「セックスがストレス解消に繋がる?」気持ちを満たすセックスのコツ

セックスがストレス解消になると聞いたことはありますか？

実はセックスはただ気持ちが良い行為というだけでなく、ストレス解消効果が期待できるものだと言われています。もちろん個人差はあるものの、セックスをすることで得られるメリットは多く、性欲解消以外にも意味のある行為だと言えるのです。

今回は、そんなセックスがストレス解消に繋がる理由や、ストレス解消目的でセックスをする時の注意点について詳しく解説していきます。ストレスが溜まっている、最近セックスをしていない、そんな人はぜひ注目してみてくださいね。

みなさんは、どのようなタイミングでストレスを感じるでしょうか？

セックスがストレス解消に繋がる理由に注目をする前に、まずはストレスを感じやすい瞬間について、分けて解説していきましょう。

仕事のミスに落ち込んだ時

仕事でミスをしてしまうと、ストレスが溜まってしまうことってありますよね。ミスをしたことへの後悔や罪悪感、焦燥感などが精神的に襲いかかってきて、ストレスが溜まっていくのでしょう。

特にプライドが高い人や完璧主義者な人、真面目な人などは、仕事でミスをすると人一倍落ち込む傾向にあります。これは、ミスをしたことに対する負い目を強く感じたり、ミスをした事実が受け止められなかったりして、必要以上に気持ちが沈んでしまうためです。

時間に余裕がない時

時間に余裕がないと「急がなくてはいけない」という焦りが精神的な負担となり、イライラしたり、不安な気持ちになりがち。まるで何かに追い立てられているような気持にもなりやすいため、ストレスを感じやすくなります。

また、「なんでいつも、時間に余裕を持って行動できないんだろう…」などという自己嫌悪に陥ることで、知らず知らずにストレスが溜まっているというケースもあるようです。

金銭的な問題が発生した時

金銭的な問題が発生すると、ストレスを感じることは多いでしょう。金銭的な問題は大きな不安に繋がることがほとんど。特にすぐに解決できない金銭的な問題になると、将来への不安にも繋がり、解決するまで常に心配しながら過ごすことになります。

何をするにもお金のことを考えてしまうため、自由に身動きできない状態が続くことも多いでしょう。

また、人間関係と金銭問題が絡んでいると、人付き合いの面でも悩みが増えてしまうため、ストレスはさらに大きなものへとなっていきます。

育児の壁にぶつかった時

育児の壁にぶつかった時も、ストレスを感じやすい場面。特に初めて子育てをする場合は、右も左もわからず、混乱してしまうケースは少なくないようです。

たとえば夜泣きが激しい赤ん坊への対策に悩んだり、なかなか言うことを聞いてくれない小さな子どもに苛立ちを覚えたり…そういったことがあると、精神的にも肉体的にも追い詰められてしまい、大きなストレスを感じることになります。

人間関係に悩んだ時

ストレスの原因でも多いのが、人間関係での悩みでしょう。人間関係でトラブルが起きてしまうと、どうすればいいのか悩んでしまい、ストレスを抱えることになるのです。

特に職場や学校など、普段から関わることの多い人間関係の中で悩みが生まれてしまうと、毎日過ごすこと自体が億劫に感じることもあるでしょう。必要以上に気を遣って精神的にも身体的にも疲れる日々を送ることになります。

睡眠不足の時

睡眠不足は体にも心にも不調やストレスをもたらします。

さらに、睡眠不足は日中に眠気が生じたり注意力が低下したりと、ミスをしやすくなったり作業能率低下を招く原因にも。それによってトラブルを引き起こし、結果的にさらなるストレスを生むことになる…という負のスパイラルに嵌りやすくなります。

出典：e-ヘルスネット『健やかな眠りの意義』
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-01-001.html

何事も上手くいかない時

何事も上手くいかないことが続くと、徐々にストレスは蓄積されていくものです。なぜ自分は上手くできないのかと自身を責め、自己肯定感が低下し、自信が失われてしまうこともあるでしょう。

そうなると集中力やモチベーションが低下していくことに繋がり、さらに何事も上手くいかない状態が続くことになります。その状態がさらなるストレスを重ね続ける原因となり、悪循環に繋がってしまうのです。

否定されたり馬鹿にされたりした時

否定されたり馬鹿にされたりすることも、ストレスが溜まる原因のひとつです。たとえ相手が冗談で言っていたとしても、自分のことを否定をされたり馬鹿にされたりすることは、基本的にあまり良い気分になれるものではありません。

人によっては否定や馬鹿にされたことが原因で自信を失ったり、不愉快なことを言う相手に怒りを感じたりするものです。身近に否定的な人や馬鹿にしてくる人がいると、そういったストレスを感じることは多いでしょう。

人によってはセックスをしなくても心身に不調が表れないという人もいますが、ストレスの原因やセックスへの不満が溜まることで、体に不調が現れてしまう人の少なくありません。

この項目では、セックスをしないと現れる体の不調について解説していきましょう。

顔が疲れているように見える

個人差はあるものの、セックスを長くしていないと顔が疲れているように見えてしまう人もいるようです。これは、セックスをしていないことで自己肯定感が低下したり、性欲が上手く解消されないことに不満を覚えることで、気持ちが沈んでしまうためだと考えられています。

また、人によってはパートナーとセックスしないことを、「パートナーから愛されていない」と感じてひどく落ち込んでしまう人もいます。そんな悲観的な感情が疲れたような表情を引き起こすのでしょう。

イライラすることが増える

イライラすることが増えるのも、セックスをしないことで生じる不調のひとつでしょう。もちろん個人差はあるため、必ずしもすべての人が当てはまるわけではありません。

たとえば性欲はあるのになかなかセックスができない状態が続くと、当然不満が溜まっていきますよね。特に時間に余裕がない、心身が疲れている…そんな状態でセックスができないことが続くと、イライラした気持ちが沸き上がってきやすくなるのです。

風邪などにかかりやすくなる

実はセックスをしないことは、風邪などにかかりやすくなるということをご存知ですか？

これはセックスをすると免疫物質が多く分泌されることが関係しているようで、風邪や感染症予防に効果的だとされています。そのため、セックスをしないことは、セックスをしている人と比べると風邪や感染症にかかりやすいと言われているのです。

出典：浜松町第一クリニック竹越昭彦院長コラム『SEXで免疫力が上がる』
https://www.hama1-cl.jp/column/immune_strength.html

前立腺がんや心臓病リスクが高い

免疫力の向上に効果的なセックスですが、実は前立腺がんや心臓病の予防にも効果的だと言われています。

セックスをすると体が熱くなりますよね。全身の血流が良くなっている感じがしたり、特に男性の場合は射精する際に性器の血流が促されたりすることを感じる人も多いのではないでしょうか。

実はこの血流促進が前立腺がんや心臓病のリスクを低めると言われているのです。つまり、セックスをしないことは血流促進が行われる機会が、セックスをする人よりも少なくなりがちになるため、前立腺がんや心臓病のリスクが高くなりやすいと考えられています。

「なぜ、セックスをすることがストレス解消に繋がるのだろう？」という疑問を感じている人も多いでしょう。

セックスは快楽を得る行為、生殖行為というのが一般的な印象ですが、実はセックスをすることでさまざまなメリットを得ることができると言われているのです。

ストレス解消効果も期待できるとされているため、どのような効果があるのかをチェックしていきましょう！

ハグで幸せ効果を得ることができる

セックスをする時、ハグをすることってありますよね。愛するパートナーとのセックス中のハグは、とても幸せな気持ちになり、満たされた心地になる人は多いのではないでしょうか。

実はセックスやハグをすると、オキシトシンという幸せホルモンが分泌されると言われています。このオキシトシンは気持ちを和らげて落ち着かせ、相手から愛されているという気持ちや自信をもたらしてくれるものだと考えられているのです。

そういった幸せな気持ちや自信は、心身の疲れを取り除き、ストレス解消効果をもたらしてくれることがあります。また、満ち足りた気持ちになっていると何をするにも前向きになりやすいため、ストレスも感じにくくなるでしょう。

美意識が高まって肌がキレイになる

パートナーとセックスをすると、女性ホルモンが分泌されて美肌になれると聞いたことはありませんか？明確な根拠はないものの、恋をしたりドキドキしたりすると「キレイになった」と感じたことがある女性は少なくないようです。

前の項目でも触れましたが、セックスをすることはオキシトシンというホルモンの分泌に繋がりやすい行為のひとつ。そのため、セックスをすることで幸福感を感じやすくなり、結果的に美意識が高まるのではないかと考えられています。

多くの人は、恋をすると「もっと魅力的になりたい」という気持ちになりますよね。女性の場合は普段よりもスキンケアやメイクに力を入れるようになる人も多いため、明確な根拠が無いにもかかわらず、「セックスをすると肌がキレイになる」という現象が起こりやすくなると言われているのです。

承認欲求が満たされてストレス解消に繋がる

承認欲求が満たされてストレス解消に繋がるのも、セックスの魅力的なメリットのひとつでしょう。

愛するパートナーとのセックスは、相手から「愛されているな」「求められているな」という気持ちになりますよね。自分のことを求めて大切にしてくれるという気持ちを実感しやすいため、承認欲求が満たされ、自己肯定感が向上しやすいのです。

自己肯定感が向上すると自信が芽生えやすくなるため、不安な気持ちやイライラした気持ちも和らぎ、ストレス解消効果が期待できるでしょう。また、ストレスへの耐性も生まれやすくなるとも言われています。

ぐっすり眠れてストレス解消に！

セックスは適度な運動になるため、心地よく疲れてそのまま眠ってしまう…という人も決して少なくはないでしょう。

適度な運動は良質な睡眠に繋がるとされています。良質な睡眠は心身の調子を整えるとされているため、心身の不調から生まれるストレスへの改善に繋がる効果が期待できるのです。

出典：江崎グリコ POWER PRODUCTION MAGAZINE（パワープロダクションマガジン）『睡眠の効果を再確認。あなたの睡眠は大丈夫？』
https://cp.glico.jp/powerpro/citric-acid/entry90/

ストレス解消のためにセックスをする場合、ストレス解消につながりやすいセックスがあることをご存じでしょうか？

この項目では、ストレス解消に繋がりやすいセックスのコツについて、いくつかのポイントを解説します。

恥ずかしくても声を出す

セックス中、「声を出したいけど恥ずかしくて出せない…」という人は少なくないでしょう。たしかに、喘ぎ声というものは普段出さないような声であるため、違和感を覚えたり、羞恥心に駆られたりして、素直に出せないという人も多いかもしれません。

しかし、ストレス解消のためにセックスをするのならば、思い切って声を出すのがポイントです！声を我慢してしまうと気持ちも最高潮に達しにくくなるため、セックスによるストレス解消効果をいまいち感じられない可能性があります。

声を出せばお互いのテンションも上がるため、セックス時の雰囲気も盛り上がること間違いなし。ぜひ、声を出してセックスを楽しんでいきましょう。

可能な限り密着する

ハグをすることで幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が分泌される、と先ほど解説をしましたね。この効果を得るためにも、セックス中は可能な限り相手と密着するようにしましょう。

密着して相手の肌と触れ合うことで、幸せホルモンの分泌を促すことに繋がります。また、パートナーからの愛情もより深く感じやすくなるため、満たされた気持ちになるでしょう。

愛情たっぷりのセックスでストレス解消

ストレス解消効果を高めたいのなら、愛情たっぷりのセックスを心がけていきましょう。

パートナーに愛を囁くのは恥ずかしいかもしれませんが、セックス中ならば勢いや雰囲気から、普段は言えない愛の言葉も言いやすいですよね。また、「いつもありがとう」や「一緒に居られて嬉しい」といった感謝の気持ちを言葉にするのも良いでしょう。

そんな愛情たっぷりのセックスは、お互いの心を満たしやすくなるため、ストレス解消に繋がりやすいのです。

お互いの気持ちよさを意識したセックス

お互いの気持ちよさを意識したセックスを心がけていきましょう。

例えば、普段パートナーにばかり愛撫を任せているという人は、自身も積極的にパートナーを気持ちよくできるように意識してみてください。

このように、お互いが相手を思いやって気持ちよくなれるように心がけていけば、より満足度の高いセックスを楽しめるようになりますよね。その結果、ストレス解消につながりやすくなるでしょう！

セックスでストレス解消をする際には注意点があります。知らぬ間にNG行動をしてしまうと、逆にストレスが溜まってしまったり、思わぬトラブルの原因になったりすることがあるため、気をつけなくてはなりません。

では、どういった点に気をつけなくてはいけないのでしょうか？最後に、セックスでストレス解消したい時の注意点について解説していきます。

独りよがりのセックスはNG

独りよがりのセックスは控えましょう。ストレスが溜まっていると、ついストレス解消のために独りよがりなセックスをしがちになりますが、独りよがりなセックスは基本的にパートナーへ負担をかける行為になります。

また、心が通じ合わないセックスでは、幸せホルモンはされにくくなるでしょう。時にはパートナーに過度なストレスを与えることに繋がるため、パートナーを大切にしたいのならば独りよがりなセックスはしないよう気をつけてくださいね。

依存してしまう可能性もある

「ストレスが溜まったらセックスをしよう！」という考えは悪いことではありません。しかし、セックスだけをストレス解消方法に選んでしまうと、セックスに依存をしてしまうリスクがあるため注意が必要になります。

確かにセックスはストレス解消に効果的ですが、ストレス解消方法は他にもたくさんあるため、他の解消法にも目を向けてみることが大切です。

バランス良くさまざまなストレス解消方法を試すことが、セックス依存へのリスクを下げ、上手くストレスと付き合う方法にもなります。

万が一セックス依存になってしまえば、セックスができないことに対してストレスを感じやすくなったり、独りよがりなセックスを求めたりする原因に繋がる可能性があるため、気をつけましょう。

避妊や感染症予防はきちんとする

心身がストレスに襲われている時というものは、冷静な判断力が低下をしている状態でもあります。そのため、欲望のままにセックスを楽しんでしまうということもあるかもしれません。

しかし、ストレス解消のためにセックスをするのならば、必ず避妊や感染症予防はしていきましょう。ストレス解消のためにセックスをした結果、望まぬ妊娠をした、感染症にかかったともなれば、さらなるストレスが自分たちを襲うになります。

そうならないためにも、ストレス解消を目的としてセックスをするのならば、必ず避妊や感染予防をしてください。

体調が悪い時には無理をしない

どんなにセックスがストレス解消に効果的だとは言え、体調が悪い時には無理をしてはいけません。たとえば風邪気味っぽい、頭が痛い、お腹が痛い…そんな体調不良でセックスをしても、思うようにセックスは楽しめないでしょう。

また、風邪などの場合はパートナーに移すリスクもあります。そうなるとパートナー間でトラブルになる可能性も考えられるため、体調が悪い時にはセックスよりも身体を休めることを優先させてくださいね。

セックスで上手くストレス解消していけば、快適な日々を送れるようになるでしょう。

もちろんストレス解消方法はセックスに限らずたくさんあるため、自分に合った解消法を探すことも大切です。その上でパートナーがいる人は、ストレス解消の意味も込めて、セックスに工夫を凝らしてみるのもいいかもしれません。

「ストレスを感じ日々疲れている」「最近セックスをしていなくて不満が溜まっている…」という人は、ぜひ今回解説したことを参考にして、メリット盛りだくさんのセックスを楽しんでみてくださいね。