妊娠中の旦那へのストレスって普通のこと?
この記事では、「妊娠中に感じる夫へのストレス」についての情報をお届けします。ストレスの解消方法などもご紹介しますので、ぜひご一読ください。
妊娠中に旦那にストレスを感じる人は多い
赤ちゃんができた喜びと、ママになれる幸せを噛みしめたのも束の間、妊娠中の旦那に対するストレスがヤバい!そう思う女性は意外と多いんです。
あれだけ大好きだった旦那さんの事をストレスに感じて、それが原因で嫌いになってしまう場合もあります。また、今までは気にならなかった些細なことに対して、イライラしてしまう事もあるでしょう。
自分自身が戸惑ってしまうくらい、妊娠中にストレスを感じる女性は少なくはありません。
ストレスを溜めないうちに解消することが重要
ストレスがポジティブなパワーにつながるケースもありますが、そうでない場合は害のほうが多いでしょう。ストレスが溜まってしまうと、どうしてもイライラしやすくなってしまいますよね。せっかくのマタニティライフを楽しめない原因にもなります。
そして、これから待ち受ける出産や子育ては、旦那さんと協力してこなしていかなければなりません。今後のためにも、旦那さんに対してのストレスは溜めずに解消していくようにしましょう。
妊娠中、旦那へストレスを感じるのはどんな時?
言わないとなにもしてくれない
「洗濯、掃除、料理の全てにおいて、言わないとなにもしてくれないのがストレス。妊娠前から何もしてくれない人だったけど、妊娠してもまったく何もしてくれないなんて予想外」(28歳/女性/専業主婦)
お腹が大きいといつものように動けないため、妊娠中の家事労働は予想以上に大変ですよね。旦那さんに家事をお願いする機会が増えるのも、ごく自然な事でしょう。
しかし、毎回言わないと動いてくれない旦那さんに対して、妻はストレスを抱いているのです。
男性は、妊娠による身体の変化に気付きにくいものです。「大きなお腹だから家事が大変だろうな」などと察してくれたり、気持ちを汲み取ってくれない場合も多々あります。
妻からしてみれば、「もう何ヶ月もたってるんだから、そろそろ学習して察して動いてくれ!」と思うのも無理ありません。
家事に対して指図する
「部屋が汚いとか、食事まだ?とか、普通に言ってくるのがありえない。こっちは妊娠中なんですけど。自分の世話くらい自分でやれ」(24歳/女性/保育士)
妊娠中の女性は身重のため、今まで当たり前のように出来ていた家事などがこなせなくなってしまうものです。それなのに、そういった大変さを知らない夫から家事の指図を受けてしまうと、ストレスを感じます。
家のことや料理などを全て妻に任せっきりにしている旦那さんは、要注意です。
妊娠がまるで他人事
「妊娠中で腰痛がかなりひどくて、痛がりながら洗い物してたら『あとでやれば?』とスマホいじりながら言われた時。ストレスどころか幻滅した。あとで誰がやるんだろうか…。結局わたしじゃん」(30歳/女性/パート)
妻は妊娠しているが男である自分は関係ない、と思ってしまう旦那さんは多いのではないでしょうか。妻からしてみれば、そういった「まるで他人事」のスタンスがストレスなのです。
「そもそもお腹の子は誰の子なのよ!」という気持ちになり、夫に対して幻滅してしまいますよね。
妊婦がいる場の空気が読めない
「両親学級へ一緒に参加した時、臨月の重さの疑似体験みたいなのを旦那がやってくれたんだけど、『全然重くないよ!走れるよ、ホラ!』って言いながら室内を走り始めました。どこからツッコんでいいのかわからなかったけど、とりあえずストレスは感じざるを得なかった」(29歳/女性/事務職)
きっとその場の妊婦さん全員が冷たい視線を送っていたことでしょう。「ソレジャナイ感」が否めません。妻が欲しい言葉は「重いんだね」「大変だね」といった労いの言葉なのです。
妊娠中の女性からすれば、少し考えればわかりそうなことなのに、と思ってしまいます。ストレスを感じると同時に、空気が読めていない事にもドン引きです。
平気で飲み会に行く
「飲み会ばかり行ってるのがストレス。こっちは禁酒中なんですけど。『子どもが産まれたら行けなくなるから』とか言ってたけど、私は妊娠中なので既に飲み会にいけない。それをわかってて言ってるのかな」(31歳/女性/専業主婦)
妊娠中、女性は我慢を強いられます。今まで普通に口にできていた食べ物などにも注意をしなければならず、ストレスが溜まりやすくなります。
そこへ来て、夫が飲み会ばかり行ってしまったら、禁酒中の妻のストレスは増大しますよね。飲み会へ足繁く通われてしまうと、自分の事をほったらかしにされている気持ちにもなってしまいます。
何気ない一言
「食べづわりが酷すぎて食べてばっかりいたら、『太るよ(笑)』って言われた。思わずイラッとして『そんなの知ってるよ!』って言ったら『なんで怒るんだよ!』と逆ギレされた。ストレス以外の何物でもない」(28歳/女性/販売業)
男性がつわりの仕組みを理解するには、かなりの時間がかかります。「食べづわり」がどういったものなのか解らない場合は、妻に向けて放った何気ない一言が「地雷」になってしまいがちです。
夫に投げかけられた言葉に対してもストレスを感じ、夫がつわりを理解していない事に対してもストレスを感じ、妻はストレスに囲まれた状態になってしまいます。
妊娠中に旦那へストレスを感じる原因とは?
自分の体と心の変化に不安を感じている
妊娠中の女性の身体には、様々な変化が一気に押し寄せます。「妊娠は神秘」という人もいますが、神秘すぎて、当人でさえ心が追いつかない事もあるものです。
綺麗なスタイルを維持していたのに飛び出してくるお腹や、つわりが酷すぎてゲッソリした顔など、妊娠をすると、自分自身ではどうしてもコントロールできない事態に陥ってしまいます。
また、妊娠中に旦那さんの匂いがダメになる人もいます。「好きで結婚したのにどうして!?」と、妊婦さん本人も戸惑いを隠せません。
このように、自分の体と心の変化に不安を感じてしまう事が、妊娠中のストレスに繋がってしまうのです。
旦那の理解力のなさへの不満
つわりの大変さや、安定期に入るまでの不安、妊娠による体の変化など、旦那さんに知ってもらいたい事は山ほどあるものです。
また、赤ちゃんが産まれてからの事も勉強してもらわなければなりません。そうしないと、自分ひとりで育児をこなさなければならなくなってしまいます。
しかし、夫がまるで無関心だと、妻のストレスは増大します。「少しは自分で考えてみてくれ!」と言いたくなってしまいますよね。
ダラダラしていると思われる
妊娠中はとにかく体が重くなってしまうものです。特につわりが酷い場合、一日中布団の中で過ごすなんて事もよくあります。また、お腹の赤ちゃんの為にも、安静にしていたいと思う時もありますよね。
これらの行動は、妊娠による体の変化が原因なのであって、決して怠けているわけではありません。なのに、仕事帰りの夫に「毎日ゴロゴロできていいね」などと言われようものなら、妻のストレスは頂点に達してしまうでしょう。
「俺も仕事で疲れてる」発言
臨月が近づき腰痛がしんどい時や、つわりが酷い時など、夫に家事をお願いしたい時もありますよね。
しかし、いざお願いしてみるととても嫌そうな顔をされ、「俺も疲れてるんだけど」と冷たい一言を浴びせられるというのもよく聞く話です。
妻からしてみれば、「あなたの子をお腹で育ててるからしんどいんですけど!」という気持ちです。妊娠は女だけでするものではないという思いがあるからこそ、夫のこういった一言に対しストレスを感じてしまいます。
何も変化しない「旦那の生活」
妊娠をすると、女性の生活は激変します。産休ギリギリまで仕事をする人もいれば、今まで続けていた仕事を辞めなければならない人もいます。
自分のために費やしていた時間を夫の世話や家事に回し、これから産まれてくる赤ちゃんのために知識を身につけ、ベビー用品を揃えたりもして、自分の生活のすべてが「家のこと」に飲み込まれてしまいます。
それなのに、夫の生活は何も変化しません。今まで通り仕事へ行き、飲み会に参加し、そればかりか妻に促されないと赤ちゃんのことを勉強しようとしないとなると、妻のストレスが溜まらないわけがありませんよね。
このように、夫の生活にはなんの変化も無いことに対し、妻は不公平な気持ちにもなってしまうのです。
妊娠中の旦那へのストレス解消方法
不満を小出しにして伝える
妊娠中の旦那さんへの不満は、なるべく小出しにしてその都度伝えるようにしましょう。
これは女性に限ったことではありませんが、話し合いの際などに相手が忘れているような過去の出来事を掘り返し、責めてしまう人がいます。相手からしてみれば、「そんなこと今さら言われても困る!」という気持ちになってしまうのです。
ですから、注意してほしいことがある場合は、その出来事が起きたタイミングで伝えましょう。そのほうが夫にも理解してもらいやすいですし、「また今度でいいか…」と保留にすると、ストレスをずっと抱え続けることにもなります。
妊娠中の妻の不満や不安を理解しやすいように、夫への要望はその場ですぐ伝えるようにしましょう。
夫に期待しすぎないようにする
妊娠中に旦那さんに過剰なストレスを感じてしまうのは、夫に期待しすぎているせいもあるかもしれません。そうであれば、旦那さんに期待しすぎないようにしてみるのはいかがでしょうか。
ほとんどの男性は、妊娠に対する理解も知識も少ないです。女性の場合は、学校で教わったり、妊娠経験のある友人から体験談を聞いたりして、知らず知らずのうちに知識が備わっていくものですが、男性の場合はそのような機会があまりないでしょう。
ですから、特に妊娠初期の段階では、まだまだ知識が乏しすぎて、妻に代わってできる限りののことをしなければ…と思ってはいても、なんだか要領の得ないことばかりしてしまうことになります。妻からしてみれば「なにトンチンカンなことしてんの!?」とイライラしてしまうはずです。
こんなときは、夫に要求するレベルを少しさげてみましょう。そうすれば、感謝の気持ちが少しは湧くかもしれません。
家事の協力をお願いする
妊娠中に大変だと感じるのは、毎日の家事ではないでしょうか。今まではごく普通にこなせていたのに、お腹が大きくなるにつれて立っているのもしんどくなってしまいますよね。
そういった場合は、ためらわず旦那さんに家事の協力を要請しましょう。この際、夫の家事能力は関係ありません。夫が料理下手なのであれば、料理を覚える良い機会としましょう。
また、洗濯物の干し方や掃除の仕方など、どうするのがお互い楽なのかを話し合う良いタイミングでもあります。
旦那さんに家事を教えるのは、赤ちゃんが産まれてからだとより困難になります。妊娠中がおすすめです!
おひとりさま時間をもらう
妊娠中の旦那さんへのストレスは、「おひとりさま時間」をもらうだけでも解消される場合があります。家のことを全て夫に任せ、気ままに外出してみましょう。
独身時代のようにアクティブな動きはできませんが、1人でのんびり外に出るだけでも、ストレス発散になるでしょう。
赤ちゃんが産まれてからでは、おひとりさま時間を作るのは大変です。1人の時間が味わえるのは妊娠中だけなので、貴重な時間を有効活用するためにも、おひとりさま時間は大切ですよ。
マッサージをしてもらう
妊娠中は足腰の痛みが起こりやすいものです。そんな時は、一番身近にいる旦那さんに優しくマッサージしてもらいましょう。
夫にストレスを感じていると、触れあう時間が取りにくくなるものですが、マッサージはスキンシップにもなります。触れあうことで気持ちが落ち着き、旦那さんに対する妊娠中のストレスが軽減される可能性もありますよ。
ただし、ぐりぐり指圧をしてしまうのは妊娠中の体によくありませんので注意しましょう。痛みがある部分や辛い部分を、軽くさすってもらう程度に留めましょう。
のんびり散歩
ストレスが溜まってイライラしたら、外の空気を吸いに行きましょう!陽の光を浴びながらゆっくり散歩をするのがおすすめです。
妊娠中の適度な散歩は気分転換になります。景色の良い散歩ルートを探して日々の日課にすれば、毎日気分をリフレッシュできますよね。
ポイントは、何かのついでに外出するのではなく、散歩だけを目的として出かけることです。何も考えず、ただリフレッシュする為だけの外出にすると、心が軽やかになりますよ。
実家へ帰省する
もう限界!旦那に対するストレスが爆発する!そう思ったら、思い切って実家に帰省してみるのはいかがでしょうか。もし頼れるご家族がいる場合は、甘えてみましょう。妊娠中のあなたを温かく出迎えてくれるはずです。
妊娠中は気持ちが少し不安定になりやすいものです。考えなければならないことも山積みですよね。そういった頭の中のごちゃごちゃを一度リセットする為にも、実家に帰るのはおすすめです。
何もせず、体と心を休めましょう。日数を決めないのも良いでしょう。旦那さんも、あなたのストレスが限界だったんだなと認識してくれるはずです。
妊娠中にストレスを感じてもやってはいけないこと
だからと言って、ストレスを解消するためなら何をしても良いという訳ではありません。ここでは、妊娠中にストレスを感じてもやってはいけない、大切なことをまとめてみました。
旦那を否定するような発言や言動
上手に気遣いをしてくれない!飲み会に行ってばかり!夫にそのようなストレスを感じていても、夫を否定してしまうような発言や行動は慎みましょう。
妊娠中の女性は既に母親になっていると言っていい状態ですが、男性である夫は、父親の自覚というものがまだまだ足りていない状態です。これはある意味、仕方の無い事かもしれません。「それじゃパパになれないよ!」などのプレッシャーを与えるのはやめておきましょう。
男性は、口や態度には表わさなくても、心の中では色々考えていたりするものです。目には見えない思いやりの気持ちを否定してしまわぬよう、そっと見守ってあげてくださいね。
過度な頑張ってるアピール
「私はこんなにしんどい思いをしてる!」「お腹が大きいのに家事をこなしている!」と、妊娠中の頑張りを知ってもらいたい気持ちは分かりますが、過度な頑張ってるアピールはやめておいた方が無難です。
妊娠中の「頑張っているアピール」は、旦那さんにストレスを与えてしまったり、父親になることへのプレッシャーを与えてしまう原因になりかねません。
確かに、妊娠中の女性は頑張らなければならない事が山ほどあり、褒められるべきではありますが、夫を萎縮させたくないならアピールはほどほどにしておきましょう。
ヤケ酒や喫煙
妊娠中はお酒を我慢しなければなりませんよね。今までお酒が大好きだった女性であれば、これはとても辛いものです。
こうした我慢からくるストレスと、妊娠中に感じる旦那さんへのストレスとのダブルパンチで、無性にお酒が飲みたくなってりたばこが吸いたくなったりするかもしれません。それでも、飲酒や喫煙は控えましょう。
妊娠中の体にとって飲酒や喫煙がどれほどの悪影響を及ぼすかは、妊娠情報誌などにも書いてあります。日頃から肝に銘じ、赤ちゃんの為にも耐えましょう。
ネガティブ発言を連発する
ネガティブ発言を連発するのもやめましょう。ストレスフルな状況を我慢してばかりで気持ちが滅入ってしまいますが、マイナスな事ばかり口走ってしまうと、気持ちがどんどん下向きになってしまいます。
これから迎える赤ちゃんとの生活や、家族団らんなどの「楽しい未来」をイメージし、自分自身で気持ちを盛り上げていきましょう!不安な事が多いかもしれませんが、必要以上に怖がる事はありません。
旦那に妊娠中のストレスを理解してもらうには?
母親学級に一緒に参加してもらう
自分がどうしてこんなに大変なのか、辛いと感じているのかを理解してもらうには、母親学級に一緒に参加してもらうのがおすすめです。身近な存在である妻にアレコレ言われても、真摯に受け止めてくれない男性は多いものです。
母親学級なら、講師である第三者が、妊娠中の女性の気持ちを代弁してくれたりもします。旦那さんの心にも、妻の大変さが響きやすくなりますよ。
また、赤ちゃんが産まれた後のための講習を受けることもできるので、夫にも父親になる実感が湧くかもしれません。
母親学級は、今では「両親学級」と言われるほど、男性の出席率が高くなってきています。恥ずかしがる必要はないと悟し、ぜひ旦那さんと出席しましょう!
妊娠中に起こる変化を事前に伝えておく
妊娠中におこる変化を旦那さんに伝えることは、早い段階から必要なことです。赤ちゃんは女性の体に宿るので、妻は親になる実感や責任が湧きやすいものですが、夫は全くの無自覚です。これはある程度は仕方の無い事と言えるでしょう。
女性の体がどう変化するのか、気持ちがどんな風になっていくのかなど、今後のことをわかりやすく夫に教えてあげましょう。
大切なのは、1度だけ伝えるのではなく、忘れていそうだと思ったらその都度こまかく伝えることです。そうすれば、妊娠中の変化について旦那さんも理解しやすくなりますよ。
妊娠情報誌を購入する
妊娠情報誌を購入するのもおすすめです。旦那さんと一緒に本屋さんへ出向き、どんな妊娠情報誌があるのか見てみましょう。
妊娠情報誌には、妊娠によって体に起こる変化についても詳しく書かれています。また、妊娠中にやらなければならないことなどもわかりやすく書かれているため、不安を解消する事が期待できます。
時には、「夫に伝えておくべき事」のような特集が組まれている場合もあり、「夫のための妊娠ガイドブック」が封入されていたりもします。
こうしたガイドブックは男性が読んで理解しやすいように書かれているので、とても実用的です。ぜひ探してみましょう。
妊娠中の旦那へのストレスは自然な事!
妊娠した女性の体では、赤ちゃんを育むためのめまぐるしい変化が起きています。夫へのイライラも変化のひとつとして、当たり前のことなのだと理解しましょう。
また、妊娠中の旦那さんへのストレスを我慢する必要はありません。こうしたストレスは妊娠中にはよく起こる事だと夫に伝えておくようにし、正面から受け止めてもらえるようするのがおすすめです。
そうすることで、旦那さんも「妊娠のせいだから仕方ない」と嫌な気分になりにくく、夫婦関係の悪化を阻止できる可能性があります。
これから産まれてくる赤ちゃんのためにも、ママとパパが仲良しでいられるよう、準備を整えておきましょう!
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