「既婚者なのに告白された」に関する専門家の意見やアドバイス
男性が既婚者だと知りながら好きになってしまう女性の心理
こちらが既婚者だと知っているはずなのに、女性からあからさまに好意を寄せられたら困ってしまうもの。相手だって、もちろん不倫がいいことだと思っているわけではないはずです。彼女たちは、なぜ既婚者を好きになったり、わざわざ告白したりしてしまうのでしょうか。『じゃあ言うけど、それくらいの男の気持ちがわからないようでは一生幸せになれないってことよ。』(DJあおい)には、以下のような記述があります。
「その人が既婚者なのか彼女持ちなのかフリーなのか、それがまだわからない程度の距離感では、恋愛感情ではなく『ただの興味』に止まるのが通常の恋愛感性なんです。
そしてその興味から徐々に距離感を縮めて、その人が既婚者だったり彼女持ちだったりフリーだったりがわかるようになるわけですね。
そこが分岐点となり『ただの興味』から友達としての好意になったり、異性としての恋愛感情が芽生えたりするわけです。
これが女性が身に付けなければならない最低限の『恋愛感情に発展するまでの距離感』なんですね。
好きになる人がことごとく既婚者だったり彼女持ちだったりする人というのは、この距離感の概念が皆無なんですよ。それは『その人のことを自分はどの程度知っているのか』ということが恋愛のスイッチになるのではなく、『その人が自分のことをどの程度理解してくれているのか』というところに恋愛スイッチがあるからなんです。
つまり『その人のことはよく知らないけど自分のことをよく理解してくれているから好き』という理由で恋愛感情に火がついてしまうわけです。
そして、その人が既婚者だったり彼女持ちだったりがわかる距離感まで近付いたときにはもう後の祭り。引くに引けない恋愛感情に振り回されて悲恋まっしぐらになってしまうわけですね。『自分のことを知ってもらいたい』という欲求がその人がどんな人なのかを見誤る材料になってしまうわけです。これは『誰かに認められたい、自分を見てもらいたい』という承認欲求が出てしまっている女性にありがちですね。
ハナから恋愛する気なんてサラサラない既婚者や彼女持ちには格好の餌に見えるでしょう。お気をつけて。」
このように、既婚者を好きになってしまう女性には、相手との距離を見定める前に恋愛スイッチが入ってしまうという共通点があるようです。彼女たちにとって、相手が既婚者であるかどうかはさして重要な問題ではないのかもしれません。。
既婚者でありながら家庭の外に恋愛を求める女性の心理
家庭の外に相手を求める既婚女性は少なくありません。婚外恋愛を楽しむ既婚女性には、どのような共通点があるのでしょうか。『「妻のいる男」の愛し方 強くて綺麗な女になる 新・不倫のルール』(家田荘子)には、以下のような記述があります。
「妻のシングル男性との不倫は、夫のシングル女性との不倫によく似ています。人妻たちは、家庭を壊すつもりはありません。
たとえ、(こんなに人を愛したことって初めて)と確信しても、今、手にしている安定した生活や家族を捨てるつもりはありません。恋と結婚とは、やっぱり別なのです。
この不倫の場合、シングル男性は、年下が多いようです。たとえシングル男性が、人妻に夢中になって、『結婚したい』と言い出しても、彼女たちは、シングル女性のように素直に喜べません。答えを考えているフリをして、実は、頭の中で計算が同時進行しています。
―今の彼の給料は、ダンナより〇歳若いから、大体〇〇万円くらい―。ってことは、家も買えず、このまま小さな賃貸マンションに住むしかないし、ええっ? もしかして、私も働かなきゃいけないの? ってことは、やっぱり今のままの方がいい。生活も楽だし、ダンナの地位もあるし、大好きな彼もいてくれるし―。
シングル男性の方は、そういう計算がされていることなど露ほども知らず、純粋に彼女が、離婚をこれからどう進めていったらいいか考えてくれていると信じています。
(彼のこと愛しているけれど―)
愛していても、彼女たちは、離婚してまで彼らと結婚したいとは思っていません。愛しているから、愛の時間を燃え尽きるほど満喫して過ごしたいのです。結婚を経験している彼女たちは、結婚がどんなに現実的なものかを知っています。
もし離婚して彼と再婚しても、相手が変わるだけで、また同じ家事の繰り返しです。それなら責任なく、美味しい時間を激しく熱く堪能する方がいいというわけです。
夫の癖も操縦法も、家事のやり方も心得ている彼女たちにとって、やっぱり家は居心地がいいのです。
でも、その家の中では、女としてでなく妻や母として過ごしています。だからこそ、おしゃれして、人並みのデートをして、貪るように淫靡なセックスをし、女として受け入れてくれる時間と愛する人を手にしたいのです。」
このように、夫以外の男性と交際する女性の多くは、家庭を壊すつもりなどないようです。女として認めてくれる相手と割り切った関係を楽しみたいだけなので、既婚女性に迫られた場合は、その可能性も含めて真意を問いましょう。
<参考文献>
『じゃあ言うけど、それくらいの男の気持ちがわからないようでは一生幸せになれないってことよ。』(DJあおい)
『「妻のいる男」の愛し方 強くて綺麗な女になる 新・不倫のルール』(家田荘子)
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