思い込みが激しい人の特徴と心理|対処法から改善法まで徹底解説!

思い込みが激しい人の特徴と心理|対処法から改善法まで徹底解説!

思い込みが激しい人が身近にいると、どうしても付き合いづらさを感じてしまうでしょう。しかし、だからといって逃げていても何も解決しません。思い込みが激しい性格の人とも上手く付き合っていくために、彼らの心理や原因を知りましょう。また、自分が同じようになっていないかどうかもチェックしてみましょう。


思い込みが激しい人の特徴《その1》

自分の考えを信じて疑わず、自分こそが正義だ!と考えている感じの人っていますよね。それで特に害がなければ良いのですが、そうとはいえないのが「思い込みの激しい人」です。次のような特徴を持つ人は、思い込みが激しい性格といえるかもしません。

少ない情報ですぐ決めつける


何かを判断するときには、いろいろな情報を集め、そこからどうするかを決めますよね。通常は、多くの媒体から情報を集め、さまざまな角度から物事の善悪を決めるものです。また、多くの情報があればあるほど、自分の知識を深めたり視野を広げることができるでしょう。

しかし思い込みの激しい人は、与えられた情報のみでジャッジするため、狭い視野でしか物事を決められません。もっと多くの人から情報や意見をもらえば良いのに、それをしないで自分の周りの声だけを聞いて判断してしまう人といえるでしょう。

他人の話を聞こうとしない


「自分はこの方法じゃなきゃダメなんだ」と決めつけ、「もっと良い方法があるのに」と言われても聞かない。そんな他人の話を全く聞かない、聞こうとする姿勢がないことも、思い込みが激しい人の特徴として挙げられます。まるで自分のやることだけが正しいと思っている「頑固者」のようにも見えます。

また、自分は他人の話を聞こうとしないのに、自分の話を聞こうとしない人に対しては辛く当たったり、自分の話を聞いてもらうのは好きだけど、人の話を聞くのは嫌いという人も、思い込みが激しい一面をを持っていると言えそうです。

自己完結してしまう


思い込みが激しい人は、自分の中だけで何でも完結してしまう癖も持っているようです。普通であれば、分からないことは周りに聞いて教えてもらったりして、行動や思考をゴールまで進めるでしょう。しかし思い込みが激しい人は、最初に与えられた情報と自分の考えのみで完結します。

そのため周りと意見が食い違いやすく、自分の思っていることもうまく伝わらないことが多いです。もっと多くの人と話して情報交換すれば良いのに、自分だけで完結し終わってしまうため、思い込みが激しくなるのでしょう。周りにもっと耳を傾ければ良いのに、それをしないから、自らを狭い世界に閉じ込めてしまうのです。

嘘を見抜けない


悪い人が嘘を教えても、その人を信じていればその嘘までも信じてしまうのは、思い込みが激しい人によく見られる特徴のひとつです。信じている相手から与えられた情報だけがすべてだと考えて、正しいと思い込んでしまうのです。念のため本当かどうかを確認しようと考える人なら、新たに情報を集めることもするでしょうが、思い込みが激しい人は嘘を真実だと思い込んでいるため、疑うこともしません。

嘘を見抜けなければ、単に自分が痛い目に遭うだけですが、思い込みが激しいと、その痛い目にも気づかない場合があります。自分が孤立していることにさえ、気づいていない人もいるでしょう。

思い込みが激しい人の特徴《その2》

「あの人とはいまいち話が通じない」なんて言われてしまう「思い込みが激しい人」の特徴は、まだまだあります。気になるあの人に当てはまるかチェックするだけでなく、自分がそうでないかどうかもチェックしてみましょう。

自分が正しいと思っている


自分が正しいと思えるほど自信があるのは素晴らしいことです。しかし思い込みが激しすぎると、本当のことを教えられても、かたくなに自分が正しいと主張し続けてしまいます。これも、思い込みが激しい人の特徴でしょう。

何が正しくて何が間違いかは、状況によって異なります。自分の置かれた状況を客観視しないで、自分が正しいと言い張っていたら、周りからは孤立してしまいます。高圧的な姿勢で周りをけん制すると、付き合いにくい人だと思われてしまうでしょう。

間違いを指摘されることを嫌う


誰だって間違いを指摘されると嫌な気持ちになりますが、思い込みが激しい人は特に指摘されることを嫌う特徴を持っています。自分が正しいと信じているので、指摘されることを想定していません。そのためいざ間違いを指摘されると、自分が責められているように感じて逆上するのです。

「私が間違ってるわけがない」「私のほうが絶対正しい」と、あくまで自分の正当性を主張するでしょう。誰にだって間違いがあって当然なのに、自分にはないとかたくなになります。自分が正しいと信じているからこそ、間違いを指摘されるとあからさまに嫌な顔をすることも多いでしょう。

ネガティブ


「自分なんて…」とネガティブに考えてしまい、周りからの評価を一切信じられないのも、思い込みが激しい人によくあることだといえます。もし「かわいくない」「カッコ悪い」などとマイナス発言をされたら、誰だって傷つき、悩むでしょう。しかし大抵は、ある程度の時間がたてば「自分はそんなにひどくない」と立ち直るものです。

ですが、思い込みが激しい人は、こうしたネガティブな言葉を鵜呑みにする傾向にあります。通常であれば、「なんでそんなこと言われなきゃいけないの!」と憤りを感じる人もいるでしょう。しかし思い込みが激しい人は、「やっぱりそうなんだ…」とその言葉を鵜呑みにしてしまいます。

向けられた言葉をそのまま飲みこんでしまうほど、自分や周りに対してネガティブになっているのでしょう。明るく前向きに考える性格ではないため、周りの言葉を何でも信じてしまうのです。

保守的な考えや性格


思い込みが激しい人は、自分を守ってくれそうな情報に固執する傾向があります。指摘したり攻撃してくる人から自らを守るため、自分を守ってくれる情報だけを信じます。それ以外の情報はシャットアウトして、「これで安心だ。自分が正しい」と思ってしまうのです。

普通であれば、多くの情報を精査し、自分にとって嫌な意見であっても、それが正しいかどうかを判別するのが一般的です。それができず、自分を守ることで精一杯になってしまうため、少ない情報ですぐに判断を下してしまうのでしょう。

自分が正しいと思い込みが激しくなってしまうのは、単に傷つくことを怖いと感じる保守的な性格も関係しているのかもしれません。

思い込みが激しい人の心理

思い込みが激しい人は、どうしてあんなにもかたくななのだろう、と感じることがあるでしょう。人の性格は、その人の心理によって決まります。どういった心理を持つと思い込みが激しくなってしまうのか、詳しくみていきましょう。

自分を守りたい


誰だって自分が傷つくのは嫌ですよね。できることなら、傷つかずに毎日を幸せに過ごしたいことでしょう。しかし世の中にはさまざまな人がいますし、さまざまなことが起こります。無傷で過ごすことは、まず難しいものです。

思い込みが激しい人は、こうした「自分は傷つきたくない」「幸せでいたい」という心理が人一倍強いといえるでしょう。他人が言うことを信じれば自分が傷ついてしまうかも…と外からの攻撃に怯えるあまり、自分が信じられるものだけで自分の世界を構築してしまうのでしょう。

失敗することが怖い


思い込みが激しいのは、失敗することへの恐れの表れでもあります。誰だって信じていたものが嘘だった、間違いだったと知ると「失敗したな」「恥ずかしいな」と思うでしょう。信じたせいで裏切られたと感じる人もいますよね。

大きな挫折を味わうと、人は次は同じことをしたくないと強く思うものです。そのため自分にとって有利な情報を集め、それをかたくなに信じるようになります。今度こそ失敗しないように身を固めるのです。失敗への恐れが人一倍強いからこそ、これが正しいと信じたものへの信頼度がますます強くなるのです。

自分を疑うことができない


何かを判断するときに「自分が正しいのか、それとも周りが正しいのか」と自分を疑うことがありますよね。しかし思い込みが激しい人は、まず自分を疑うことができません。自分は完全に正しいと信じて疑わない心理を持っていることが多いです。

その結果、周りの意見のほうが正しくても相手を疑い、自分こそが正義だと思ってしまいます。自分を疑うことができる人であれば、自分が絶対だとは思いません。自分を疑わないからこそ、自分の意見は絶対的なものだと思い込んでしまうのです。

他人を信じられない


誰も何も言っていないのに、他人が悪口を言っているように決めつける、そんな思い込みが激しい人もいますよね。こうした人の心の中では、「他人など信じられない」という心理が働いているのかもしれません。」過去に他人を信じて裏切られた経験があったりして、自分以外の人を信じられなくなっているのでしょう。

正しいかどうかわからない情報を与えられるくらいなら、自分の中の情報だけですべてを決めたい、傷つくくらいなら、最初から他人なんて信じない、というスタンスの持ち主です。特にネガティブなことばかり信じて疑わない、そんな思い込みが激しい人は、過去に大きなトラウマを抱えている可能性が高いでしょう。

思い込みが激しい性格になった原因

人の性格は生まれながらのものもあれば、育った環境によるものもあります。そのため、幼い頃から思い込みが激しい性格だった人もいれば、外的要因のせいでそうなった人もいるでしょう。その原因として考えられることを詳しく紹介します。

甘やかされてきた


何をしてもダメと言われず、かわいいかわいいと甘やかされてきた人は、思い込みが激しくなってしまうかもしれません。甘やかされて育てられると、自分の意思が通るのは私の言っていることが全て正しいからだ、と思い込んでしまうでしょう。

たとえば、「かわいいね」と言われ続け、わがままも許されて育てば、大人になっても自分のことをかわいくて無敵だと思い続けるでしょう。自分の自信に繋がるといえば聞こえは良いですが、大人になって周囲から言われるようなった言葉よりも、昔から言われてきた自分にとって都合のいい言葉だけを信じて疑わない、思い込みの激しい人に育つ可能性もあるのです。

否定されたことがない


人から指摘されたり否定される機会がないと、自分が正しいと思い込んだままになってしまいます。否定されないのは、自分が間違っていないからだと考えるためです。そしてその期間が長ければ長いほど、自分は正しいという自信が確固たるものになっていきます。

誰だって他人から「間違っているよ」と指摘されなければ、自分間違いにはなかなか気づかないものです。指摘されて初めて「間違ってたんだ」「変だったんだ」と気づくことができます。しかしその機会がないと、人は自分を信じる他ありません。

また否定されたことがない、または少ない人は、否定されるとひどくうろたえます。些細なことでも大きな失敗のように感じるため、それが反動となって、さらにかたくなに自分が正しいと信じるようになってしまうのです。

過去に他人に騙された経験がある


思い込みが激しくなる原因にはいくつかのパターンがあります。甘やかされたから、過去にトラウマを負ったから、話を聞かない性格だから、などです。特に過去に他人に騙されて痛い思いをした人は、周りを警戒し自分以外は敵だと信じて疑わない人になってしまいがちです。

そのため自分が正しい、自分が見て判断したことだけが全てだと思い込むのです。また信頼できる人からの助言でも、過去の経験から簡単に信じようとはしません。簡単に信用すればまた痛い目に遭うかもしれないと警戒します。

自分が傷を負わないよう思い込みという壁を作り、自分を守っているのでしょう。過去のトラウマから「もうあんな思いはしたくない」と考えるようになり、他人よりも自分を信じるようになってしまうのです。

考えるより感情で動くことが多かったから


考えるのが得意な人もいれば、感情で動くタイプの人もいますよね。人の性格はさまざまで、慎重派な人もいれば行動派の人もいます。考えるよりも感情で動くことの多い人も、思い込みが激しいといえるかもしれません。

理性よりも感情が勝ってしまうので、その場の勢いで行動することが多く、失敗することもよくあるでしょう。また感性が敏感だからこそ、真っ先に感じたことを正解だと信じてしまうのです。慎重派の人は、あれこれと情報を精査してから何が正解かを導き出しますが、感情で動くタイプの人は考えることが苦手なため、少ない情報が正解だと思い込んでしまうのです。

思い込みが激しいのは損?メリット&デメリット

思い込みが激しい人は、どうしても厄介な人として扱われがちですよね。傍から見ればデメリットしかないと思われかねない性格です。しかしそんな思い込みが激しい人にもメリットがあります。メリットとデメリット、それぞれをよく理解することで、良い性格に改善することもできるでしょう。

思い込みが激しいことのメリット


自らが正しいと思い込んでいるのは、言い換えればそれだけ自分に自信がある証拠です。自分に自信を持てる人は多いわけではありませんし、自信がなかったからチャンスを逃してしまうことも数多くあります。

そのため「自分が正しい」「自分はできる」「自分はかわいい」と激しく思いこむのは、悪いことだらけではないのです。思い込みが激しいからこそ掴めるチャンスもありますし、成功することもあるでしょう。また自分にゆるぎない信念を持てる人は他人にもいい影響を与えることがあるため、思い込みが激しいことは一概に悪いこととは言えません。

思い込みが激しいことのデメリット


自分への自信によって掴めるチャンスもあれば、その自信によって失うものもあります。思い込みがあまりにも激しいと、人からの信頼や人脈を失うことにも繋がるでしょう。自分をかたくなに信じてやまない自信が裏目に出てしまうこともあるのです。

人は自分に共感してくれる人を好きになる傾向にありますが、思い込みの激しい人は他人に共感することを嫌うケースが多いものです。その反面、共感してもらうのを好むので、共感してくれない人を敵だと思い込んでしまうこともあります。

これによって周りには「イエス」といってくれる人しか残りません。成功やチャンスを掴めるといっても、周りに人がいなければ幸せだとは言えないかもしれません。

思い込みが激しすぎるのは損!


「思い込みが激しい」を言い換えれば、「自信がある」と表現することもできます。ですが自信がありすぎると、他者の言葉に耳を傾けられなくなる恐れも。そのため結果的に損をすることも多く、嫌われることも多くなるでしょう。

そのため自分にそうした特徴があるなら、早めに改善するのが得策です。思い込みが激しいせいで損はしたくないでしょうし、大切なものを失いたくもないでしょう。思い込みが激しいことで一番損をするのは、人脈です。大切な人からの信頼を失いかねない危険性があることを自覚しておきましょう。

悪く捉えすぎないことも大切


損をすることが多いといっても、悪く捉えすぎないことも大切です。明るくとらえてこそ、改善へと向かうでしょう。直すべきところは直し、そもままでいいところは程度をわきまえて維持しましょう。特に自信があることは良いことなので、それはそのまま活かしましょう。

あまりよくないところは、他人の話に耳を傾けないことや、少ない情報だけを鵜呑みにすることではないでしょうか。何が正しいのか、自分は本当に正しいのかは、限られた情報だけでは精査できません。本当の答えを導き出すためには、自分自身で調べ、多方面から情報を集め、そして考えることが大切ですよ。

みんなの周りの思い込みが激しい人エピソード

思い込みが激しいと具体的にどう損をするのかは、次のようなエピソードをみると分かりますよ。思い込みが激しい人がどう見られているのか、エピソードを読んで客観的に分析してみましょう。

勘違いのモテ自慢が痛い…


「誰かから『かわいい』といわれると、『また言われちゃったー』と自慢してくる先輩がいます。お世辞でいっている人もいるのに、本気に捉えててちょっと痛い」(女性/25歳/会社員)

周りから「かわいい」ともてはやされれば、それを信じてしまうのも仕方ないでしょう。しかし、その人がかわいいかどうかは見る人によって異なるので、本気にしすぎると同性からヒンシュクを買ってしまうのも確かです。

モテ自慢は、同性から痛いと思われやすい話題です。嫌みにも聞こえかねないため、もし「かわいい」といわれていても、そのことをあまり自慢しないほうが同性と良好な関係を築けるでしょう。

とりあえず話を聞いて!


「ある友人は、自分だけで自己完結してしまいます。こちらが何を言っても、自分だけで完結して話が進まない。とりあえず話を聞いて!耳を傾けて!」(女性/28歳/OL)

会話中に急に黙り込んで、一人で納得してしまう人っていますよね。まだ話には続きがあるのに、自分だけで完結して分かった気になってしまうのでしょう。勝手に会話を終えられると、話している側は「まだ続きがあるのに!」と聞いてもらいたくなるはずです。

一を聞いて百を分かったように感じるのは、思い込みが激しい人の特徴です。話の全体を理解できていないのに、勝手に自己完結されると「最後まで聞け!」と叫びたくなりますね。

少ない情報だけで鼻高自慢


「限られた情報だけで知ったかぶって鼻高に自慢されても…。『間違ってますよ』と心のなかで指摘することしかできなかった」(男性/30歳/会社員)

何かと自慢したがる人がいますが、少ない情報だけで自慢されてもこちらは困ってしまいますよね。特にその情報が間違っている場合には、正しい情報を教えてあげようと行動する人もいるでしょう。

しかし思い込みの激しい人は指摘を嫌います。そのためこの男性のように、心の中だけで指摘し、仕方なく何事もなかったかのように話を終える人は多いのです。

指摘すると逆上するので関わりたくない


「前に間違いを指摘したら『恥をかかされた!』と逆上された。その後もその人の思い込みのせいで間違いが連発。でも指摘すると逆上されるので、なるべく関わらないようにしてます」(男性/29歳/会社員)

思い込みの激しい人は他人からの指摘に弱いところがあるため、人によっては怒ったり逆切れしたりと手に負えません。この人のように、前に逆上されたことがある経験を持つと、その後は指摘することが怖くなりますよね。

そのようなことが続くと、思い込みの激しい人とはもう関わりたくないとさえ思ってしまうでしょう。指摘されるのが苦手でも、せっかく正しいことを教えてくれているのだから、素直に受け入れてほしいものですね。

思い込みが激しい人への対処法とは?

思い込みが激しい人は、周りから敬遠されがちな存在です。しかし完全に関わらないでいることはなかなかできませんよね。上手く付き合っていくためには、その人にあった対処法が必要です。次のような対処法は、思い込みが激しい人と上手く付き合っていく上で役立ちますよ。

自慢話は華麗にスルーする


思い込みが激しい人は、自分に自信があって、自分のことを鼻高に自慢する人が多いものですが、こうした人の自慢をいちいち真に受けていると、聞かされている側が疲弊してしまいます。そのため、本気で相手にしないことが、対処法として有効かもしれません。

何か自慢されても「すごいですねー」「いいと思うー」など、当たり障りのない言葉を返し、本気で相手しないようにしましょう。良好な関係を保つには時にはきちんと話に耳を傾けることも大切ですが、毎回本気で対応すると疲れてしまうので、適度に気を抜いて対応しましょう。

とりあえず肯定する


あの人と付き合っているとなんだか面倒くさい…と周りに思わせてしまうのが、思い込みが激しい人です。他者からの共感を得たくて「ね?そうだよね?」と聞いたり、「私が正しいよね?」と詰め寄ったりしがちです。こうした面倒くさいと感じる言動をされたら、とりあえず肯定しておくのも一つの方法です。

こちらが肯定することで、思い込みが激しい人は安心できます。そして自分が正しいとさらに自信を持ち、それまでのしつこさは一旦落ち着くでしょう。一時的な対処法にしかなりませんが、とりあえず肯定することで、その場の難を逃れることができます。

あきらかに間違っているなら無理に肯定する必要はありませんが、面倒くさい場合には肯定した方が手っ取り早く相手に引いてもらえます。ただし、あからさまな嘘を肯定すると相手のためにもならないため、時にはきっぱりと間違いを指摘することも大切です。

聞くふりだけして気にしないようにする


思い込みが激しい人は何かと意見を求めてきたり、持論を展開して自分の正しさをアピールしますよね。これにいちいち誠心誠意リアクションしていたら、自分が疲れるだけです。そのため、聞くふりをして、話の内容はあまり気にしないようにするのも良い方法ですよ。

適当に相槌だけ打って、相手の話は聞き流しましょう。思い込みが激しい人の意見は、間違っていることもよくあります。少ない情報から全てを決めてしまうので、情報の欠如からどうしても間違った答えを導きだしがちです。

間違っている話にいちいち対応していたら、自分の身が持ちません。そのため本気で相手をしない、聞き流すといったスキルを身につけると良いですよ。

自分が正しいと思う理由を聞いてみる


中には、聞き流すなんて無理、指摘しなくては気が済まないという性格の人もいますよね。とはいえ、むやみに指摘すれば、衝突することは目に見えています。しかし喧嘩になっては、何も解決しません。指摘したくなったら「自分が正しいと思う理由」を聞いてみましょう。

指摘するのではなく問いかけることで、相手は「どうして自分が正しいのか」を考えるはずです。中には問いかけられてうろたえる人もいるでしょう。しかしこうした問いかけが、なぜ正しいと思うのかを考えるきっかけを相手に与えます。

これによって自分の中の間違いに気づく人もいるので、頭ごなしに指摘するのではなく、「どうしてそれが正しいと思うの?」と問いかけるよう心がけてみましょう。

あなたは大丈夫?思い込みが激しい人チェックリスト

思い込みが激しい人と付き合うのは苦手だと感じている人は多いでしょう。しかし同時に、自分も他人から思い込みが激しいと思われている可能性も否定できません。そのため、自分が知らないうちに思い込みが激しくなっていないか、次のチェックで診断してみましょう。

あなたは大丈夫?思い込みが激しいかチェック!


自分が思い込みが激しい人になっていないか、次の質問に答えてみましょう。多く当てはまるほど、思い込みが激しいタイプだと考えられます。

1)人の話を聞いていないことが多い
2)限られた情報だけで十分に感じてしまう
3)情報は自分で集めるより与えられることの方が多い
4)指摘されるのが嫌
5)ほとんど常に自分に自信がある
6)自分が正しいと思うことが多い
7)意見の合わない人とは付き合いたくない
8)ネガティブである

さて、あなたはいくつ〇がついたでしょうか?

思い込みが激しい?診断結果


上記の質問で、〇が6つ以上当てはまる場合には、残念ながら思い込みが激しい傾向にあるようです。人の話をもっと聞くだけでなく、自分からたくさんの情報を集めるようにすると良いでしょう。また他人の指摘にも耳を傾け、自分の欠点を認めることも大切ですよ。

〇が3つ以上だった人は、少し思い込みが激しい部分があるかもしれません。自分の欠点を見つめ直すことで改善されます。〇がついてしまった部分を改善できるよう行動しましょう。

〇が2つ以下だった場合には、あなたは思い込みが激しいどころか、他人の話をよく聞き入れられる人です。しかし〇がついた部分は、あなたの弱点といえます。そこを見直すと、さらに周りから求められる人になるでしょう。

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