そもそも「いじられキャラ」とは?
「いじられキャラ」の意味
「いじられキャラ」とは、周りの人にからかわれたり、面白おかしくちょっかいを出されたりする人物のことを言います。悪く言えばバカにされやすいキャラですが、良く言えば親しみやすいキャラ、愛されているキャラ、冗談が通じるキャラと言えるでしょう。
いじられキャラになることを嫌がる人もいれば、好む人もいます。一般的には、いじられキャラの人は人から親しみを持たれ、愛されていると感じる人が多いのではないでしょうか。
とはいえ、誰でもいじられキャラになれる訳ではなく、ある特徴を持った人がなれるものなのです。その特徴は、この後解説していきます。
いじられキャラは意外とモテる?
いじられキャラになることを嫌がる人もいますが、実はいじられキャラの人は意外とモテるというメリットもあるのです。
壁を感じにくく近い距離感でいられる、いじっても笑いに変えてくれるなど、一緒にいて気分を害されることがないため、楽しいと感じるからでしょう。
「いじられキャラってなんか損しそうで嫌だ」という人も、意外とモテるという事実が分かれば、「いじられキャラも悪くない」と思えるかもしれませんね。
いじられキャラになることを嫌がる人
いじられキャラになることを嫌がる人は一定数いるでしょう。プライドが高い人、人の上に立って主導権を握りたい人、あまり人と深い付き合いをしたくない人などに見られます。
反応が面白いからという理由でこうした人をいじり続けてしまえば、嫌がらせやイジメに繋がってしまいます。そのため、いじる側は注意が必要です。相手がいじられキャラであることを楽しんでいるかどうか、しっかりと見極める必要があるでしょう。
いじられキャラな人の特徴:その1
優しく笑顔でいることが多い
「この人になら何を言っても大丈夫」と周りが安心できるくらい、優しく笑顔でいることの多い人は、いじられキャラになることが多いでしょう。
言われたことをいちいち真に受けて反論したりするのではなく、笑って流すことができるような大らかさを持っている人には、「何を言っても怒らないでいてくれる」という安心感が持てるため、周囲としてもいじりやすいのです。
表情豊かでリアクションが大きい
いじられキャラな人は、表情が豊かでリアクションが大きいという特徴も見られます。その反応見たさにいじる人も多いでしょう。話をしているといちいちリアクションが面白く、返ってくる反応が楽しみと感じるため、ついついいじりたくなってしまうという人もいます。
自分の言葉に反応してくれると、人は嬉しく感じると共に接しやすさを感じるもの。「こう思ってくれてるんだな」ということが伝わってきやすいため、心の距離が近い印象も受けるでしょう。距離感が縮まれば、自然と仲が良いと感じることができるため、いじる側も気を遣うことがなくなっていくのかもしれませんね。
いろいろなタイプの人に合わせられる
いじられキャラな人は、特定の人だけではなく、いろいろなタイプの人に合わせられることも特徴として挙げられるでしょう。
親しみを持たれやすいことが、いろいろなタイプと仲良くできる理由かもしれません。いじられキャラな人は、いじられることがあってもあまり人をいじったりしないため、「人の上に立つ」ということがありません。そのため、どんな人とでも分け隔てなく平等に付き合うことができるのでしょう。
頭がいい人が、あえてこのような関係性を作り出すために、いじられキャラになることもあります。
変わっているところがある
少し変わっているところがあるのも、いじられキャラな人によく見られる特徴です。
例えば、会話をしている時に返ってくる言葉が普通ではなかったりします。普通なら「そうだよね」と返ってくるところを、「この間さー」と全く予想外の言葉が返ってくるといった具合です。「いやいやちょっと待ってよ!」とつい突っ込みたくなるような言動があることで、いじられキャラが確立されているのでしょう。
いじられキャラな人の特徴:その2
自然と周りに人が寄ってくる
いじられキャラな人は、周りに自然と人が寄ってくる、いわゆる人気者であることも特徴です。嫌な顔をしない、冗談が通じるといった安心感が、人を寄せ付けます。これは、いじられキャラな人の長所と言えるものですよね。
いろいろなタイプの人から好かれ常に人が集まるため、ムードメーカー的存在になることも多いです。いじられキャラな人が意外とモテるのは、こうした特徴が功を奏しているのでしょう。
サービス精神が旺盛
サービス精神が旺盛で、人の期待に応えたがるところも、いじられキャラな人にはよく見られます。時には、自分が我慢してでも周囲の楽しみや喜びを優先する姿も見られるでしょう。それだけ心が広く、「人のため」を考えていると言えますね。
例えば、空気が悪くなり静まったところで、わざとふざけて見せたりします。その様子を見て、つい周りは「何やってんだよ」とツッコミますが、その人自身は、なんとか雰囲気を変えたいと気を使ってしていることも多いです。
誰かが不快な思いをするくらいならと、自分を犠牲にしていじられキャラを担っている人もいるでしょう。
天然なところがある
いじられキャラの人は、少し天然なところがあるのも特徴の一つです。おっちょこちょいなところがあったり、ちょっとおバカな発言をすることが多い人は、いじられたりからかわれたりすることが自然と多くなります。いじられているというよりも、周りからのツッコミが多くなるため、自然といじられキャラになっているのでしょう。
そのため、周りから可愛がられることもよくあります。「可愛いから放っておけない」「天然だから怒れない」など、プラスの感情を持たれることも多いです。
本気で怒ることが少ない
相手の発言や行動に対して本気で怒ることが少ないからこそ、いじられキャラになっているとも言えます。もし言われたことに反論したり、本気で怒ったりする人なら、周りの人達は誰もその人をいじろうとは思いませんよね。
そうした意味では、いじられキャラは優しく、温厚で、心が広いと言えます。そのため、周りも「この人なら何を言っても許してくれる」という安心感を持てるのです。
いじられキャラに対する印象とは?【男女の意見】
周りの人に愛されてるなと思う
「からかいであっても冗談であっても、いじられキャラの人は周りの人から愛されてるなと思う」(26歳/男性/営業)
何かと話しかけられたりつっこまれることの多い、いじられキャラの人。そのときの和気あいあいとした雰囲気を見て、「いじられキャラの人は愛されてるな」と感じるようですね。人と人との間に距離がなく感じられることから、そうした印象を受ける人もいるでしょう。
つい構いたくなってしまう
「その人を見るとつい構いたくなってしまう。可愛いっていう印象が強いからかな?」(29歳/男性/建築業)
いじられキャラの人をいじった時、いろいろな表情や反応が楽しめるのでしょう。その様子がかわいくて、つい構いたくなってしまうという男性です。かわいいリアクション見たさに、からかったりいじってしまうという人も多いでしょう。
常に周りに人がいる人気者!
「いじられキャラの立ち位置って不利なことも多いかもしれないけど、常に周りに人がいるイメージ。人気者という印象がある」(23歳/女性/販売)
いじられキャラの人は人気者であると感じる人も多いでしょう。確かに、その人がいじられることによってその場が笑いで包まれたり、穏やかな雰囲気になることも多いですよね。その場にいると楽しい、笑顔が増えるという状況が多いため、人が集まってくるのかもしれません。
モテてるのに気付いていない
「天然でいじられキャラな人がいるけど、私の周りにその人が好きという人が結構いる。実際モテてるのに、天然だからそれにすら気付いていなくてかわいい(笑)」(24歳/女性/医療事務)
この女性の身近にいるいじられキャラの人は、天然タイプ。周りから好意を抱かれているのにもかかわらず、それにすら気付かないという可愛さが、余計にモテる要素の一つになっているのかもしれませんね!モテるという意味では得していると言えますが、気付けないという状態は損しているとも言えるかも…。
いじられキャラはモテる?その理由とは
いつも笑顔で親しみやすい
いじられキャラがモテる理由の一つに、いつも笑顔で親しみやすいという理由があるでしょう。相手に距離を感じさせにくく、あっという間に親密度を高めることができるため、初対面の人にすら、長年の付き合いがあるかのような親しみを感じさせることができます。
警戒心の強い人や人見知りの人、異性と上手く話すことができない人にとって、こうした親近感は、かなり好感度が高いと言えますよね。変な威圧感や距離感、上下関係がないことが、モテる理由になっているのでしょう。
異性と仲良くなりやすい
親しみを感じられるいじられキャラの人は、異性と仲良くなりやすいためにモテるとも言えるでしょう。人との間に距離感を作らないいじられキャラの人は、誰に対しても平等な態度であることが多いため、異性に下心を感じさせないことが多いです。
特に女性の場合、相手に下心があるなと感じると警戒し、心を開くまでに時間がかかります。が、いじられキャラな人に対しては無防備な状態になることが多いのです。
好きな人に下心を感じてもらえないことはデメリットになることもありますが、それ以外のケースであれば好感を持たれるポイントになります。無駄に異性であることを感じさせないため、「仲良くなりたい」「もっと知りたい」と思われることが多いのです。
人気者だから
いじられキャラの人の周りには常に人が集まります。親しみやすさや明るい雰囲気があるので、人気者のいじられキャラが多いです。そのおかげでモテる、という理由もあるでしょう。
人気者は注目度が高く、その人と付き合うことになれば、付き合った人も注目されます。また、「皆が認める良い人」であることもモテる理由の一つ。人気者であるということは、それだけ人を魅了し認められているという証でもあり、いじられキャラの良さでもあるのでしょう。
喧嘩や言い合いになることが少ない
「いつも笑顔でいそう」「おっとりしてそう」と思われることの多い、いじられキャラ。恋愛関係になった場合でも「喧嘩が少なそう」「何かあっても許してくれそう」という優しいイメージがあるためにモテることもあります。
もちろん、恋人の前でもいじられキャラかといったら、必ずしもそうではないでしょう。しかし、恋愛をするからには楽しく、穏やかな関係を築きたいと思う人が多いため、いじられキャラの人のイメージは、大きなプラス要素となっているのです。
自分が優位に立てそう
いじられキャラは、恋愛において主導権を握りたい、優位に立ちたいと思う人からの人気も高いようです。特に、女性をリードしたいと思う男性にこの傾向が多く見られます。相手がいじられキャラでいてくれれば、自分の願望を満たすことができそうだという理由で、モテることも考えられます。
もともとS気質で、人をいじる側の人の場合、いじられキャラの人と付き合えばバランスはとれますよね。言い方を変えれば、攻める側と受ける側に分かれるため、衝突することが少なくなります。そのため、いじられキャラとは対照的なキャラからモテるでしょう。
いじられキャラの人へのアプローチ方法
ここからは、いじられキャラの人へのアプローチ方法を見ていきます。
良い部分を褒める
人からいじらることの多いいじられキャラの人は、褒められたり認められることにあまり免疫がありません。仮に良い部分があっても、そこすらもいじられてしまうため、その環境に慣れてしまっているはずです。
そんな人を褒めたり認めたりするだけで、不意を突くアプローチになります。相手は褒められることに慣れていないので、照れたり恥ずかしくなったりするでしょう。そして、照れたり恥ずかしくなったりしたことで妙にドキドキしてしまって、あなたを意識し始めるはずです。
いじられキャラの人へは、「頭がいいね」とか「スタイルいいよね!」など良い部分を褒めて、周りと違った扱いをすべきでしょう。
よき理解者になる
いくらいじられキャラの人であっても、弱ったり悩んだり、時には人を頼ったりもしたくなるはずです。皆の前ではいつも笑顔を見せて明るいキャラでいるでしょうが、それは、いじられキャラであることを自覚していて、周りを楽しませたいというサービス精神を持っているからかもしれませんよね。
そんな人への効果的なアプローチ法は、相手のよき理解者になることです。いじられキャラな人は、辛い時に涙を見せて「辛い」と言うのが難しいこともあります。「自分の一言で空気が悪くなってしまうのは嫌だ」という気遣いからなのでしょう。
その気持ちをあなたがくみ取り、理解してあげることが、相手へのアプローチになります。「何かあったの?」「本当は辛いんでしょ?」と、よき理解者であり味方である姿勢を示せば、心に秘めた感情を見せてくれるようになるでしょう。
遠回しなアプローチは伝わりにくい
いじられキャラの人が相手だと、ついついからかったりつっこんだりすることが多くなってしまいますよね。しかし、いじりの中でアプローチしてもなかなか伝わりづらく、周りとの差も出なくなってしまいます。アプローチをする際は、ふざけたり遠回しにするのではなく、あなたの本気が伝わるようにした方が良いでしょう。
例えば好意を伝える場合は、周りに人がいない状況で「これ真面目な話なんだけどさ」と付け加えてから話し始めた方が良いですね。いつものふざけた感じではなく、「しっかり聞いて!」と真面目なモードを出すようにすると、真剣に受け止めてもらいやすいでしょう。
異性として意識した発言を多くする
いじられキャラな人は、最初から異性として意識されることが少ない傾向にあります。その代わりに、親しみやすい、距離を感じないなど好感度は高いのですが、恋愛関係になるまでには普通より時間がかかるケースが多いでしょう。
そのためアプローチをするなら、異性として意識した発言を増やすのがおすすめです。相手を褒めることも大事ですが、その中でも異性を意識した発言を多めにすると、相手もあなたを異性として意識してくれやすくなります。「デートしてみたいな」「付き合ったら幸せになれそう」と、相手が喜ぶような内容の発言を取り入れてみると良いでしょう。
要注意!「いじり」と「いじめ」の違い
あなたのそのいじりが、相手にとっていじめだとしたら、今すぐやめましょう。この2つの違いをしっかり理解しておかないと、そのいじりは相手にとって苦痛でしかなくなってしまうのです。
いじられる側も楽しんでいるか
「いじり」で通用するのは、相手がいじられて楽しんでいるかかどうかです。いじられることを喜んでいる、望んでいる、あるいは一緒になって楽しんでいる場合は、いじられる側もその立ち位置を気に入っていると言えます。しかし、いじられて無表情になっていたり、その場を去ったり、真面目に反論している場合は、いじられることに不快感を抱いていると言えますよね。
いじられることを「おいしい」と感じる人もいれば、「やめてほしい」と感じる人もいます。いじる側が楽しいと思っていても、そこに共通の思いがなければ、いじりではなくいじめになってしまうのです。
悪意があるかどうか
単なるいじりなら、それによって何かを得ようとか、相手の立場を悪くさせようという意識はありません。しかし、相手をいじることによって自分が得をしようとしている場合、あるいは、相手の状況を悪くしようとか、相手から何かを奪おうとしている場合は、悪意があると言えるので、いじめになってしまうでしょう。
仮に相手が笑っているとしても、相手に失うものがあったり不利な状況ができてしまうのであれば、心の中では良くは思っていないはずです。悪意を持っていじる行為は絶対にやめましょう。
自分がされて嫌だと感じるいじりはいじめ
いじられキャラになったことがない人は、それがいじりなのかいじめなのか、なかなか判断することができないことも多いです。「これっていじめになるのかな?」と思った時は、自分がされたらどう思うかで判断するのも良いでしょう。
相手の立場になって、そのいじりが度を過ぎたことではないか、不快に思わないかを判断します。あなたが少しでも「自分が言われたらいやだな…」と思ったならやめるべきですよね。そのいじりを、単に「面白いから」「皆が笑うから」という観点だけで見てしまうと、判断が鈍ってしまうこともあります。
相手の立場になって考えることは、こうした状況でもとても大切ですね。
いじられキャラが笑わせてる?笑われてる?
その場が笑いに包まれるとしても、いじられキャラの人が「笑わせて」いるのか、それとも「笑われて」いるのかで、許されることなのかどうかが変わってきます。
いじられキャラの人が、自分がいじられることで、皆に「面白いなー」「可愛い人だなあ」とポジティブな感情を抱かせている場合は、「笑わせて」いることになるので、いじりと言えるでしょう。しかし、自分は望んでいないのに、皆に「バカだな」「そんなこともできないの?」とネガティブな感情を持たれて「笑われて」いる場合は、いじりではなくいじめです。
笑われているということは、周りから見下されたりバカにされている状況と言えますよね。その状況は多くの人にとって、不快でしかないはずです。その場が笑いに包まれているからといって、いじられている本人が笑えない状況だとしたら、いじりではなくいじめになってしまうでしょう。
いじられキャラには違う角度で攻めるのがオススメ!
そんないじられキャラを好きになった場合は、他の人と同じことをしていたのでは通用しません。他の人と同じようにいじったり親交を深めるだけでは、アプローチにはならないのです。
いじられキャラに振り向いてもらいたい場合は、褒めたり認めたりするなど、人とは違う扱いを試すべきです。周りとの差をつけて、特別感を感じさせる攻め方でアプローチしたほうが、意識してもらいやすくなるでしょう。
自分だけの接し方を探し、人気者の心を掴みましょう!
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