猫にまつわるスピリチュアルな意味【猫の行動①】

いつも自由気ままに過ごしているように見える猫ですが、顔を洗ったり急に姿が見えなくなったりなどと、不思議な行動をとることもあるはずです。いつもと違う行動をしていると、何か意味があるのではないかと気になるのではないでしょうか。
それでは、猫にまつわるスピリチュアルな意味を、猫の行動別に見ていきましょう。
猫が顔を洗っている
「猫が顔を洗っているのは、雨が降る前触れだ」というスピリチュアルな俗伝があります。また、猫のヒゲが下がっているのも、雨が降る前兆だという言い伝えのひとつです。
猫にとってヒゲは、周囲の様子を敏感に感じ取るレーダーのような役割を持っています。雨が降る前は湿度などが微妙に変化するため、ヒゲが下がってきたり、前足で顔を洗ってヒゲや毛並みのお手入れをしているのだと考えられるでしょう。
大昔は天気の予想を猫が顔を洗うかどうかで判断していたといい、実際に漁師や戦国時代の侍などは、猫を大切にしていたという話もあります。
猫がくしゃみをする
猫にまつわるスピリチュアルな意味のひとつに、「猫がくしゃみをすると幸運が訪れる」というものがあります。
生理現象として猫もくしゃみをすることがありますが、猫がくしゃみをする瞬間はなかなか見ることができません。そんな瞬間を見れるのはラッキーだと解釈できますよね。この先も何か幸運なことが訪れるという予兆かもしれません。
ただし、猫が何度もくしゃみを繰り返していたり鼻水が出ていたりなどの症状がある場合は、病気の可能性があるので病院に連れていってあげたほうが良いでしょう。
猫が家からいなくなる
「猫が家からいなくなるのは、猫の死期が迫っているため」というスピリチュアルな一説があります。
猫は好奇心が旺盛なため、家から脱走したりふらっと散歩に出かけたりすることもあるので、必ずしも死期が近いということではありません。しかし、飼っている猫の姿が見えなくなり帰ってこないと思ったら、人目に付かない場所で亡くなっていたというのはよくあるケースです。
猫は体調が悪くなると、静かな物陰に隠れて体力を回復させるという習性があるようですが、死期が迫っていることを悟り飼い主に悲しい思いをさせないように、人気の無い場所で生涯を終えるとも言われています。
大切な家族の死に目に会えないというのは寂しいものですが、それも猫なりの優しさなのかもしれないと考えると、心を打たれますよね。
猫が暖炉に背を向ける
スピリチュアルな言い伝えに「猫が暖炉に背を向けていると嵐が来る」というものがあります。
日本には暖炉がある家は少ないですが、冬にストーブやヒーターなどの暖房器具の前で、ゴロゴロと気持ち良さそうにくつろいでいる猫の姿は思い浮かびますよね。そんな暖かい場所が大好きな猫が、暖房器具に背を向けているというのは、ただならぬ雰囲気を察知しているのではないかと想像ができます。
嵐のような大きな災害や異常気象が起こる前に、動物が普段と違った行動を取っていたというのは実際にもある話です。暖炉に背を向ける猫は、身の危険を察知して警戒しているというのも、大いに考えられるでしょう。
猫が手足を隠して寝る
猫にまつわるスピリチュアルな俗伝で「猫が手足を隠して寝るのは、寒くなる予兆」というものがあります。
比較的寒さには強い犬に対して、猫は寒いのが苦手で雪の降るような寒い日には、ストーブの前やこたつの中で暖を取っている姿が思い浮かぶのではないでしょうか。
そんな猫が丸まって手足を隠した状態で寝ているのは、寒さを感知しているのだと考えられます。出かける前に猫が手足を隠して寝ている姿を見たら、「今日は冷えるのかもしれない」と判断できそうですね。