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江戸時代のセックス事情ってどんな感じ?現代との違いを解説!

江戸時代のセックス事情ってどんな感じ?現代との違いを解説!

セックス事情は時代によって変わります。現在では考えられないようなことが過去の時代では当たり前だったりするのです。時代劇や教科書などでおなじみの江戸時代では一体どんなセックス事情だったのか気になる人もいるでしょう。今回は江戸時代のセックス事情について解説します。


現代と江戸時代の恋愛・セックス観の違い

現代と江戸時代では恋愛観もセックス事情も大きく異なります。現代の当たり前と当時の当たり前を比べてみるのは非常に面白いです。

江戸時代の人になりきってオナニーするなど、性生活にも活用してみてもよいでしょう。それでは現代と江戸時代の恋愛観やセックス観の違いについて見ていきましょう。

上流階級の人は自由恋愛は禁止


江戸時代には身分がありました。士農工商という単語は江戸時代の身分をあらわすものとして歴史の授業などでもおなじみです。

武士という職業の中にも身分があり、大名の家の名前などで階級が定まっていました。武士の中でも名の知れた、いわゆる上流階級の人の自由恋愛は禁止だったそうです。

当時の武家の結婚は家柄で決められていました。有力な武家同士が結婚して将軍の脅威になっては大変ですよね。よって結婚には幕府の許可も必要とされていました。

現代に身分制度はありません。家柄などを大切にする人はいますが、あくまで個人的なアイデンティティによるものです。良い家柄に生まれたせいで自由に恋愛できないなんて、現代では考えられませんよね。

女性より男性の方が優位


江戸時代当時は、家を継ぐのは男性のみと考えられていました。よって恋愛でも男性優位の考え方が基本です。本妻との間に子供が生まれなかった場合は、夫の愛人の子供に家を継がせるなんてこともあったと言われています。

2024年現代は、恋愛においては男性も女性も平等です。女性から男性にアプローチすることも珍しくありません。

恋愛はときに深く傷つくこともありますが、とても楽しいものです。そんな恋愛を男女平等に楽しめないなんて、現代の考え方からすると非常に窮屈に感じますね。

短命のため初体験が早い


江戸時代の平均寿命は、30歳から40歳前後だったとされています。現代と比べると非常に短いです。よって初体験も現代と比べると早かったと言われています。

13歳から14歳で初体験を済ませた人も多かったとのことです。現代の女性の初体験の平均は約20歳。見比べてみると非常に早いことがわかります。

婚約・結婚後のセックスが多い


江戸時代はセックスの回数が多かったと言われています。質にこだわるよりもとにかく量をこなすことが重要とされていました。

現代と比べると娯楽も少ないので、時間があればセックスしていたかもしれませんね。セックスレスの夫婦なんてほとんど存在しなかったことでしょう。

とはいえただ挿入するだけで終わる単調なセックスしかしていなかったわけではありません。素股など現代でもおなじみのテクニックが生まれたのも江戸時代だったりします。

性に対しておおらかだった


現代は性におおらかな時代だと思っている人も多いでしょう。昔はもっと性に対して厳格で、気軽にセックスなんてしていなかったはずと思っている人もいるかもしれません。

しかし実は、江戸時代は現代よりも性におおらかだったとも言われています。ある程度お金のある身分の人であれば、結婚前にセックスを楽しむのは当たり前だったようです。

しかし自由にセックスを楽しめたのも結婚するまでの話。結婚後は、特に女性の不倫や浮気に対しては非情に厳しい刑が課せられていました。

現代だと不倫や浮気が発覚すると世間に対して謝罪しなければならない場合もあります。そのことを考えると、あくまで男性にとってはですが江戸時代の方が現代よりも性に対しておおらかだったと言えるかもしれませんね。

浮気や不倫は多かった


不倫に対しては重い罪が課せられていた江戸時代。浮気した妻を夫が殺しても不問に処すなど、不倫は非常に罪深いものでした。

にもかかわらず浮気や不倫は相当数行われていたようです。バレたら死ぬかもしれないという凄まじいスリルと背徳感が刺激的だったのでしょう。

江戸時代は自由恋愛などほとんどありませんでした。縁者や親が決めた、釣り合う家柄同士の男女を結婚させるのが当たり前だったのです。このような事情も浮気や不倫が多かった理由の一つかもしれませんね。

浮気や不倫で出会った男女はどうあがいても一緒にはなれないため、どうしても一緒になりたいと願い心中するカップルも少なくなかったと言われています。

処女であることにあまり価値がなかった


現代では結婚するまで処女であることに価値を見出す人もいます。自分以外の男性とセックスしていたなんて考えたくないという、特に独占欲の高い男性から聞こえてくる意見です。

しかし江戸時代では処女であることにこだわる人はほとんどいませんでした。処女よりも経験豊富な女性の方が価値があるという風潮があったようです。

結婚相手は絶対に処女がいいと思っている人には考えられない風潮かもしれませんね。女性や男性のどんなステータスに魅力を感じるのかは時代によって大きく異なります。興味がある人は、この機会に江戸以外の時代ではどんな価値観だったのかを調べてみてはいかがでしょうか。

避妊目的でのアナルセックス


江戸時代にも洗浄や紙を詰めるなどの避妊法は存在しました。しかしどれも避妊効果は期待できないものばかりです。何もしないよりマシ程度のものだったので、相当な数の予期せぬ妊娠が起こっていたことは想像に難しくありません。

予期せぬ妊娠を避けたいのは江戸時代でも同じこと。紙を詰めるなどの方法のほかに、アナルセックスで妊娠を防ごうとすることもあったようです。

現代のアナルセックスは、膣内に挿入するのとは違う快感を得たいから行うのが一般的。避妊のためにアナルセックスをするカップルはそう多くありません。同じ行為でも時代によって目的が違うのは面白いポイントですね。

男性同士のセックスが当たり前だった


男性が男性を愛する、いわゆる同性愛が認められるようになったのは最近のことだと思っている人も多いでしょう。しかし実は、江戸時代でも男性同士のセックスは頻繁に行われていました。

陰間茶屋という男娼が集う施設も存在したようです。ただし料金は非常に高額で、一部のお金持ちのみが利用できる施設でした。

日本では江戸時代以前から頻繁に行われていた男性同士のセックスですが、江戸時代中期ごろから徐々に廃れていきます。また藩によっては厳しく取り締まられていたなど地域によって男性同士のセックス事情は異なっていたようです。

《出典》
相模ゴム工業株式会社/あなたはセックスの経験がありますか?/https://www.sagami-gomu.co.jp/project/nipponnosex/experience_sex.html

江戸時代のセックスする定番の場所は?

現代では家やラブホテルでセックスするのが定番です。しかし江戸時代にはラブホテルなんて存在しません。では一体江戸時代の人はどこでセックスしていたのでしょうか。ここからは江戸時代のセックスする定番の場所について見ていきます。

セックスは基本的に野外


江戸時代は現代のようにプライバシーという考え方がほとんど存在していませんでした。村の中ではその日の夕食の献立まで筒抜けだったなんてこともあったようです。現代ほど防音設備も整っていないので、長屋での共同生活では会話や生活音はすべて聞こえていたことでしょう。

プライバシーという概念がほとんどありませんでしたが、セックスしている姿を見られるのは恥ずかしいものです。家の中でするとバレるので、人目がない野外でするのが一般的でした。畑や庭の物陰などは絶好のセックススポットだったようです。

現代で野外でセックスすると公然わいせつとなり捕まってしまいます。もし江戸時代にタイムスリップしたら見える範囲で当たり前のようにセックスしている光景に驚くかもしれませんね。

夜に物影でセックス


現代のように街灯などほとんどなかった江戸時代。夜は現代では想像できないほど暗かったとのことです。そんな夜に人気のセックススポットだったのが河川敷。

夜の河川敷はほとんど人が来ません。よって誰にも邪魔されることなくセックスを楽しめます。江戸時代の夜の河川敷は、現代のラブホテルのように愛するカップルの定番スポットだったことでしょう。

出会い茶屋という施設もあった


プライバシーという概念がなく、多くの人が平気で野外でセックスしていた江戸時代。しかし当時も室内でセックスするための施設は存在していました。

現代のラブホテルに該当するのが「出会い茶屋」という施設です。しかし気軽に行けるような施設ではなかったようで、利用していたのはある程度お金のある人たちが中心でした。

また出会い茶屋は健全なカップルよりも不倫カップルが主に利用していたようです。当時の女性にとって不倫や浮気は命に関わる大事件。絶対に許されないからこそ、燃え上がる関係もあったかもしれませんね。

水上でのセックスも頻繁に行われていた


いろんな場所でセックスしていた江戸時代の人々。野外でのセックスが当たり前など現代では考えられない価値観が存在していました。

なんと江戸時代には水上でのセックスも頻繁に行われていたようです。舟饅頭という船の上で性的なサービスを行う私娼も人気がありました。

しかし舟饅頭は、立ちんぼと同じく娼婦の中でも低級だったそうです。現代の屋形船のような豪華な船ではなく、苫屋根を付けただけのシンプルな船でした。

この舟饅頭と呼ばれる私娼は、食事など日常の行いのほとんどを水上で済ませていたようです。水上で生活していると言っても過言ではないでしょう。現代の日本ではほとんど見られないスタイルですね。

江戸時代の風俗ってどんな感じ?

デリヘルやソープランドなど現代にはさまざまな風俗が存在します。では一体江戸時代にはどんな風俗が存在したのでしょうか。ここからは江戸時代の風俗はどんな感じだったのかについて見ていきます。

幕府公認の遊郭があった


遊郭とは遊女を集めた場所のことです。遊女とは現代でいう売春婦のことで、男性に性的なサービスを行って報酬を得ていました。

そんな遊郭には幕府が公認したものもあります。かの有名な「吉原」は、幕府が公認した遊郭の1つです。遊郭は性的なサービスを楽しむ以外にもさまざまな目的で人が集まっていました。

身分を問わずさまざまな人が集う場所だったので、社交場としても機能していたようです。明るい部分もある一方、遊女たちは非常に過酷な環境に晒されていたことも知られています。当時のセックス事情はもちろん、世情を知るにも吉原は非常に興味深い場所なのです。

局見世という庶民向け風俗も


局見世とは女郎屋のことです。女郎屋とは游女に客を取らせることで商売している施設のことで、現在の風俗店のような施設になります。局見世は女郎屋の中でも最低ランクのものでした。

游女を呼んで遊興する際の代金「揚代」は、上級の女郎屋より非常に低く設定されていたようです。低価格で楽しめることからお金がない庶民でも楽しむことができました。

リーズナブルな風俗店もあれば高級な風俗店があるのは現代も同じですよね。江戸時代の風俗にもランクがあったのは面白いポイントです。

安価で身売りする立ちんぼ


立ちんぼとは街頭などで売春相手を探す行為のことです。お店などを介さず直接売春を行うのが特徴となります。

そんな立ちんぼは江戸時代にも存在しました。当時は夜鷹と呼ばれており、非常に安価な価格で売春行為を行っていたとのことです。

ただし夜鷹の置かれた環境は過酷そのもの。質の悪い男性客に引っかかってしまい料金を払わずに逃げられたり、暴力を振るわれることも少なくなかったようです。

和紙や洗浄で避妊する


現代にはいくつかの避妊方法があります。その代表的なものがコンドームの着用と経口避妊薬の服用です。ただしコンドームが日本で使用され始めたのは近代になってから。

効果的な経口避妊薬も存在しない江戸時代では一体どんな方法で避妊していたのか気になるところでしょう。江戸時代の主な避妊方法は詰め紙と洗浄でした。

詰め紙とは膣の奥に小さく丸めた和紙を詰め込む避妊方法です。何もしないよりマシかもしれませんが、十分な避妊方法とは言えませんよね。

洗浄は行為の後に尿を出し、お湯で膣内の精液を洗い流す避妊方法です。こちらも効果的な避妊方法ではありません。現代では到底考えられないような方法で避妊されていたのに驚かされますね。

江戸時代のアダルトグッズ事情

アダルトビデオやオナホールなど現代にはたくさんのアダルトグッズが存在します。魅力的な数々のアダルトグッズは、セックスやオナニーをより楽しいものにしてくれますよね。

現代では当たり前のように入手できるアダルトグッズ。江戸時代にも性生活を彩るアダルトグッズは存在したのか気になるところでしょう。ここからは江戸時代のアダルトグッズ事情について見ていきます。

春画でセックスを学ぶ


春画とは昔の性風俗画像のことです。異性間の性行為を描写したものだけではなく、同性間の性行為を描写した春画も存在します。

そんな春画は大人が楽しむだけではなく、子供でも気軽に楽しんでいたようです。現代でAVやエロ本を子供が閲覧することは禁止されていますので驚きですよね。

娯楽としてだけではなく性教育にも用いられていました。嫁入り道具として娘に春画を持たせる家も存在したようです。春画の扱いを見るだけでも江戸時代と現代のセックス感には大きな違いがあることがわかりますよね。

春画にはお守りの役目も?


娯楽として楽しむ、性教育の教材として利用する以外にも春画は利用されていました。中でも特に面白いのが、お守りとして利用されていたという点です。

鎧の下に厄除けのお守りとして忍ばせている武士もいました。このように武士がお守りとして使った春画は「勝絵」と呼ばれていたようです。武士だけではなく商人も火事を避けるお守りとして春画を蔵に置いていました。

江戸時代に身分を問わず大人気となった春画ですが、写真技術が発達したことにより廃れていきます。春画は海外にも流出しており、一部の美術家からは優れた芸術品として高く評価されていました。現代では芸術品としての価値が見出されており、春画展などが開かれることもあります。

アダルトグッズは四ツ目屋で買う


現代では実店舗はもちろんネット通販でも手軽にアダルトグッズを買うことができます。実は江戸時代にも、四ツ目屋と呼ばれるアダルトグッズを取り扱うお店が存在しました。

しかし電動式バイブなどは江戸時代には存在しません。当時は肥後ずいきや牛角といったディルドの代わりとなるアイテムや媚薬などが販売されていたそうです。

ちなみに肥後ずいきとはハスイモの茎を干した食品のこと。硬く女性の膣に刺激を与えるのにちょうどよい形をしていたのでアダルトグッズとしても用いられていました。

食品をアダルトグッズとして使うアイディアは江戸時代からあったのです。現代でキュウリやバナナをオナニーに用いるのと同じ感覚だと考えると親近感が沸きますよね。

吾妻形=オナホ


江戸時代にも肥後ずいきや牛角など女性用のアダルトグッズが存在が存在していました。では男性用はどうだったのかというと、なんと江戸時代にもオナホが存在したのです。

当時のオナホは吾妻形と呼ばれており、真桑瓜の端を切って種を取り出したものなどが使われていました。気持ちよくなるためにいろんな工夫をしていたのは、現代でも江戸時代でも変わらないようです。

ディルドは高級品だった


現代ではディルドは比較的安価に購入できます。安い物だと数百円程度で購入できるので、いろんな種類のディルドを所有しているという人もいるでしょう。

しかし江戸時代のディルド、張型は庶民が気軽に買えるものではありませんでした。現代と違い量産体制が整っていないので、一品一品が貴重だったのでしょう。

また当時も手で使うだけではなく、布団に結び付けて使ったりもしたようです。お湯に浸した手ぬぐいを使って人肌に近い温度まで温めるなどさまざまな工夫を施して気持ちよくなろうと努力していました。

快楽を求めて努力する様子は現代と通ずるものがありますよね。

気持ちよさが倍増する「りんの玉」


りんの玉とはセックスのときに快感を高めるために利用する女性向けのアダルトグッズです。小さな円形の物体で、玉の中には鈴などが入っており、揺れると音がするものもあります。

ペニスを挿入する前に女性器に挿入することで、振動で強い快感が得られるのが特徴です。現代ではベンワボールなどと呼ばれることがあります。

ディルドやバイブと比べると比較的マイナーなアダルトグッズです。中には見たことも聞いたこともないという人もいるかもしれません。

男性器に装着する「なまこの輪」


なまこの輪とはペニスに装着するアダルトグッズです。カリの部分に装着して女性器に与える刺激を強めます。

なまこの輪という名称ですが、原料になまこを使用していたわけではありません。なまこのようにイボイボがたくさん付いており、その刺激で女性器を刺激します。

数珠のように玉を連ねたものも存在し、そちらはりんの輪と呼ばれていました。現代でもなまこの輪やりんの輪のようにカリに装着するタイプのペニスリングが存在します。

江戸時代にもローションが存在した!


風俗でのマットプレイなどでローションを使ったことがある人も多いでしょう。ヌルヌルとした独特の感触が気持ちいいので、好きな人はオナニーでも愛用していたりします。

ローションは比較的最近に登場したアダルトグッズかと思いきや、実は江戸時代にも存在していたのです。江戸時代ではローションは通和散と呼ばれており、アナルセックスをする際や処女と初めてセックスする際などに用いられていました。

通和散はトロロアオイという植物から作られていました。またトロロアオイの代わりに海藻や鶏卵の白身を使って作られたものも存在したようです。

江戸時代に生まれたセックスに関する言葉

精液のことをザーメンとあらわすなど現代にはたくさんのセックスに関する言葉があります。江戸時代にもセックスに関する言葉はたくさんありました。江戸時代当時にはどんなセックスに関する表現があったのか、気になる人はこちらをチェックしてみてください。

48手


48手とはセックスの体位の種類をあらわす言葉です。現代でもセックスの話題などでよく使われる言葉でもあります。

そんな48手という言葉ですが、実は江戸時代に誕生したとされているのです。言葉の由来は春画だと言われています。

具体的な数字が入っている言葉ですが、セックスの体位の数は48ですべてではありません。裏48手を合わせて96手と言われることもあれば、100手以上あるとも言われています。時代によってセックスの体位の数が変わるのも面白いポイントです。

乳繰るなど遠まわしな表現


男女の交際や性交をあらわす表現に 「乳繰る」や「まぐわう」などの言葉を使うことがあります。いやらしさを軽減させたいときなどに使用される遠回しな表現です。

これらの遠回しな表現も誕生したのは江戸時代と言われています。日常会話などで使われていたのを想像すると当時の人々の気持ちを体験できるかもしれませんね。

ちなみに乳繰るの「乳」は当て字です。本来はちぇちぇくると表現されていたものが変化したものと言われています。表現の一つ一つに歴史があるので、気になる人は好きな言葉の由来を調べてみてはいかがでしょうか。

処女はあらばちと呼ばれていた


性交未経験の女性のことを処女と言います。江戸時代では処女をあらばちと表現することもあったようです。

処女を喪失することは、あらばちを割ると表現します。女性そのものをあらわすほかに、女性器のみを指して使われることもあったようです。

ちなみにあらばちという表現は、現代でも四国地方の古い方言として残っています。

素股も江戸時代から使われている言葉


素股という言葉を聞いたことがない人はいないでしょう。太ももの間にペニスを挟んで刺激する、風俗などでおなじみのプレイです。

江戸時代にも素股プレイは行われていました。現代ではローションを使って滑りを良くするのが一般的ですが、当時は唾液をたっぷりと垂らして行うのが一般的だったようです。

江戸時代に誕生して現代でも使われている言葉はたくさんあります。しかし素股ほどすぐに意味が通じる言葉は珍しいです。何より昔の人もいろんなテクニックでセックスを楽しんでいたというのが面白いポイントですよね。

江戸時代で最高とされる女性器&男性器

性器の形は人それぞれ異なります。中にはセックスに適した最高の性器の持ち主もいるでしょう。「ミミズ千匹」などは現代でも名器を指す表現としてよく使われますよね。

江戸時代にも特徴的な性器を指す表現はたくさんありました。当時の人になりきってこれらの表現を使ってみるのも面白いかもしれませんね。

女性:高


江戸時代でもうわつきは名器とされていたようです。うわつきとは、仰向けになったとき女性器がお腹の方にある状態のこと。

挿入した際にペニスの根元がクリトリスと接触することで男女ともに強い快感を得られるのが特徴です。うわつきに対してしたつきは、女性器がお尻の方にある状態になります。

人によって位置が異なるのは当たり前。よってどちらが良い、悪いというものではありません。また年齢によって位置が変化することもあり、若いころはうわつきだったけど年齢を重ねることでしたつきになる人もいるようです。

女性:まん


まんとは現代でいう「モリマン」のこと。恥丘の部分がふっくらと膨らんでいる状態のことで、土手高と言われることもあります。

モリマンは視覚的にエロいのが特徴です。視覚的な刺激が強いことから好きな人にはとことん好かれます。ピストンした際にちょうど良いクッションとなることから現代でも名器として扱われることも多いです。

男性:雁


雁は「カリ」と読みます。雁とはペニスの竿と亀頭の境目にある段差の部分のことです。この部分の段差が大きいほど名器とされており、カリ高などと呼ばれています。

カリが高いペニスは女性の膣を効果的に刺激することが可能です。オーガズムに達する可能性が高まるので性的満足度が高まるでしょう。カリの高いペニスが好みという女性も多いです。

女性を性的に満足させられれば男性としての自信に繋がります。自分に自信を持ちたいためにカリを大きくしようとする男性もいるなど、カリの高いペニスは現代でも名器として高評価です。

男性:黒


黒とは色黒のペニスのことです。江戸時代では色黒のペニスの人気が非常に高かったとのこと。黒くてたくましいペニスを持っている人は、江戸時代ならモテモテだったかもしれませんね。

黒いペニスは視覚的にインパクトはありますが、挿入した際に特別な感覚が味わえるものではありません。とはいえ、こんな凄いペニスが中に入ってくるのかと思うと精神的に興奮するもの。

触覚ではなく視覚でインパクトを与えるタイプの名器となります。現代でも黒くてたくましいペニスを名器と評されることは多いです。

現代ではありえない!江戸時代のセックスの常識

江戸時代のセックスの常識の中には現代では到底考えられないものもいくつかありました。これから江戸時代のセックスの常識について見ていきますので、現代との違いを見比べてみてください。

女性の浮気や不倫は死罪


江戸時代は現代と比べるとセックスに対して非常におおらかでした。しかし浮気や不倫となれば話は変わります。江戸時代では女性の浮気や不倫は死罪とされていました。

不倫をした妻を夫が殺しても無罪だったのです。妻の不倫相手の男性にも死罪が適用されました。また江戸時代当時、妻の不倫は夫にとって非常に世間体が悪いものだったようです。

よってお金で解決しようとする人も少なくありませんでした。現代で不倫や浮気で慰謝料を請求できることがあるのは江戸時代の文化が影響しているのかもしれませんね。

女性をレイプしても罪にならない


江戸時代は非常に女性に厳しい時代でした。なんとレイプされても加害者が罪に問われることはあまり多くなかったとのことなのです。

レイプ被害を訴えることは可能でした。しかし当時はレイプ自体を大した問題と考えられていなかったようです。よって犯人を捜してくれなかったり、捕まえたとしても軽い刑で済まされることがほとんどでした。

現代ではレイプは重大な犯罪。到底許されることではありません。現代と江戸時代の価値観が大きく違うことを象徴するような話ですよね。

産後75日はセックス禁止


出産が女性の体に与えるダメージは非常に大きいです。医療が発達した現代でも体の回復に時間を要する可能性があります。

当然ですが江戸時代は現代ほど医療が発達していません。現代と比べると原始的な出産だったことは想像に難しくないでしょう。出産した女性のダメージが回復するにも現代以上に時間がかかったはずです。

負担を極力軽減するためか、江戸時代には産後75日はセックスを禁止するならわしがありました。

性欲が強い夫婦にとってはかなり辛い期間なことは想像に難しくありませんよね。75日の禁欲後のセックスはさぞ盛り上がったことでしょう。

夜這いが横行していた


夜這いとは男性が女性の部屋にこっそりと忍び込んでセックスすることです。突然知らない男性が入ってきてセックスさせてくれと言ってくるなんて、現代では考えられませんよね。

しかし江戸時代では夜這いが頻繁に行われていました。むしろ一般的な求愛方法だったようで、男性が好みのタイプだと夜這いされた女性は喜んだそうです。

夜這いに来た男性が気に入らなければ断ることもできました。また夜這いが成功するイコール結婚という訳でもなかったようです。

江戸時代のセックス事情は刺激的です!

江戸時代では夜這いなど現代では考えられないようなことが平然と行われていました。当時は娯楽が少なかったのでデートといえばセックスというのも衝撃的ですよね。

また48手や素股など、江戸時代に生まれた言葉が現代でも使われていることに驚いた人も多いのではないでしょうか。どんな性器が異性に好まれたのかなども注目したいポイントです。

不倫は死罪、産後75日はセックス禁止など現代ではあり得ない常識もたくさんありました。自分たちの祖先がどんなセックスをしていたのかを知れば、次のセックスがより感慨深いものになるかもしれませんね。

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Photo:All images by iStock

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