人生経験豊富な人の特徴って？浅い人との違い・経験値をあげる方法

「〇〇さんって人生経験豊富だよね。」よくこんな表現をしますが、人生経験が豊富とは一体…。人生という壮大なテーマの経験が豊富と言われても、具体的にどのような経験の事を指すのかイマイチ分かりにくいですよね。

人生経験とは何かというテーマは一言で説明できる程シンプルではありません。生きる為には色々な人と出会います。友人や恋人など色々な関係性へと発展する事もあれば、喧嘩したり離れ離れになったりと色々な別れもあります。

経験値としてはかなりのボリュームとなりますが、仕事の経験や、人生で苦労した経験など様々です。しかし、共通して言える事は、これらの経験を普通の人が体験して得た経験値よりも、明らかに豊富な経験値を積んでいる人の事を指します。

人生経験が多いとモテるって本当？

人生経験が豊富な人はモテるという話をよく聞きますが、実際のところ本当にモテるんでしょうか？そして、もしモテるのであれば何故モテるのでしょうか。

お答えしましょう。人生経験が豊富な人はハッキリ言って『モテます!』。

人生経験が豊富な人は男性であれば女性から見た時に、頼りがいがあり頼もしい存在となり、女性であれば男性から見た時に、ミステリアスな女性であり妖艶な魅力を感じてしまいます。

人生の経験値は誰でも上げることができる

人生経験が豊富ならモテるという事であれば、『じゃあ人生経験豊富になりたい!』そう思う人もいるでしょう。

人生経験が豊富な人になりたいと願うのなら、率直に言うと人生での経験値を意図的に積む事でレベルアップすれば、人生経験は豊富になります。

ただし、冒頭でお伝えしたように人生の経験とはシンプルではありません。人生経験を積む事は簡単にはできませんが、少しずつ経験を積んでいく事で深みのある人間へと成長する事はできます。

「人生経験」は経験しただけではダメ

先の項で“経験値は誰でも上げる事ができる”と述べましたが、経験しただけではダメです。経験した事で学び、教訓として次に活かす事ができて、はじめて経験値として身に付いたと言えます。

この経験値を色々な場面で活かす事ができる人間こそが、人生経験が豊富な人になれるという事です。

知識ではなくて経験が必要

人生経験を積む事で、その経験から学んだ事を活かす事でその経験がはじめて“活きた”と言えます。もちろん、学んだ事は知識として身に付いていますので知識は必要不可欠である事は間違いありません。

しかし、知識だけではあくまでもただの知識であり、人生経験と呼べるものではありません。本を読んだりして知識を得る事も必要ですが、一番大切な事は経験して学んだ事を知識として活かす事が大事です。

人生経験が豊富だと言われる人は、経験で得た知識が豊富なだけではなく、その豊富な知識や経験値が影響して、生き様にもある種の特徴がでている事があります。

そういった特徴を持っている人だからこそ“人生経験が豊富な人”と呼ばれるような人になった場合もありますが、“人生経験が豊富”だからこそ、そういった特徴が表れた場合もあります。

どちらにしても、そういった特徴を取り入れる事で自身の成長に役立てる事ができますので、参考にしてみましょう。

器が大きい

人生で色んな経験をしてきたからこそ、寛大な心を持てるようになったり、広い視野で物事を考える事ができるようになります。

目先の出来事に捉われてイライラしたり、感情を剥き出しにしたりと周囲から見て『あの人は器が小さいな』などと言われるような事はありません。

人の上に立つような立場では、特にこの“器の大きさ”が重要になります。

好奇心が旺盛

何にでも無関心であれば色々な経験をスルーしてしまう可能性があります。色んな事挑戦してみたり、知りたいという好奇心は人生経験を積む事に大いに役立ちます。

人生で色々な経験を積みたいと思っていなくても、その経験を強いられて自然と人生経験が豊富な人になった人も存在しますが、このように意識して自ら率先して経験を積む事でも経験は積む事は出来ます。

年齢の割に妙に落ち着いている

同い年であれば赤ちゃんから『よーいドン』と生を受けて、学生生活を経て社会へと出ます。当然ですが、一人だけ異様に年を重ねる人なんていませんよね。

つまり、同い年の人と比べてみても妙に落ち着いた立ち回りができる人は、人生で色んな経験をしてきている“人生経験が豊富な人”である場合があります。

苦労話が豊富にできる

好奇心が旺盛で活発に色んな経験をしてきた人もいますが、中には仕方なく色んな経験をしてきたという人もいます。

こういった人には苦労人が多く、やむを得ず色んな経験を強いられた事で経験値を積んできた過去を持っています。

そのような人には当然ながら苦労話が豊富にありますが、得意気になって人前で苦労話をしたりはしません。

『人生経験が豊富だとモテる!』このような事からそういった人を目指している人もいるかもしれませんが、実際に人生で様々な経験値を積んだ場合にはモテる他にも、もっとたくさんのメリットがあります。

確かにモテるというワードに興味をそそられますが、実際にはその他のメリットの方が今後の人生で大いに役立つ事となるんです。ですから、人生経験が豊富になりたいと願うのであれば、そういったメリットも是非知っておきたいですよね。

周りにいる友達のレベルが上がる

豊富な経験を積んできたその人生には、豊富な経験値だけではなく豊富な出会いも経験してきている訳です。そういった多くの出会いからは、友達へと関係性が深まる人材もいます。

せまい世界で友達づくりをしている人よりも、当然ながら友達の質やレベルは上がる傾向があります。

また、レベルだけではなく友達の種類も豊富になり、何をするにも多方面に友達がいるので、その恩恵を受ける事ができます。

人生での立ち回りに無駄が無くなる

生きていると様々な選択肢を求められる出来事に遭遇します。その出来事には、選択を誤った場合に後悔をする結果となる出来事や、災難となってしまう出来事もあります。

そういった究極の選択を迫られる状況下では、経験が浅い人はその少ない経験で培った少ない知識から、どのように選択するかを決める事になります。

一方、経験が豊富な人はその豊富な経験で培った豊富な知識から、どのように選択するかを決める事になるので、当然ながらその経験値がモノを言う事になります。

話の引き出しが豊富になる

人生経験が豊富な人は、これまでの体験談や、失敗談というのを話の“ネタ”としてストックしています。そういった話は、人からその知識を頼られた時に自身の経験談として話をする事ができるので重宝されます。

また、そういった話の引き出しの多さは周囲の人を楽しませる事ができますので、一緒にいて楽しい人とも思われます。

周囲の人に認められる

周囲の人から認められたいという気持ちは誰しもが持っている感情です。人生経験が豊富というだけで、周囲の人からは一目置かれる存在となります。

そして、それは発言した言葉の重みにも影響し、経験が浅い人が発言した場合に嘲笑されるような内容でも、人生経験が豊富な人が発した場合には素直に耳を傾ける程に説得力が増します。

先程の項目で説明したように、人生経験が豊富な人にはその豊富な経験から生き様にも特徴が表れる事を説明しましたが、人生経験が浅い人にも経験が浅いからこそ出てしまう特徴というものがあるんです。

人生経験が豊富になる為には、こういった特徴は成長の邪魔になる可能性があります。ですから該当したり思い当たる節が無いかをチェックしてみましょう。

他人にまで気がまわらない

経験が浅いがゆえに、何事にも余裕がなく自分の事で精一杯になってしまう場面が多々あります。余裕がない事から、他人の事まで見ている余裕なんてありません。

経験が豊富な人がこれまでの経験値をもとに、物事に対しても洞察力が高く、視野を広く持って行動しています。

一方、浅い人は経験値が乏しく、物事を捉える視野が狭く目先の事しか見えていないので、こういった問題が生じてしまいます。

根拠の無い自信がものすごい

豊富な人は過去の経験談が、溢れる自信へと繋がっています。そのように色んな経験をして、その経験を根拠にして自信へと繋がるのなら理解はできます。

しかし、経験が浅い人は根拠が無い自信を持っています。経験が浅く大した経験をしていないにもかかわらず、すべてを分かったような話し方でウンチクを語ってしまいます。

また、こういった人に否定すると倍返しで反論されるので、そっとしておきましょう。

自尊心がものすごい

浅い人は自己評価がものすごく、自尊心も高めに設定されている特徴があります。そして、その自尊心を高める為の“経験値”が乏しい為、人を見下したり蔑む事で自分よりも“下”の人間を作り上げる事で自尊心を保っています。

自己評価が高く、人を蔑んでいる人をみかけたら間違いなくその人は“人生経験が浅い人”でしょう。

すべてにおいて芯がない

言う事だけは立派な浅い人は、根拠の無い自信を持っていたり、無条件に人を見下したりします。そういった人の決めつけた発言には中身がありませんので、自他ともに認める芯の無い発言を平気でしてしまいます。

また、そのような浅い人は無責任な発言を日常的にしており、発した言葉も平気で撤回したりもします。そういう所は発言だけにとどまらず、行動にも責任を持ちません。発言とは裏腹な行動を周囲の目を気にせずしてしまいます。

そういう事から、日常的に自身の発言や行動に重みもなく、無責任となり周囲から見ても芯の無い人間として認識されてしまいます。

人生経験が豊富な人について、様々な角度から解説してきましたが、実際に周囲の人からはどのようなシーンで『この人は人生経験豊富だな』と感じるのでしょうか。

では実際に様々なシーンでの体験談をもとに、解説してみますので周囲の目から見た“人生経験豊富な人”はどのような人物なのか参考にしてみましょう。

豊富な経験が生んだ信念

「私が職を失った際、借金もあり落ち込んでいました。そこで昔から兄のように慕っていた先輩に相談にのってもらったんです。すると、『そんな事で悩んでいるの?』と言ってその人の紹介ですぐに新たな就職先につく事ができました。」(34歳/男性/営業)

これを見て分かるように、人生で色々な壁を乗り越えてきた人にとって職を失う事など小さな問題なのです。ですから、人生経験が豊富な人はこの程度の問題でへこたれる事はありません。

普通はそんな経験はしない…

「3年前から妻に内緒で不倫をしていたのですが、すべてがバレて離婚をしてくれと頼まれました。その手の修羅場を幾多もくぐってきた友人に助けを求めたところ、相談をしてくれ適格なアドバイスをしてくれました。」(29歳/男性/会社員)

このように、不倫がバレるという経験はあまり出来るものではありません。そして、バレた後には慰謝料、養育費などの調停など未知の世界が待っています。そんな修羅場を幾多もくぐっているとは頼もしい限りです。

母は強し

「旦那が浮気している事が発覚。子供が3人いる事から離婚しても生活していけるかが不安で、離婚を決断できずにいました。そんな時に相談にのったのが同じ境遇で離婚してから起業までしたというやり手のママ友でした。

そのママ友に離婚までの話の進め方から、離婚後の生計のたて方までアドバイスしてくれました。」(25歳/女性/ネイリスト)

このように、追い込まれた状況でのこういったママ友がそばにいてくれると心強いものですよね。

根っからの年上好き

「幼馴染のKちゃんは昔から根っからの年上好きで、10歳以上の年の差は当たり前。現在26歳だけど、経験したデートが同世代とは思えないものばかり。そういう経験からか、話す内容から立ち振る舞いまで年齢よりもすごく落ち着いている。」(23歳/女性/美容師)

このように、自分よりも10歳以上もの年上と付き合っているKさんは、同世代から見たら大人びていると感じる部分が多いでしょう。

波乱万丈の人生

「幼少期から施設で育ったY君。子供の頃から普通の人が経験しない人生を歩んできたY君は、不良になったり、18歳から一人暮らしをはじめるなど、普通の人があまりしない経験をたくさんしてるだけで、人生経験が豊富だな～と思った。」(19歳/男性/ホスト)

このように経験値が豊富というより、貴重な経験が豊富なだけでも人生経験が豊富と感じてしまう場合もあります。ですから、人があまり経験する事がない経験は率先して経験するべきですね。

人生経験が豊富な人と、浅い人のそれぞれの特徴については先の項で触れました。では、双方の決定的な違いはどのようなものがあるのでしょうか。

それぞれの特徴を見る限りは、人生経験が豊富か浅いかという違いは大きな差があるように感じます。しかし、直接会話をしたり接していると『あれ？どっちかな？』と思ってしまう事もあります。

例えば実際に分かったようなフリをしている人と、本当に分かってる人。このように紛らわしい場面もありますので、はっきりと明確な違いとは何なのか知っておきましょう。

表情に余裕があるかどうか

豊富な人は落ち着いている特徴がある事は先の項で紹介しましたが、その落ち着きは表情にも表れています。浅い人にはその落ち着きがなく、表情にも当然表れているのですが、一見して違いが分かると言われてもピンとこないですよね。

しかし、明確な違いがでる場面があるんです。その場面とは、ピンチの時などの窮地に陥る場面に出くわした際に、豊富な人と浅い人とでは明確な違いがでます。

なぜなら、豊富な人はこれまでの豊富な経験から、並みのピンチでは動じる事なくポーカーフェイスで冷静に対処する事ができます。

一方、浅い人はその乏しい経験から、ピンチに出くわした場合にあたふたしてテンパってしまい、表情にも焦りが見えてしまうんです。

弱音、泣き言を吐くかどうか

豊富な人は弱音、泣き言を滅多に吐きません。なぜなら、弱音、泣き言を吐く暇があるなら自分でその環境を変える努力をするからです。自分の力で苦しい状況を乗り越えてきたその経験が、環境を変える事ができるという自信になっています。

一方浅い人は、事あるごとに弱音、泣き言を吐きます。なぜなら、納得のいかない環境に対して自分ができる事は愚痴を言う事だけだからです。自分の力で苦しい状況を乗り越えた経験が乏しい為、環境を変えれる自信がありません。

人望が厚く、豊富な経験を頼りにされる

周囲の人から信頼され、人から期待される人望が厚い人には人生経験が豊富な人が多いんです。そして、その豊富な経験から頼りにされる事も多く、周囲にはいつも人が群がってくるといった特徴があります。

しかし、浅い人は近い人ほどその自信に満ち溢れている立ち振る舞いが“メッキ”である事に気付いているので、信用されずに人が集まってきてもすぐに離れていってしまいます。

人を関心させる事ができるかどうか

人が人を関心させるにはそれ相応の理由が必要になってきます。例えば何かを人に説明する際に、豊富な人はその体験談と知識から理にかなった説明ができるので、その説明にも重みがあり説得力があります。

しかし、浅い人は経験が乏しく薄っぺらい知識で説明をします。当然イマイチ説得力に欠ける説明になってしまいます。そういう事から人を関心させる事ができません。

人生経験とは何かという疑問については何となく理解はできましたが、いざ自分がそのような経験を積みたいと思った時はどのような事を実践すれば良いのでしょうか。

無駄に遠回りをしない為にも、人生経験を積むためにやるべきことを把握しておきましょう。

しょうもないプライドは成長の邪魔をする

成長するために“プライド”は重要です。でも、“しょうもないプライド”は成長の邪魔になってしまう事があります。

常に向上心を持ち続け自分を高める努力をする為に“プライド”は大切な存在です。しかし、周囲の目を気にしたり、年下や格下から学ぶ事を嫌ったりするようなプライドは成長の邪魔にしかなりません。

人生経験を積む過程で多くの人と出会い、多くの事を学んで成長する事が必要です。自分を高める為のプライドは大切にして、成長の邪魔となるプライドは排除する事が必要です。

どんな経験も大切にする

経験をするだけではなく、経験値として活かす為にはどんな経験も大切にする必要があります。例えば、苦労したり困った経験をした場合はその経験から今後に同じ失敗をしないようにどうすればいいかを対策を練る必要があります。

そのようにして、苦労したり困った経験を活かす事で失敗した経験も活かす事でできるようになります。

一つのジャンルに捉われない

豊富と呼べる経験には、ジャンルを問わずに多方面で経験値を獲得する必要があります。ビジネス面だけに精通していたとしても、対人関係においての経験が不足していればそれは人生経験が豊富とは言えません。

ですから、ひとつに偏った経験ではなく色々なジャンルで幅広く経験を積むように意識しましょう。

なんでもチャレンジしてみる

何事も実際に経験してみないと分からい事は多くあります。ですから、積極的にチャレンジして経験をしてみる行動力が重要になってきます。

失敗を恐れずに何事にも経験でチャレンジしてみようと思う精神と、経験するだけではなくその経験が経験値となるように、貴重な経験を大切にしましょう。

人生経験が豊富な人と言われるような人になるためには、若い頃から意識して経験を経験値として活かす事ができる人間になる必要があります。

若い時からそれを意識する事で、将来的には深みのある人間になる事ができます。ですから、年齢を重ねるごとに少しずつ貴重な経験を積んでいく必要があります。

しかし、そのような行動をはじめるにも遅すぎるという事はありません。気付くのが遅すぎても諦める事なく、考えを改める事でその日から少しずつでも経験を積む事できっと深みのある、人生経験が豊富な人となれます。

ぜひこの記事を参考に、さまざまなことにチャレンジしてみてくださいね。