「年上女性との年の差婚」に関する専門家の意見やアドバイス
年の差婚に至るカップルの心理
年の差婚をする当事者たちは、基本的に「恋愛に年齢は関係ない」と思っているようです。『紳士のルールズ』(檀れみ)には、以下のような記述があります。
「今時年の差カップルは珍しくはないが、周りを見ていると、付き合うにあたって年齢というものがまったく気になっていないかと言えばやはりそんなこともないみたい。
ま、誰にでもストライクゾーンというものはあるでしょう。そこからあまりにハズれている相手だと、男女問わず、ココロのどこかでチョット引っ掛かるって気持ちは分からなくはない。
まず、初めてカレシの話をする時、親やお女友達から二言、三言目には必ず年齢を聞かれます。ま、聞いたほうとしては、それを基準に、青春時代をバブルの申し子で生きてきてると大体こんな考えを持っているんじゃないかとか、空前の就職難をくぐってきているなとか、親は戦争を体験している世代だろうから、その子供となったらきっと厳しく育てられたハズだナドナド、無意識にアタマにインプットされてあったデータを掘り起こして分析をする。よって、合うとか、合わないとか、他にも色々なコトを想像しようとするのです。
そこで当人としては、データ圏外や自分とあまりにもバランスの取れていない年齢を言うのは、少しためらわれる。嘘はつかないけれど、思い切って言うor 一拍置いてからおずおずと言ってみる。もしくは、
『ン~、結構ウエ(シタ)なんだけどね~』と軽く迷宮に入れてしまったりするワケです。
でもね、オンナって、人に言う時にやや困ることはあっても、
『やっぱり年齢が離れているから付き合わないでおこう』ってことはまずナイ。
理由はいたって単純。好きになったらやめるほうがムズカシくなるからね。
その点、男性は好きになったコがあまりに年下(年上)だと、軽く遊ぼうなんて考えの人は別として、結構悩む&躊躇する人が多いように思われる。
『彼女はきっと本気じゃないんじゃないか』とか、『どうすれば楽しいと思ってくれるか分からない』と自信なさそ~にボヤいたり、はたまた、『こんな歳して、今さら、恋愛なんて……』という、自分自身のなかのハードルを呆然と見つめてしまっている状態もある。
だとしたら、コレ、案ずるより産むが易しだと思います。
私もこれまでに、かなり年上の男性と付き合ったこともありました。周りにも年の差カップルはいる。でもね、ほとんどが、『愛はすべてのものを乗り越えてしまうもんだ』と力んだものではなく、『オトコとオンナの関係って普遍なんだね』という風に、肩から力が抜けていく感じだもん。
(中略)
男性が仕事でどんなに出世しようとも、失脚しようとも、金持ちであろうがビンボーであろうが、恋愛は社会と隔離されている世界での出来事でしょ。
『だって、歳離れてるしぃ~』などと言って、ハナから負い目を与えるオンナは、腹にイチモツあると疑ったほうがいいのかも知れない。
(中略)
恋をしたら年齢は関係なくなる。
だから、諦めたり、卒業したりしてはいけません。
レンジは広く持って、恋のチャンスを永遠に狙い、恋愛し続けようとする気持ちが大切。それがフェロモンとなり、セクシーな魅力となるんですもの。」
このように、女性が年上の場合、彼氏との年齢差を言いよどむことはあっても、負い目に感じたり、恋愛自体をやめようと考えたりはしないようです。むしろ男性のほうが意識しすぎるようなので、もっと自然体で年の差恋愛を楽しみたいところです。
年上女性の攻略法とは?
年上の女性を好きになってしまった場合、どのようにアプローチしたらいいのか悩む人も多いでしょう。女性が年下男性を好きになった場合の攻略法を覗いてみると、年上女性にアピールすべき点がわかるかもしれません。女性向けに書かれた恋愛指南書『愛され革命~運命の彼を一生恋させるのは 愛し上手な“女神女子”』(エマ)には、以下のような記述があります。
「男性が年上の女性を好きになるときは、”どタイプ”であったか、”尊敬したから”の二択しかない。
そこで、”どタイプ”枠から漏れた人でも年下男子を落とすのに効果的なのが、『圧倒的にメリットのある存在』になること。
もっと詳しく言えば、年下の男の子がお姉さんに惹かれるポイントは以下。
・年下や同世代の女の子からは得られない、知識や教養を得られて成長できる
・自立していて、『恋に盲目』になることがなく、恋愛関係になっても依存してこない。つまり、自分の時間がむやみに奪われることがない
これらが、男の子からよく聞く『年上のお姉さんのいいところ』。事実これは、成熟した大人の女性だからこそ与えられる特権で、かなりの武器になる。
だから、彼らより、人として女として上手である必要があるし、彼らを追いかけさせるような存在でいないといけないよね。
とはいえ、尊敬されるだけの存在であると、ふたりの間に壁ができて、恋愛するような関係ではなくなってしまうリスクもある。
そこで大事なのが、時には彼らを立派な一人の男性として見て、頼ったり甘えたりすること。
例えば、私はいろんなところでコケたり、物忘れをしたり、よくヘ真をするんだけど、それをすかさずフォローしてくれる年下の男の子に
『私そういう世話焼きな人めっちゃ好き』
『しっかりしていて頼りになるよね』
と言ったら、それ以降めちゃくちゃ私の世話を焼くようになったし、そのときの彼はめちゃくちゃ嬉しそうにイキイキしてたんだよね。
こんな風に、『あなたには敵わない』ってところを彼に作ってあげるのも大事。
いわゆる隙ってやつ。
そうすることで彼は『尊敬できるこの人も、女の子なんだよな』と、女を意識するようになるよね。
尊敬させつつ、壁を作らず、面倒くささがない。
年下男子を虜にするお姉さんはそんな女性です。」
このように、年下男性を攻略しようとしている女性は、「尊敬させつつ、壁を作らず、面倒くささがない存在」であろうと心掛けているようです。逆に考えると、年上女性をモノにしたい男性側は、「相手をリスペクトしながらも、フラットに付き合い、ときに頼りになる存在」として振る舞うのが適切なのではないでしょうか。
<参考文献>
『紳士のルールズ』(檀れみ)
『愛され革命~運命の彼を一生恋させるのは 愛し上手な“女神女子”』(エマ)
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