中イキに関する専門家の意見やアドバイス
中イキに愛情確認はとても大切
いろいろなテクニックを試してきたけれど、全然中イキできそうにない…と感じている女性は、一度彼の愛撫を再チェックしてみませんか?なぜなら、女性は愛を感じれば感じるほど、セックスで気持ち良くなるからです。
『ナカイキしたい二人のためのロジカルセックス』(牛山 幸)には、以下のように書かれています。
「女性は、セックスのいろいろな場面で相手からの愛を確認しています。女性たちの話を聞いていると、すごく良かったと言うセックスは、相手からの愛をたくさん感じたセックスだと言う人が多いのです。(中略)そして、私のこと愛してくれているから、こういうことしてくれるのかな?幸せだな、安心するな、という感情から幸せホルモンば分泌されて、より深く感じるのです。」
つまり、愛があってこそのセックス、というのが第一前提にあると言えるでしょう。中イキしたい!なぜイケないの?という焦りもあり、彼と一緒にテクニックばかりを追求していませんか?
まずは原点に戻りましょう。大好きな彼氏や彼女と、なぜセックスをするのか…それはもちろん、好きで一緒にいる人だからですよね。初めの頃のセックスは今よりもっと愛が溢れていませんでしたか?
もちろん、今現在のセックスに愛がない訳ではありません。しかし見返してみると、「最近ムードとか気にしてないな…」という事がないでしょうか。もしそうであれば、これを機に見直してみましょう!
また、この記事では同書の内容を参考にしております。女性として深く頷ける部分や、男性が初めて知る女性の「性(サガ)」などがわかりやすく解説されているので、気になる場合はぜひチェックしてみてくださいね!
そもそも中イキはレア!?
そもそも、中イキできるのはかなりレアかもしれません。『女も知らない女のカラダ』(対馬ルリ子)によると、「(前略)でも実は、腟はもともと刺激に対してそれほど敏感なところではないのです。
実際、ペニスのピストン運動だけでオーガズムを得られる女性はそれほど多くはありません。性交でオーガズムに達するのは3割だけという報告もあるほどです。」 となっており、中イキできるのは3割しかいないというのです。
つまり、パートナーとのセックスで中イキできないのは、何も変ではありません。ましてや彼のテクニックが無い、彼女の感度が悪いなどという理由は一切ありませんから、安心しましょう。
どうしても中イキしてみたい場合は、同書の以下のテクニックをおすすめします。
「クリトリスへの刺激が不十分だと、性交してもオーガズムは得にくくなります。クリトリスやその周辺を、前戯のときに時間をかけてやさしく刺激したり、性交の最中もクリトリスにふれるとオーガズムを得やすくなります。」
ペニスだけの純粋な中イキではないかもしれませんが、挿入したままイッている事に間違いはありません。こうして段階を踏んでいくのも良いでしょう。
同時イキは至難の業かも…
中イキするなら、同時イキもしてみたいと思う方がいるかもしれません。しかしそれは、かなり至難の業である場合がほとんどです。
『女も知らない女のカラダ』(対馬ルリ子)には、以下のように綴られていました。「パートナーと同時にオーガズムに達することができれば理想ですが、実際にはまれのようです。その理由に、男女のオーガズムの迎え方に時間的なズレがあるからです。
快感のゴールが射精にある男性は、一気に性反応が高まっていきますが、女性の場合はゆっくりと高まっていきますから、オーガズムに達するまでに時間がかかるのです。」
同時イキは「できらたラッキー!」くらいに思っておくのが良いのかもしれませんね。
中イキにこだわりすぎないように
『ヒアリングセックス』(長谷川 瞳)には、「AVのなかでは男性も女性もあたりまえのようにオーガズムを迎えますが、実際のセックスではそうならないケースも珍しいものではありません。
女性には、かつてのわたしのようにオーガズム経験がない人もたくさんい ます(中略)セックスが互いの愛情を確かめ合う行為であるなら、オーガズムにこだわり過ぎる必要はないのではないでしょうか。大好きな人と裸で抱き合って、お互いの温もりや肌触りを感じるだけでも、大いに愛情を交感できるはずです。」と書かれています。
やはり、セックスに大切なのは愛情です。身体を重ね合わせて幸せだなと感じる事ができるのであれば、中イキにこだわる必要はないのかもしれません。
<参考文献>
『ナカイキしたい二人のためのロジカルセックス』(牛山 幸)
『女も知らない女のカラダ』(対馬ルリ子)
『ヒアリングセックス』(長谷川 瞳)