「好きだけど連絡しない男」に関する専門家の意見やアドバイス
「言わなくてもわかりあえる関係」を目指すのは難しい
「言葉にしなくても気持ちが通じ合える関係」が成立すれば、それは素敵なことですが、そうそううまくいかないのもまた現実です。『なぜなら、それが「好き」ということだから。昨日よりちょっとだけ、せつなくて、幸せ』(ひでまる)には、以下のような記述があります。
「本当に幸せそうな恋愛関係を築いている恋人たちや夫婦を見ていると、『言わなくても、わかり合える関係』なんて、目指してはいけないんだと痛感します。
言葉を駆使すること。
『好き』と褒め言葉と感謝は、ありったけ口に出して伝えないといけない。
愛情より恥ずかしさを優先させている場合ではない。
言わなくてもわかってもらおうというのは、ある意味でコミュニケーションを放棄しています。
伝えるべきことを伝えないでいると、心と心はすれ違っていきます。
頑張って伝えてもすれ違いは起きるのに、伝えずにわかり合おうなんて無理な話。
幸せそうな関係を築いている人ほど、愛情表現を大事にして、感謝を言葉にしています。」
このように、すれ違いを防ぐには、やはり愛情を口に出して伝え合うことが重要なようです。「なんとなく面倒で…」と連絡を怠る彼氏には、「恥ずかしくても、ちゃんと気持ちを言葉にしてほしい」と正面からお願いしましょう。
次のデートを待っているのに……。連絡してくれない男性の心理
何度かデートする間柄になっているにもかかわらず、「次」の約束を曖昧にする男性に困惑した経験はありませんか?自分に好意があるのは確実なのに、連絡をくれないのはなぜなのでしょうか。『「男」についての100の質問―――何が心を動かす“きっかけ”になるのか?』(松本一起)には、以下のような回答記述があります。
「男はどうして次の約束を曖昧にするのか?
より明解に解答を出すなら、束縛されたくないからです。
さらに僕なりの考えを述べると、逢いたいときに逢いたいと思っていたい、というところでしょうか。逆のこともいえます。逢いたくなかったら逢わない、ということです。
恋愛は方程式ではありません。逢いたいときには逢う、声を聞きたくなったら電話する、というように、すべてが用意された答えに結びつくとは限らないのです。声を聞きたくなっても想像の中だけで楽しむ、というのも一つの答えになります。
特に男はいつも流れていたいのです。空に自由に浮かんで漂う風船のようになりたい。どんなに律儀で堅物といわれる男にも、心の底にはそんな願望があると思います。
何かに束縛されたくない。誰かに操られていたくはない。自分の意志と欲求で生きていたい。束縛とか操作とか規律とか方向とか、その他大勢と一緒に、強制されて従う行動とは別の生き方をしたいのです。
恋愛にしろ、親しい異性との約束にしろ、束縛されたくない思いは同じです。日々、社会的な環境の中で強制されている自分の心や体を、親しい人と一緒にいるときも同じようにされてはたまりません。一週間後、二週間後のことまでを決められては、仕事と同じになってしまいます。
曖昧にする、ということはそれだけ信じられるということの裏返しかもしれません。曖昧でいたいということは、約束もしないで逢いたいときに逢える間柄ということではないでしょうか。約束は、一種の管理です。お互いを管理しあうということです。
約束しないでさよならして、約束しないで逢う。こういう関係は理想的です。おそらく、約束するというのは、自信のなさからの取り決めだと思うのです。むろん、忙しいから予定を先に押さえる事情もあるでしょうが。
きっとその昔、約束をはじめて実行した人たちは、不安を解消するために約束をし、お互いの気持ちを確かめたのではないかと、僕は勝手に思っています。」
このように、束縛を嫌い、先の予定を曖昧にしたがる男性は案外多いようです。この手の男性にしつこく迫るのは逆効果なので、連絡がないことに不安を感じても、しばらく放っておくのが得策でしょう。
<参考文献>
『なぜなら、それが「好き」ということだから。昨日よりちょっとだけ、せつなくて、幸せ』(ひでまる)
『「男」についての100の質問―――何が心を動かす“きっかけ”になるのか?』(松本一起)
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