半同棲のメリット・デメリットは?有意義に過ごすためのコツを伝授!

半同棲のメリット・デメリットは?有意義に過ごすためのコツを伝授!

同棲に憧れる人は多くいますが、半同棲に憧れているという人は少ないのではないでしょうか?半同棲には意味があるの?…そう感じている人のために、この記事では半同棲のメリットやデメリットについて詳しく解説していきます。実は半同棲には同棲以上の魅力もたくさんあるんです!


半同棲と同棲はどう違う?

大好きな恋人と少しでも長い時間一緒にいたい。そう思ったら、次に進むべき道は同棲なのではないでしょうか。同棲まではいかなくても、半同棲という形で交際を続けているカップルも少なくありません。

半同棲と聞くと、中途半端な感じもしますよね。まずは半同棲と同棲の違いや定義について知っておきましょう。

そもそも同居・同棲・居候の違いとは?


まずは同居、同棲、居候という言葉の意味について考えてみましょう。どれも「誰かと一緒に住む」という意味では同じだといえますが、そこには微妙な違いがあります。

同居は、家族(夫婦)などが同じ家に住むこと。または、家族ではない人が”家族の家”に住むことを意味します。「夫の実家に同居することになった」などと使われることが多いでしょう。

同棲は一緒に住むことを意味しますので、どんな関係であっても一緒に住んでいれば、「同棲している」と言って間違いではありません。

居候は、他人の家に住んで生活の世話をしてもらっている”人”のことを表します。

半同棲の意味・定義とは


同棲の意味がわかったところで、次は「半同棲」の意味です。半同棲とは、名前の通り「半分同棲」をしている状態を表します。

明確な定義はないですが、一般的には「一緒に住んでいるわけではないけれど、どちらかの家に多くいる状態」を指します。例えば、1週間のうち半分は彼の家に泊まっている、週末は毎週彼の家に行っているという状態は半同棲だといえるでしょう。

きちんと計画をして一緒に住み始める同棲とは違い、いつの間にか半同棲状態になっているというカップルが非常に多いのが特徴で、親に報告をしていないケースも少なくありません。

半同棲のデメリット

半同棲しているカップルのほとんどが、付き合っているうちに何となくどちらかの家にいる時間が多くなっていったというように、自然な流れで半同棲状態になっていることがほとんどでしょう。その気軽さはメリットだとも言えますが、実は半同棲にはデメリットと言える問題点がいくつかあります。

家族にバレると印象が悪くなる


前述でもお伝えしたとおり、半同棲のカップルは互いの両親にきちんと報告をしていないことがほとんどでしょう。「半同棲してます(することになりました)」とわざわざ報告する人はいないですよね。

そんな中、もし親が急に家を訪ねてきたらどうなるでしょう。1人暮らしをしていたと思っていた子どもの部屋に、異性の私物がたくさん置かれていたら…誰だって同棲を疑いますよね。比較的寛容な親だったとしても、やはり報告していないというのは印象が悪いです。

金銭面がはっきりしない


半同棲生活で、1番トラブルの元となりやすいのが金銭問題。お互いに家があるわけですから、家賃は同然家主が払っているケースが一般的でしょう。それだけならまだしも、生活用品や一緒にいる時の食費、特に光熱費といった出費は1人と2人とでは大違いです。それを家主だけが負担しているとなると、不満が出てきてもおかしくありません。

また、きちんと折半しようにも、毎日一緒に生活しているわけではないので、分担が難しいのです。

もし、金銭面でのトラブルが発生した場合は、別れるかきちんと同棲するかをはっきり決断しなければならなくなります。

半同棲が嫌な場合に伝えにくい


好き同士のカップルであれば、長く一緒にいたいと思うのは当然。特に家が離れている場合は、自ずとどちらかの家に泊まるという日が増えてくるでしょう。そんな中、恋人の荷物や私物がどんどん増えていって、いつの間にか半同棲状態に…。

ただし、それを相手(家主)が心から受け入れているとは限りません。もし、あなたの家に彼氏がしょっちゅういる状態が続いたとしたら、嬉しいと感じる人もいれば、微妙だと感じる人もいるでしょう。後者の場合、それを相手に伝えるのはなかなか難しいことですよね。

行く側と来られる側では、状況や感じ方が違うことを理解しておくべきなのかもしれません。

同棲よりも別れるのが楽


人の心は移ろいやすいもの…長く一緒にいれば、相手の嫌な部分も見えてきますし、性格の不一致を感じることもあるでしょう。そんな中、もし同棲をしていれば「新しい家を探す必要があるし、別れを切り出すのも気まずい」と感じ、別れを思い留まることが多いのが事実です。

しかし、半同棲の場合は自分の家があるわけですから、別れたら荷物を持ち帰ればいいだけであって、さほど生活の変化はないのです。つまり、別れるのが簡単だということ。

さらに、長い時間一緒にいるとと衝突も起きやすいので、別々に暮らしているカップルよりも別れに発展する可能性が高いともいえます。

半同棲のメリット

「半同棲って意味あるの?思いきって同棲すればいいのに…」そう感じる人も多いでしょう。なぜ、多くのカップルが半同棲の状態を続けているのか?それは、半同棲ならではのメリットもたくさんあるからです。

ここからは、半同棲の魅力についてご紹介します。

気軽に始められる


やはり、1番のメリットは気軽だということです。同棲となると、家を決めるところから始まり、家賃や生活費はどうするか?などの取り決めをする必要がありますし、住所などの変更手続きもしなければなりません。

しかし、半同棲は簡単に言えば「泊まりに行っている」だけの状態。ある程度生活できるぐらいの私物さえあれば、何不自由なく生活できます。

人によっては、「一緒に暮らそうか」と半ばプロポーズのような恥ずかしいセリフを言う必要もありませんし、相手に対する責任が生じないのもメリットだといえるでしょう。

生活ペースが違っても続けやすい


一緒に生活していくうえで、生活ペースが合うということは非常に重要な要素です。働いている時間、寝ている時間、ご飯を食べる時間など、人それぞれの生活スタイルがありますよね。これが合わないと、どちらかが合わせることになりますし、それだとストレスもたまっていく一方。結果的に、生活ペースの不一致で別れるカップルは少なくありません。

半同棲の場合は、お互いに帰る家があるため、都合が合う時だけ一緒に寝泊まりをしたり、ストレスがたまった時は1人になる時間を作ることだってできますよね。

個人の生活を尊重しつつ、生活を共にすることができるのがメリットです。

ケンカをしても1人の時間が確保できる


もし同棲をしていた場合、ケンカをしても毎日顔を合わせなければなりません。ですが、半同棲の場合は、一旦離れて家に帰ればいいだけ。1人の時間をしっかり確保して、時間を置いて冷静に問題に向き合うことができるでしょう。

離れてみると、相手のいい所が見えてくるものです。半同棲カップルは、その瞬間を日々の日常の中で感じることができるということ。「週末はずっと一緒にいたのに、月曜日になったとたん1人の家に帰らなければいけない…」そんな寂しさもあって、カップルの絆が強くなっていくことも多いようです。

別れた時も気楽


半同棲は別れることに抵抗が少ないというのは、デメリットでもありますが、実はメリットでもあるのです。別れたあとも大きな変化はなく、気が楽だということ。

同棲の場合は、別れる時の精神的負担も大きいですし、一緒に暮らしていたということもあり、相手に情が移りやすい環境ともいえます。別れたあとも、何かと元カレが気になってしまうもの。

ですが、半同棲であれば別れを告げて荷物を持ち帰るだけで関係を終わらせることができるのです。特に、自分が彼の家に行っている側だったらなおさら楽ですよね。

半同棲して後悔!失敗エピソード

ここからは、半同棲をして失敗したカップルのエピソードをご紹介していきます。

これから半同棲を考えている人、現在半同棲をしている人は、失敗談を参考にして今後の生活について考えてみてください。

生活費をビタ一文払わない彼と大喧嘩


「彼が私の家に転がり込んできた形で半同棲状態になりました。というよりも、うちにほとんどいたと言っても過言ではありません。最初は楽しくやれていたんですが、家賃も払わない、食費も払わない、それどころか家事も私に任せっぱなし。

いいかげんきつくなって、それを彼に伝えたんですが、同棲してるわけじゃないし…と言い訳され大喧嘩!結局出て行ってもらい、そのまま別れました」(27歳/女性)

彼女に甘えすぎてフラれた


「彼女の家が会社から近かったこともあって、週の半分ぐらいは彼女の家に泊まりに行っていました。今思えば、これが半同棲だったんですね。1人になりたい時は家に帰って、彼女に会いたくなったら何日か連泊をするという流れ。その生活に僕はかなり満足していました。

ですが、いきなり彼女に別れを告げられ、わけを聞くと『利用されている気がする…自分勝手すぎる』と。そう言われて初めて、彼女に甘えていることを実感しました。すでに彼女の気持ちは離れていたようで、しぶしぶ出て行きましたね…」(33歳/男性)

いつの間にか家に来なくなった…


「1年ほど付き合っていた彼氏と半同棲してました。週末は彼がうちに泊まることが多かったのですが、だんだんと頻度が減っていき、いつしか全く来なくなりました。連絡も取っていたし、デートもしていたので『今日来る?』と聞いても断られるようになり…

結局、彼は他に好きな人ができたみたいで、私と別れるタイミングを探ってたみたい。むかついたから彼の私物は全部捨ててやりました!」(23歳/女性)

1人になりたくても言えない…


「今も彼女と半同棲をしているんですけど、正直辛いです。仕事で疲れて帰ってきたときや、1人になりたい時ってありますよね。でも、彼女は合い鍵を持ってるので、普通に家にいたりするんですよ。

同棲だったら仕方がないかなと思うけど、彼女にも家があるんだから、何もない時は家に帰ってくれよ…って思ってしまいます」(35歳/男性)

半同棲して良かった!成功エピソード

失敗エピソードを見ていると、半同棲することに自信を失くされた方もいるでしょう。ですが、半同棲は悪い部分ばかりではありません。

ここからは、半同棲の成功エピソードをご紹介。上手に半同棲を続けるヒントが隠されているかもしれません。

彼女の家事能力が高いことがわかった


「半同棲って中途半端であんまり良いイメージなかったんですけど、僕が毎日外食かカップラーメンを食べていると話したら、毎週末家に来て食事を作ってくれるようになりました。しかも、帰る日には掃除までしてくれるんです。

そんな彼女が愛しくてたまりません。正直きちんと同棲したいけど、それはちゃんとプロポーズする時でいいかなと…今結婚についても真剣に考えている最中です」(29歳/男性)

1人になりたくても言えない…


「同棲もそうだけど、半同棲も合う合わないがあると思います。私の場合、過去に元カレと同棲したことがあって、その時は彼の細かいクセとか家事の役割分担とかに納得がいかなくてうんざりしました。なので、同棲はあまりしたくないんですけど、半同棲ぐらいならいいかな…

特に私の場合は1人の時間がないと無理なタイプなので、月の半分ぐらいは自分の家に帰りたいかな。それぐらいがちょうどいいし、彼もそう言ってくれています。」(30歳/女性)

逃げ道があるので助かった


「女の子って、思いもよらないタイミングで怒るじゃないですか!僕の彼女もそれがしょっちゅうあって、うんざりすることもあります。彼女は怒ると自分の家に帰って行くんですが、僕がLINEとか電話で謝るとすぐに戻ってきてくれるんです。それが、子どもみたいで可愛い。

でも、もし一緒に暮らしていたらと思うと恐怖ですね。自分もそうですけど、彼女にとっても逃げ道があるのは助かってるんじゃないかな」(25歳/男性)

結婚しても新鮮な気分が味わえた


「同棲からの結婚って新鮮味がないっていうじゃないですか。だから、私も同棲にはあまり前向きじゃなかったんですけど、いつの間にか半同棲状態になっちゃってました…

結局2軒分の家賃を払うのももったいない、ということで同棲することに。そしたら彼がそれだったら結婚しようってプロポーズしてくれました。このまま結婚しても新鮮味がないんじゃないかと不安になってましたが大違い!やっぱりちゃんと一緒に住むって意味があることなんですね。毎日の家事とか、家具選びとか、どれも新鮮で楽しいです!」(25歳/女性)

有意義な半同棲生活を送るためのコツ

半同棲の経験者の話を聞いてみると、人それぞれのパターンや問題点あることがわかりましたね。では、失敗しないためにはどうすればいいのでしょうか?

最後に、有意義な半同棲生活を送るためのコツやポイントについてご紹介します。

お金のルールをあらかじめ決めておく


半同棲を続けていくうえで、1番大切なのはお金のルールをきちんと決めておくことです。「家賃はどうするのか?食費や生活費、光熱費は?」最低でも、これらの費用についてはどうするべきかを話し合っておくのがいいでしょう。

家主の立場からすると「払って」とは言いにくいため、行っている側が「いくらか払うよ」と提案してあげることが大事。それだけでも、あなたの株はグッと上がるはずです。

ざっくりとした期限を決めておく


半同棲をすることに少しでも抵抗を感じているのであれば、ある程度の期間を設けておくのがおすすめです。半年や1年など半同棲の期限を決めておいて、そのタイミングが来たら今後の生活について2人で話し合いましょう。

もし、それまでの半同棲生活が上手くいっていたのなら、同棲または結婚という話に繋がるかもしれません。そうでなかった場合は、一旦半同棲を解消してみて、様子を見てみるといいでしょう。あなたたち2人にどちらの生活が合っているのかが見えてくるはずです。

どちらかに負担がかかりすぎないように


一緒に生活をするためには、相手に対する思いやりを持ち、サポートしてあげなければなりません。かといって、相手に頼りすぎるのはNG。

例えば、お互いに自分の家があるわけですから、そこに家賃が発生しています。彼女は家賃を払うために働かなければいけないでしょう。そのうえ、彼の家にいる時は、家事全般をこなしているとなれば、彼女の負担が大きいことは明白ですよね。

反対に、家賃や食費などの生活費を全て負担している男性にとっても、1人の時よりも苦しい生活になるでしょう。

半同棲は、このような部分が曖昧なため、どちらかに負担がかかり過ぎてしまうケースが多いです。その点を意識しながら付き合っていきましょう。

お互いの生活を尊重する


同棲ではなく、半同棲の生活を続けている本当の意味とは何でしょうか?ほとんどの人が、自分自身の生活も大切にしたいと思っているのではないですか?そのため、ある程度1人でいられる時間を確保する、相手にもその時間を作ってあげるということを意識してください。

いくら近しい存在だといっても、所詮は彼氏彼女の関係です。相手の生活に入り込みすぎるのは止めたほうがいいでしょう。

また、自分の都合だけで家に行ったり泊まったりするのも危険。相手の状況をよく理解し、配慮してあげてください。

お互いを思いやって半同棲生活を楽しもう!

半同棲には良い面も悪い面もありました。同棲よりも始めやすいということや1人の時間も確保できるというのは、半同棲ならではのメリットです。ただし、人によってはトラブルの原因にも。

「中途半端で意味がない」と感じる人もいるでしょうが、いわば同棲や結婚の予行演習のようなもの。そのため、軽い気持ちで半同棲をしていては長くは続きません。相手の都合や気持ちにも配慮しつつ、お互いに対等の立場でいられるような環境作りを目指しましょう。

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