同級生との結婚ってどんな感じ?
きっかけはどんな形であったとしても、恋人という関係から絆を深め「この人だ!」と思ったら、最終的に行き着くゴールは「結婚」ということになるでしょう。
今回の記事では、結婚に至るたくさんのケースの中から、特に「同級生との結婚」にスポットを当て、徹底解説していきます。
同級生と結婚する人が増えている
最近の傾向として、同級生と結婚するケースがとても増えています。20代から50代の既婚者を対象にしたある調べによると、高校・大学の同級生同士で結婚したカップルは、20代だとおよそ20%。40代や50代では10%に満たない割合なので、同級生同士の結婚は増えていると言えるでしょう。ちなみに、20代のカップルでも中学の同級生だとグンと割合は減り、およそ5%未満だそうです。
同級生との結婚が増えている理由は?
中学の同級生との結婚は少ない印象ですが、高校・大学の同級生との結婚がおよそ20%弱とは、思ったよりも多い印象を受けますよね。なぜ高校・大学の同級生との結婚が多いのでしょうか。その理由の一つに、今の時代背景が関係しています。
たとえば住んでいるところが遠く離れていても、今は誰でも携帯電話を持っているため、声だけならすぐにでも繋がることができます。その他、SNSの普及などもあり、同級生との縁が「なんとなく」切れない状態にあるのです。
つまり「同窓会をしよう」などと誰かが言い出しても、比較的集まることが簡単で、そこから関係を深められる可能性が高まるのでしょう。
同級生と結婚するメリットとは?
お互い自然体でいられる
同級生ということは、昔からの顔なじみですよね。なのでお互い気取らずに、自然体でいられるでしょう。学生時代から相手の良い所も悪い所もすでに見てきているのですから、今さら格好つけることもないのです。
まったくの他人から恋人同士になった男女でしたら、そうはいきませんよね。ちょっとずつ相手のことを理解して、自然体でいられる仲になるまでには、相当な時間かかってしまうことでしょう。
ジェネレーションギャップを感じない
お互いに同じ世代を生きてきたのですから、ジェネレーションギャップなどはありません。むしろ「あのときは○○が流行ってたよね!」と同世代トークが盛り上がるでしょう。
同級生なら、他にも共通点はたくさんあります。仲の良い共通の友達や、印象的な恩師など、会話するだけで楽しく、心を通わせることができますよね。
遠慮しないでいられる
同級生として昔からよく知っている仲なので、遠慮しないでいられるのはメリットでしょう。パートナーとしてこうしてほしいと思ったことや、ちょっぴり言いづらいことなども、隠さず正直に話しやすいのです。
遠慮しないことは、ともするとデメリットになる可能性も否めません。ですが、お互いに正直な気持ちを話しやすいのであれば、そんなデメリットもカバーできるほどのメリットといえるでしょう。
同級生としての団結力
そもそもパートナー同士が「同級生」として一括りです。ですからその当時から引き継ぐ、見えない団結力があるはず。
この団結力はある意味、同級生との結婚において、最大のメリットかもしれません。結婚して夫婦になっても、同級生としての団結力は強い絆へと変化し、良い効果をもたらすことでしょう。
性別も超えられる
精神的に若かった同級生時代には、大人になった今ほど、男性女性の区別を意識しなかったのではないでしょうか。異性としてよりも同級生としての認識が強いため、変に意識しないで接することができたはず。
このことから同級生同士で結婚すると、性別を超えて相手を思いやることができます。「好き」や「愛してる」などの感情はもちろんあるでしょうが、同じ学校、同じクラスの仲間として相手を見ることもできるのです。
一緒に成長していける
同級生ということは同じ歳で、その当時もこの先も、年齢的にはずっと変わらず対等の立場です。ですから結婚しても、何事においても一緒に成長していけるのがメリットといえるでしょう。
大人になってから知り合って恋人になり結婚した場合、引っ張っていくのは年上、という傾向になりがち。ですが同級生との結婚ははじめから対等の立場なので、頼る、頼られるではなく、二人一緒に成長していくことができるのです。
同級生と結婚するデメリットはある?
夫が幼く見えるかも
同じ年齢同士の男性と女性を比較すると、女性の方の精神年齢が少し上だと、昔からよくいわれます。ですから同級生と結婚すると、女性の目には夫が幼く見えてしまう可能性も。
夫が幼く見えてしまうと、女性は頼れないと解釈し、物足りなさを感じてしまうこともあるのです。したがって、男性に引っ張ってもらいたいと熱望する女性にとっては、デメリットと言わざるを得ないでしょう。
トキメキが少ない
昔からの顔見知りで同級生という間柄だと、トキメキが少ないという点は否めません。その当時から恋心を抱いていたというケースは例外として、見慣れた相手で、大体どんな人かも知っている同級生ですから、トキメキよりも安心感のほうが大きいでしょう。
とはいえ、これは一概にデメリットとも言えません。他人と接するのが苦手な人には、メリットになるかもしれませんね。
身近に元恋人の存在を感じてしまう
同級生といっても、学生時代からずっとお付き合いしていたカップルばかりではありませんよね。その当時はお付き合いしてなかったけれど、大人になってから再会して恋人になったというケースもあるでしょう。
この場合、お互いの元恋人の存在が身近にあるという点はデメリットかもしれません。大人になってから知り合った場合、元カノや元カレのことは詳しく知り得ません。ですが、同じクラスに付き合っていた恋人がいた場合、同窓会などがあったら複雑な気持ちになってしまうこともあるでしょう。
離婚したら気まずい思いをするかも
もしも関係がうまくいかず離婚に至ってしまった場合、同級生という縁はそのまま変わることがないので、気まずい思いをする時もあるかもしれません。
たとえば、大きな同窓会などにお互いが出席したら、嫌でも顔を合わせてしまうことに。割り切って出席したとしても、周りの友達が変に気を使ったりなど、少々いづらい空気になることもあるでしょう。
同級生夫婦にきく!結婚のきっかけは?
昔好きだった人と同窓会で再会して…
「昔から彼女のことがちょっと好きで、同窓会で再会しました。もちろんすぐに彼女の隣の席を確保。その時は彼女と付き合うとかは考えていませんでしたが、とにかく楽しく会話できたらいいなと思って、接近しました。
今考えれば、それがきっかけですね。その時お互い楽しかったからLINEを交換して、すぐにデートして付き合うことに。気が付いたら結婚ってことになってました」(33歳/男性)
同級生との結婚で一番多いと思われるケースが、「同窓会での再会」ではないでしょうか。このエピソードの男性もそうです。すぐに意気投合できるのは、同級生ならではのことですよね。結婚までトントン拍子だったようです。
学生時代から付き合っていたから
「私と夫は高校の同級生で、その当時から付き合ってました。お互い社会人になってから、少し仲が遠のいた時期もあったけど、なんだかんだ別れずに結婚に至りました。
同級生同士で長く付き合うと、むしろ別れる可能性とかは頭に浮かばないかも。他人同士で出会うカップルみたいに気持ちが盛り上がることもない代わりに、いつも一定の熱量で相手を想っていて、多少のことは許せちゃうんです」(24歳/女性)
同級生という意識が根本にあると、感情的にならないでいられるのかもしれません。このエピソードの女性も、トキメキが少ないことは否定できないようですが、その分、別れたいと思うほど気持ちが冷めたこともないのでしょう。
同級生と同じ職場になって
「旦那とは、偶然にも同じ会社に就職したんです。そこで『あれ?〇〇さんだよね?』って話しかけられたことがきっかけ。お互い新入社員で、その時は一生懸命でした。
私がドジで失敗が多かったんですが、やっぱり持つべきは同級生ですよね。今の旦那が同級生のよしみでよく助けてくれたんです。そこから一気に仲が深まって、結婚ということになりました」(27歳/女性)
偶然に同じ職場になったことがきっかけ、というエピソードですね。この女性は「同級生のよしみ」という表現をしていますが、旦那さんの気持ちは違うものだったかもしれません。困った時に手を貸すのは、やはりもともと好意があったからではないでしょうか。
地元でちょいちょい顔を合わせていた
「僕も妻もずっと地元に住んでいます。だから普段からちょいちょい顔を合わせてました。クラスのみんなと会うという話になったら、地元に残ってる奴らが中心になって動くんですが、今思えば、そんなことがきっかけだったかもしれません。
大人になってから接すると、学生時代には気付かなかった良い所とかが見えて、いつの間にかなくてはならない存在になってました。僕から積極的にアプローチして、結婚までこぎつけた感じです」(26歳/男性)
地元に住んでいる同級生として顔を合わせていた、というエピソードです。たしかに地元に住んでいれば、同窓会の幹事などを任されることもあるでしょう。精神的に大人になり、相手の良い点に気付いたようです。
他の同級生の結婚式で受付をして
「同じクラスだった友達が、やっぱり同級生同士で結婚したんです。で、結婚式の受付を頼まれて、妻と再会しました。
結婚式っていうシチュエーションもあって、なんとなく二人共、もしこの人と結婚したら…というふうに相手を見てたんだと思う。そのまま二次会で意気投合して、しばらくして僕たちも結婚することに。結婚式の受付を頼んでくれた友達には、ほんと感謝してます」(28歳/男性)
同じく同級生同士で結婚した友達の結婚式がきっかけという男性ですね。一緒に受付をしただけでなく、その場が結婚式だったことも良い効果を生み出したのでしょう。
同級生との結婚で気をつけたい事
家族同士の繋がりが必然的に強くなる
同級生と結婚するということは、親同士も同じ町内に住んでいたり、もしくは顔見知りである可能性もありますよね。すべてのケースがそうとは言い切れませんが、中学・高校の同級生と結婚する場合は、その可能性は十分に考えられます。
ですから結婚という流れになれば、家族同士の繋がりも必然的に強くなるはず。当然、結婚は本人達のものではありますが、場合によっては、家族の判断がなんらかの影響をおよぼし得ることも、想定しておくといいでしょう。
過去の話はほどほどに
デメリットの項目でも書きましたが、お互いの過去の話がエスカレートしてしまうと、どうしても避けられないのが、過去の恋人の存在です。
昔の話として軽く流せる程度の付き合いだったなら、問題はないでしょう。けれど、やはり同じ同級生として顔見知りなだけに、あまり掘り下げたくはない話題ですよね。なので過去の話は「ほどほど」に留めておくことが賢明でしょう。
同級生の間では確実にウワサに…
周りの同級生などは、好奇心から「あの人とあの人が結婚するらしいよ」と確実にウワサをするでしょう。あなたや結婚相手が人気者であればなおさらのこと。同級生同士で結婚することはおめでたいことなのに、同級生にとっては単なる「話のネタ」になってしまうのです。
「人の噂も七十五日」ということわざもありますが、周りの同級生の興味が冷めるまでは、軽はずみな行動は避けておく方が無難。皆の注目が集まっている時期は、何をしてもウワサの的になるということだけは、心得ておきましょう。
夫婦であることを忘れがち
学生時代から、楽しいことを共有してきた同級生同士。そんな二人が結婚するのですから、当時の雰囲気をそのまま感じられて、楽しい生活を送れることは間違いないでしょう。
ですが同級生同士の結婚は、学生時代のイメージもあり、自分達は夫婦であるということを忘れがちでもあります。そのため、「自分たちはもう夫婦なんだ」ということを頭に置き、普段からちょっとづつ意識しておくといいでしょう。
同級生との結婚は楽しいことがいっぱい!
このことから、同級生同士の結婚にはほとんどメリットしかないと思ってしまいがちですが、デメリットがあることも否めません。とはいえ、デメリットもあるとあらかじめ想定して、適切な振る舞いをすれば、間違いなく楽しい結婚生活が待っていることでしょう。
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