脚を組む人の心理とは？隠されたメッセージを男女別に解説！

「座るとついつい足を組んでしまう」という方、多いのではないでしょうか。また、「この人いつも足組んでるな」と、周囲の人が足を組んでいる姿が目に留まることもあるでしょう。

何気なく行っている「足を組む」という行動ですが、この無意識な仕草にはさまざまな心理が隠されています。足を組むことにはどんな心理が隠されているのか、見ていきましょう。

会社や学校、どこでもやる仕草

足を組むという仕草は、座っている状態であればいつでもやることができる仕草です。会社でデスクワークをしているときに足を組んだり、学校の授業中に足を組むという方も多いでしょう。その他にも、家でゆっくりしているとき、電車の中など、足を組む場面は多くあります。

どこでもできる仕草だからこそ、大した意味はないと思いますよね。しかし、足を組むという同じ仕草でも、状況によって心理は異なるのです。

無意識の仕草こそ、その人の内側が現れるもの

足を組むことが癖になっているという方は、無意識に組む足に意味や心理などないと思う方も多いでしょう。しかし、その無意識の仕草だからこそ、自分でも気づかないような心理が隠されています。

また、周囲によく足を組む人がいる場合も、そのときの状況によって、表情や言葉では読み取れないような心理を見抜くことができます。

足を組むときはリラックスしていることが多い

足を組んでいるときの場所や状況によって心理は異なりますが、基本的に足を組むときはリラックスしている状態のことが多いです。

人は、座っているときでも足に力を入れています。足を閉じたり、地面にきちんと両足をつけることは、意外と筋肉を使うものです。しかし、その足を組むことによって、足の力を抜くことができます。そのため、少し体全体を休めたいなというときに座って足を組むということが考えられます。

また、リラックスした状態で足を組む人は、15分～20分程度経つと、足を入れ替える傾向があります。これは、足を入れ替えることで両足を同じように休ませるためです。

何もせずただ座って足を組んでいるときは、リラックスした状態の心理と見てよいでしょう。

頭を使っている

足を組む基本的な心理としてもう一つ挙げられるのが、頭を使っているときです。お伝えしたように、足を組むことで足の力が抜け、リラックス効果が期待できます。そして足を組んで体全体の力を抜くことで、頭を使うことに集中できるのです。

そのため、仕事のときや、細かい作業で頭を使うとき、何か考え事をしているときは、自然と足を組んでいることがあります。また、不安なときや緊張しているときも、ネガティブな気持ちを和らげリラックスさせるために、足を組むことがあるのです。

何か真剣な面持ちで足を組んでいる人がいたら、頭をフル回転させていることが多いでしょう。

足を組むときの心理は、その組み方によってさらに細かく分析することができます。ここからは、足の組み方のどの部分を見ればさらに深い心理がわかるのかをご紹介していきます。

組み方は右足が上？左足が上？

足を組んでいる心理を深く知りたいときは、どちらの足を上にして組んでいるかを見てみましょう。

日本人は、右利きが多いです。そのため、足を組む人は右足を上にして組んでいることが多いことがわかっています。右足を上にして足を組むことが多数派なことから、常識的な行動をする人が多いです。

反対に左足を上にして足を組む人は、利き手も左のことが多いでしょう。そのため左足を上にして足を組む人は少数派で、独自の世界観を持っている人が多いと言えます。

その人は男性？女性？

足を組むときの心理は、性別によっても異なります。同じ状況で同じ足を上にして組んでいたとしても、その人が男性か女性かで心理が全く変わってくるのです。

自分の隠れた心理や、周囲の男友達が足を組んだ時の心理を知りたいときは、男性基準で心理を見抜いてみましょう。また、女友達や気になる女性が足を組んでいるときは女性基準の心理を考えることで、異性でも何を考えているかある程度わかるようになりますよ。

足を組んだときのつま先の向き

足を組むとき、組み方と合わせて人それぞれ違いが出るのが、つま先の向きです。足を組んだ時に上にしている足のつま先が、話している相手を向いているかいないかをチェックしてみましょう。

あなたが足を組んでいるとき、表情や言葉に出していなくても、足を組んだ時のつま先の向きによって相手に対する気持ちがわかってしまいます。また、足を組んでいる人と話している時も、相手のつま先が自分に向いているかいないかで、相手が自分のことをどう思っているのかを見抜くことができるのです。

足を組むときに見せる仕草

足を組んだ時、同時に他の仕草を見せることもよくあります。例えば、足を組みながら貧乏ゆすりをしたり、足首だけ交差させたりするときです。

同じ足を組むという行為でも、そのときに見せる別の仕草によって、心理は異なります。足の組み方や性別に合わせ、その人が足を組むときに同時に見せる仕草をチェックすることで、より明確に足を組んでいる人の心理がわかるようになります。

ここからは、足の組み方で見る心理を詳しくご紹介していきます。まずは右足が左ひざの上に来ている足の組み方の心理を見ていきましょう。

控えめで消極的な性格で前に出たがらない

右足を上にして足を組む人は、常識やルールを重んじて目立ったことはあまりしないため、消極的な性格の人が多いです。そのため、会社や学校でも受け身の態勢が多く、自ら前に出ることは得意ではありません。

世の中の常識やルールを基準として考えているので、少し目立っている人や、人と違うことをしたがる人に苦手意識を持っています。さらに、人間関係を築くのも慎重で時間がかかるのも特徴です。

集中力がありひとつのことに没頭する

消極的な性格でありながら、自分の興味のあることはとことんハマるタイプです。ひとつのことに集中する力がかなりあり、一度始めたら時間を忘れて没頭します。

興味のあること、好きなことはとことん追求するので、特技を身につけている人も多いです。例えば、絵や楽器の演奏、歌、さまざまな知識など、一度ハマったものが人よりも優れています。

1人の時間が好き

右足を上に足を組む人は、1人の時間がとても好きで大切にしています。好きなことに没頭したり、ゆったりと1人でリラックスして過ごしてみたりと、1人の時間が最も癒されるという方が多いです。また、集団でいると控えめになってしまうため自分に自信がなくなり、だんだん1人で過ごす時間の方が増えてきたという方もいるでしょう。

ただ、1人の時間が好きだからといって友達ができないわけではありません。人間関係を築くのはゆっくりですが、一度心を開いてしまえば、何でも話せる大切な友達ができるはずです。広く浅くの人間関係より、狭く深くの人間関係を大切にします。

考え方が現実的

ここまでお伝えしているように、右足を上に足を組む人は多数派で、常識やルールに重んじて生活している人が多い傾向にあります。そのため、普段の考え方もとても現実的です。

決してルールを破ることはせず、学校や会社などのさまざまなルールに素直に従い、平和に生活したいと考えています。

妄想などもあまりせず、常に現実的なことを考えた上で行動しているのです。

右足を上に組む多数派と反対に、左足を上に組む少数派。一体どのような心理の傾向があるのでしょうか？ここからは、左足を右ひざの上に組んでいる人の心理を見ていきましょう。

自尊心があり積極的な性格でリードしたがる

左足を上にして足を組む人は、自尊心があって自分に自信があります。そのため、積極的に行動し、学校や会社などの集団の中でも自ら前に出てリードしたがる人が多いです。

また、何事にも物怖じせずに挑戦していくタイプなので、何か気になることややりたいことがあったら、行動せずにはいられません。何かをじっと待って耐えるということが非常に苦手なタイプとも言えます。

外交的で交友関係が広い

人見知りをせず、交友関係が広いのも左足を上に足を組む人の特徴です。初対面の人でも積極的に話しかけ、どんどん人間関係を築いていきます。「あの人と仲良くなりたいな」と思ったら、声をかけずにはいられないのです。この外交的な性格から、同性、異性問わずとても友達が多くいます。

ただ、たくさんの友人を大切にしたいと考えており、時に独占欲が表に出てしまうことがあります。友人に嫉妬をしてしまうこともあり、そこでトラブルが起きないように注意が必要です。

マイペース

少数派とも言われる左足を上に足を組む人は、世の中の常識やルールにとらわれません。独自の世界観や価値観を持っており、自分に自信があります。そしてそんな自分を主体的に行動していきたいため、自分の行動を何かに縛られたり規制されたりすることを非常に嫌がります。

もし左足を上に足を組む人が周囲にいた場合、マイペースということを頭に入れておいた方が良いでしょう。その人主体で物事が進もうとしているのを制限したりしてしまうと、トラブルになりかねません。マイペースな性格を理解して付き合っていく必要があります。

恋愛にも積極的

普段から積極的な行動をとる性格から、恋愛にももちろん積極的です。自分に自信があるため、気になる異性がいたらどんどん話しかけていきます。「相手にしてくれなかったらどうしよう」などとは考えず、「きっと仲良くなれる！」と常にポジティブに考えているのです。

また、広く浅くいろいろなことを知っているため、相手に合わせてさまざまな話を引き出すことができます。このことから、相手も「この人と話すの楽しいな」と感じるようになり、恋愛関係に発展することも少なくありません。そして恋人同士になったあとも、相手をうまく自分のペースに巻き込んでいくのです。

ここからは、足の組み方が同じでも男女で異なる心理を見ていきましょう。まずは、男性が足を組んでいるときの心理をご紹介します。

足を組むことでカッコよく見せたい

かっこいい俳優やモデルなどがよく足を組んで座っているシーンがありますよね。「カッコいい男性は足を組んで座る」というイメージから、足を組んで自分をカッコよく見せたいと考えている男性がいます。

足を組んで座ることで自分自身をカッコよく演出し、周囲にちやほやされたいと無意識に思っています。このような男性は自己顕示欲が強く、多くの人に注目されることに快感を覚えます。そのため、足を組む以外にも、少し人と違った行動をして周りの気を引きたいという思いがあるのです。

足を組むことで自分を大きく見せたい

自分をカッコよく見せたい心理に似ていますが、男性が足を組んで座るとき、足を組むことで自分の存在を大きく見せたいという心理も隠れています。足を組むことで、「自分は偉いんだ」と錯覚することができます。

これも、自己顕示欲が強い男性に見られる特徴です。本当は小心者の男性でも、自分を大きく見せ、強い男性に見られたいと考えています。

足を組むことでイライラした気持ちを抑えている

これは男性全体に見られる特徴ですが、男性はイライラしていると足を組むことが多くなると言われています。

足を組むことは、体全体の力を抜き、リラックスすることができる体勢です。そのため、少しでもリラックスして気持ちを和らげ、イライラしている心を抑えようとしているのでしょう。また、足を組んでも落ち着かないほどイライラしているときは、頻繁に足を組み替えるのも特徴です。

イライラして足を組む人は、表情も少し強張っていることが多いです。強張った表情で足を組んで座っている男性がいたら、「今はイライラしているんだな」と察して、あまり話しかけない方が良いでしょう。

足を組むことで好きな女性へのアピールしている

足を組むことで自分をカッコよく大きく見せたいと考えている男性は、好きな女性の前で足を組むことが多くなります。足を組んでカッコいい姿を女性にアピールしているのです。また、足を組むことで自分を大きく見せ、頼りがいのある強い男性を演出しています。

もし周囲の男性で、特定の女性の前でよく足を組んでいる姿を見たら、それは男性が女性へ恋愛感情を抱いていると見て良いでしょう。

次に、女性が足を組んでいるときの心理を見ていきましょう。

セックスアピール

自分に自信がある女性は、自分の魅力をアピールするために足を組むことがあります。特に自分の容姿に自信があり、細く綺麗な足を組むことでセクシーな姿を魅せることができると知っているのです。

また、セックスアピールとして足を組む女性は、足を組むときにスカートなど足が出る服を着ていたり、パンツスタイルでも足のラインが綺麗に見えるものを履いていることが多いです。

足を組むことでするセックスアピールは、髪をかきあげる行動と同じ心理で、自分の魅力をアピールすることで、周囲から注目されたいと思っています。

拒否したい・距離を取りたいという心理状況

自分をアピールしたい心理とは正反対になりますが、相手に拒否反応を示していたり、距離を置きたいと思っていると、足を組むことがあります。

女性は男性に比べると力は弱いです。そのため、苦手な男性を前にすると、少しでも距離をあけるために足を組みます。心とともに、体でも拒否反応を示しているのです。

アピールしたいときの心理との見極めは難しいですが、相手と距離を置きたくて足を組んでいる場合は、肩に力が入っていることが多いです。

足を組むことで好きな男性へアピールしている

先ほどお伝えしたセックスアピールですが、周囲に注目されたくてやっている心理だけでなく、好きな男性へのアピールとして足を組むことも多いです。好きな男性へは、自分の女性らしくセクシーなところをアピールしたいもの。そこで、好きな男性の前でさりげなく足を組んで、綺麗な足を魅せることでアピールしているのです。

足を組むという行動自体はいやらしいものではないので、自然に女性らしさをアピールすることができます。特定の男性の前でやたら足を組む女性がいたら、それは男性にアピールしていると見て間違いないでしょう。

足を組むことで足をリラックスさせている

先ほど、足を組む基本的な心理として、足をリラックスさせることをご紹介しました。そして特に女性は、男性よりも足がむくみやすいため、リラックスさせるために足を組んでいることが多いです。

日中ヒールを履いて仕事をしていたり、なかなか足を伸ばしたりリラックスした姿勢がとれないとき、少しでも足を楽にしようと足を組みます。また、リラックスさせたくて足を組んでいる場合は、左右両方の足をリラックスさせるために、一定の時間が経つと足を組み替えます。

ここまで、足の組み方、男女別の心理をご紹介してきました。ここからは、その他の特徴のある足の組み方にはどのような心理が隠れているのかを見ていきましょう。

ブルブルと貧乏ゆすりしている

足を組みながら貧乏ゆすりをしている人を見かけたことはありませんか？また、自分も気づいたらしてしまっているという方もいるでしょう。足を組みながら貧乏ゆすりしている姿は、少しマイナスなイメージがついてしまいますよね。

そしてそのマイナスなイメージ通り、足を組みながら貧乏ゆすりしている人は、何かうまくいかなくてストレスを溜めていたり、イライラした状況にあると言えます。自分の力でどうにかしたいのにどうにもならず、その悔しい気持ちで足が動いてしまうのです。

また、普段から無意識に貧乏ゆすりをしてしまう人は、日頃からプレッシャーに弱く、心が落ち着いていない心理の状況が多い傾向にあります。すぐに結果が見えないと不安になり、物事を計画的に考えたり長期的に考えることが苦手です。

つま先の向きはどっちを向いている？

足を組んでいる人の心理が知りたいときは、男女別かどうかと、そのときの状況を見るほかに、組んだ足のつま先がどっちを向いているかを見てみましょう。

つま先が自分に向いているときは、相手はあなたに好意を持って接していると言えます。つま先を向ける相手のことは決して警戒しておらず、むしろ「もっと仲良くなりたい」と思っているはずです。もし話している相手の組んだ足のつま先が自分を向いていたら、よく思ってくれているんだと考え、積極的にコミュニケーションをとっていきましょう。

つま先が自分に向いておらず、別の方向を向いているときは、警戒心を抱かれている可能性があります。なるべく距離をあけたいと考えており、その場から逃げたいと思っていることもあるのです。

落ち着きなく頻繁に足を組み替える

頻繁に足を組み替える人は、どこか気持ちが焦っていてそわそわしていることが多いです。今いる状況が嫌で別の場所に行きたいと考えていたり、何か不安なことがあって落ち着けなかったりする状況にあります。周囲から見ても、「何かあったのかな」と少し心配してしまいますよね。

話している相手が頻繁に足を組み替えていたら、少なくとも今リラックスして落ち着いた状況にはありません。むやみやたらと話しかけたりはせず、少しほっておいてあげましょう。

足首を組んでいる

足を組むとき、足首の部分だけ交差させて組む人がいます。このような人は、少し子どもっぽく、精神的に幼い人が多いです。小さい頃にしていた仕草が、大人になっても抜けないのでしょう。

精神的に幼いため、自分の感情をうまくコントロールすることが苦手だったり、周囲の人ときちんと向き合うということができない人が多い傾向にあります。また、普段から夢見がちな発言も多く、恋愛面でもロマンチストです。

足首をよく組む人がいたら、少し考え方や心理状態が幼いということを頭に留めて、うまくコミュニケーションをとるようにしましょう。

ここまで、足を組む人の心理を見抜く方法をご紹介してきました。どちらの足を上に組むかで心理が異なったり、男女別で心理が異なったりと、「足を組む」という一つの行動には、そのときの状況によってさまざまな心理が隠れています。

足を組む人とコミュニケーションを取る機会があったら、その人の表情と合わせて足の組み方を見てみましょう。心理を見抜くことで、よりうまくコミュニケーションがとれるようになり、良い人間関係を築いていくことができますよ。