加虐心とは?加虐心が強い人への対処法や加虐心を抑える方法を伝授!

加虐心とは?加虐心が強い人への対処法や加虐心を抑える方法を伝授!

人をいじめたいという欲望に駆られる加虐心。加虐心を強く持つ人は、この記事では、誰かをいじめる人はどんな心理を抱えているのか、またどんな人が加虐心を持ちやすいのかを詳しく解説!加虐心を持った人が、抑制していく秘訣も併せてご紹介していきます!


そもそも「加虐心」の意味とは?

「加虐」と聞いて、あなたはどんな光景を思い浮かべますか?おそらくは、攻撃的な言動を想像するのではないでしょうか。そういった、攻撃力が強い「加虐的な言動」を繰り返す人もいますから、恐れる気持ちを持ってしまう人も少なくはないでしょう。

しかし、一体どうして加虐心が生まれてしまうのか、気になりませんか?他人を虐めたいと思ったことがない人にとっては、不思議ですよね。

今回は、加虐心がある人の心理や特徴について迫っていきます。加虐心の内側の心理に触れてみると、意外と「理解できる」なんてこともあるかもしれません。ただ、理解できたところで、嫌なものは嫌なはず。どのように切り抜ければいいのか、対処法もご紹介します。

また、加虐心を抑えられず悩む人のための改善方法も解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

加虐心の読み方


加虐心は、それぞれの文字を音読みして「カギャクシン」と読みます。

加虐心の「加」という文字は、訓読みでは加える(くわえる)ですから、与える、捧げる、などと同じで相手に矢印を向けた言葉です。

そして、加虐心と対になる言葉で、被虐心という言葉があります。この「被」とは、訓読みで被る(かぶる、こうむる)と読み、自分に矢印が向いた言葉です。

わかりやすい例で言うと、加害者と被害者でしょう。与える側と受ける側の文字をそれぞれ含んでいますね。加虐心と被虐心の場合も同じで、加虐心は「いじめたい」、被虐心は「いじめられたい」という心理を表しているのです。

加虐心の意味


加虐心の加虐とは、他人に対して乱雑に虐げる言動を加えることを意味します。

平たく言えば、他人が苦痛を感じるような言動です。人間関係において、無意識なものではなく、意識的に他人を「虐めたい」と感じる心理が加虐心なのです。

加虐心に含まれている「虐」という文字は、虐げる(しいたげる)、虐める(いじめる)、などの言葉にも使われることがあり、同時に相手を自分よりも格下に見ていることも示しています。

この「加虐心」を向けられる人からすれば、時には、理不尽な苦痛だと感じることもあるでしょう。ですが、加虐心を持っている人からすれば、この衝動は抑えがたいものであることも事実なのです。

加虐心=サディズム?


虐という文字を見て、サディズムという単語を連想した人もいるのではないでしょうか。そのように、加虐という言葉はサディスティックな行為と関連付けて考えられることもあります。

しかし、このサディズム精神や、サディスティックな行為とは、他人を虐げて性的な興奮を覚える場合に使います。

加虐心は、単純に他人を「虐めたい」と感じるのみの欲求ですので、サディズムとは若干意味が異なってくるので、注意しましょう。

加虐心と被虐心


先にも触れましたが、加虐心と対となる言葉の中に、被虐心と言う言葉があります。

この「被虐心」は、虐げられることで満足感や安心感を得るという心理状態を表す言葉。まさに、加虐心とは対になる言葉なのです。

いじめたいという欲を持つ加虐心と、いじめられたいという欲を持つ被虐心は、正反対と言えます。ですが、お互いに満足できると考えると、最高の組み合わせとなる心理でもあるのです。

加虐心が生まれる理由

人の心の中に加虐心が生まれる理由は、人によって違うもの。これと言った明確な理由が断言できなかったり、ほんの些細なことがきっかけだったりもするのです。しかし、きっかけは人によって違うと言えど、そこに含まれている性質は似通ったものがあります。

では、人はどんな理由から加虐心を持つようになるのでしょうか。理由として考えられる主な4つの参考例を見ていきましょう。

相手より有利な立場に立ちたい


相手よりも有利な立場に立ちたいというのも、加虐心を生む理由の一つとして挙げられます。

人間社会では、上下関係が成立してしまうと、基本的に上の立場の人間の言うことが絶対になってしまう部分がありますよね。なので、自分が上の立場の人間であると実感するために、加虐心を芽生えさせることも珍しくはないようです。

また、相手よりも有利で居られると、自分に力があることの証明とも感じられるので、「相手を意のままにできる」という解釈になり、気持ち良く感じられるのでしょう。

立場が弱い人への攻撃でストレス解消


弱い人の心を砕いて困っている顔を見ると、気持ちがスッとするという経験をしたことはありませんか?大なり小なり、人間なら感じたことがある心理状態と言えます。

立場が強い人間へ攻撃をすると、その跳ね返りが来ることを恐れてしまいますよね。しかし、立場が弱い人間には何をしても、自分に跳ね返って来ることはないという自負もあり、迷いなく攻撃できてしまうのでしょう。

弱いものいじめは善とされる行為ではありませんが、自分よりも弱いと思える人間が苦しんでいる様子を見て、ストレス発散にしている人が実際にいるのです。

また、思い切り攻撃したことにより、相手が参っている姿を見て、自分は強者だと認識しやすくなります。人よりも強いという認識が、ストレス解消につながっているのかもしれませんね。

自分の存在を誇示したい


「自分は強者だ」と認識することは、人が自信を持って生きて行くために、必要とも言える認識です。そのため、「自分はすごい人間なんだ」と誇示するために、加虐心を生み出してしまうケースもあるでしょう。

自分の存在が無碍にされてしまう、見下される、弱く見られてしまう…。そうなってしまうと、今度は加虐される「被虐」の立場になってしまい、自分が攻撃を受ける可能性も出てきてしまいます。

自分の存在を誇示して、誰にも攻撃されないように、自分が攻撃する。そんな風に自分を守るため、加虐心を持ってしまう人もいるのです。

相手の価値を下げたい


加虐心を持ってしまう理由は、自分の中にだけ潜んでいるものではありません。単純に、相手の価値を下げたい、自分の方ができる人間だと知らしめたい…。そんな時にも加虐心を持ってしまいやすくなるのです。

例えば、ライバルと何かを競う時に、自分が思ったほどの成果を出せないとします。それでも「負けたくない」という意志が強い場合、相手を蹴落とそうという考えになるのです。

相手の価値が下がるからこそ、自分の価値が上がる。極端ではありますが、それも加虐心をもつ理由としては十分なようです。

加虐心が強い人の心理とは?

加虐心が生まれる理由やきっかけについてお話しましたが、その中でも加虐心を強く持ち続ける人の心理とは、どうなっているのでしょうか。

一般的には、「人を攻撃したがるなんて、理解できない」という人は多いかもしれませんね。ですが、「好きな人ほどいじめたくなる」などの、好意的な心理ですら加虐心に含まれると言えば、少し理解できる部分もあるのではないでしょうか。

加虐心が強い人の心理には、どのようなものがあるのか、また、加虐心が自分の中で働いていないかどうか、ここで一度みていきましょう。

周囲の人の気を引きたい


加虐心を持つ人は、他人に対して威圧的なパフォーマンスをとりつつ攻撃していきます。そのため、一つ一つの言動が目立ち、周囲の人の気を引くことにもなるようです。

それが加虐心を持つ人の狙いの一つでもあるのでしょう。周囲の人の気を引いて注目を浴びたい…更に言えば、その上で自分の力を知らしめたいと考えることもあるのです。

自分の存在を強いものとして主張するためには、少しでも多くの人の注目を浴びないといけません。加虐心を持つ人の中でも、「強い=かっこいい」と考える人には、一番多く見られる心理状態と言えるでしょう。

自分に自信がない


加虐心がある人は、一見、何においても自信満々に思われがちです。しかし、実際は弱気で自分に自信がないという心理を抱えている人もいます。自信がないから、虚勢を張っているのかもしれませんね。

しかし、加虐心がない人からすると「自分に自信がないなら、どうして他人を攻撃できるの?」と思ってしまいますよね。それは、他人を攻撃することで、自分を強者だと認識して、そこから自分に自信を持とうとしているから。

自分が不安定なときに、安心感を求めて加虐心をあらわにしてしまうこともあるのです。

認められるべきだと思っている


自分に自信がないことの延長線上の心理として、「自分は認められるべきだ」と承認欲求を抱えている人もいます。具体的には、自分で自分を認めることができないからこそ、他人から認めて欲しいという欲求です。

そして、加虐心を持ち、自分の中にある欲を全て吐き出そうとしていきます。例えば、言うことを聞かない人には暴力を、口応えする人には辛辣な言葉や嫌味を…などのように、相手の心を折って従わせようとするでしょう。

結果的に、自分の欲は満たされ、他人が自分よりも下の人間だと認識することになり、満足できるのです。この満足感を求めるがために、加虐心がどんどん大きくなっていくと言えます。

相手をコントロールしたい


自分の加虐心のままに行動し、他人をねじ伏せることができれば、「相手を自分の意のままにできている」という満足感を得ることができます。このように、相手をコントロールしたいという欲も、加虐心が強い人の心理の一つです。

加虐心がある人は、自分の力が絶対的だと信じている節もあるので、自分の影響により他人が意のままにならないと気が済まないことも。

また、飴と鞭のように、加虐的な言動で他人を傷めつけた後で、優しくフォローして相手の手綱を取ろうとすることもあります。これは、自分の存在が絶対的だと心理的に植え付ける効果もあり、加虐心を有効に活用しようという人に見られる心理と言えるでしょう。

加虐心を強く持つ人の特徴

どんな心理状態だとしても、それはあくまでも内なる秘めた部分。目に見えるものではありませんよね。憶測だけで、「この人は加虐心を持っている」なんて判断はできません。

そこで、重要になってくるのは、加虐心を強く持つ人の特徴です。理由や心理が異なっても、加虐心を持つ人の特徴には、共通している部分も多くあるもの。その特徴に気づくことで「この人には加虐心があるのかも知れない」と予測することができます。

加虐心を強く持つ人の特徴には、どんなものがあるのでしょう。一見して分かるものから、付き合いを続けていく中で見えてくるものまで、4つの例を参考に挙げていきましょう。

自己肯定感が低い


自分で自分を認めることが出来ない、自己肯定感が低いというのは、加虐心が強い人によく見られる特徴です。どれだけ頑張っても報われている気がしないので、常に苛立ちが蓄積されていくのでしょう。そして、その苛立ちが加虐心となり、他人に向けられていくのです。

自己肯定感が低いと、自分をさらに見下したくないという心理から、他人の力を認めることもできません。人のことを羨ましく思ったり、妬んだりしてしまうばかりで素直になることができないのでしょう。

自分を認められないというだけで、溜まりに溜まった不満が、「いじめたい」という欲にすり替わっていってしまうのです。

ストレスが多い


人を痛めつけている人を客観的に見ると、どこか憂さ晴らししているようにも感じられることがありますよね。先にも触れましたが、何かしらの鬱憤を解消しきれずにストレスが溜まってしまうと、加虐心を強める理由になり、特徴とも言えます。

ストレスが多いのは、その分ストレスの解消の仕方がわかっていないということ。解消する暇もなく、どんどんストレスが積み重ねられていくと、考え方もネガティブになりがちです。

少しのストレスなら、自分自身だけで解消することもできるでしょう。しかし、あまりにもたくさんのストレスが溜まってしまうと、それを解消するために、人が苦しんでいる姿を見て発散しようとしてしまうケースもあるのです。

融通が効かない


加虐心が多い人の特徴として、融通が効かない性格も挙げられます。頑固と言えるほどに頑なな態度をとるので、臨機応変に対応していくことが苦手ということです。その分、自分が決めたことに対して、思うように動いてくれない人に対して反発心を持つようになってしまいます。

とにかく自分の思い通りに周りを動かしたい、という心理が加虐心に変わることもあるので、頑固な性格も、加虐心が強い人の特徴と言えますね。

正義感に溢れている


正義感に溢れていると聞けば、いいことのように思えますが、加虐心が強い人の場合、そんな正義感が極端に強いようです。この場合、自分は加虐心を持っているという自覚が薄く、正しいことをしているのだという考えしかないでしょう。

人の意見に聞く耳を持たないばかりか、自分の考えが絶対だと信じているので、相手を強く抑圧して黙らせようすることさえあります。悪気があるわけではないので、人を傷つけている自覚もないのかもしれません。

「やっぱり自分は正しかった」と思うために、相手に有無を言わせない手段をとる。そんな特徴を持つ人は、加虐心が浸透してしまっているのかもしれませんね。

加虐心を強く持つ人への対処法とは?

加虐心を持つ人にどんな言い分があっても、それを受ける側からすれば、ただただ迷惑でしかないですよね。特に、何も理由がわからないまま理不尽な扱いを受けるとなれば、腹立たしくなる人だっているでしょう。

それでは、加虐心を強く持つ人には、どのように対処していけばいいのでしょうか。対処の仕方を間違えてしまうと火に油を注ぐことになり、余計に加虐心を強めてしまうことも。上手に対処をしていくことが大切です。

ここでは、加虐心を強く持つ人への対処法を4例、ご紹介していきます。場面や状況に合わせて、適した対処法を実践していきましょう。

肯定してあげる


加虐心を強く持つ人は、自分を否定されることを好みません。「自分が間違っているかも」と思う時でさえ、それを人から指摘されるだけで強く反発します。そこで、肯定の意を示していく対処法がおすすめです。

ただし、その人を全肯定していくのは、加虐を許してしまうということ。「何をしても大丈夫」と思わせてしまうことにも繋がる場合があります。

なので、「あなたが全て正しい」という全肯定で服従するのではなく「あなたがとても頑張っていることは知っている」「言いたいことはよく分かる」などのように、認める肯定、理解する肯定の方が望ましいでしょう。

反応しない


加虐心を強く持った人が何をしてきても、何を言ってきても、反応しないというのも対処法の一つ。加虐心を持った人は、相手がどんな反応をするのか敏感に察知しようとします。相手の反応に満足すれば加虐心が弱まり、相手の反応が不服なら加虐心は強まるでしょう。

それならば、反応しないという対処をすると、加虐心を持った人はどうなると思いますか。実は、無反応の相手には「いじめたい」という欲のやり場がなくなり、空振りに終わってしまうことがほとんどなのです。期待する反応が得られないとなれば、そのうち興味を失っていくようになるでしょう。

何よりも、反応しなければ、自分が加虐を受けていると実感しなくなることもあります。自分の精神を守るために「関係ない」というそぶりをすることも大事なのです。

突き放す


加虐心を持った人は、相手のネガティブな反応を期待して加虐を繰り返します。だからこそ、突き放して返すのも、対処法としては有効です。突き放すという反応は、加虐心を持った人からすれば、一番不満な反応なのです。

相手にしないことにも繋がりますが、「いい加減にしてよ」「もう知らない」など、呆れた言葉で突き放してみると、加虐心を持った人は予想外の反応に狼狽えるでしょう。

全てを我慢して真に受けるのではなく、我慢の限界を迎える前に、突き放してみることも視野に入れてみてもいいのかもしれません。

『勝者だ』と思わせない


加虐心を持った人は、いつでも自分が優位な立場でいたいもの。相手をいじめて、自分が勝者であることを実感しようとしています。

だからこそ、加虐心がある人よりも「こちらの方が強い」と示すことはとても大切です。あなたは優位に立てないのだと実感させれば、加虐心を向けられることがなくなるでしょう。加虐心を向けられると臆してしまうものですが、恐れずに強気の姿勢を保ち、加虐心を持った人に「勝者だ」と思わせないようにしましょう。

ただ、逆にいじめてやろうという心持ちになってしまうのはよくありません。同じように加虐になってしまわないように、「私は屈しません」という態度で示すことが大事ですよ。

自分の中にある加虐心を抑える方法

誰かが加虐心を持っているのではなく、自分自身の中に加虐心が根付いている時、その加虐心を受け止めることはできるでしょうか。

加虐心で満足感を得る人がいる一方で、その加虐心をどうにかしたいと思い悩む人もいるもの。人を傷つけた後で我に帰り、「なんてことをしてしまったんだろう」と強い自己嫌悪に陥ってしまったことがある人もいるのではないでしょうか。

自分も相手も傷つかなくて済むように、自分の中にある加虐心を抑える方法を知っておいた方がいいと言えます。自分でも止めることが出来ない…となる前に、ここでご紹介していく方法を参考にしていきましょう。

自分の長所や短所を認めてあげる


自分の中に加虐心が潜んでいることに気付いた時、心を大きく埋め尽くしているのは、数々の「不満」であることでしょう。その不満は、自分で自分を否定していたり、本当の自分を受け入れられてなかったりと、原因は様々です。

人間ですから、何もかも完璧というわけにもいきません。長所も短所もあって当然です。それを踏まえた上で、自分の全てを受け入れて、認めてあげるようにしましょう。

過去に、人から否定されることが多かった人は、長所を認め憎いもの。躓くことを知らなかった人は、短所を認めにくいもの。ですが、それらを認めてあげることで、今よりもずっと素直な心持ちになるはず。その素直さが、自分の中にある「不満」を少しずつ打ち消し、加虐心を和らげていくことができるようになるでしょう。

適度にストレスを発散する


自分の中に溜め込んだストレスを他人にぶつけたいという願望は、まさに加虐心そのもの。ストレスは適度に発散して、自分の中に蓄積させない方がいいでしょう。何一つ発散しないでいると、不満に不満が上乗せされてしまい、ストレスは膨大なものになってしまいます。

そんなとき、誰かが苦しむ姿を見て「スカッとした」という感覚になってしまうと、加虐心を止めることが難しくなるでしょう。

なので、ストレスの発散方法を見つけることは、とても大切です。溜まっていくストレスは、運動や趣味など、ポジティブな方法で発散をしていくと、自分自身もスッキリとしますよ。誰かが傷つく必要もなく、自分の中にネガティブでダークな感情を残すこともないので、ストレスの発散は前向きな方法であるべきです。

感情的になりそうな時は深呼吸


加虐心が募っている時、冷静な感情を維持することも難しいですよね。暴走してしまいそうな感情が加虐心を強くさせて、結果的にそれが爆発してしまうのですから。しかし、そんな時こそ深呼吸をして、感情を落ち着けるようにしましょう。

少し冷静になるだけで、自分の中の加虐心はかなり落ち着くはず。意図的に「いじめたい」という欲を人に向けたとしても、感情的にならない分、自分の言動も暴走しないで済むのです。

イライラして「誰かをいじめたい」という感情が抑えられそうにない時には、加虐心という一種の欲望が爆発してしまわないように、ゆっくり深呼吸してみましょう。その感情を落ち着ける、他の解決策が必ず見えてくるはずですよ。

冷静になって考える


感情的になった瞬間を落ち着けるだけでなく、冷静さを保って物事を考えることも、加虐心を抑えるためには必要です。冷静になった瞬間、自分のことも周りのこともよく見えるでしょう。客観視できる場合もあり、理不尽な言動で人を痛めつけようとは考えないはずです。

自分がなぜイライラしているのか、何が気に入らないのか…。そういった点を冷静に見つめられるようになると、解決策も冷静に考えられるようになります。

感情ばかりが先走ってしまう時こそ、冷静さを心がけてみましょう。きっと、他人に対して加虐心を持つようなことも減っていくはずですよ。

加虐心と向き合うために自分自身を見つめ直そう

「加虐心がある」と聞くだけで、抵抗を持ったり、構えてしまうことは誰にでもあります。そして、加虐心を強く持つ人の多くは、自分の感情をコントロール出来ないので、周囲の人がどうにかしようとしてもなかなか止めることが出来ません。

そもそも、加虐とは、誰かが傷ついて誰かが満足感を得ていく仕組みですよね。そこには理不尽な攻撃が必ず入ってしまいます。だからこそ、上手に対処をしていくことが必要です。

加虐を受けた側の対処方法も大事ですが、加虐心を持つ人自身も、自分をしっかり見つめ直すことが必要ですよ。自分を受け入れるだけでも、鬱屈とした感情は素直になっていくでしょう。

そして冷静になれた時こそ、どんな風に接してどんな風に対処をしていけばいいのか、答えは見つかっていきます。「加虐心があるから」と一口に切り捨てず、まずは見つめ直していくことからはじめてみませんか?

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