そもそも「既婚者に告白したい」と思う心理は?
本当に相手を好きだから
純粋にその既婚者のことが好きだからという理由で、既婚者に告白する人が多いです。相手が独身の人であれば、その相手とお付き合いしたいという理由で告白するのはおかしなことではありません。しかし、相手が既婚者の場合、相手には一生を共にすると誓った結婚相手がいるわけですから、告白したところで、その恋が実る可能性はゼロに近いでしょう。
そのため、既婚者に恋をしても告白せずに自分の気持ちを抑えつけようとする人がほとんどだと思います。ですが、中には気持ちを抑えられない人もいるでしょう。そういった人は、その恋が実る可能性がゼロだと分かっていても、気持ちを伝えずにはいられないのです。
自分の気持ちを分かってほしい
既婚者に告白しても無駄なのは分かってはいるものの、自分の気持ちだけは好きな人に分かってほしいという思いで、振られるのを前提で既婚者に告白する人もいます。告白せずに自分の気持ちを抑えつけている状態では前を向けないため、告白して自分の気持ちをはっきり伝えることで、この恋に区切りを付けたいと思っているのでしょう。
他人の恋人を略奪するのが好きだから
中には、他人の恋人を奪う行為そのものが好きで、既婚者に告白する人も少なからずいます。こういった人は、相手と結ばれることよりも略奪を成功させることに喜びを感じます。なぜなら、略奪を成功させることによって、既婚者のパートナーに勝ったと思い込んでしまうから。
ですので、あえて既婚者を狙って不倫関係になることを覚悟の上で告白することが多いのです。ですが、一度自分のものにしてしまうと気持ちが一気に冷めてしまう傾向が強いので、既婚者との恋愛をある程度楽しんだら、すぐに他の人に心変わりしてしまうことも少なくありません。
性欲を満たしたい
特に男性の場合、性欲を満たしたいという軽い気持ちで、既婚女性に告白する人も少なくありません。なぜなら、性欲を満たす相手として独身の女性を選んだ場合、相手の女性から「付き合ってほしい」としつこく迫られたりして、面倒なことに巻き込まれる可能性が高いからです。
一方、相手が既婚女性であれば、すでに結婚しているため「付き合ってほしい」としつこく迫られることもありません。お互いに割り切ったお付き合いをすることができるため、性欲を満たす相手としてぴったりなのです。
既婚者に告白するリスクって?《OKされた場合》
不倫になる
「ダメ元で告白してOKしてもらったら、そのまま不倫してしまいそう」(30歳/女性/看護師)
既婚者に思い切って告白してOKされた場合、不倫関係に発展してしまうことがほとんどでしょう。告白して自分の気持ちを伝えるだけであれば、相手が既婚者であろうと何も問題はありませんが、既婚者と体の関係を持ってしまった場合は大問題。
たとえ振られる覚悟で告白したとしても、既婚者からOKの返事がもらえれば気持ちが舞い上がってしまい、後に引けなくなってしまうかもしれません。ですから、もしOKされたら不倫を始めてしまうかもしれないという不安な気持ちがあるのならば、告白せずに諦めた方が無難だといえます。
遊ばれて終わる可能性も
「既婚者に告白して不倫関係になりましたが、あっちは本気ではなかったらしく、5年以上付き合っても奥さんと別れてくれませんでした」(34歳/女性/コールセンター勤務)
「セックスレスで性欲を満たしたい」「仕事の疲れを癒したい」などの理由で、気軽な気持ちで告白を受け入れてしまう既婚者も少なからずいます。こういった人は、自分の家庭を壊してまで告白してくれた相手と一緒になりたいとは一切思っていません。
ですから、どんなにあなたが既婚者のことを愛し、離婚してくれるまで不倫関係を続けるつもりであっても、あなたの気持ちに応えてくれることはないでしょう。むしろ、都合よく遊ばれた挙句、「もう終わりにしよう」と言われて捨てられてしまう可能性が高いです。
婚期を逃してしまう
「既婚者とズルズル不倫関係を続けてきましたが、相手と別れた時には周りはもう結婚していて…。結婚どころか彼氏すらできません」(40歳/女性/公務員)
既婚者に告白する時は、目の前のことで精いっぱい。将来のこともあまり考えず、今さえ良ければそれでいいと思うかもしれません。ただ、不倫は都合の良い関係ですので、お付き合いがズルズルと長引いてしまうことが多いです。ですので、周囲にいる同年代の人たちが次々と結婚していく中でも、不倫をやめることができません。
そしてやっと既婚者と別れた時には、すでにほとんどの人が結婚していて、結婚どころか恋人を作ることすら難しくなり、婚期を逃してしまうことも少なくありません。
既婚者に告白するリスクって?《続き》
社会的な信用を失う
「職場の先輩と不倫していましたが、会社の人に不倫がバレてしまい、会社に居づらくなって仕事を辞めてしまいました」(32歳/女性/商社)
不倫が発覚して世間から大バッシングを受けている芸能人も大勢いますよね。芸能人ではなくても不倫が発覚すれば周囲の人から冷たい目で見られることになり、社会的な信用を失ってしまう可能性があるのです。
なお、社内不倫の場合だと、社内のみならず取引先にまで不倫のウワサが広まってしまい、最終的には仕事を辞めざるをえない状況にまで陥ってしまう可能性も十分考えられます。仕事を辞めることになれば、今まで職場でコツコツと積み上げてきたキャリアが一気に崩れてしまいますし、その後の人生設計も狂ってしまうことでしょう。
そのため、既婚者に告白するなら、社会的な信用を失うおそれがあることを覚悟しておかなければなりません。
罪悪感が一生付きまとう
「不倫相手の奥さんに不倫がバレてしまいました。それから奥さんは精神を病んで自暴自棄になり、家庭も崩壊してしまったようです…。不倫関係を解消した今でも、奥さんに対して申し訳ないという気持ちでいっぱいです」(29歳/女性/受付)
あなたの不倫が原因で既婚者の家庭が崩壊してしまった場合、既婚者とそのパートナーはもちろん、子供にまで深い心の傷を負わせてしまうことになるでしょう。そこで初めて自分がやってしまった過ちの大きさに気付き、罪悪感を一生背負いながら今後の人生を過ごしていくことになります。
罪悪感は目に見えないものですが、あなたに精神的に大きな苦痛を与え続けることになるでしょう。
高額な慰謝料を請求される恐れも
「不倫していることを知った相手の奥さんから、裁判を起こされて慰謝料を請求されました。100万円払うということで奥さんにも同意してもらえましたが、貯金がほとんどなかった私にとっては負担が大きいです…」(25歳/女性/スーパー勤務)
既婚者に告白してOKしてもらい、体の関係ありの不倫関係に発展してしまった場合、不倫が既婚者のパートナーにバレる可能性も考えておかなければなりません。既婚者のパートナーが決定的な不倫の証拠を握っていた場合、高額な慰謝料を請求される可能性が高いでしょう。
なお、不倫の慰謝料相場は、不倫の頻度や長さ、婚姻期間の長さなどの事情によっても異なりますが、大体50万円から300万円が一般的のようです。また、話がもつれて裁判にまで発展した場合は、弁護士費用の着手金や成功報酬でさらに金銭的な負担を強いられることになるでしょう。
出典:ベンチャーサポート法律事務所 『不倫慰謝料の相場は?請求できない場合もあるの?』
https://vs-group.jp/lawyer/ricon/156.html
既婚者に告白するリスクって?《断られた場合》
相手に距離を置かれるかも
「好きだった既婚者に告白しましたが断られてしまい、それからあからさまに距離を置かれるようになってしまいました」(28歳/女性/IT関係)
既婚者に告白して断られてしまった場合、相手に距離を置かれてしまう可能性が高いでしょう。なぜなら、既婚者はあなたのことを振ってしまって「申し訳ない」という気持ちになってしまうから。だからこそ、「あなたをこれ以上傷つけたくない」「他の人を好きになってほしい」と思って、わざとあなたに冷たい態度をとることもあるのです。
また、既婚者のことを好きになっても告白しないのが普通です。それにもかかわらず「何で告白してくるの?」と、あなたのことを非常識な人だと思ってしまい、それが原因で相手から距離を置かれてしまうこともあります。特に告白した既婚者と同じ職場だった場合、断られたらお互いに気まずい思いをしてしまうことでしょう。
告白がばれて、周りから白い目で見られるかも
「既婚者に告白したことが周囲の人にバレてしまい、みんな冷ややかな目で私のことを見てくるようになりました」(26歳/女性/営業職)
独身の人同士の恋愛は自由ですから、独身の人に告白しても特に問題ではありませんし、告白したことがバレたからと言って白い目で見られることはないでしょう。しかし、告白した相手が既婚者の場合、それが周囲の人にバレてしまうと、周囲の人から白い目で見られてしまう可能性が高いです。
ほとんどの人は「不倫はしてはいけないもの」と考えていて、不倫に対して嫌悪感を抱いている人が多いので、白い目で見られてしまうのは仕方のないことでしょう。
職場に居づらくなって仕事を辞めることになるかも
「職場の既婚の同僚に告白しましたが、あっけなく振られてしまいました。同じ部署だったこともあって、その後も仕事で関わることが多かったのですが、気まずさに耐えられなくなって仕事を辞めてしまいました」(27歳/女性/無職)
同じ職場の既婚者に告白した場合、気まずい思いをしたままその人と一緒に仕事をするのは、精神的につらいものがあります。また、職場の人にも冷たい目で見られてしまったり、社内に噂話広がってしまうでしょう。そのため、最終的には職場に居づらくなって、今まで続けてきた仕事を辞めることになるかもしれません。
相手のパートナーを怒らせてしまうかも
「告白したことが相手の奥さんにバレたらしく、奥さんから電話で『私の夫にどういうつもりで告白したの?』と怒られてしまいました」(30歳/女性/美容師)
既婚者に告白した場合、それが相手のパートナーに伝わってしまう可能性も十分にあります。それを知った相手のパートナーは、当然「なんで結婚していると分かっているのに告白するのか?」と怒りを覚えてしまうことでしょう。ですので、相手のパートナーを怒らせてしまい、場合によっては怒鳴り込まれてしまう可能性も考えておかなければなりません。
既婚者が告白をOKする心理とは?
パートナーとうまくいっていない
パートナーとの関係がうまくいっておらず、誰かに愛されたいと思う気持ちから不倫を始める既婚者も少なくありません。パートナーからの愛情で心が満たされないことによって、人肌恋しくなってしまうことも多々あります。
そんな時に、自分に好意を抱いてくれる人が目の前に現れると、自分を愛してくれることに幸せを感じるため、結婚しているにもかかわらず告白をOKしてしまうのです。
家庭内に居場所がないと感じている
家庭内に居場所がないと感じていて、告白をOKする既婚者も大勢います。自宅には愛する家族が待っていて、既婚者にとって仕事で溜まった疲れやストレスを癒せる場所。ですが、家族に存在を無視されていたり、毎日のようにパートナーに文句を言われたりして、心を癒せないと感じている既婚者も少なくありません。
そうなると、仕事が終わっても自宅に帰りたくなくなりますし、家族の代わりに自分の心を癒してくれる人を求めるようになります。そんな時に自分に好意を抱いてくれている人から告白されると、自然な流れで不倫が始まってしまうのです。
ストレスが溜まっている
告白をOKする既婚者の中には、仕事や人間関係でストレスを溜め込んでいる人も少なくありません。既婚者の場合、家族のために仕事や家事を頑張らなければならないという責任感を持っている人が多いため、仕事で嫌なことがあったり、人間関係でうまくいかないことがあっても、家族に悩みを打ち明けられないと感じているのです。
ですが、ストレスを溜め込んだ状態でこのまま過ごしていると、いつかストレスも爆発して精神的に不安定な状態に陥ってしまうでしょう。そのため、悩みを気軽に話せる人やストレスを発散させてくれる人が身近にいると、その人と不倫関係に発展してしまうことが多いのです。
刺激が欲しい
平凡で安定した生活にマンネリを感じている既婚者の場合、刺激欲しさに告白をOKし、不倫関係に発展してしまうことも。既婚者の場合、家族のことを第一に考えなければならないので、平日は自宅に帰ってきたら家族と過ごす、休日も家族と一緒にどこかに出かけるというように、基本的には家族のために自分の時間を捧げることになるでしょう。
ですが、そんな毎日の繰り返しだと、やがて「たまには自分のために何かしたい」「職場と自宅の往復でつまらない」など、平凡で安定した生活から抜け出したいと考えるようになります。そんな時に告白されると、不倫によって刺激のある生活を送れるのではないかと思い、告白をOKしてしまうことも少なくありません。
独身気分が抜けない
結婚しても独身気分が抜けない人も、気軽な気持ちで告白にOKしてしまうことも。こういった人は、「家族に縛られるのは嫌」という思いを常に抱いており、たとえ家族のことを大切に思っていても、不倫は別物だと考えています。
独身の時であれば、自分の好きなように時間を使うことができ、誰にも縛られずに好きなように毎日を過ごすことができるでしょう。ですが、結婚した後は家族を最優先に考える生活になるため、時間も行動も家族に縛られることになります。
そのため、結婚した後の窮屈さに耐えきれなくなり、「独身の時のようにもっと自由に過ごしたい」という反抗心から、不倫にハマってしまう人も少なくないのです。
夫婦で長いことセックスしていない
結婚生活が長くなると、夫婦間のセックスの回数が少なくなる傾向にあります。性欲の強い人がセックスレスになったら、「セックスしたい」という気持ちが強く湧いてしまうのは当然のことです。パートナーとのエッチを求めて試行錯誤したかもしれませんが、それでもセックスすることができなければ、性欲を満たすために他の人の体を求めてしまうこともあるでしょう。
ですので、恋愛感情を抱いていない人から告白されたとしても、性欲を満たすために告白をOKすることもあります。ただしこの場合は、セックスしたい時だけ都合よく遊ぶ関係になりやすいので、既婚者に本気になってしまうとつらい思いをするのはあなた自身です。
どうしても既婚者に告白したいなら
気持ちを伝えるだけ、と割り切る
どうしても既婚者に告白したいのであれば、既婚者とお付き合いすることは望まず、あくまでも自分の気持ちを伝えるだけと割り切って告白すると良いでしょう。
好きな人に自分の気持ちを伝えても、「結婚しているから付き合えない」と断られる可能性が高いと思います。ただし、告白することで自分の気持ちに区切りを付けることができるので、新しい出会いを探すために前に進めるようになるでしょう。
OKされても不倫しない方が身のため
断られるのを覚悟したうえで既婚者に告白する人がほとんどだと思いますが、既婚者に告白を受け入れてもらえる可能性もゼロではありません。想定外のOKという返事がもらえると、気持ちが舞い上がって不倫を始めてしまう人も多いと思います。
ですが、不倫関係に発展してしまうと、高額な慰謝料を請求されるリスク、婚期を逃してしまうリスク、社会的信用を失うリスクなど、様々なリスクが付きまとうことに。ですから、既婚者に告白してOKをもらったとしても、それ以上の関係は望まないようにして下さい。
付き合うなら絶対にバレないように注意すること
告白して既婚者とお付き合いすることになった場合、絶対に既婚者の家族に付き合っていることがバレないように細心の注意を払って下さい。例えば、LINEのやり取りや着信履歴は必ず消すこと、休日は絶対に会わないこと、家族と一緒にいる時間に連絡をしないことなど、お互いにルールを決めてそれを徹底しましょう。
既婚者とお付き合いすると、前述したような様々なリスクが付きまといます。絶対にバレないようにするという強い意志と覚悟がなければ、既婚者とお付き合いするのはおすすめできません。
既婚者に告白したい気持ちを抑えるには
不倫のリスクを冷静に考える
既婚者に告白したい気持ちを抑えるには、不倫関係に発展した後のリスクを冷静に考えてみましょう。既婚者のパートナーに不倫がバレてしまえば、裁判を起こされて高額な慰謝料を請求されたり、職場にバラされて社会的な信用を失ってしまうなどの様々なリスクが考えられます。
そのようなリスクを抱えてまで既婚者と不倫したいと思いますか?不倫がバレないうちは良いかもしれませんが、不倫が一度バレてしまうと、今まで積み上げてきたキャリアや財産、信用などを全て失ってしまうかもしれません。そういったことを冷静に考えれば、既婚者に告白するのはやめて新しい出会いを探してみよう、という気持ちになれるはずです。
信頼できる友人に相談する
自分の気持ちを抑えきれず告白してしまいそうになったら、信頼できる友人に相談してみるのも良いでしょう。本当にあなたのことを思ってくれる友人であれば、「不倫はやめた方が良いよ!」「不倫をしても遊ばれるだけだよ!」ときっぱりと諦めるように説得してくれるはず。
そして、新しい人を好きになれるように、異性の友達を紹介してくれたり、合コンなどに連れて行ってくれるかもしれません。また、友人に相談することで自分の気持ちが整理されて、冷静に物事を考える余裕が生まれることでしょう。
実際、信頼できる友人に相談したことで、既婚者への気持ちに区切りを付けることができた人も多いですよ。
既婚者だから魅力的に見えるだけだと思い込む
既婚者だというだけで、独身の人にはないような魅力を感じる時ってありますよね。ですが、ものすごく魅力的に見える男性でも、付き合ってみるとダメな部分が意外とたくさんあると気づくもの。それでも魅力的に見えるのは、その人のパートナーが支えてくれているおかげなのです。
ですから、既婚者に告白したくなったら、「既婚だからこそ魅力的に感じるだけだ」「付き合ってみたらそんなに魅力的じゃないかも」と繰り返し思い込むようにして下さい。
他に熱中できることを探す
新しい趣味を始めてみたり、仕事に役立つような資格の勉強を始めてみたりと、何か他に熱中できることを探すのもひとつの方法です。既婚者に告白したいという気持ちは一時的な感情であることが多く、他のことに熱中して恋愛のことを一時的に忘れれば、意外とすんなり気持ちを切り替えられる場合も多いのです。
とにかく、何でも良いので、既婚者のことを考える時間を作らないことが重要なポイントです。
既婚者には告白しない方があなたのため!
ですから、既婚者を好きになっても告白しない方があなたのためです。どうしても気持ちを伝えたいのであれば、それ以上の関係は望まず、「自分の気持ちを伝えるだけ」と割り切るようにしましょう。そして、自分の気持ちに区切りをつけて新たな恋を探してみて下さい。
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