そもそも「だらしない」ってどういう意味?
まずは、だらしないという言葉の意味や語源を詳しく解説していきましょう。
「だらしない」の意味
「だらしない」とは、きちんとしていない、整っていない、または節度やしまりがないことを意味する言葉です。他にも体力や気力がないことや、根性がないといった意味でも「だらしない」が使われます。
このように、「だらしない」にはいくつもの意味が込められているため、仮にあなたが「だらしない人ね」と言われたとしたら、どの意味で言われているかをよく考える必要があるでしょう。
出典:weblio国語辞典(デジタ大辞泉/小学館)『だらしない』
https://www.weblio.jp/content/%E3%81%A0%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84
「だらしない」の語源
「だらしない」は、同じ意味を持つ形容詞「しだらない」が形を変えたものと言われています。とは言っても、「しだらない」という言葉にあまり親しみがない人も多いかもしれません。
だらしないの語源となった「しだらない」は、人の行いや物事の状態などにしまりがないことを意味します。つまり、だらしないとほぼ同じ言葉と言えますね。
濁点で始まる言葉は悪い印象を与えるために「だらしない」になったという説もありますが、擬態語である「ダラダラ」と同じような意味合いを持つことから「だらしない」になったという説もあるようです。
出典:語源由来辞典『だらしない』
http://gogen-allguide.com/ta/darashinai.html
「だらしない」の対義語
だらしないの対義語は「厳格」とされています。厳格とは、正しくない物事を許さないさまや、失敗や不正などを許容しない様子を意味する言葉です。
規律を手加減なく守る厳格な人とは正反対に、規律を適当に逸脱してもいいと思っている人がだらしない人と言えます。
出典:weblio対義語反対語辞典『だらしない』
https://thesaurus.weblio.jp/antonym/content/%E3%81%A0%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84
出典:weblio辞書(実用日本語表現辞典)『厳格』
https://www.weblio.jp/content/%E5%8E%B3%E6%A0%BC
「だらしない」の類義語
「だらしない」の類義語を知ると、さらにどんな言葉かをイメージしやすくなるでしょう。
だらしないの類義語には、ふがいない・無計画・雑・散漫といった言葉があります。類義語を見てみると、適当な様子がうかがえますよね。
そのため、だらしない人は周囲から信頼が得られないことが多いです。また、だらしなさに拍車がかかると他人に迷惑をかけることもあるため、だらしない人に対して「関わりたくない」「見ててイライラする」といった印象を持つ人も少なくありません。
出典:weblio類語辞典『だらしない』
https://thesaurus.weblio.jp/content/%E3%81%A0%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84
だらしない人の性格・特徴《前編》
身だしなみが乱れている
身だしなみが乱れていると、周囲の人からだらしないと思われてしまいます。例えば、寝癖がついたまま出勤したり、服に汚れがついたまま何日も着ているといった場合は、だらしないと思われる上に不潔な印象を与えかねません。
仮に近くのコンビニに行く程度ならまだしも、人と長時間過ごす学校や職場に身だしなみが乱れている状態で行くと、「鏡を見てないのかな?」と不思議に思われることも。
せめて出かける前に、人から驚かれるような身だしなみになっていないか確認するべきでしょう。
部屋や机の上が汚い
人を家に招いた時、部屋や机の上が汚いとだらしないと思われがちです。前もって家に来ると分かっていれば片付けができるかもしれませんが、急な来客もありますよね。
そんな時は、家の様子からあなたの性格や普段の行動が知られてしまいます。いくら身だしなみを整えていても、部屋が散乱しほこりまみれになっていれば、だらしない印象になるでしょう。
これは学校や職場でも同様です。机が整理整頓されておらず、物の置き場がないといった状態では、周囲に好感を持ってもらうことは難しいでしょう。
借りたものを返さない
人から借りた物やお金を返さない人は、性格的にだらしないと思われるでしょう。これは相手からの信頼も失うため、今すぐに改善すべき特徴です。
たとえ、借りたものが相手にとって大したことがないものだとしても、こうした行動が一つ一つ積み重なれば「あの人に貸したら返ってこない」というイメージがつきます。また、相手に「自分は利用されているのかも」と思われかねない行動です。
反対に「これくらい返さなくていいだろう」と思っても、相手にとっては大切なものかもしれません。返さなくていいと言われない限りは、どんな些細なものでもすぐに返すようにしましょう。
約束を守ることができない
人との約束を平気で破る人は、相手にだらしない印象を与えます。
例えば、人と待ち合わせをした時、大抵の人は相手を待たせないようにと早めに行動しますよね。待ち合わせの時間から逆算して、自分がいつどう行動するべきか考える人が多いはずです。
一方だらしない人は、そうした行動ができません。中には「今起きたから仕方ないじゃん」と言いながら開き直り、平気で遅刻する人もいるでしょう。
約束というのは相手があってのことです。自分が約束を守らないことで、人に迷惑をかけてしまうという認識を持つ必要があります。
計画性がなくお金に困る
欲しいものを買う、行きたいところに行くといった行動は誰もがするでしょう。ただ、収入よりも支出が上回れば、当然好きなことはできなくなります。
こうした展開になることが多い人は、だらしない人です。お金の管理ができていないだけでなく、計画性がないためにだらしないと思われるでしょう。
中には、お金がなくなって食べるのに困り、人から借りるといった人もいます。そうした繰り返しによって人からの借金が増えたり、給料の前借が多くなるという人もいるため、収入と支出のバランスはよく考えるべきです。
だらしない人の性格・特徴《後編》
引き続き、だらしない人の性格や特徴をご覧ください。
好きな人や恋人がコロコロと変わる
よく「男にだらしない」「女にだらしない」と言われるように、異性関係の問題でだらしないと思われる人もいます。
中でも、好きな人や恋人がコロコロと変わる人はだらしないと思われがちです。恋人ができたと思ったらすぐに他の人に乗り換える、といった行動は、不誠実な印象を与えるでしょう。
一途で長く付き合うことが必ずしも良いというわけではありませんが、コロコロと相手を変えていれば「本当に好きなの?」と思われかねません。また、相手を傷つける行動でもあるため、改善した方が良いと言えます。
同じミスを何度も繰り返す
仕事でミスをした時や上司から何か教わった時、忘れてはいけないことをメモに残す人は多いのはないでしょうか。同じミスをすれば周囲の人に迷惑をかけるため、何かしら対策を取るはずです。
しかし、だらしない人の多くはメモを取ったり人に確認したりといったことを面倒に感じ、何の対策もしません。ですから、同じミスを繰り返すことも多いのです。
そうなれば、上司や同僚は「何度言ったら分かるの?」「この間と同じミスじゃん…」となり、だらしない人のフォローを何度もすることになるでしょう。
ミスをするたびに周りに迷惑をかけていては、相手の時間までも奪ってしまうことになります。失敗を重ねて経験を積むことも大事とはいえ、最低限メモを取ったり確認するといった行動は必要です。
物事を後回しにする
だらしない人は計画性がなく、物事をなんでも後回しにしがちです。「明日やればいいや」「あの人がなんとかしてくれるだろう」といった甘い考えを持っているため、後々やらなければいけないことが溜まってしまいます。
この後回しにする思考が、先述した部屋や机の汚さ、約束を守れないなどの問題行動に繋がっていることも多いです。周りが散らかっていても「今後まとめてやろう」と思ったり、「約束あるけどこっちを先にやりたい」と予定を後回しにすることによって、そうした問題が起こると言えます。
また仕事だと、「納期が守れない」「無駄に残業が多い」といった様子が見られることも。これでは人から仕事を任されたり頼られることもなくなってしまうので、自身の意識改革が必要です。
夜更かしをして寝不足になる
生活環境によって、人それぞれ行動する時間は異なりますよね。仮に朝早くから仕事であれば寝不足にならないようにと、前の日は早めに就寝するでしょう。
しかし、だらしない人は、そうした状況においても夜更かしをするため寝不足になりがちです。何事も後回しにする性格、計画性がない性格が、夜更かしという行動に表れています。
その寝不足のせいで、人との約束が守れないことも少なくありません。自分の好きなことを好きな時に好きなだけやるという幼さが残るのも、だらしない人に見られる特徴です。
面倒くさがり屋
だらしない人には、面倒くさがり屋な一面があります。「あとからすればいいや」と思ってしまうのも、面倒くさがり屋な性格が影響しているのです。
元々面倒くさがり屋な性格だとしたら、だらしない一面をピンポイントで治すのではなく、根本的な性格から見直す必要があります。これは、周りの人だけでなんとかしようとしても難しいものです。
このタイプの人は、面倒くさがりな性格をしているゆえ、人から指摘されてもすぐに改善することはできません。面倒くさがりでだらしない性格を改善するのには、本人の意識と努力が必須なので、地道に頑張っていく必要があるでしょう。
だらしない人になるのはどうして?
面倒事は後回し
先ほどもご覧いただいた通り、だらしない人には「面倒くさがり屋」「物事を後回しにする」という特徴があります。これらが元々の性格の人もいれば、自身の行動によってそうなる人もいるのです。
例えば、面倒に感じたことを「やりたくない」と思っていた時、周りの人から「私がやるよ」と言ってもらえたら、きっとラッキーと感じるはずです。
こうした経験を何度かしたことで、「面倒事は後回しにした方が良い」という教訓を得た人は、意識的にそうした行動を取るようになるでしょう。
つまり、物事を後回しにしたことで結果的に楽できた経験が、その人の成功体験となってしまったわけです。後回しにすることをメリットだと感じれば、すぐ行動に移すことをしなくなります。
育ってきた環境
部屋が散らかっていたりほこりが溜まっているところを見たら、大抵の人は「だらしないな」と思ってしまうでしょう。ただ、それがその人にとって当たり前で普通のことだとしたら、本人はだらしないという感覚は持っていないはずです。
例えば、育ってきた実家が常に散らかっている状態だったとしたら、それが当たり前に感じますよね。むしろ「少しごちゃごちゃしていた方が落ち着く」と安心感を抱くかもしれません。
このように、育ってきた環境によってだらしなくなる人もいます。そんな人は、人から指摘されるまでは気付けません。この場合、周りの人は教えてあげるつもりで指摘した方が良いかもしれませんね。
相手の立場になって考えられない
約束を守ってもらえなかったり、仕事のミスをカバーさせられたりしたら、誰だって少なからず迷惑に感じるものです。しかし、だらしない人はそうした相手の気持ちを考えることができないため、人に迷惑をかけているという自覚がないことも。
例えば待ち合わせの場所に自分が遅刻したとしても、「遅れちゃったな」くらいにしか感じないでしょう。そこで、相手がどうやって時間を潰していたか、どんな気持ちで待っていたかまで考えません。
だらしない人に迷惑をかけられた時、「仕方ない」「自分が我慢すれば良い」と思う人もいるはずです。しかし、中には迷惑をかけている認識がない人もいるため、ただ見過ごすのではなく忠告することも必要になります。
思いつきのまま行動する
だらしない人の特徴にも何度か出てきましたが、だらしない人はルーズな一面があります。借りたものを返さない、収支バランスが崩れてお金に困るなどの問題が起こるのは無計画だからです。
つまり、だらしない人は衝動的な行動が多く、いつまでに何をするといったような計画を立てることが苦手と言えます。人からお金を借りるにしても、「とりあえず借りられれば良い」という考えなので、返すまでの期間や相手の状況までは考えていません。
思いつきのままに行動するのはもともとの性格が原因である場合もありますが、単に欲をコントロールできないとも言えるため、計画性のある冷静な考え方を身につける必要があります。
楽観的だから危機感を持たない
人は少なからず「相手に迷惑をかけたらどうしよう」や「失敗したらどうしよう」など、場面に応じて危機感を抱きますよね。危機感があるからこそ、責任を持って行動することができます。
一方だらしない人は、「どうにかなる」と楽観的に考える傾向にあるため、危機感を持ちにくいです。そのため、前もって対処するのではなく、問題が生じたその時に対処することが多いでしょう。
このことから、だらしない人の多くは責任感を持っていないと言えます。仕事で納期を守れなかったり借りたものを返さないのも、危機意識が低く責任感がないからです。
だらしないことのデメリットとは
では、だらしないとどのようなデメリットが生じるのでしょうか。だらしないままでいることのデメリットを把握し、なぜ改善する必要があるのかを知りましょう。
周囲に不快な思いをさせてしまう
だらしないことの一番のデメリットと言っても過言ではないのが、周囲に不快な思いをさせてしまうということです。だらしないことで本人は楽に感じるでしょうが、それによって迷惑を被った相手は嫌な気持ちになります。
例えば貸したものが返ってこない時、相手は「返して欲しい」と一度は言うかもしれません。しかし、それでも返されない場合、返して欲しいと思っていても言う気が失せて、どんどん不満だけが溜まっていきます。
約束を守らない、同じミスを何度も繰り返すといったことも人に悪影響を与えるため、少なくとも人を巻き込むことに関してはだらしない面を改善した方が良いでしょう。
時間を上手に使えない
だらしない人は、なんでも後回しにする傾向にあります。特に面倒に感じることや嫌なことは、できるだけ避けたくなるでしょう。
ただ、後回しにした先のやらなければいけないタイミングで、いくつもの問題が生じたらどうでしょうか。時間が足りなく感じて「あの時やっておけば良かった」と後悔するはずです。
余裕がある時に時間を有効活用できなければ、結果的に要領が悪くなります。切羽詰まった状況でいくつもの問題を抱えることも起きやすくなるため「できる時にやる」という意識が必要です。
人からの信頼が得られない
だらしない性格や生活は、自分にとっては楽かもしれません。それらが周りを巻き込むことではないとすれば、改善する必要性も感じないでしょう。
ただ、自分のことにだけだらしないという都合が良いタイプの人はあまりいません。無計画だったり要領が悪いとすれば、人を巻き込む場面も少なからず出てきます。
そうなれば、人からの信頼を失うのも時間の問題です。一度くらいならまだしも、何度も繰り返されるとなれば、人から「関わりたくない」と思われてしまうことも。そして次第に、だらしない人の周りから人が離れていきます。
周りから誰もいなくなれば、自分が頼りたいと思った時に誰にも頼れませんよね。だらしないことは結果的に自分を追い詰めることだと思えば、「直そう」と思えるのではないでしょうか。
物を無くしたり壊したりして支出が増える
だらしない人は片付けられない、整理整頓が苦手という面があるため、物をすぐに無くしてしまう傾向にあります。例えば机の上に大切な物があっても、乱雑に物を積み重ねて行ってしまうので、いつしか見当たらなくなるでしょう。また、物を雑に扱うことですぐに壊してしまいます。
そうなれば、同じ物を長く使うことはできませんよね。いざ必要となった時に見当たらない、あるいは壊れている場合、新たに購入する必要があります。
そのため、必然的に支出が増えるでしょう。浪費癖が激しかったりお金を借りたりと、金銭面で問題を抱えることが多いだらしない人は、こうしたことでも支出を増やしているのです。
だらしない人を卒業する方法《前編》
どうしたらだらしない人を卒業できるのか、次はだらしない性格を改善する方法をご紹介します。
物事を後回しにしない
まずは、何においても物事を後回しにしないようにすることが大切です。「やらないと」と思った時、すぐに行動に移してください。
後回しにすると一時的に楽な気持ちになりますが、それはその時だけです。遅かれ早かれやらなければいけない時は必ず来るため、早めに片づける意識を持ちましょう。
すると、時間に余裕が出てきて、他のこともできるようになります。また仕事で納期が守れないなんてこともなくなり、周りからの信頼も得られるようになるので、思い立ったら即行動を心掛けてくださいね。
基本的なことを習慣化する
基本的なことを習慣化してしまうのも良い方法です。
例えば、部屋の掃除やお金の管理などですね。掃除の場合は、まとめて一気にやるより毎日少しずつやった方が短時間で済みます。
また、お金の管理も週1程度「あとどのくらい使えるか」を確認するだけで、支出をコントロールできるようになりますから、これらを習慣化してしまうのがおすすめです。
「朝起きたら掃除をする」「毎週日曜日に預金残高を確認する」でも構いませんので、そうした行動を当たり前にできるようにすると、後回しにしたり忘れることを防げますよ。
今日やることを書き出す
仕事の納期が遅れてしまったり、ミスを繰り返してしまうのは、無計画が原因であることがほとんどです。この場合は仕事ですから、だらしない行動によって周りに迷惑をかけることになります。
このように計画性がない人は、計画を立てることを意識してみましょう。今日やることを書き出し、計画的に行動するようにしてください。
これは生活面でだらしない人にもおすすめの方法です。「起きたら掃除、次は洗濯」といったように、自分がやることを書いてその通りに行動すれば、だらしない面は徐々に少なくなっていきますよ。
整理整頓を意識する
計画を立てることや、やることを書き出すことが面倒に感じる人もいるでしょう。これまでだらしない毎日を過ごしてきたとしたら、少しハードルが高く感じるかもしれませんね。
そうした人は、無理のない範囲で始めてみてはいかがでしょうか。中でも「整理整頓を意識する」であれば、掃除よりも簡単なはずです。
例えば「この本はこの棚に」「趣味で使うものはこっちの部屋に」といったように、ただ仕分けしてまとめるだけでも整理整頓できます。特に、職場のデスクは整理されていないと仕事に支障が出ることがあるため、毎日整理整頓するよう意識してみてくださいね。
だらしない人を卒業する方法《後編》
他にどんな方法でだらしない人を卒業することができるでしょうか。引き続き、改善する方法をご覧いただきます。
あえて人に見られる状況に身を置く
だらしない人の中には、身だしなみが乱れている人もいるでしょう。この場合は、人に見られているという状況を作ることで、少しずつ改善していきます。
そこで、休日などは部屋にこもりっぱなしになるのではなく、あえて外出するようにしてみてください。人とすれ違ったりお店の人と会話をすることで見られているという意識が生まれ、気が引き締まります。
そうした習慣がつくと、自然と普段から身だしなみに気を配れるようになるもの。誰とも会わない、話さないといった環境はだらしなさを加速させるのです。
やるべきことを目標にして一つずつクリアしていく
日々やることを書き出してリスト通りに行動できれば、だらしない人から卒業するのは早いでしょう。ただ、これまでだらしない生活を送ってきた人が、急にそうした行動を取るとストレスになることもあります。
もし、自分はそこまでできないと思うのであれば、やるべきことを絞って目標にし、一つずつクリアしていってください。
例えば「今日はキッチン周りを掃除する」といったように、一つの目標を掲げましょう。家の中全体を掃除するよりも部分的に掃除する方が楽に感じますから、だらしない人であってもやりやすく感じるはずです。
そしてその目標をクリアしたら翌日の目標を決めるといったように、自分に毎日課題を与えてみてください。クリアするごとに達成感を感じられれば、「次も頑張ってみよう」と前向きな気分になれるため、初めのうちはクリアしやすいものを設定すると良いです。
そうした経験を積み重ねていけば、習慣化するのも苦ではなくなるでしょう。
親しい人に協力してもらう
本気でだらしない人から卒業したいと思うなら、親しい人に協力してもらうのもおすすめです。あなたが信頼している人で構いませんので、「だらしない人から卒業したい」という思いを話し、だらしない面が出てしまった時に指摘してもらうようにしてください。
というのは、だらしない人は自ら「これがだらしない」「これは人に迷惑がかかる」と気付きにくいからです。人から指摘されて初めて「これってだらしないことなんだ」と知る人も少なくないため、ハッキリと言ってくれる人に相談してみましょう。
そして、実際に指摘してもらった時は素直に受け止めることが大切です。その人はあなたの思いをくみ取って協力してくれるわけですから、反抗したり否定せず、しっかりと聞き入れて改善しましょう。
厳格な人と行動を共にする
自分と真逆のタイプの人と行動を共にすることで、自然と厳格な行動や考えを吸収できる場合があります。もし周りに相談できる人がいないのであれば、この方法で改善してみるのも良いでしょう。
自分と正反対の人と一緒に行動するわけですから、もちろん初めはストレスに感じるはず。ただ、厳格な人と一緒にいると、自分のどこがだらしないのか気付くことができる上、指摘してもらえる可能性が高いです。
特に、相手が自分より立場的に上の人であれば、的確なアドバイスが貰えるでしょう。上司や先輩に厳格な人がいるなら、自分から距離を縮めて行動を共にしてみてください。
だらしない人への上手な対処法は?
だらしない人が身近にいる場合、どう対処するのが良いのでしょうか。その人と関わる頻度やその人への思いによって、上手な対処法を選択してくださいね。
期待しない
だらしない人との関わりが少ない、あるいは何度指摘しても改善されないという場合は、気持ちを切り替えましょう。特に、相手に期待してしまうと、思うような結果ではなかった場合にガッカリしたり裏切られたような気持ちになるため、だらしない人には期待しないのが一番と言えます。
「きっとこうしてくれるだろう」という期待があるからこそ、してもらえなかった時に強い怒りやショックを受けるのです。初めから期待しなければ、そう感じることも少なくなりますよ。
「困っている」とストレートに伝える
だらしない人のせいで困っている場合、ストレートに伝えることも大切です。「納期を守らないから先方からクレームが来て困っている」「いつも約束の時間に来ないから困っている」と伝え、あなたの気持ちを知ってもらいましょう。
困ると感じるのは、だらしない人によって迷惑をかけられているからですよね。相手にその行動を改善してもらわないことには、あなたの状況も変わりません。
そして、何も伝えずにいればあなたがどんどんと追い込まれてしまいます。あなたは悪くないのですから、今の状況を変えるためにも伝えた方が良いでしょう。
見本を見せる
自らがお手本となる行動を取り、だらしない人の見本になることもおすすめ。特にあなたがその人の上司や先輩なら、行動で示してみてください。
仮にあなたの隣の席にだらしない人がいるとして、あなたのデスク回りがきちっと整理整頓されていたらどうでしょうか。その人は「まずい…ちゃんと片付けないと」といったプレッシャーを感じるはずです。
言葉で言うよりも時間はかかるものの、見習うべき上司や先輩がしっかりとしていれば、相手はその影響を受けて改善することもありますよ。
一線を引く
仕事上関わらなければならないといった事情がないなら、だらしない人には一線を引きましょう。つまり、ある程度距離を取るという方法です。プライベートで会う約束をしなければ待ち合わせの時間に遅刻されることもないですし、信頼関係を築かなければ「お金貸して」などと言われずに済みます。
だらしない人は、親しくなればなるほど平気でだらしない面を見せるようになるもの。そうした関係にならないよう一線を引き、適度な距離を保ってください。
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