セックスが気持ちよくない…
セックスが気持ちよくない理由は人それぞれですが、単に体の相性が合わない、前戯が足りないなど、改善できる理由で悩みが生まれていることもあります。
この記事では、セックスが気持ちよくないと悩む女性の気持ちや、快楽が感じられない原因、改善方法を解説していきます。セックスでもっと気持ちよくなりたい!と思っている女性は、ぜひチェックしてください。
セックスが気持ちよくないと感じる女性は多い?
ここからは、セックスが気持ちよくないと感じる女性の率直な意見をご紹介していきます。セックスに不満を持つのは、おかしなことではありません。同じ悩みを抱える女性の意見を見て、前向きな気持ちを持ちましょう。
いつも演技ばかりでホントは感じてない
「彼氏とのセックスは楽しいのですが、気持ちいいと感じる瞬間がほとんどなく、相手の愛撫に合わせて喘ぐ演技をしています。本当は私も全力で気持ちよさを味わって、たのしくセックスしたいのですが、相手のプライドを傷つけるのではと不安で言い出せません」(女性/24歳/医療事務)
セックスの時どうしても気持ちよくない日々が続き、仕方なく感じる演技をしている女性は少なくありません。
何でも話せる彼氏が相手なら良いのですが、なかなかお互いセックスのことを言い出せず、「結局、何年も演技を続けている」という女性もいます。
イケないのが悩み…
「夫からの愛撫で気持ちよくはなるのですが、どうしてもイケないのが悩みです。気持ちよくない訳ではないのですがイッたことがなく、感じてる演技なのでは?と夫に疑われている気がします」(女性/34歳/主婦)
セックスでイケる女性は案外少ないと言われています。しかし男性の中には「セックスで気持ちよかったら女性は必ずイクはず」と思い込んでいる人もいるので、気苦労は耐えません。
快楽は感じているものの、なかなかイケない状況にストレスを感じてしまい、セックス自体が嫌になってしまう女性もいます。
相手に気を使って疲れる
「セックスの最中はずっと相手に気を使っているので、気持ちよくないかどうかも分かりません。彼はプライドが高いので、気持ちよくないと言えば怒られてしまいそうで怖いです。ひとまず感じている演技はするのですが、とにかく疲れるというのが正直な気持ちです」(女性/28歳/会社員)
セックス中、彼の反応ばかり気にして疲れてしまうという女性は多いです。気を使ってばかりだと、自分の快感に目を向けられず「気持ちよくない」と感じてしまうのですね。
また緊張しているとセックスに嫌な記憶が残るので、なかなかリラックスできず快感を感じにくい状態になることもあるでしょう。
セックスの快楽が良く分からない
「経験が少ないせいか、そもそもセックスで「気持ち良い」と感じる感覚が分からないです。オナニーもしたことがないので、セックスで気持ちよくなるのはこれからも難しそうです(女性/25歳/公務員)
セックスで快感を感じるには、ある程度性感帯を開発しておく必要があります。あまりにも経験が少ない場合、好きな人とセックスしても「なんか痛い」「くすぐったい」程度の感覚しか得られない人も少なくありません。
セックスが気持ちよくないと感じている人は、そもそも性的な快感を感じたことがあるかどうか考えてみましょう。
セックスが気持ちよくない…その原因は?
ここからは、セックスが気持ちよくない理由を6つ解説していきます。普段のセックスを見直して満足度を高めるためにも、ぜひチェックしてください。
性感帯が未開発で気持ちよくない
乳首やクリトリスなどの性感帯が未開発で、快感を得られない女性は案外多いです。女性が性的な快感を得るには、ある程度時間が必要です。
いきなりクリトリスや乳首を触られただけでは痛く感じることもあるので、性感を感じたことのない女性は開発から始めましょう。
乳首や性器周辺など、多くの男性が刺激してくる場所はトレーニング次第で快感を得られるようになります。「自分でしたことがないから、気持ちよいセックスを教えて欲しい」とパートナーに告げ、ゆっくり開発を進めていきましょう。
また、自分で性感帯を見つけたい場合、ひとりエッチをして自分の気持ちよいところを探すのがおすすめです。
挿入の痛みが強くて快感を感じられない
性的な快感は得られるものの、挿入時の痛みが強すぎてセックスが気持ちよくないと感じる女性もいます。特に遠距離恋愛などでセックスをする頻度が低い女性の場合、挿入時に膣が狭くなっており、痛みを感じやすいです。
快感よりも痛みが気になってしまいセックスに集中できない人は、前戯をしっかりするか、ローションを使って挿入時の刺激を和らげましょう。前戯をほとんどせず、すぐに挿入してくる彼の場合は、話し合いも必要です。
緊張しすぎている
大切な人とのセックスで緊張するあまり、快感に集中できず、気持ちよくないと感じる女性もいます。適度なドキドキ感は大切ですが、あまりに緊張していると彼の反応ばかりが気になってしまい、快感を感じにくくなってしまうのです。
大好きな人とセックスするときは、まず肩の力を抜いてリラックスしましょう。それでも緊張してしまう場合、セックスの回数を増やし、彼とのセックスに早く慣れるよう心がけるのがおすすめです。
気持ちが高まっていない
女性の性感は、気持ち次第で大きく変わります。気持ちが前向きではない時にセックスをしても快感を得にくいため、セックスの時は適度に気分を盛り上げることが大切です。
気持ちを盛り上げるために必須なのが、大好きな彼との前戯です。前戯なしのセックスで気持ちよくなれる女性もいますが、いつものセックスがあまり気持ちよくない人は、長めの前戯をして気分を高めましょう。
好きな人としっかり触れあえば、自然とセックスに対して前向きな気持ちになれるはずです。
部屋が寒い
「そんなことで?」と思う人も少なくありませんが、女性が快感を感じるためには室温も大切です。彼と裸で触れ合うセックスで気持ち良さは感じるものの、なんだか部屋が寒くて集中できないという場合も案外多いでしょう。
寒いと体全体が緊張して固くなってしまうため、快感に集中できず気持ちよくないセックスになってしまいます。
少し手間はかかりますが、セックスをするときは裸になっても寒くないくらいの室温に保ち、あたたかい状態でセックスしましょう。心地良い部屋なら、長めの前戯をしている時でも快感に集中できます。
気持ちよくないセックスを改善する方法
気持ちよくないと言われてショックを受けたことがある男性や、彼女をもっと満足させたい男性は、ぜひ参考にしてください。
スキンシップを長めにする
気持ちが高まっていないと、女性はセックスが気持ちよくないと感じてしまいます。大好きな彼女とのセックスで気が急いてしまうこともあると思いますが、すぐ挿入するのではなく、丁寧にスキンシップをして前戯を楽しみましょう。
またスキンシップを行うことで信頼感が高まり、気持ちよいところを彼女の方から教えてくれるようになる可能性もあります。
お互いが信頼しあうことで、セックスの快楽は何倍にもなります。彼女の気持ちと信頼感を高めてからセックスを始めましょう。
感じるポイントを聞く
相手の女性がセックスに満足できていない場合、感じるポイントを直球で聞くのも良いでしょう。ムードを壊してしまう可能性もありますが、お互い「気持ちよくないな」と不満を抱えたままセックスを続けるより、はるかに建設的です。
特に相手の女性と知り合って間もない時、手探りで性感帯を一から探すのは大変なので、早めに聞いておくのも手でしょう。
自分勝手なセックスをしない
相手の女性のことを考えず、自分が射精することばかり考えてセックスをする男性もいます。
しかし多くの女性は、相手が自分を大切にしてくれているかどうかを重視しているので、自分本位なセックスをする男性が相手だと、快感を感じるのは難しいでしょう。
満足度の高いセックスを実現するためには、自分の快感ばかり追うのはやめて、女性の反応を細かく観察することが大切です。
性感帯を開発する
「セックスが気持ちよくない」と悩む女性の中には、そもそも性感帯が開発されていない人もいます。性的な快感が得られない状態では、どんなセックスをしても気持ちいいと感じるのは難しいです。
性経験がほとんどない女性を相手にする時は、優しく愛撫をしながら相手が反応するところを探り、少しずつ刺激を強めて快感を感じられるよう誘導してあげましょう。
相手の体調を気に掛ける
女性の体調が悪い時や気分が乗っていない時は、無理にセックスをしても快感を感じられません。セックスに誘う前に、まずは女性の体調が良いかどうかを確認してみましょう。
また、女性側が「セックスしたい」と感じているか聞いてみることも重要です。女性の性欲はホルモンバランスに影響されやすいので、「今はなんとなく身体がだるい」「セックスの気分じゃない」と言われたときは素直に引き下がり、相手がセックスに前向きな気持ちを持てるまで待ちましょう。
セックスが上手くいかなくても怒らない
彼女が自分とのセックスに不満を持っていることがわかると、「俺が下手だって言いたいんだろう」「文句があるなら別の奴としろ」と怒り出す男性が少なからずいます。
しかし、彼女からセックスの不満を伝えられたからといって怒るようでは、今後、彼女がセックスに関して自分の意見を言えなくなってしまいます。
また一度怒られたことで、彼女がセックス自体を嫌いになってしまう可能性もあるでしょう。お互いが納得できる幸せなセックスを目指すなら、彼女の話をきちんと聞くことが大切です。
気持ちよくないセックスが激変するアイテム
ここからは、気持ちよくないセックスを改善するためにぜひ使ってほしいアイテムをご紹介していきます。大人のおもちゃに興味がある人はもちろん、さらにセックスを盛り上げたい人も、ぜひ参考にしてください。
ローション
お互いの性感を高めるための必須のアイテムとも言えるのが、ローションです。挿入時に使うだけではなく、前戯にもローションを活用すれば、お互い気持ちが高まるでしょう。
ローションを挿入時に使う時は「ポリアク系」は避け、女性の膣だけでなくペニスにもローションを十分につけて、スムーズに挿入できるよう気を配りましょう。
挿入するときの痛みが原因で、快感を得ることができない女性は少なくありません。またローションを使う時はボトルからそのまま出すのではなく、人肌まで温めてから使いましょう。
女性にとって、冷えは大敵。体が冷えると快感を感じにくくなってしまうので、セックスが気持ちよくないと悩むカップルは、ローションを温めて使うようにしましょう。
ローター
ノーマルなセックスに慣れてきたカップルにおすすめなのが、ローターです。ローターとは、スイッチを入れると振動する小さな卵型の器具です。アダルトグッズの中では安価で入手しやすく、女性も気軽に使えることから、オナニーに使う人も多くいます。
「セックスが気持ちよくない」と悩む女性の中には、そもそも性的な気持ちよさを感じたことがない人もいます。そうした人は、通販サイトなどでローターを購入し、身体のいろいろな所に当てて自分の性感帯を探ってみましょう。
自分の気持ちいいところが分かれば、彼にお願いして性感帯を重点的に攻めてもらうことも可能です。
電気マッサージ器
ローターと同じく振動を楽しめるアダルトグッズとして有名なのが、電気マッサージ器、通常「電マ」です。
本来電動マッサージ器はエッチな目的で使うものではないのですが、振動で性的な刺激を得られることから、セックスを盛り上げるために使う人が多いです。
電気マッサージ器はオナニーで使っても良いですが、彼とのセックスを盛り上げるため使うのも効果的。一目見て「エッチな道具だ」とわかる見た目のマッサージ器を買えば、お互いに気持ちが高まり快感を感じやすくなります。
さらに電動マッサージ器の多くは振動の強さを細かく調整できるので、彼に性感帯を探してもらうのにもぴったりです。
セックスが気持ちよくない…正直に伝えるべき?
「気持ちよくない」とそのまま伝えてしまえば、彼が自信をなくし、セックスを楽しめなくなる可能性もあります。しかし、不満を持ったまま彼とセックスを続けることも、大きなストレスになるでしょう。
ここからは、セックスで気持ちよくなれないと彼に伝えるべきかどうか考察していきます。
長い付き合いを望むなら伝えるべき
彼と今後も長く付き合っていきたいなら、気持ちよくないことを素直に伝えた方が良いでしょう。ずっと不満を抱えたままセックスをしていると、いつか不満が爆発し喧嘩になってしまう可能性もあります。
「セックスが気持ちよくないんだけど」とぶっきらぼうに言うのではなく、相手を落ち込ませてしまわないよう機嫌の良いときに話を切り出してみましょう。
「これからはお互い気持ちいいところを教え合って、もっとセックスを楽しみたい」と伝えれば、前向きにお互いのセックスを見直すことができるはずです。
伝えられないなら別れも考えよう
セックスの不満について彼に伝えられない場合、別れを考えるのもアリでしょう。お互い素直に意見を言い合えない関係であれば、どちらかが無理をして付き合っていることになります。
「ずっと気持ちよくないままでも大丈夫」と思っているなら、不満を伝える必要はありません。しかし、本当は気持ち良いセックスがしたいという要望を隠したまま、彼との関係を続けるのは難しいです。
「彼が怒りっぽいので不満を言い出せない」「彼が自分勝手なセックスばかりする」という場合は、2人のこれからの関係について考え直した方が良いでしょう。
気持ちよさ以外の楽しみを見つける
彼と話し合ったけれど、どうしても快感を感じるのが難しい場合は、気持ちよさ以外の楽しみを見つけましょう。性的な快感を得なくても、好きな人と肌を触れ合わせることで幸せになれれば、セックスをする意味はあります。
体質上、セックスで気持ちよくなれない人もいます。彼が納得してくれるなら、イクことだけでなく触れ合いを重視してセックスを楽しみましょう。
セックスが気持ちよくない人は彼に伝えてみよう
これからも同じパートナーとセックスをしていきたいなら、相手を傷つけないよう気を付けながら、セックスが気持ちよくないことを伝えるのがベストです。
また、相手が自分本位なセックスばかりして話を聞いてくれない場合、新たなパートナーを探すのも良いでしょう。
片方が不満ばかり抱えていれば、気持ちよいセックスは実現できません。パートナーと話し合い、今までのセックスを見直してみましょう。
「セックスが気持ち良くない」に関する専門家の意見やアドバイス
大切なのはリラックス
『ベッドの上の心理学 感じるオトナのための保健体育』(メンタリスト DaiGo)には、セックスにおいて大切なのはリラックスだという一節がありました。
「それは、セックスにおけるリラックスの重要性がほとんど理解されていない、ということ(中略)ホルモンでいえば、愛情ホルモンといわれるオキシトシン、リラックスを導くセロトニンが重要です。
女性が言う『ラブラブ感』というのは、オキシトシンやセロトニンが分泌されて副交感神経が優位になって、ゆったりとリラックスした状態のことなのです。 女性を興奮させて、セックスの快感を高め、オルガスムに導くためには、まずは十分にリラックスさせることを考えましょう。」
女性が気持ち良くなるために必要なのはテクニックでも経験でもない事が、ここまで読んだことによってお解り頂けたかと思います。2人で理想のセックスを話し合い、もっと気持ち良くなってくださいね。
性欲のスイッチを入れよう
『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス』(宋 美玄)には、女性の性欲スイッチに関しての内容が書かれていました。
「性欲のスイッチがオンになっていない女性の身体にむやみに触れても、いやがられるだけ!
女性は全身への愛撫によって興奮しやすいため、下着姿でハグしあったり、抱きしめて髪や背中をやさしく撫でたりといった、男性にとってはちょっと物足りな いぐらいソフトなスキンシップから始めたほうが、実は近道なんです。」
乳首を触ったりクリトリスを触れば女性は気持ち良くなる、というのは間違いです。確かにそういった性器を刺激すれば気持ち良くはなれまずが、そこだけを刺激すれば良いだけではないのです。
素肌で触れあいながら背中をくすぐってみたり、内ももを撫でで首筋に舌を這わせてみたりなど、性器以外の部分にもアプローチしてみましょう。これをするだけで女性の身体の性欲スイッチがオンになりますよ。
テクニックと経験fが大切なのではない
女性がなかなか感じないと、男性は「自分がテクニックや経験不足だからだ」と思う場合が多いようです。しかし実際はそれが原因なのではありません。
女性は、セックスに自信のある男性と行為に及びたいわけではないのです。「自分が心と体を許しても構わない」と思える唯一の人に「愛される」ためにセックスをします。
だからこそテクニックや経験数が大切なのではありません。どれだけ自分を大切にしてくれるか、どれだけの愛をくれるかという部分に重点を置いています。
『女が本当にしてほしいセックス』(田辺まりこ)には、以下のような文章がありました。
「セックスの目的は女性をイカせることでも射精することでもない。過程を愉しみながら、愛の交換をすることだけ考えていればよいのです。小さなペニスに対するコンプレックスも、スタミナ不足に対する不安も潔く手放しましょう。
女性は『テクニック自慢は愚の骨頂』『AVで覚えた男性本位なセックスしか知らない男性が経験豊富であると誇示したところでなんの意味があるというの?』と思っています。」
感じさせるために必要なのはテクニックや経験数ではありません。必要なのは女性への愛と、こういった知識です。これに気づけたのであれば2人のセックスは今よりももっと良い物に変わっていくでしょう。
寸止めしすぎるとイケない?
最後に、男性側が気持ち良くなれない、イケない事に関して言及している書籍を紹介しましょう。
『SEX結合!190のアドバイス』(辰見 拓郎、三井 京子)には、「(前略)我慢できなくなったら、我慢せずに射精したほうが、次の気持ちいいSEXに繋がる。我慢して変に射精してしまうと、変なクセがつく。」という内容が書かれていました。
この内容から紐解いていくと、もしかすると彼氏は「変なクセ」がついているのかもしれません。例えば、オナニーで寸止めを繰り返していたり、早漏を気にしてトレーニングを積み重ね、なかなかイケない身体になってしまった、などが考えられるでしょう。
そのため、まずはクセを取り除く事を一番に考えるのが良いのではないでしょうか。彼氏が気持ちよさそうなプレイをリストアップしていき、「彼女と一緒に過ごす時間の中で射精をする」というものをメインにしていきましょう。
<参考文献>
『ベッドの上の心理学 感じるオトナのための保健体育』(メンタリスト DaiGo)
『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス』(宋 美玄)
『女が本当にしてほしいセックス』(田辺まりこ)
『SEX結合!190のアドバイス』(辰見 拓郎、三井 京子)
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