「付き合う」ってどういうこと?定義はある?
しかし、付き合うって具体的にはどういうことを指すのか、説明するのは難しいですよね。どういったことをすると付き合っていることになるのか、男女でも定義が異なりますし、個人個人でも違います。
今回は、「付き合う」の定義について、詳しくお話をしていきます。
男女で「付き合う」の定義は異なる
普段、誰かと恋人関係になるときに「付き合う」と表現しますが、実は男女で付き合うの定義は異なります。
例を出すと、女性は「付き合う=体の関係を許すような関係になる」、男性は「付き合う=自分の身内として迎え入れ、自分のものであると考える」といった違いです。
こういった違いがあることを理解していないと、恋愛において辛い思いをすることも。男女のすれ違いは、このような細かな定義や考え方の違いから生まれるのです。
「付き合う=恋愛関係になる」とは限らない
恋愛の話をしているときに「付き合う」という言葉が出てきたら、まず間違いなく「恋愛関係になる」という意味だと解釈するはずです。しかしご存知の通り、「付き合う」という言葉を辞書で引くと、恋愛とは関係ない意味も載っています。
「付き合う」には、行動をともにするという意味もあります。たとえば「食事に付き合う」などですね。また「人と親密になる」という意味もあります。これは恋愛関係になることに似ていますが、たとえば「近隣住民と親しく付き合う」などと言ったりして、恋愛とは関係ない場合にも使います。
「付き合う」には恋人として交際するという意味だけではなく、人としてのお付き合いも含まれているんですよ。
「付き合う」って特別なこと?
結局、付き合うってどういうことなのでしょうか。
使うシーンによって相手との距離感は異なりますが、付き合うとは特別なことです。全く知らない他人、挨拶程度の知人とは違って、より一層関係を深めるために付き合うわけですから当然ですよね。
どうでもいい人にわざわざ付き合って、時間を無駄にしたい人なんていません。
よく食事に付き合ってくれる人や、恋人としてお付き合いをしている人がいるのならば、その人を大事にしてください。相手はあなたにとって、間違いなく特別な存在です。
「付き合う」の定義について悩む瞬間
たとえば、普段の連絡頻度や二人でのデートなど、やっていることは恋人関係と何ら変わりがない友達がいるとします。「付き合おうよ」と言っても、「友達にしか思えない」と振られたりすると、じゃあ付き合うって一体何なんだろうと悩みますよね。
ここからは、そういった「付き合う」の定義に悩む瞬間をいくつかご紹介します。
恋人のような関係だが告白がない時
「毎日LINEして、デートもするし体の関係もあるのに、告白してこない男友達がいます。一体何を考えてるの?付き合ってるってことでいいよね?と悩んでいます」(23歳/女性/販売員)
やはり、明らかに恋人のような関係性なのに告白の言葉が無いと不安になります。
告白があれば、恋人であると認識できますが、告白が無いとただのセフレだと言えなくもないですから、何だか嫌な気持ちになりますよね。
もやもやと思い悩んでしまうときは、相手に付き合うの定義を尋ねてもいいでしょう。
友達に紹介されない時
「恋人を、私の友達には何人か会わせました。でも、彼の友達には紹介してもらえないんです。ちゃんと、付き合ってるって紹介してほしい。」(29歳/女性/事務)
女性の不満によくあるのが、彼氏の友達に自分を紹介してもらえないこと。真剣にお付き合いをしてるんだから、紹介くらいしてよ!とムカつきますよね。
彼の友達に紹介されないということは、実は遊びなのでは?ちゃんと付き合っていないのでは?と不安になることもあるでしょうが、焦りは禁物。
男性には男性のタイミングがありますので、気長に待ちましょう。
相手の「付き合う」の定義が明確でないとき
「何度かデートをして、良い雰囲気になった女性に『付き合ってほしい』と告白したら、『付き合うって何?私たちが付き合う意味ってあるかな?』と言われた。こんなに良い雰囲気になっておいて、付き合わないってどういうことだろう。彼女にとって付き合うって何なんだろう。」(27歳/男性/IT系営業)
相手が「付き合う」をどう定義しているのか明確にわからないときには、自分の中での定義にも迷いが生まれますよね。
悩んでしまったときは、相手の意見を聞いて参考にしてもいいですし、自分の中での定義をブレずに持っておくことも大事です。
「付き合う」の定義が結婚に影響するとき
「婚活パーティーで出会った女性に告白されたけれど、正直なところ、結婚前提で付き合いたいのかどうかによって、OKするか振るかを決めたいんですよね…」(35歳/男性/会社経営)
「付き合う」の定義の中に、結婚への影響があるかどうかは重要なことです。
結婚を前提としてでないと付き合わないという人と、結婚するか決める前に、とりあえず付き合ってみたいという人では意識の差がかなり大きく、お互いのモチベーションにも差があります。
特に男性は、「付き合う」と「結婚」を結びつけて考えることは少なめ。
相手と付き合うことで、結婚しなければいけない雰囲気になるなど、結婚に影響が出るとなると、「付き合う」の定義に悩んでしまいます。
「付き合う」の定義《男性編》
そこで、男女別の「付き合う」の定義について、4つご紹介します。
まずは男性編。男性の「付き合う」の定義は、合理的なものが多いです。ひとつずつチェックしていきましょう。
女性に恋愛感情を抱いている
男性は、好きでもない女性と付き合うことは無駄だと考える傾向にあります。恋愛感情が無くても、女性と一夜を共にすることはできますが、お付き合いにはそれなりの労力や責任が伴うから。
好き、結婚したい、一緒に過ごしたいなど恋愛感情をもっていることが「付き合う」ことに繋がっていきます。
告白して交際している
やはり「付き合う」といえば、告白して交際することですよね。一緒に食事をする、お出かけをするだけでは付き合っているとは言えません。
たいていの男性は自分から告白して、女性をゲットすることに喜びを感じますし、そうして得た結果が大事なんです。
「付き合う」の定義も同じで、きちんと告白をして女性からOKを貰うという結果が大事だと考えています。
相手に合わせること
自分のしたいことを我慢して、相手に合わせて行動することを「付き合う」の定義としている男性もいます。これは恋愛ではなく、人としてのお付き合いの場合です。
大人にとって、特に男性にとっては、社会での繋がりが非常に大切です。上司や部下、取引先などとの関わり合いで、自分を抑えて相手に合わせる機会は沢山あります。
そういった人たちに合わせて、相手を気持ち良くさせることを「付き合う」の定義として捉えることもあるんです。
相手の手助けをしたり一緒に責任を取ること
困っている相手の手助けをすることや、一緒に責任を取ることを「付き合う」の定義と考えることもあります。
学園ものの漫画などで、1人の男性が悪事を働いた際に、仲の良い男性数人が一緒に先生に怒られにいくシーンなどを見たことはありませんか?男性特有の感覚ですが、仲間のピンチに手助けをしたり一緒に責任を取ることで付き合いを深くするというものがあります。
こういった「付き合う」の定義は、女性にはあまりないものなので新鮮ですよね。
「付き合う」の定義《女性編》
女性にとって「付き合う」の定義は、男性と違って非合理的な傾向にあります。理性よりも感情に従って行動を起こす女性が多いからかもしれません。こちらも4つご紹介していきます。
男性に恋愛感情を抱いている
女性も、男性に対して恋愛感情を抱いていることが「付き合う」の定義になります。なによりも重要なことだと考える人も多いんですよ。
女性は男性に比べると、自分自身のあらゆる感情をダイレクトに感じやすいです。幸せ、悲しみ、恐怖、怒りなどの感情をたくさん感じられるので、好きでもない男性と付き合うなんて苦痛です。
まず恋愛感情があることが大前提。付き合うのは、恋愛感情を抱いて行動したあとに出た結果なのです。
キス以上のことをする
女性にとってキス以上のことをするのは、大きなリスクが伴います。子どもを産み、育てるというのは命をかけてやるほど大変なこと。
当然、心に決めた相手やこの人ならと納得できた相手でなければ許せません。そのため、責任感のある男性と関係を進めたいと考えています。
付き合うということは、関係を進めてもいいと女性が思えたということ。さらに、お付き合いをすることで、その関係に責任感を持つ決意をした証だと考えます。もちろん、恋人にも同じ思いを抱いてほしいと感じているでしょう。
愚痴や相談を聞くこと
主婦同士の会話を表す言葉で、「井戸端会議」という言葉があります。女性は愚痴や相談を共有し、感情に共感し合うことが大好き。しかし、そういった感情のやりとりをする相手をきちんと選んでいます。
あまり信用できない相手にそういった話をすれば、どこで吹聴されるかわかりませんし、感情の共感は疲れも伴います。これからも付き合い続けていきたい相手に絞って行っていきたいのが本音です。
付き合うということは、相手の感情の変化に付き合っていくこと。愚痴や相談を共有することが「付き合う」の定義になるんです。
将来を見据えて交際すること
女性が男性と付き合い恋人関係になるとき、少なからず未来のことを想像します。「この人と付き合ったら…」「この人と結婚したら…」という風に未来を想像できるからこそ、交際する意味があるのです。
告白して付き合うことは簡単ですが、将来を見据えるには男女共に人間性が重要。「付き合う」ということは、相手を認め将来を見据えられることだと定義するのです。
立場別の「付き合う」の定義とは?
そこで、それぞれの細かな違いをピックアップしてみました。今、交際している恋人がいる人は自分の立場と重ね合わせて、「付き合う」の定義を見直してみましょう。
社会人の場合
社会人の場合、付き合うことにはある程度の責任が伴います。
結婚をしたい、将来を共に過ごしたいと思う相手だから付き合う、というのが一般的ですね。自分でお金を稼ぎ生活を営むなかで、それを共有できるパートナーと恋人になり付き合いたいと思うのは自然なこと。
社会人であれば、会える時間も限られます。少ない時間を使いたいと思える相手かつ、癒されるような相手でなければ付き合いたくないと考える人がほとんどです。
高校生の場合
高校生の「付き合う」は、とにかく近くに居たい、自分のものにしたいという気持ちが定義に含まれることがほとんど。
高卒で社会に出る人は別ですが、大学への進学を考える高校生が大多数です。別のクラス、別の部活に所属している、将来別の大学に進学するなど、多少離れていても繋がりを感じたいという気持ちから付き合いを始めます。
社会人と違って自由な時間が多く、恋人に会える時間はたっぷりあります。楽しいことや苦しいことなど、いろんな感情をとにかく共有したい!という強い思いがあれば、付き合うという定義に当てはまり、告白して交際をスタート。甘酸っぱくて初々しいですね!
大学生の場合
大学生の場合、とにかく男女関係で遊んでいる人と、就職などを考慮して真面目にお付き合いがしたい人の両極端に分かれます。
そのため、大学生にとっての「付き合う」は、「とりあえず今近くにいてほしい人と過ごすこと」か、「大変なことを一緒に乗り越えていきたい人と過ごすこと」のどちらかが定義となるでしょう。
既婚者の場合
既婚者の場合、「付き合う=愛人関係」です。家庭があるわけですから、離婚しない限り、付き合った先の未来はありませんのでこういった定義になります。
不倫がバレると慰謝料の問題が発生する可能性がありますし、相手と自分をはじめとして関わる全ての人が誰も幸せになれません。傷つく人がたくさんいるので、おすすめしない関係性ですが、この定義の下で付き合っている人は世の中に一定数いるのが事実です。
「付き合う」の定義が異なることについての注意点
男女の交際において特に起こりやすいので、お互いの定義をきちんと確認しておくことは大切です。トラブルを未然に防ぎ、気持ちの良い交際を続けていくためにも、「付き合う」の定義について注意しておきたい点をまとめました。
勘違いさせるような言動はしない
ある程度年齢を重ねた大人の中には、告白の言葉などなくてもお付き合いは成立すると考えている人がいます。
そういった人と、何度も食事に行ったり、毎日連絡を取っていると、知らないうちに恋人認定されてしまいますよね。相手と交際する意思がないのなら、勘違いをさせるような言動は控えるべきです。
自分は遊びで体の関係を持ったのに、相手は体の関係を持ったことで付き合ったと思っているとなれば、思いがけないトラブルに発展することもあります。思わせぶりな態度は誰も得しませんので、線引きをきちんとしておきましょう。
関係をはっきりさせておく
あらかじめ、「私たちは友達」「私たちは恋人」など関係をはっきりさせておくと、お互いのすれ違いが起こりにくく、トラブルを防げます。
人間関係は、相手との距離感を絶妙に保ってこそ長く続くものです。相手と縁を切ってもいいのであれば、「付き合う」の定義にこだわる必要もありませんし、好きなように関わってもいいでしょう。
しかし、相手との縁をこれからも大事にしていきたいのであれば、お互いの関係をはっきりとさせておくことをおすすめします。
告白するときに定義を確認する
この人と付き合いたい!と思って告白する際に、相手に「付き合う」の定義を確認しておくことも大切です。
「付き合う」の定義は、毎日連絡を取ること、親に紹介すること、体の関係を持つことなど、人によってさまざま。付き合うことによって、お互いの関係はどこまでステップアップするのか、どのように変化していくのかを確認しておいて損はありません。
付き合った瞬間、名前を呼び捨てにされることが嬉しいと感じる人もいれば、馴れ馴れしくて嫌だと感じる人もいます。お互いの定義を確認し合って関係を築いていかなければ、良い付き合いは続けられませんよ。
相手の定義を受け入れられないこともある
相手の「付き合う」の定義を聞き出したとしても、どうしても受け入れられないこともあります。人間は誰しも自分の価値観を持って生きていますし、1人として同じ人間はいませんから仕方のないことです。
相手の定義を受け入れられない自分を責めても、いいことはありません。無理矢理折り合いをつけようとする必要もないんです。
どうしても受け入れられないことは誰にでもあります。そのことを念頭に置いておけば、カッとして揉めることもありませんよ。
私達って付き合ってるの?関係をハッキリさせる方法
そんな中途半端な関係をハッキリさせるべく、ぜひ試してほしい方法をお教えします。モヤモヤから一歩を踏み出したいとき、この方法を使えばきっと答えが出ますよ。
他の男性の影をチラつかせる
今関わっている男性と、付き合ってるのかどうかわからない状況になったとき、他の男性の影をチラつかせると、男性が焦って告白してくることがあります。
告白して付き合っていないとはいえ、自分のそばにいる女性を勝手に「俺のもの」だと感じている男性は非常に多いです。なぜか、俺は好かれているしこの女性は離れていかない、という謎の自信を持っているものなんですよ。
そこで、そんな男性にお灸をすえるべく他の男性の影をチラつかせるのです。すると男性は焦って、告白をしてきたり、お互いの関係をはっきりさせるような言葉を言ってきたりするはずです。
ストレートに聞いてみる
煮え切らない相手に対しては、ストレートに「付き合ってるってことでいいかな?」と聞いてみるのもいいですよ。
男女共に、真剣に相手との付き合いを考えていれば、必ず答えてくれます。答えをはぐらかされた場合は、あなたに対して真剣ではないということ。
そんな相手と関わり続けるのは時間の無駄です。悲しいかもしれませんが、次の相手を探すほうがいいでしょう。
友達に恋人として紹介してみる
身の回りの友達に、恋人として相手を紹介するのも一つの手です。その時の反応を見て、相手との関係をはっきりさせることができます。
特に否定したりすることもなく、受け入れるような態度をとったり、「恋人です」と相手が名乗ってくれるのであれば、相手は間違いなくあなたの恋人です。
反対に、嫌がる態度や冗談めいた物言いをするのであれば、あなたとの関係はグレーのままにしておきたいというサイン。深追いしないのが賢明です。
相手の親に会いたいと言ってみる
相手の親に会いたいと言ってみる、という方法もあります。彼があなたとの付き合いを真剣に考えていたり、きちんと交際しているつもりなら、親に会うことに対して前向きな姿勢を見せるでしょう。
「どうして?」と言われてしまった場合は、彼に「あなたと付き合っている」という自覚がないのかも。「また今度ね」「いつかね」「嫌だ」という反応であれば、残念ながら、お付き合い自体に前向きではないのでしょう。
【番外編】異性と付き合うことのメリット
「友達のままでいいじゃん」という考えのある人は、ぜひこのメリットを一度考えてみてください。異性と付き合うのもいいかもな、と思えるかもしれませんよ。
自分に自信が持てる
異性と付き合うと、自分に自信が持てるようになります。誰かの一番になって選ばれるというのは、とても嬉しいことですよね。さらに、異性から魅力的だと思ってもらえることってなかなか嬉しいと思いませんか?
同性とは違った価値観で、自分を受け入れてもらえたような気がして嬉しくなります。そんな自分に自信がついて、もっと魅力的になろうと前向きになれますよ。
プライベートな時間が充実する
いままでは自分のためだけに使っていたプライベートの時間が、恋人ができることで全然ちがったものになります。
いつも行っているカフェに一緒に行くだけで、楽しさや見える景色ががらりと変わるんです。異性と付き合うって、それだけ自分に影響を与えるんですよ。
お互いの趣味を共有したり、何か共同作業をすることで、何倍も楽しい時間を過ごすことができます。
知らない自分と出会える
異性と付き合うと、知らない自分と出会うことができます。
自分にはこんなに怒りっぽいところがあったのか、こんなことをされると嬉しいのか、こんなにも執着心があったのか、と自分の新しい一面を知ることができるのです。
もちろん、普段家族や友達と関わるなかでも発見はあると思うのですが、お付き合いしている異性にしか抱かない感情というものは必ずあります。
そんな自分と出会えるのは、異性と付き合ったときだけです。役者さんが、恋愛をするほど良いお芝居ができるようになるなんてことを言うように、人は恋愛をすることで新しい自分と出会い、成長することができるんですよ。
愛とは何かを知ることができる
異性と付き合うことで、愛とは何かを知ることができます。
恋愛って綺麗なことばかりではありません。誰かと交際すれば、汚い感情が湧き起こることもありますし、そんな自分に嫌気がさすこともありますよね。
葛藤したり、辛い思いをしたりすることもありますが、乗り越えた先で、本当の愛とは何かを知ることができます。
家族愛とは違った愛のカタチ、自分なりの愛の答えを見つけられるのは、異性と付き合うことで得られる最大のメリットです。
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