夫婦喧嘩が子供に与える影響(1)
情緒が不安定になる
夫婦喧嘩を目の当たりにした子供は、大きなストレスを感じるようになります。ストレスが蓄積されることで情緒が不安定になるのは、注意しておきたい点です。急に泣き出したり、怒り出したり、安定した精神状態を保ちにくくなります。
落ち着いた気持ちを保つためには、安定した家庭環境にすることが欠かせません。両親が夫婦喧嘩ばかりして心が休まらない日々が続けば、その分だけ情緒が不安定な人へと成長してしまいます。
大人になっても情緒が落ち着かず、社会生活を営むのが困難になる可能性も。夫婦喧嘩は、子供の心に大きな影響を与えることを意識しましょう。
トイレの失敗が増える
両親が喧嘩ばかりだと、子供は大きな不安を抱えるようになります。「お父さんとお母さんがこのまま仲が悪いままだったらどうしよう」「喧嘩ばかりで自分のことを全然見てくれない」など、いろいろな心配事や不安を覚えるでしょう。
心配事や不安が重なると、睡眠の質が落ちます。きちんと眠れなくなり、知らない間におねしょをしてしまうことも。もうおねしょをする年齢ではないのに頻繁におねしょをするのなら、子供の心に大きな不安が積み重なっているのかもしれない…と思うようにしてください。
また、トイレの失敗を叱ると、さらに精神的に不安定になっておねしょしやすくなる可能性があります。
言動を真似するようになる
子供は、親の言っていることや仕草を真似して成長していきます。子供にとって、親が自分の将来の姿なのだと言えるでしょう。そのため、夫婦喧嘩をした時の言動も真似するようになります。
例えば夫婦喧嘩の時に「バカ」「ダメ人間」といったように相手を否定するような言葉を言い続けていると、子供はそれを真似する確率が高いです。「親が言っているのだから、自分も言って良い」と勘違いしてしまいます。
相手を否定する言葉を友達や先生に放ち、ひんしゅくを買ってしまうこともあるので、注意が必要です。子供に真似してもらいたくない言動は、たとえ夫婦喧嘩中でもやめましょう。
自分の言いたいことを言えなくなる
夫婦喧嘩が続くと、子供の存在が薄れて話を聞くのを忘れてしまいがちです。また、夫婦喧嘩のイライラによって子供に八つ当たりをして、つらい思いをさせてしまうことがあるでしょう。
機嫌の悪い親を見ると、「今は話しかけてはいけない」と子供は思うものです。「話しかけて迷惑をかけたら、自分も怒られる」と恐怖を感じることもあります。そして、子供はどんどん自分の言いたいことを言えなくなる可能性が高いです。
子供とのコミュニケーションが希薄になり、いつの間にか親子間に溝ができてしまうことも。子供が自由に言いたいことを言える環境を作ることが大切です。
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!