会話のない夫婦は離婚しやすいって本当?
この記事では、会話のない夫婦の実態に迫ります。その上で、なぜ会話のない夫婦になってしまうのかや、離婚を回避するための方法をご紹介しましょう。
会話がないからといって一概に「離婚する」とは限らないものですが、会話でコミュニケーションを密にとっている夫婦と比べたら、離婚の危険性は高いと言えます。
「夫婦の会話がない」「離婚だけは避けたい」といった人は必見です!今からできること、会話を増やす方法を把握し、離婚を回避しましょう。
会話のない夫婦の本心!離婚を考えたことはある?
子供が成人したら離婚したい
「夫婦の仲は冷め切ってるので、一言も会話をしないなんて日はよくありますよ。でもまだ子供が学生なので、成人したら離婚をしたいって思ってます。」(41歳/女性/医療事務)
夫婦間の仲は冷め切っているものの、子供がいるため離婚は思いとどまっているようですね。「一言も会話しない」という日もよくあるということですから、会話をしないことが当たり前になりつつあるのでしょう。
お互いに忙しいだけだから離婚はありえない!
「夫婦で会話をすることはほとんどないけど、それはただ単にお互い忙しいだけ。だから離婚はありえない。妻も同じように考えてると思うよ。」(38歳/男性/自営業)
このように、仲が悪くない夫婦でも会話をしない場合があります。お互いに仕事で忙しくしていて生活リズムも違うとしたら、会話がなくても不自然ではありませんよね。
夫婦で会話する時間が欲しいけど応じてもらえない
「私は旦那と会話する時間が欲しいって思ってる。でも夫はそういうのが面倒みたいで、そっけない態度ばかり。離婚はしたくないけど、もしかしたら旦那の方が離婚したいと思ってるかも。」(31歳/女性/美容師)
こちらの女性は、夫婦で会話をする時間を設けたいと考えているようですね。しかし夫に応じてもらえず、不満を抱えている状態です。
この夫婦のように、片方が会話をしたいと思っていて、もう片方にその気がないケースも少なくないでしょう。その場合は相手との気持ちに温度差も感じるため、虚しく感じて離婚を考えることもあるはずです。
会話をあまりしなくて良いから結婚した
「自分たち夫婦の場合は特別会話に執着心がないと言うか、無言で居ても気にならない楽な存在だったから結婚したってところがあるので、会話がないことはまったく問題にならないですよ。」(34歳/男性/インストラクター)
夫婦だからといって、必ずしも会話でコミュニケーションをとらなければならないというわけではありません。ですから、こうした夫婦がいてもおかしくありませんね。
こちらの夫婦のように、お互いに「無言が楽」といった同じ考え方であれば問題ないでしょう。これでどちらか一方が「夫婦の会話は大事!」と考えるならば、こうした関係性は成り立ちません。
離婚寸前?会話のない夫婦の心理≪妻の場合≫
諦めと期待の気持ちがある
会話のない夫婦になって、諦めと期待の気持ちを半々に持ち合わせているとしたら、離婚は本格的に考えていないかもしれませんね。
この場合は「もっと夫婦で会話したい」という期待を持ちながらも、「夫婦になってもう長いし…」といった諦めの気持ちもあるわけですから、すべてに不満を抱いているわけではないでしょう。
生活のために我慢している
「会話がないから離婚したい」と考えている女性も、もちろんいるでしょう。ただ、離婚したらさまざまな問題を抱える可能性がありますから、ギリギリのところで思いとどまっている人もいるはずです。
例えば、子供が複数人いる場合ですね。子供を育てるためには生活費が必要になりますから、「離婚したら一人で養えない」という不安を抱えます。そうした不安を抱える人は会話がなくても離婚せず、生活のために我慢しているのでしょう。
旦那がかまってくれないと感じている
女性にはお喋り好きな人が多く見られます。その日にあった出来事や思いを、「旦那に話したい」という女性は珍しくありません。しかし、実際には夫婦の会話がないわけですから、欲が満たされず不満を抱えています。
また、そうした状況に「旦那がかまってくれない」と寂しさを感じている女性もいるでしょう。そんな女性は積極的に会話の時間を持とう努力していることが多いですが、旦那側が「面倒」「忙しい」を理由に避けるパターンもよく見られます。
旦那のことを疑っている
実際に離婚をしようとまで思っていないとしても、旦那に不信感を抱いている女性もいます。
例えば、旦那が朝帰りを繰り返すようになったとすれば、女性は旦那の浮気を疑うでしょう。そうした不信感がある時は、なかなか自然と会話することができません。
中には、「離婚をするなら証拠を掴んでから」と、旦那の様子をうかがっている場合もあります。警戒心が強くなっていますから、旦那の方から話しかけても無視されてしまうこともあるでしょう。
離婚寸前?会話のない夫婦の心理≪旦那の場合≫
会話以外で愛情表現をしているつもり
会話をしなくても「他のことで愛情表現しているから大丈夫だろう」と思っている旦那もいるでしょう。
例えば、日頃から妻にプレゼントをしていたり、家事を分担して妻を気遣いながら愛情表現している男性ですね。そうした男性は、会話をしなくてもコミュニケーションをとれていると思っているはずです。
女性よりも口数が少ない傾向にある男性ですから、このように思うのも無理はありません。その愛情表現に女性が満足しているなら、特に離婚の心配をする必要はないでしょう。
何を話せばよいかわからない
毎日顔を合わせている夫婦ですから、「特別話すことがない」なんて夫婦がいてもおかしくはありません。そうしたケースの場合、男性は何を話せばよいかわからないでいることが多いです。
つまり、会話のネタがない状態ですね。この場合は会話をしたくないと思っているわけではないですから、これも離婚を考える段階にないと言えます。
余計なことを話してボロを出したくない
妻に何か隠し事をしている旦那であれば、「余計なことを話してボロを出したくない」と思っているでしょう。
例えば、男性が他の女性と浮気をしている場合です。会話の中でうっかり「あの店に行ったらさ…」と話したら、妻に「誰といつ行ったの?」と疑われる可能性がありますから、そうした危機を自分で招かないようにしていると言えます。
このような心理で会話をしない旦那には、不可解な行動が同時に見られますから、女性はよく観察する必要があります。
喧嘩になるから会話をしたくない
夫婦の会話といっても、すべてが楽しい話題だけではありませんよね。中には、ネガティブな話題や言い争いが始まる会話もありますから、そうした会話が日常的になっているとしたら会話はしたくないと思うでしょう。
ただ、この場合は同時に夫婦の仲が冷え切っていることが考えられますから、離婚の可能性も十分にあり得ます。離婚したくないと思うなら、自分たちの関係をどう改善していくか、前向きに考えなければいけません。
離婚寸前の会話なし夫婦になった原因
でも、なぜそうした夫婦になってしまったのでしょうか。次は、離婚寸前の会話なし夫婦になってしまった原因に迫ります。
生活リズムが合わなくなった
結婚してからずっと会話がないという夫婦は、そんなにいないでしょう。むしろ「前は夫婦でよく会話をしていた」という人達が多いはずです。
そうなってしまった原因は、生活リズムが変わったからではないでしょうか。転職したり子供が生まれたことによって夫婦の生活リズムが変わり、すれ違いが起きたことで会話がなくなったと考えられます。
以前まで会話でコミュニケーションをとっていたのに、どこかのタイミングで会話をしなくなったという夫婦は、お互いに不満を抱えやすいです。離婚を回避するためには、月に1度でも良いので会話をする機会を設ける必要があるでしょう。
お互いへの気遣いがなくなった
「会話をすれば喧嘩ばかり」という夫婦は、お互いへの気遣いがなくなったと言えます。思ったことをそのまま口にしてしまう、相手が気にしていることを指摘してしまうなど、気遣いがなくなるとトゲがある言葉を口にしてしまうことが多いです。
こうした夫婦が離婚を回避するには、それぞれが思いやりを持つことが大切です。いくら夫婦であっても相手が傷つくような言葉を使っていれば、どんどんと溝が深まり会話はなくなる一方です。一度初心に戻って、相手への気遣いを思い返してみてください。
不審に思う出来事があった
「電話してもいつも出ない」「仕事と言いながら私服で出かけて行った」など、相手の行動で不審に思う点があると信頼関係が崩れていきます。すると、相手への警戒心が高まりますから、自分の身を守るために「会話しない」という選択をする場合があるのです。
会話をせずにいれば、嘘をつかれていたり騙されていても鈍感でいられますから、傷つくことを回避できますよね。あるいは反対に「ボロを出さなくて済む」と、会話をしないことにメリットを見出す人もいます。
お互いに疑い合って警戒心が強まっている夫婦は、離婚も時間の問題かもしれません。それでも離婚したくないのであれば、相手と会話をしながら再び信頼関係を構築していく必要があります。
相手に期待しなくなった
相手に気持ちがある時は、「こうなってくれたら嬉しい」といった期待を持ちますよね。そうした期待を伝えるには会話する他ありませんから、相手に期待しているうちは必然的に会話が多くなります。
ただ、期待しなくなれば同時に会話も減るもの。「言っても伝わらないし」「どうせ聞いてもらえないし」と、期待よりも諦めの気持ちが大きくなることで会話が減る場合もあります。
長い時間夫婦でいれば諦めの気持ちは多少なりとも出てくるものですが、期待に応えてもらえなかったことによる諦めもあるものです。
離婚寸前の会話なし夫婦にならない方法
どうすれば、離婚寸前の会話なし夫婦にならずに済むのでしょうか。会話がないとしても、以下のようなことには注意してください。
同じ喧嘩を繰り返さない
特に「会話をすればいつも喧嘩」という夫婦は、同じ喧嘩を繰り返さないことです。同じ喧嘩を繰り返すということは、一度の会話で状況が何も変わっていないと言えますし、お互いに成長できていないと言えます。
これは、意味のない喧嘩をしている状態ですよね。その喧嘩から何かを得ているならまだしも、何もプラスになっていないわけですから、会話に良さを感じられないのは当然です。
また相手に「しつこい」「鬱陶しい」「口うるさい」といった悪いイメージを与えてしまいますから、喧嘩をするにしても成長すること。それは心がけるようにしてください。
自分に非がある場合は素直に謝る
同じ喧嘩を繰り返さないためにも、「会話したくないな」という気分にさせないためにも、自分に非がある場合は素直に謝りましょう。自分から謝ることで相手が素直になるケースもありますから、少しでも悪いところがあったと感じたら、「ごめん」「言い過ぎた」と反省する姿を見せてください。
そこで、意固地になって謝らないでいると、相手は「会話をしても聞き入れてもらえない」「言っても無駄だから」という気になりどんどんと会話が減っていきます。
夫婦生活が長くなると素直になることが難しくなるかもしれませんが、素直に伝えれば喧嘩になることも減るため、原点に戻って素直さを取り入れましょう。
共通の趣味を作る
夫婦であっても、共通点がないと会話が減っていきます。恋人関係だった時とは違い目的がなければデートに出掛ける機会もないでしょうから、夫婦共通の趣味を作ってみてください。
その趣味は相手に合わせても良いです。相手の趣味に興味を持ち、「自分もやってみたい」と伝え教えてもらいながらスタートさせましょう。すると、一緒にいる時の話題が増えるため会話しやすくなります。
もし「相手が会話をしてくれない」という場合は、相手に変わってもらうことを期待するのではなく、自分が相手に歩み寄るつもりで趣味を合わせてみてはいかがでしょうか。それがきっかけとなって会話が増えることもありますよ。
定期的に二人で出かける
離婚に繋がるような会話なし夫婦にならないようにするために、会話があるうちから定期的に二人で出かけるようにするのもアリ。例えば「毎月1日は一緒にショッピングをする日」といったように決めて、半ば強制的にコミュニケーションをとる機会を作っておくと良いです。
仮に仕事ですれ違いになりやすい夫婦だとしても、あらかじめ「1日は休みをとる」と決めておけば、会話なし夫婦なることはありません。
それが重荷にならないように、無理なくできる範囲で設定してみてください。その日ばかりは家族で過ごす時間にしてみましょう。
会話なし夫婦が離婚を回避する方法
会話がなくても離婚したくないと思うなら、これからご紹介する回避術を意識的に取り入れてみてください。
相手の目を見て挨拶するようにする
会話のない夫婦が、突然会話をし始めるのはやや不自然ですよね。話しかけられた相手も驚き、場合によっては警戒心を強めてしまう恐れがあります。
ですので、まずは相手の目を見て挨拶することから始めてみましょう。朝起きたら「おはよう」と、相手が帰宅した時は「おかえり」と、目を見ながら声を掛けてください。
そうした行動を取り入れて、会話のきっかけを掴みやすくします。毎日のように続けていれば、「話す」「声を掛ける」といったことが自然になり、徐々に長めの会話もできるようになっていきますよ。
会話以外でのコミュニケーションを試みる
旦那の心理もありましたが、行動や気遣いなどでコミュニケーションをとることもできます。ですから、上手く会話ができないうちは会話以外でのコミュニケーションを試みると良いですね。
例えば相手が喜ぶ物をプレゼントしたり、まだ帰宅していない相手に「お疲れ様」と置手紙を残すといったコミュニケーションを図りましょう。
こうして相手の優しさや気遣いに触れることで、再び「話したい」「関わりたい」といった思いが持てることもあるゆえ、試してみる価値はありますよ。
LINEやメールを使って会話をする
しばらく相手と会話をしていないとなると、話しかけるのにも勇気がいるものですよね。とはいえ、このまま会話をしないでいれば離婚を回避するのは難しいですから、顔を合わさずに済むLINEやメールで会話をしてみましょう。
これから会話を増やしていきたいと思うなら、「最近話してないけど元気?」とお互い離れている時にメッセージを送ってみてください。そうすることで、会話していないことをあなたが気にしていることが伝わりますし、相手を気にかけている様子も伝わります。
「面と向かって会話をするのが恥ずかしい、でも会話のきっかけが欲しい」という人は、物理的な距離を取りながら会話をしてみてくださいね。
共通の友人や親戚を招いてみる
夫婦だけの環境だと、なかなか会話をするきっかけを見出すことができません。しかし、そこに共通の友人や親戚がいるとしたら、話さずにはいられませんよね。
ですので、そうした状況をあえて作ってみるのも良い方法です。人を介した会話にはなるものの、「会話をする」「コミュニケーションをとる」といった意味では同じですから、今よりも距離を縮めることはできるでしょう。
離婚以外にも!夫婦の会話がないと起こる悪影響
そのリスクを知ることで「夫婦の会話を増やそう」と思えるかもしれません。最後に、夫婦の会話がないことで起こり得る離婚以外の問題点をご紹介します。
浮気のリスクが上がる
家に帰っても相手と会話がないわけですから、「つまらない」「居心地が悪い」と感じてしまうでしょう。そうなると、浮気のリスクが上がります。
もちろん、これは相手だけに言えることではありませんよね。もしかしたら、あなた自身が浮気に走ってしまうかもしれません。
そしてその浮気がバレたとしたら、今度は離婚を免れません。加えて相手に慰謝料を請求されたりと、会話がない状態で離婚するよりも泥沼化する可能性があります。
子供がのびのび育たない
両親のピリピリした雰囲気や、会話がなく静まりかえった様子は、子供に気を遣わせてしまいます。話したいことがあっても話しかけづらいオーラが漂っていたり、それぞれの機嫌をうかがいながら過ごすことが増えてしまうため、子供はのびのび育たないでしょう。
また、「親の背を見て子は育つ」と言われるように、両親から受ける影響は大きなもの。会話のない両親の様子を見て、「結婚って冷え切っているものなんだな」と捉えたり「人と会話をしなくても生きていけるんだな」と捉え、コミュニケーション能力が育たない場合もあります。
無理して仲良く会話をする必要はないとしても、そうしたネガティブな思いや価値観は与えるべきではないですよね。子供が気を遣わなくて済む環境は確保してあげましょう。
いざという時に頼れない
普段会話をしていない夫婦は、相手が今どこで何をしているか把握していない場合があります。そうなると、いざという時に頼れないなんて事態も起きかねません。
例えば、仕事が休みだと思っていた相手に「子供の迎えに行ってほしい」と頼んだ時、「今日は仕事だけど」と返ってくれば頼れませんよね。
普段から会話をしていればこうした事態は免れますが、会話がないと夫婦であっても頼ることができません。それが緊急を要することだとしたら、なおさら「会話しておけば良かった」と感じるはずです。
相手への気持ちがなくなりストレスになる
コミュニケーションをとることで、相手との関係性を確認したり、自分の気持ちを維持することができます。しかし、会話がなければそれらができなくなってしまいますから、次第に相手への気持ちが薄れていくでしょう。
相手への気持ちも関心もなくなれば、一緒にいること自体がストレスに感じます。そうなれば、家に帰ることや同じ空間で過ごすことが苦痛になるはずです。
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