突然乳首が立つ…多くの女性の悩み
興奮しているわけでもないのに、自分でもなぜ立つのか分からない…という悩みを持っている方もいると思います。
そこでこの記事では、女性の乳首が立つ本当の理由や、立ってしまった時の対処法について詳しくご紹介していきます。
感じているとは限らない?女性の乳首が立つ理由
もちろん、性的な刺激や快感、興奮によって立つことはあります。しかし、乳首が立っているからといって性的な快感を感じているとは限らないのです。
では、一体どんなシチュエーションで乳首が立ってしまうのでしょうか?詳しく見ていきましょう!
寒暖差
寒いときに乳首が立ったという経験がある女性は多いのではないでしょうか。特に気温差を感じたときに立ちやすく、暖かい場所から寒い場所へ移動したときに立つことが多くなるんだとか。
まるで鳥肌みたいだと思いませんか?スウェーデンでの研究によると、乳首が立つのは鳥肌と同じ原理で起こっているんだそうです。同研究チームは、乳首が立つのと交感神経系には強い関連性があり、乳首の勃起は無意識のうちに起こる現象だといいます。
寒いときに乳首が立つかどうかには個人差がありますが、神経系によるものなので仕方ない現象ともいえます。温泉などの温度差が激しいシチュエーションですぐに乳首が立つのは、この現象が原因なのです。
単純な刺激
性的な快感を感じなくても、物理的な刺激によって乳首が立つのも不思議なことではありません。
例えば、洋服が擦れる刺激で性的な快感を感じる女性はあまりいませんが、これによって乳首が立つ人は少なくないのです。こういった女性は余裕のある服を着ると常に乳首が立っていることも多く、中には洋服の擦れによって乳首に痛みを感じてしまう人もいるようです。
生理前
生理前は、体や体調に変化があらわれやすくなります。これはホルモンバランスが乱れることによるものなので、多くの女性が経験する辛い悩みです。
そんな生理前の体の変化の1つに、胸や乳首の変化があります。胸全体が張ったり大きくなる人もいれば、乳首だけが硬くなって痛みを伴う人もいます。
この時期は、刺激や寒さを特に敏感に感じる時期でもあるので、ますます乳首は立ちやすくなるといえます。
乳首が立ちやすい女性の対処法
ここからは、乳首が立っていることがバレないようにするための対処法をご紹介します。
ブラジャーをつける
洋服を着ていても乳首が目立つという女性にはブラジャーが欠かせません。ブラジャーでも乳首が擦れて痛い場合は、ブラジャー選びに失敗しているのかも。ジャストフィットのサイズでなければブラジャーが動いてしまうので、乳首を刺激する原因になってしまいます。
また、長時間ブラジャーを着けるのは苦しいという女性のために、最近はソフトな素材でできたブラジャーも多く出回っています。ノンワイヤーでもしっかり胸をホールドしてくれるものも充実しているので、下着売り場の店員さんと相談しながらベストなブラジャーを探してみてくださいね。
ニプレスをつける
ニプレスあるいはニップレスと呼ばれるグッズをご存じでしょうか?ブラジャーは胸全体を覆うのに対して、ニプレスは乳首に貼る絆創膏のようなシールのことを指します。
ノンワイヤーなどのブラジャーでもどうしても締め付けが苦手だという女性は、ニプレスをつけることをおすすめします。ニプレスは乳首が立っているのを目立たなくするだけでなく、乳首が透けることを防止したり洋服と擦れて痛くなるのを回避することもできるんです。
乳首はデリケートな部分なので、肌に合わずかぶれてしまう可能性もあります。シール製のものや繰り返し使えるシリコン製のものもあるので、自分に合うメーカーと素材を選びましょう。
防寒対策をする
乳首が立つ理由の1つとして「寒いから」というものをご紹介しましたが、寒さ対策はバッチリですか?
意外なことに、冬以上に夏のほうが防寒対策が必要なんです。夏の間、外は猛暑なのに対して建物の中は寒いほどにクーラーが効いていることもありますよね。このとき寒暖差を感じると、乳首が立ちやすい原因になることも。
寒いと感じたときにすぐに羽織ることができるように、薄手のカーディガンなどを携帯しておくと便利ですよ。
乳首が目立ちにくい服を着る
洋服の選び方で乳首を目立ちにくくすることも可能です。白いTシャツと紺色のニットを想像してみてください。Tシャツは、乳首が立っていることだけでなく乳首の色までハッキリさせてしまうと思いませんか?一方の紺色のニットは、Tシャツと比べると体のラインも出にくいため、乳首の場所や色が分かりにくくなります。
季節によって選択肢が限られてしまうこともありますが、乳首が目立ちにくい素材やシルエットかどうかを考えてから購入するのがおすすめです。
乳首が立つのが恥ずかしい…男の本音は?
では、男性はどんな風に思っているのでしょうか?本音を聞いてみました。
見ていてエロい
「乳首は性感帯なので、乳首が立っているとどうしてもエッチな想像をしてしまいます。基本男はエロい女が好き。日常の中で乳首が立っている女性を見ることはめったにありませんが、見たら『エロ!』と思うでしょうね」(31歳/男性/会社員)
男性にとって乳首が立つ理由は「感じているから」。女性からは「感じているから立っているわけじゃないの!」と反論の声があがりそうですが、誤解している男性のほうが多いのも事実です。
そんな男性からすると、乳首が立っている女性を見るとエッチなことを連想してしまうこともあるんです。
感じてくれてるのかな?と嬉しくなる
「セックスしているときに乳首が立っていないと、気持ち良くないのかなと不安になります。逆に乳首が立ちっぱなしだと僕も嬉しくなるので、もっと頑張りたくなります」(23歳/男性/学生)
こちらの男性も、乳首が立つのは感じているからと考えているみたいですね。乳首の立ち方には個人差があり、性的な興奮で立ちっぱなしの女性もいれば、直接乳首を刺激されている間しか立たないという人も。
セックスを楽しんでいるかどうかは、乳首が立っているかどうかだけで判断できるものではありません。乳首が立ちにくいことで男性から感じていないと誤解されやすい人は、それ以外の表現で気持ち良いことを伝えてあげてくださいね。
生理前かな?と思う
「元カノは生理前に胸が痛いとよく言っていました。だから僕の中では生理前は胸が痛くなるという印象があります。そして、生理前はイライラするというのもよく聞くので、乳首が敏感になっている時期の女性には慎重に接します」(29歳/男性/営業職)
彼女や姉妹の影響で、生理前に胸が張ることを知っている男性もいるんですね。この現象は男性には想像もできないことです。生理前に胸や乳首が痛くなりやすい女性は、勇気を出して彼に伝えておくことで理解を得られるかも。
あまり気にならない
「男性器も意図せず立つことがあるので、女性の乳首もそんなもんかなと思っています。刺激があればもちろん立つけど、何もしてないのに立つこともあるんじゃないですか?」(24歳/男性/研究職)
さらに理解が進んでいるこの男性。多くの男性にとって女性の胸は魅力的なものですが、もちろん興味を持たない男性もいます。そんな男性にとっては乳首が立つかどうかもあまり気にならないポイントなんだとか。
まだまだある!胸に関する「男の勘違い」
乳首に限らず、男性が「女性の胸」に関して勘違いしていることを覗いてみましょう!
必ずしも乳首が性感帯とは限らない
女性に比べて、男性は乳首で感じにくいと言われています。しかし、乳首では感じない女性もいれば、乳首が感じるという男性もいるものです。感度には個人差があるので、どちらも決して変なことではありません。
しかし乳首が性感帯だという女性も多いことから、「女性はみんな乳首で感じるものだ」と勘違いしている男性もいるんです。
あるアンケートによると、7割以上の女性がセックス中に演技をしたことがあると回答しています。男性が「ここは気持ち良いはずだ」と勘違いしていることがこの結果を招いているのかも。
胸の大きさを分かっていない
胸の大きさについて誤解をしている男性が多い、という女性からの不満の声も。男性が理想とするバストサイズは平均C~Dサイズだと言われていますが、日本人女性の平均的なバストサイズはB~Cサイズなのだそう。
巨乳が好きだと言われても、バストサイズを大きくするのは至難の業。グラビアアイドルのような「体は華奢で胸は大きく」なんて無理難題に、女性は怒っています!
「乳首が黒い人は遊び人」は迷信
セックスの経験が多い、いわゆる遊び人と言われる女性は乳首が黒い、なんて迷信を信じている男性もいるんです。
女性の皆さんはご存じの通り、乳首の色には個人差があります。肌の色がそれぞれ違うように、体質によって乳首の色が異なるのです。さらに、同一人物であってもホルモンの変化によって乳首の色が少し変化することもあるんです。
乳首の色に悩む女性にとっては、この勘違いは辛いものですね。
強く揉んでも気持ち良くない
胸を愛撫することで感じてくれるのが嬉しくてエスカレートしてしまう男性にも、女性は困っています。
付き合いたてなど、まだ素直に言えない間柄で、「強く揉まれても気持ち良くないの」と伝えられずに、演技をしてその場をやり過ごした経験があるという女性の声もありました。
胸は柔らかいので強く揉んでも痛くないと勘違いしている男性もいるようです。力任せに胸を揉むのはやめてほしいですね。
露出はアピールではない
胸元を強調したセクシーな服を着た女性を見かけることがあります。男性は、こういう女性に対して「誘惑しているのか?」と考えてしまいますが、これも大きな勘違い。
色っぽくて魅力的なので男性には性的なアピールに見えるかもしれませんが、女性は自分の好みの服を着ているだけの可能性があります。
また、彼女が胸元の出ている服を着ているときに「誰かを誘うつもりでそんな服を着てるの?」なんて言っちゃう男性もいますが、これも同じく勘違いなんです。多くの女性は、露出で男性を誘惑しているつもりはありません!
乳首が立つのを気にしすぎないで
乳首が立つのには個人差があり、ホルモンバランスや体質など、自分の意思では改善できない原因も大いにあります。しかし、乳首が立つのを止めるのは難しくても、周囲にバレないようにすることは可能です。胸にフィットするブラジャーをつけたり、ニプレスや洋服でカバーしたりなど、自分に合った対処法を見つけてみてくださいね。
乳首に関する専門家の意見やアドバイス
乳首もケアが必要?
顔や手足はこまめにケアしても、乳首に関してはケアを行っていない方も多いのではないでしょうか?乳首はとてもデリケートですから、日ごろからのケアも大切です。『オトナ女子のためのおっぱいケア手帖 健康美人シリーズ』(北村 珠希)に、乳首が乾燥してカサついてしまったときのケアについて書かれています。
「乳首の周辺の皮膚は薄く、神経も集中していてとても繊細。 乾燥が気になるなら、香料や着色料などを使っていないシンプルなリップクリームや、純度の高いワセリン、授乳中も使える専用保護クリームなどで保湿し ましょう。こまめに塗って、表面を油分で覆うことで水分の蒸発が抑えられます。べたつきが気になるなら、塗った後軽くティッシュ ペーパーで押さえてもよいです。」
乳首が立ちやすいと、衣服などにこすれてカサカサしてしまいがち。乾燥などからくる痛みを感じたら、ぜひ試してみてください。
「乳首が黒い人は遊び人」はやはり迷信?
本文でも触れた「乳首が黒い人は遊び人」という迷信については、同じく『オトナ女子のためのおっぱいケア手帖 健康美人シリーズ』(北村 珠希)でも触れられています。
「乳首の色が茶色っぽくなるのも、ごく普通のこと。乳首や陰部はメラニン色素の活動が盛んで、 茶色くなりやすいのです。セックスの経験の有無も関係ありま せん。気になる場合には、美容外科で色素を薄くする塗り薬な どを処方してもらう方法もあります。」
やはり乳首の色が黒くても、セックスとは関係がないとのこと。もし彼氏に乳首の色についてからかわれてしまったとしても、気にする必要はまったくないということですね。
男性が女性の乳首を触るときの注意点
では、デリケートな女性の乳首を触る際には、男性はどういったことに注意する必要があるでしょうか?『ヒアリングセックス』(長谷川 瞳)では、次のようにアドバイスしています。
「男性が女性の乳首を愛撫する際には、とにかく優しく、ということが重要です。男性の力は自身の感覚以上に強いもの。そして、女性の乳首は男性が思っているよりもすごく敏感なものなのです。とくに愛撫をはじめるときにそれを強く意識してください。
気持ちが高ぶって体がすっかり発情モードに入った後であれば、強い刺激からも快感を得るようになります。『もっと強くして』と求められ、『本当に大丈夫?』と思った経験がある男性もいるでしょう。だからといって、最初からその強い愛撫をすると、女性は痛みを感じてしまいます。発情モードに至るまでは、本当に優しく扱う必要があるのです。 」
女性の乳首を乱暴に扱うのはNG。特に、まだ女性の体の準備ができていない状態では注意が必要です。優しく扱ってほしいですね。
コンディションは日によっても変わる
女性は生理による女性ホルモンの変化などから、日によって体調が変わります。乳首の感覚も変わってくるのでしょうか?『しみけん式「超」SEXメソッド 本物とはつねにシンプルである』(しみけん)では、女性のおっぱいの感じ方について以下のように解説しています。
「女性のおっぱいは、快感神経の発達具合、気分、体調などによって、 大きく感じ方が変わります。生理前は女性ホルモンの影響で乳腺がむくみ、おっぱいが張りやすくなるので、『痛い』と感じることもあります。また、気分が高まっていないときに愛撫されると、『くすぐったい』と感じることもあります。」
体調の変化から乳首はさらに敏感になり、ちょっとした刺激で性欲とは関係なく立ってしまったり、痛みを感じたりしてしまいます。乳首の違和感はセックスにも影響を及ぼすでしょう。「痛い」と感じたら、無理をしないことも大切ですね。
<参考文献>
『オトナ女子のためのおっぱいケア手帖 健康美人シリーズ』(北村 珠希)
『ヒアリングセックス』(長谷川 瞳)
『しみけん式「超」SEXメソッド 本物とはつねにシンプルである』(しみけん)
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