけが経ってしまうこと。片思いが成就しなければ時間の無駄になってしまいますね。

学生や20代前半の若い頃ならまだ良いですが、20〜30代で長い片思いをしていると婚期を逃す怖れもあります。周りの友達には彼氏がいたり結婚したりしているのに、自分だけ片思いのまま前に進めない状況になったなら、振り返った時に後悔してしまうかもしれません。

このように、長い期間、片思いしている彼のことしか考えていなければ、婚期が遅れてしまうこともありそうです。結婚を考えるのなら、自分の将来や人生についても真剣に考える必要があるでしょう。

片思いの期間が長くなると相手に対する執着や意地も出て、諦めようにもなかなか踏ん切りがつかないもの。しかし、関係性が変化すれば別の形で関係を築いたり、もしくは次の恋に進んだりすることもできます。

そこでここからは、一方通行の関係を抜け出す方法をご紹介します。彼を諦めた後、次にどう進めば良いか分からないという人は、ぜひ参考にしてくださいね。

勇気を出して一歩踏み出す

告白は勇気がいることですが、自分から気持ちを伝えない限り何も前に進みません。これ以上片思いを長引かせないためには、ダメ元で告白してしまうのが一番です。

告白をすれば、脈ありか脈なしかがはっきりします。結果的にうまくいかなくても、きちんと気持ちを伝えたことで自分なりに納得できるはず。自分にできるだけのことはやったのですから、未練も残りにくくなるでしょう。

心をゆるして相談できる相手になる

長いこと一人の人に片思いをしていれば、相手の良いところも悪いところも知り尽くしているはず。その点を活かして、まずは彼の良い相談相手になりましょう。

相手の様子がいつもとちょっと違うと感じたら、「心配事でもあるの？」と聞いてあげましょう。もしかしたら勉強や仕事で悩んでいるのかもしれません。

彼の性格を知りぬいた上で的確なアドバイスをすれば、きっと頼りになる相談相手と思ってくれるでしょう。彼にとって心をゆるせる相手になることができれば、その後恋愛に発展する可能性も考えられますね。

他の男性にも目を向ける

長いこと片思いをしていると、好きな人以外の男性が目に入らなくなることもあるでしょう。「私は片思い中だから」と彼に対し妙な義理立てをしていると、他の人との良い出会いを無駄にしてしまうかもしれません。

しかし、彼との関係が停滞しているのなら、他の男性との出会いに積極的に目を向けましょう。他の男性と出会うことで、彼に執着する自分を客観的に見ることができ、気持ちが楽になりますよ。

長い片思いは婚期を遅らせる原因になります。将来結婚を考えるのなら、早いうちに見切りをつけるほうが良いですよ。

連絡先を消す

片思いの相手とのLINEやSNSでのやり取りを何度も読み返していては次の恋に進めません。もし諦めると決めたのなら、LINEやSNSの連絡先をすべて削除してしまいましょう。

連絡先が残っていると、自分がつらい時や寂しい時、つい連絡したくなってしまいますよね…。また、もし相手から連絡が来れば、好きな気持ちを断ち切るのがますます難しくなります。

彼への未練を残さないためにもすべての連絡先を削除して、プライベートでは連絡が取れないようにしてしまうのも一つの方法です。

長い片思いを頑張っている女性はたくさんいます。しかし、中には諦めたほうが良いケースも少なくありません。

これからご紹介するようなケースの場合は、片思いに見切りをつけたほうが良いようです。自分の片思いに当てはまることがないか、冷静にチェックしてみてくださいね。

自分ばかりアピールしている

LINEや電話での、プライベートの会話や挨拶など、いつもあなたから連絡を始めていませんか？LINEを送れば返事は来ても、彼発信の連絡が一切ないのは脈なしの可能性が高いです。

連絡不精な人や、忙しくて連絡ができないという人も中にはいますが、好意を持っている女性にならたまには彼から連絡をしたり、連絡不精のフォローがあるはず。自分が一方的にアピールしている片思いなら、自分自身のためにも、どこかで気持ちの決着をつける必要があるでしょう。

自分の気持ちが分からなくなっている

片思いの状況に慣れすぎてしまうと、相手のことが本当に好きなのか、または執着なのかが分からなくなってくることもあります。たとえば、好きになってもらうために尽くしたり、相手からの見返りを求めたりするのは執着の可能性が高いです。

もし自分が何をしたいのかが分からない場合は、自分の行動や状況を客観的に振り返る必要があります。それには一旦恋愛から距離を置いて、恋愛一色になっていた頭の中をリセットしてみましょう。

相手の態度が曖昧

優しい男性の中には、女性からのアピールに対し曖昧な態度を取る人がいます。これは、相手の女性に興味はないけど、相手を傷つけないため、または周りの雰囲気を悪くしないためにしている可能性が高い行動です。

たとえば、食事やイベントに誘えば来てくれるけど一緒にいて楽しそうな雰囲気はない、といった態度がこれに当たります。

このような男性に好意をほのめかし続けると、いずれはっきりと振られてしまうことも考えられます。そうなると、今までの関係を壊すことにもなりかねません。良い友達、良い同僚としての彼を失いたくなければ、長い片思いはやめるほうが良いでしょう。

体の関係だけ続いている

付き合っていないけど体の関係だけある場合、いわゆる「都合の良い関係」で片思いをしているのあれば、やめるほうが良いと言えます。

体の関係があると「私は好かれている」「いつか本命になれる」と期待してしまいますよね。しかし、体の関係になる前に「付き合おう」という言葉がなければ、それは残念ながら体だけの関係で終わってしまう可能性が高いです。

実は本命の彼女は別にいるかもしれませんし、あなたの気持ちを利用して体の関係だけを楽しんでいるのかもしれません。あなたが深く傷つく前に、早めに片思いを諦めたほうが良いですよ。

長い片思いをしている人は、自分の恋がこの後どうなるか気になりますよね。ここからは、実際に長い片思いをした人の体験談をご紹介します。

他人と同じ境遇になるとは限りませんので、一つの例として参考にして、片思いをやめるか続けるかを考えるきっかけにしてくださいね。

気持ちを伝えて付き合うことができた

「学生時代から片思いしていた彼に、同窓会で再開した時にずっと好きだったことを告白しました。彼もフリーだったので、付き合うことになりました！」（24歳/女性）

「長い間片思いしていた会社の同僚に、『これでダメなら諦めよう』と決心して告白しました。私の気持ちにまったく気付かなかったと驚かれましたが、彼も私に好意を持っていたらしく付き合うことになりました」（27歳/女性）

いくら好きな相手でも、気持ちを伝えなければ思いは届きません。告白しなければ相手の気持ちを教えてもらえませんから、片思いを成就させるには、ストレートに好きな気持ちを伝えるのが一番かもしれませんね。

相手が結婚してしまった…。

「好きな人に告白する勇気がなくて引き延ばしていたら、彼女ができてあっという間に結婚してしまいました。長い間、一度も気持ちを伝えなかったことを後悔しています」（25歳/女性）

「長いこと片思いしていた彼には彼女がいたけど、いつも破局と復縁を繰り返していました。次に別れたタイミングで告白しようと思っていたら、結婚することになったといわれました」（29歳/女性）

片思いが長引くにつれ、好きな人に彼女ができたり結婚したりする可能性も高くなります。相手が結婚してから告白しても意味がありませんよね。後悔しないためにも、自分の気持ちは伝えておくようにしたいですね。