小学生の恋愛事情がスゴイ!カップルに対して親がやるべきこととは?

小学生の恋愛事情がスゴイ!カップルに対して親がやるべきこととは?

少し前までの小学生の恋愛といえば、好きな異性と両想いになることに意味がありました。しかし、イマドキ小学生の恋愛事情はそれにとどまらず、LINEのやりとりやデートをするのは当たり前なのだとか。そこで今回は、小学生同士の恋愛が増えている理由を解明します。


メイクもおしゃれも小学生から!じゃあ恋愛は?

一昔前とは違い、近頃の小学生はメイクやおしゃれにも興味津々で、大人っぽい女の子も増えてきました。しかし、大人っぽいと感じるのは見た目だけではありません!中には、一見大人と変わらないような恋愛を楽しんでいる小学生もいるのです。

これまでは、小学生がする恋愛といえば、好きな人の恋バナから始まり、「今日A君と目が合っちゃった!」くらいの可愛らしいものでした。

また、これまでなら、たとえ両想いだったとしても、周囲にバレるのが恥ずかしいので内緒で交際を開始していたのに対し、イマドキ小学生は周囲に公認されるのは当然のことのようですね。

今回は、そんなイマドキ小学生の恋愛事情と、親世代が小学生カップルの恋愛をどう見守ったら良いのかを解明しました!

学年別!小学生の恋愛事情

一口に小学生の恋愛事情といっても、幼稚園や保育園を卒園して間も無い1年生と、様々な知識が身についた6年生とでは全く異なることでしょう。ここでは、小学生の恋愛事情について低学年・中学年・高学年の3つに分けて詳しく解説します。

低学年


小学校低学年の恋愛はまだまだ幼稚園や保育園の延長線にあり、「好き=可愛い、カッコイイ」といった感じのようです。「◯◯君のことが好き」「僕も◯◯ちゃんが好き」というように、両想いになることで満足するのでしょう。

この頃の小学生の恋愛は、大人がする本気の恋愛とは訳が違うので「好きな子が2〜3人いる」という子供も少なくありません。

中学年


小学校中学年になると、男女の恋愛観に差が出始めることが多いようです。女子の方が精神的にも発達しているため、男子を異性として見始める子も多いことでしょう。しかし、女子に比べると男子は精神的に幼い場合が多いので、「付き合う」ということに対してあまり敏感ではありません。

そのため、たとえカップルになったとしても、恋愛に対する見方は男女で異なり、「思ってたのと違う…」と戸惑う女子もいるようです。

高学年


小学校高学年では思春期が訪れる子供が多く、心身ともに大きな変化を感じ始めます。身体の発達の仕方も男女で変わってくるため、これまでは友達と思って見ていたのに、異性として意識するようになることもあるでしょう。

また、Webサイトや雑誌から得られる恋愛の基礎知識や、学校で行われる性教育の授業など、興味を引かれる話題をたくさん見聞きするようになります。そのため、低学年・中学年の頃とは違って恋愛の展開スピードが一気に早まることでしょう。

小学生同士の恋愛が増えている理由

ある調査によると、小学5、6年生の10人に1人が交際経験を持っているのだそう。昔と比べると増加している印象がありますが、なぜ小学生同士の恋愛が増えているのでしょうか。ここでは、小学生同士の恋愛が増加した理由について詳しく解説します。

雑誌で恋愛特集が組まれている


おしゃれやメイクに敏感な女子小学生は、恋愛の情報を雑誌から得ることも多くあります。雑誌に登場している小学生モデルは大人顔負けのメイクやファッションを披露していることが多く、その子たちに憧れを抱く女子も多いのです。

そんなモデルたちがデート向けのコーデを紹介すれば、恋愛に対する憧れは強くなる一方でしょう。中には恋愛特集を組んだ雑誌もあり、女子小学生の「生の声」を見ることで、恋愛への興味がより一層高まるのです。

親が若く恋愛についてフランクに話せる


この場合の「若い」というのは、年齢が若いのではなく心が若いということです。「誰か好きな子はできた?」「彼氏(彼女)はいないの?」などと、子供の恋愛事情を友達のような感覚で聞き出そうとする親御さんも多いのではないでしょうか。

中には子供の前でも平気でイチャイチャする親御さんもいるので、それを見ている子供は恋愛に消極的になることは少ないのかもしれません。

また、近頃は上下関係のある親子が少なく、名前で親を呼ぶ子供もいるようです。親というよりは友達という感覚を持つ子供も多く、恋バナがしやすい環境にあるのも、小学生同士の恋愛が増えている原因の一つだと言えそうです。

インターネットやSNSで相手と知り合う


小学生同士の恋愛が増えている背景には、スマホを使う子供が増加したことも原因として挙げられるでしょう。同じ学校に魅力的な男子がいなくても、インターネットのサイトやSNSを通じて異性と知り合う小学生は、意外と多くいるようです。

メールやLINEを交換し、それらのやり取りから恋愛に発展することは珍しくありません。特にSNSの場合、写真を載せていれば好みの顔の異性と簡単に知り合うことができます。実際に会ってデートをしたわけでなくても、彼氏彼女に近い関係の相手がいるということ自体がステータスとなるのです。

小学生が恋愛することは当然という認識


今の大人たちが小学生だった頃は、好きな子がいても恥ずかしさがまさって、ちょっかいをかける程度だったでしょう。しかし、現代の小学生は好きな子を思いやる気持ちがあります。

そのため、恋愛に対して「恥ずかしい」という思いを持っている子は少なく、それどころか「小学生で恋愛をするのは当たり前のこと」という考えを持つ子も一定数いるようです。

心身の発達は一昔前と変わりなくても、恋愛に対するイメージだけは現代の小学生の方が大人びているようですね。

小学生同士の恋愛で「付き合う」の定義とは?

本来であれば、相手を1番に愛して思いやることなどが「付き合う」の定義として挙げられますよね。はたして、小学生同士の「付き合う」の定義とはどのようなものなのでしょうか。ここでは、小学生の恋愛における「付き合う」の定義を詳しく解説します。

両想いである


小学生同士の恋愛では、「両想いであること」が付き合うことの定義となっているようです。好きな人に告白をして向こうも自分のことが好きという状態、つまり相手と両想いになるということに意味があるのです。

高学年にもなると「付き合ったから何かをしよう」という考えになることも多いことでしょう。しかし、低学年や中学年では、カップルとして成立することで満足します。

そのため、デートをすることもなければ、「この先も一緒にいようね」などという約束や誓いをすることもほぼありません。

登下校を一緒にする


小学生同士が付き合う定義には、「登下校を一緒にする仲になること」も挙げられます。恋愛ドラマや映画などの影響から、カップルになったら一緒に登下校をするというイメージが定着しているのでしょう。

また、一昔前とは違って、現代の小学生は塾や習い事に通って忙しく過ごしています。中には平日の5日間全てを習い事などで埋めている子もいることでしょう。

そのため、一度家に帰ってから待ち合わせをするほどの時間をとることができず、放課後に一緒に下校するというスタイルを取っているのかもしれませんね。

学校内でデートする


上記でも触れましたが、放課後は塾や習い事で忙しく過ごしている小学生が多いため、デートをする時間を確保することができません。そのため、小学生同士のお付き合いでは、学校内をデート場所として活用するのが常識であるようです。

教室を移動するときに2人で目的地まで行くのも十分なデート時間となることでしょう。休み時間に学校内や校庭を手をつないで歩けば、まるでお出かけしているような気分にもなるのです。

中には、図書館の死角などを上手に使い、2人きりになれる場所でおしゃべりしている上級者もいるようです。

廊下や空き教室で待ち合わせる


廊下や空き教室で待ち合わせるのも、小学生同士のお付き合いによくある風景のようです。カップルになったことを誰もが知っている場合、休み時間に彼氏または彼女が教室前の廊下で待っていたりするのだそう。

交際していることを周りに公言していないカップルなら、誰にも見つからないように空き教室で待ち合わせをしてスリルを楽しんでいることでしょう。

「今日の中休みに◯◯教室で」などと朝下駄箱に手紙を入れておいたり、前日のうちにLINEでやりとりしたりして、上手に待ち合わせをする小学生が多いのです。

小学生同士の恋愛でカップルは何をするの?

スマホや雑誌など、近頃の小学生は恋愛に関するいろいろな情報を取り入れやすい環境にあります。そのため、「彼氏・彼女ができたらどんなことをするのか」に詳しい子供もいるのです。ここでは、小学生カップルがどんな恋愛を楽しんでいるのか詳しく解説します。

手紙のやりとりをする


お互いにスマホを持っていない場合は、手紙でのやりとりが主流になります。例えば、朝登校したら彼氏の上履きの中に手紙を入れておいたり、廊下ですれ違いざまに彼女に手紙を渡したりということもあるでしょう。

「何時間目の移動教室は一緒に行こう」「一緒に帰りたいから◯◯で待ってるね」など、約束事を取り付ける内容の手紙が多い傾向にあります。

また、相手のことをもっと知りたい、毎日やりとりをしてラブラブになりたいというカップルでは、手紙の他に交換ノートをしているケースもあるようです。

LINEの個人チャットでやりとり


中学年や高学年にもなるとスマホを持っている小学生が増加してくるため、LINEでやりとりをしているカップルが急増します。

LINEの内容は、中高生となんら変わりありません。朝起きたら「おはよう」、家に帰ってきてからもLINEを送り合い、夜寝る前に「おやすみ」と送り合うのは、小学生カップルでも当たり前のことなのです。

一昔前までは、待ち合わせをするにも家の固定電話にかけるのが当然でした。しかし、今ではLINEを使って簡単に約束を取り付けることができるのです。

放課後に公園でお話


小学生同士のカップルは、放課後に公園で会話を楽しむデートも定番です。とはいえ、下校時は道草をせず真っ直ぐに自宅に帰るよう学校側から指示があることがほとんどなので、一旦家に帰ってから公園で待ち合わせをするのでしょう。

低学年、中学年のカップルは2〜3組のカップルでグループデートを楽しむことがほとんどで、遊具で遊んだり鬼ごっこをしたりといった「遊び」がメインとなります。

一方、高学年のカップルは公園で2人きりで過ごすことも多いようですね。遊びがメインだったデートが、ベンチやブランコに座って会話を楽しむデートに変わり、大人っぽいデートを楽しむ傾向にあります。

おうちデート


恥ずかしさから親の目の届かないところでデートをする小学生が多い中、親公認で交際をしているカップルはおうちデートを楽しんでいることもあります。

ただし、もしものことがないように子供部屋で2人きりにさせたり、親のいない時間帯に家へ上がらせることはほとんどありません。

おうちデートの内容は、リビングで一緒におやつを食べて会話したり、宿題をし合ったりといったケースが定番のようですね。

手をつなぐ


小学生同士のカップルは、お小遣いをたくさんもらっているわけではないので、デートをする場所も限られます。そもそも、デートをする場所にこだわりを持っている小学生はほとんどおらず、付き合っている相手とどこまでやったか、というのが重要なのです。

とはいえ、小学生が恋バナをして盛り上がるのは、「頭を撫でられた」「手をつないだ」などといった内容で、ハグやそれ以上の行為など、相手と密着するような行為に対しては線引きをしているようです。

そのため、「手をつなぐ」という行為が交際する上での最高地点であり、憧れなのです。

ほっぺにチューは当たり前!?


幼稚園や保育園でも、好きな子のほっぺにチューをする子供はいますよね。これは深い意味を持っている訳ではなく、「好きな相手にはチューをする」という親御さんの真似事をしているだけでしょう。

そしてその延長線で、低学年の子供たちの間では「好きな相手のほっぺにチューをする」という文化があるのだとか。

これは中学年頃に一旦落ち着きますが、高学年の中には意味を理解して唇同士でキスをする子供もいるようです。

親仰天!おませな小学生の恋愛エピソード

「うちの子は恋愛に興味ないから大丈夫!」と思っている親御さんも多いことでしょう。しかし、ひょんなことがきっかけで自分の子供に交際相手がいることを知ることになるかも…?ここでは、親御さんが思わず仰天したおませな小学生の恋愛エピソードをご紹介します。

「結婚させてください!」


「小2の娘が男の子のお友達を連れて我が家に帰ってきたときのこと。部屋で遊ぶのかと思いきや、2人とも私がいるリビングでなんだかそわそわ。すると突然並んで正座をし、『娘さんと結婚させてください!』と男の子からご挨拶が!まさかの展開にさすがに顔が引きつりました」(33歳/女性/主婦)

本人たちは至って真剣なのでしょうけど、一体どこで覚えてくるのでしょうか。結婚することの意味や重みをまだ理解していないだろうとは思いますが、ないがしろにする訳にもいきませんよね。

風邪で休んだ日の放課後に彼女が来て…


「小学5年生の息子が熱を出して学校を休んだ日の夕方、仕事を休んで私も家で過ごしていると『彼女』と名乗る違うクラスの女の子が遊びに来ました。あとで息子にも確認したところ彼女で間違いないそうで、私が仕事で留守の間に何度か遊びに来ていたことも発覚。健全な付き合いをするようにしっかりと釘を刺しておきました」(38歳/女性/兼業主婦)

小学生のうちは女子の方が積極的であることがほとんどです。雰囲気に流されないよう、男子にはしっかりと釘を刺しておくのが賢明ですね。

まだ小学生なのにダイエットを始めた娘


「小3の娘が急に食事を残すようになり、訳を聞くと『彼氏がいるから』という返事。恋をして胸がいっぱいになりお腹が空かなくなっているのだろうと思いきや、彼氏のためにダイエットをしているとのこと。どうやらその彼氏に『デブ』と言われたことが原因のようですが、娘の体型は平均よりも細いのです。すぐに止めさせました」(35歳/女性/主婦)

好きな子には思ってもないことを言ってしまうのが小学生男子の心理ですよね。しかし、成長期にダイエットをするとたくさんの危険が伴うので、すぐに止めさせるようにしましょう。

うちの娘が彼氏をとっかえひっかえしている!


「我が家には小4の娘と小3の息子がいるのですが、息子からよく『姉ちゃん、今日はA君といたよー』という具合に、いつも違う男の子の名前を聞かされていました。そして、『いつも違う男の子と遊んでるの?』と何気なく娘に聞いてみたところ、『A君もB君も彼氏だよ』と驚きの返答が。曜日ごとに遊ぶ彼氏を分けているのだそうです…」(41歳/女性/主婦)

異性を好きになるということがどれほど深い感情か、まだ知らない年頃なのでしょう。親としては複雑ですが、学年が上がるにつれて自然と理解していくのではないでしょうか。

小6でディープキス!?


「娘に彼氏がいることは知っていて、もしものことが無いように彼のお母さんとも情報を共有していました。そして娘が彼氏の家で遊んでいたとき、部屋にいる2人におやつを持っていこうとした彼母がディープキスをしている場面を目撃!すぐにその場で厳しく注意したと連絡はありましたが、見ていないところではそこまでしていたのか…と不安になりました」(39歳/女性/兼業主婦)

小学校6年生といえば、性教育も受けて異性の身体に興味を持ち始める時期です。その行為をするのはまだ早いと分かっていても、興味の方が勝ってしまうのかもしれません。

小学生同士の恋愛はココに注意!

昔と今では小学生の恋愛の仕方が異なるのが事実です。それでは、子供の恋愛を見届けてあげるために、どのようなポイントに注意したら良いのでしょうか。ここでは、イマドキ小学生の恋愛をサポートする方法を詳しく解説します。

恋愛がらみでいじめの対象に


大人からしてみれば、小学生同士の恋愛は可愛らしく微笑ましいものです。しかし、当の本人たちはかなり大真面目に恋愛をしています。

そのため、「私も好きだったのに」などと揉め事が起きて友達グループから外される可能性もあるでしょう。中には「私の彼氏をとった!」と因縁をつけられて、学校中にその噂を流されることもありえます。

このように、小学生同士の恋愛は楽しいだけでなく、時にはいじめの対象になってしまうおそれもあるのです。

相手の親と情報を共有する


低学年、中学年ならほとんど問題はありませんが、注意しなければならないのが、思春期を迎える高学年同士の恋愛です。性教育も受けますし、異性と身体の造りに変化が出てきてお互いの身体に興味を持ち始めることでしょう。

そのため、「してはいけないこと」に対しての興味が勝り、過ちを犯してしまう可能性も否定できません。高学年同士で交際がスタートしたら相手の親と情報を共有し、おうちデートをするときは親がいる自宅で過ごすようにさせるのがおすすめです。

避妊について教えておく


上記で「してはいけないこと」への興味が勝るとご紹介しましたが、思春期を迎えた子供にとってそれは当然のことです。

親御さんの中には、「避妊のことは学校で習うはず」と思う人もいるかもしれません。しかし、その行為をするとどんな気持ちになるのか、肌に伝わる感触はどんなものなのか、学校の性教育ではそこまで教えてくれませんよね。

恥ずかしい思いもあるかもしれませんが、子供たちを守るために、家庭でも性について教えてあげましょう。

スマホを部屋に持ち込ませない


小学生の子供にスマホを持たせる親御さんも多いことでしょう。その際、注意しなければならないのが、スマホ依存になることと、子供が事件に巻き込まれることです。

家でも恋人と連絡を取り合いたいという気持ちはわかりますが、食事をしている時までスマホをいじっているのは異常です。また、出会い系サイトやアプリを使ってまで恋人候補と出会おうとする小学生も中にはいます。

子供に楽しく健全に恋愛をしてもらうためにも、「スマホをいじって良いのはリビングだけ」「宿題を終わらせてから」など、スマホを持つ上でのルールを決めましょう。

小学生の恋愛は口出しせずに見守ろう!

現代の小学生の恋愛は、一昔前と比べてかなり進んでいるようです。中にはギョッとするような恋愛をしている小学生もいますが、間違いだけは犯さないように、大人がサポートしてあげましょう。

また、「小学生から恋愛なんて!」と眉をひそめる親御さんもいると思います。しかし、特に思春期を迎える高学年なら、恋愛に興味を持つのは自然なことでしょう。大人へ成長するステップアップの一つなので、否定をするのではなく、子供たちが楽しく健全に恋愛することができるように見守ってあげましょう。

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