めざとい人の特徴＆性格を大公開！めざといの意味は？悪口の可能性も

めざといという言葉には、どちらかというとネガティブな響きを覚える人が多いのではないでしょうか。とはいえ、正しい意味がわからないと、ネガティブと断定することはできませんよね。もしかしたら褒め言葉だったりするのでしょうか？

そこでまずは、めざといという言葉の意味から見ていきましょう。

物事へ目を付けるのが速いという意味

人から「めざといね」と言われたら、どんな気がするでしょうか。たいていの人は「何となく悪く言われている気がする…」と感じるのではないでしょうか？

けれど、めざといという言葉の正しい意味をしっかり理解しないまま、何となくニュアンスで使っている人はかなり多いとも言われます。

そもそもめざといとは、他の人が気づかないうちに、物に目を止めるのが速いこと。たとえば「遠くのものをめざとく見つける」という表現なら、誰よりも早く気づいて見つけてしまうという意味ですね。

つまり、人が気が付かないことに素早く気付けるのが、めざといという言葉。そう聞けば、めざといから受ける印象は、かなり変わってくるのではないでしょうか。

目利きがよく得をしやすい人を指す

めざといには、目利きがよく、得をしやすい人という意味もあります。その理由は、周囲の状況を常に把握し、多くの情報を集めているから。

誰よりも速く情報を掴むと、得できることがありますよね。例えば、「先着何名に粗品を進呈」といったサービスがお馴染みです。けれど、知った時にはもう終わっていたという人も多いのではないでしょうか？

その点、めざとい人は普段から情報を集めていますので、お得な情報を逃しません。また、よい物とそうでない物を見分ける能力、いわゆる目利きが巧みなため、掘り出し物の良品を見つけるのが上手です。

そのため、得をしやすい人を指して「めざとい人」という言い方をすることもあります。

めざといという言葉の意味がきちんと理解できたところで、今度はめざとい人の特徴を見てくことにします。めざとい人にはたくさんの特徴がありますので、じっくりご覧ください。

他人への感謝を怠らない

めざとい人の特徴に、他人への感謝を怠らないという特徴があります。めざとい人は細かなところに気が付くので、ちょっとした心配りをされたことに気づける人です。

誰かが自分のために何かをしてくれたなら、それに対してきちんと感謝の言葉を伝えます。むしろ感謝された人が「そんな細かいところにまで気づいていたなんて」と驚くような、些細なことにも感謝できるのが特徴です。

めざといという言葉にはネガティブな印象があるものの、実際には、感謝を怠らない人という特徴があります。

悪口や陰口などの発言が少ない

周囲の状況を常に見ているめざとい人は、誰がどのような関係にあるかを、日ごろの会話のやり取りなどからしっかり見抜いています。

たとえば、当人がいないところで悪口や陰口で盛り上がったという経験はないでしょうか。その後、いつの間にかその人の耳に入り、さらに知らないうちに言い出しっぺにされていることがあります。こうなると、ギクシャクした関係になるのは必至ですね。

めざとい人は、このような悪口や陰口といった発言が少ないのが特徴。悪口や陰口には尾ひれが付き、巡り巡って本人の耳に入ることを知っているからです。人の会話には耳を傾けますが、自分自身が一緒になって言うことはほとんどありません。

頭の回転が速い

めざとい人は常に情報収集を怠らず、周囲の人間観察を欠かしません。そのため、めざとい人を逆に観察してみると、目があちこちキョロキョロ動いていることに気づくでしょう。それだけ、周囲の状況にかなり目を走らせているわけです。

そもそも、他の人が気づくよりも先に気づけること自体、頭の回転の速さを物語っています。人の一歩先を読んで探し物を見つけることができるのは、どこをどう探すべきかの頭の回転が速いから。

そんなめざとい人は、会話のスピードがかなり速いのも特徴です。自分と同じように頭の回転が速い人とは、テンポよく会話ができます。

人を見る目がある

めざとい人は、目利きの能力が巧みです。目利きとは、物事の良し悪しを見分ける能力。この能力は物や出来事だけでなく、人にも当てはまります。そのため、人を見る目があるのが特徴です。

会社でなら、人事採用の分野で人を見る目が欠かせませんよね。人事だけでなく部下を持つ人は、誰にどの仕事をさせるかを見極めないと、仕事の効率が大きく変わってきます。

人を見る目がないと感じるなら、めざとい部下に仕事の割り振りをしてもらうといいかもしれません。細かいことに気が付くため、誰がどんな仕事に適しているか判断してくれるでしょう。

めざとい人の特徴から、「こういう人のことを言うのか」と意外に感じた人は多いかもしれませんね。そんなめざとい人の特徴は、まだまだあります。引き続き、めざとい人の特徴を見ていきましょう。

細部にわたってよく記憶している

人より先に気づいて得することが多いめざとい人は、どうしても羨ましく思われがち。だからといって、妬みから「あなたはめざといね」などと言わない方がいいでしょう。

めざとい人は記憶力がずば抜けてよいため、「何月何日に、誰がどこでどんな話をしていたか」まで記憶しています。普通の人なら、忘備録として書き記しておかないと思い出せないようなことも、しっかり覚えているのです。

ちょっとした妬みから発言であっても、非難されたと受け止めれた場合、しっかりと記憶に焼き付けるはず。優れた記憶力という特徴を持つめざとい人には、悪い記憶を残さないのが賢明です。

人の話を聞きながら考え事をしている

めざとい人は、脳の使い方が上手。そのため、人の話を聞きながら考え事をしていることがよくあります。

また、複数のことを同時進行で進める能力に優れているのが特徴で、とりわけ会話においてこの傾向が顕著にみられます。相手の話を聞きながら、話している相手を観察していることなど、しょっちゅうです。

さらに、相手の話を聞いているように見せつつ、実際にはまったく違うことを考えていることも。とはいえ、めざとい人は生返事をしたり、上の空になることはありません。しっかりと話を聞きながら他のことを考えられるため、相手に気づかせないのが大きな特徴です。

ネットサーフィンが大好き

めざとい人は、日ごろから誰よりも多くの情報を集めていると言っても過言ではありません。人の会話から重要なことをピックアップするのが得意ですが、今や世はIT時代。ネットを活用しないはずはありません。

そんなめざとい人に見られる特徴が、知らないことがあると気になって落ち着かないところ。そのため、スマートフォンを取り出してすぐに検索したり、パソコンを使って調べる行動が顕著だとしたら、めざとい人と言えるのではないでしょうか。

連絡を取るのが非常にマメである

人に対する感謝を忘れず、悪口や陰口をほとんど言わないめざとい人は、周囲から好かれる人です。さらに、細かな点によく気が付きますので、周囲の人にマメに連絡を取ります。

めざとい人にはどうしてもネガティブなイメージが付いて回りますが、実は得た情報を独り占めしようとしないのが特徴。そのため、こまめに連絡を取り、「見たいと言っていた映画のお得な情報を見つけたよ」などと、いち早く教えてくれます。

「お得な情報は人には教えたくない」という心理は、人間が持つ自然な気持ちですが、めざとい人にはそれがありません。手に入れた情報を、役立ちそうな人に教えてあげるところは美徳と言えますね。

めざとい人には、多くの特徴があることがわかりました。となると、これらの特徴を併せ持った場合、どのような性格になるのでしょうか。ここでは、めざとい人に見られる性格をご紹介します。

お金に細かい

めざとい人は「損をしたくない」という心理があります。普段から情報収集を行い、お得に物を手に入れているからでしょう。そのため、めざとい人はお金に細かい性格だと思われがちです。

さまざまなことに誰よりもいち早く気づけるので、道端に落ちている小銭を拾うこともしばしば。それだけ多く「得しちゃった！」となる人と言えるでしょう。

そんなめざとい人は、情報通なのも手伝って「今買うと損」とか、「あっちのお店の方が、同じものなのに安い」などと言いがち。本人にとっては、得することにつながるごく普通の考え方なのですが、人からはお金に細かい性格と映ります。

性格に短気な部分もある

めざとい人は頭の回転が速いうえに記憶力がよいため、頭の良い人という印象を与えます。

そんな頭の回転が速さから、仕事の手も速くなるのが得。そのため、もたもた仕事をしている人にイライラする傾向があります。手際よく仕事を終わらせる能力を持っているがゆえに、そうでない人に対して「まだ終わらないのか」と思ってしまいがち。

誰かの仕事が終わらないと自分が取り掛かれないといった場合には、「まだできないの？」などと言ってしまう、短気な部分も持ち合わせた性格です。

褒め上手である

短気なところもあるめざとい人ですが、基本的に人への感謝を忘れないのが特徴。また、人間関係が円滑だと、何かにつけてやりやすくなると知っている賢い人でもあります。

そのため、めざとい人は人を褒めるのが上手。人とのコミュニケーションの基本は、相手を褒めることにあると考えます。誰だって褒められれば悪い気はしませんよね。

世の中には、間違いを指摘されるにあたって怒鳴られたとしても、「なにくそ！」と反骨精神で乗り越えていく人もいます。けれど、大半の人は心が折れるのではないでしょうか。

その点、めざとい人は褒めて伸ばす方が得と考えるため、自然と褒め上手な性格になります。

固執しない

めざとい人は、常にさまざまな情報を集め、集めた情報を多角的に分析しています。頭の回転が速くて賢いため、広い視野で物事を見ることができる性格です。

現在の状況がどうなっているのかを踏まえ、これから起こりうることを考えるのも得意。将来起こりうることの中には、当然リスクやトラブルも含まれますが、広い視野で物事を捉え、臨機応変に対応しようとします。

一つの物や考え方に固執すると、対応がうまくいかないのは明らか。たくさんの情報を効果的に使うには、必要に応じて柔軟に変えていくことが不可欠です。固執しない性格だからこそ、めざとい人になれるのかもしれませんね。

めざといには優れた特徴が多いのにもかかわらず、悪いイメージでとらえられることがしばしば。そのため、めざといと言われた場合には、悪口を言われている可能性があります。

ここでは、何が理由で「めざとい」が悪口になるのかを考えていきましょう。

めざといとせこく見えてしまう

なまじ豊富な情報を持っているために、めざとい人は損か得かに敏感。そのため、一緒に買い物に行った場合「この品物は○○の店の方がお得」とか、「ここで買うと○○円損するよ」などという話をよくします。

本人はできるだけお得に買えるよう、アドバイスしているつもりなのですが、少額の差で店をはしごするのは面倒という人もいるでしょう。となると、「たかがそれくらいの金額で…。せこいなあ」と思われることに。

確かに損得に口うるさい人は、どうしてもせこく見えますよね。これが、めざとい人がせこい人に見えてしまう、最大の理由です。

めざとい人は相手の損得を考えないため

めざとい人は、日ごろから集めた豊富な情報を元に、常に損か得かを考えるのが特徴。当然のことながら、得になる方を選びます。ただし、周囲の人にもこまめに知らせ、お得情報を囲い込みしないのは、美徳と言える特徴ですよね。

それなのに「めざとい人は相手の損得を考えない」と悪口を言われるのは、めざとい人が得をすると、誰かが損をしてしまうケースがあるから。人間の心理として、損をした方はどうしたって腹が立ちます。

その結果、「いつも得する方を選ぶところが、めざといなあ」と思われてしまうわけですね。

悪賢く見える

周囲の状況をいつも目で追い、情報を仕入れているめざとい人は、誰よりも速く物事に気づきます。本来は優れた能力なのですが、そのおかげでいつも得していると、悪賢く見えるのも無理はありませんね。

そのため、「あの人はいつもいいところばかり持って行って、悪賢い」と思われがち。ただ、あからさまに悪賢いと言うのは憚られることから、「めざとい人だよね」という言い方になると考えられます。

要領がいいと思われる

頭の回転が速いだけでなく、頭もよく、さらに人を見る目があるめざとい人。仕事ができて、コミュニケーション能力にも長けているとなれば、上司の覚えがめでたいのも当然です。

これらの特徴は、本来賞賛されるべき能力。けれど、こうした能力を持ち合わせていない人からすれば、要領のいい人と映ります。

そのため、めざとい人に太刀打ちできずに悔しさや妬みを感じている人からは、「いつもめざといから、要領よくやるよね」などと言われることも多いのではないでしょうか。

めざといという言葉には、あまりいいイメージを持っていない人が多いように感じますよね。そこで、めざとい人をどう思うか、男女の意見を聞いてまとめましたので、ご覧ください。

目立ちたがり屋なのかなと思ってしまう…

「何でもそつなくこなすから、プロジェクトでいつもリーダーを任される人がいます。メンバーへの指示もテキパキしてるし、上司にもハキハキ報告する。その姿がすごくめざとく見えて、目立ちたがり屋なのかなと思ってしまいます…」（26歳/男性/保険代理店勤務）

プロジェクトでリーダーを任された場合、メンバーと協力して仕事を進めることがほとんど。そんなプロジェクトでいつもリーダーを任されている人は、どうしても目立ちますよね。

しかもメンバーにテキパキと指示を下し、上司への報告も完璧となると、「目立ちがたがり屋のめざとい人」と思うのも無理はないかもしれません。

性格に裏表がありそう

「同僚は手が速くて仕事もできるし、誰にでも親切。情報通だし、話をしていても面白いんです。どんな人にでも同じように接するのもすごい。ただ、さすがにここまで完璧だとめざとい印象が強すぎて、性格に裏表がありそうな気がします」（24歳/女性/医療事務）

非の打ち所がない人に対して、人は無意識に反発するのかもしれません。その反発する気持ちが、性格に裏表があるのではないかと思わせるのでしょう。「すごくめざといのは、性格に表裏があるからでは？」などと、陰で言われがちなケースですね。

本音を言わない感じが…

「めざとい人って、自分はすでに分かっているせいか、本音を言わない気がします。それに、自分から言わずに、相手に言うように仕向けてくる。でも、自分がどう思っているかは言わないんですよね。」（25歳/女性/経理職）

話をしているとき、「どう思う？」と相手に聞いておいて、自分の考えは言わない人はけっこういるもの。普通、何かについて聞かれ、自分の意見を話したら、相手も話すものだと思いますよね。けれど、聞いてきた本人は急に話題を変え、結局は言わずじまいということがしばしば。

めざとい人の場合、単に相手が気づいているかどうか確認しているだけかもしれません。けれど、された方はいい気分にならないのは確かですね。

めざとい子がいると助かる！

「基本的に仕事はグループで行うんですけど、めざとい人がいてくれるとホント助かります。男子・女子を問わず、能力があるから情報を見つけるのが速いし、目の付け所もいい。めざとい人と一緒に仕事をした時は、たいてい上首尾です」（28歳/男性/エンジニア）

仕事をする場合、どうすればいいか明確に分からないまま、手探りで始めることもありますよね。そんな時めざとい人は、情報を調べるのが速くて目の付け所もいいため、貢献してくれるのは間違いなし。

仕事はもちろん、みんなで力を合わせて何かをする時にぜひいてほしい思わせる人こそ、正しい意味でのめざとい人ですね。

めざとい性格の人は、残念ながら周囲からネガティブな目で見られていることが多いと言えるでしょう。とはいえ、できれば人から好かれたいのが人情。そこで、めざとい人が他人に好かれるためには、どうしたらいいかをご紹介します。

見返りは絶対に求めない

人というのは、してあげたことは覚えているけれど、してもらったことは簡単に忘れてしまいます。そのため、何かしてあげた場合に、相応の見返りを求める人が少なくありません。

一方、見返りを求められた側は、反発を覚えます。中には助けてもらったにもかかわらず、「頼んでしてもらったわけじゃない」という人もいるでしょう。

仮に人助けをしたとしても、見返りは絶対に求めないことが重要です。見返りを求めずに親切にすることで、「何をするにもめざとい」などと、妬みっぽく言われることも減るのではないでしょうか。

相手の立場に立って物事を考える

めざといとは、他の人より物事に気づくのが速いこと。そんなめざとい人は、こまごました仕事や人が嫌がる仕事にも、前向きに取り組むポジティブさを持ち合わせています。

ただ、なまじ能力に優れているため、もたもたしている人を見るとイライラし、短気になりやすいのがデメリット。自分と同じレベルで仕事をこなすよう求めると、「自分ができるからっていい気になって」と思われるのは必至です。

仕事だけでなく、物事をこなす能力は人それぞれ異なります。中には慎重に進めたい人もいるでしょう。相手の立場に立って物事を考えることが、好かれるためには欠かせません。

損得で物事を判断しない

めざとい人は情報を多く持ち、分析力にも優れているので、自分の得になるように自然と動けてしまうのが特徴。その結果、「いつも損しないように、めざとく動く人」と思われてしまいます。

人は誰しも、損か得かの状況になれば、得したいと考えますよね。常に損得で物事を判断し、おまけにいつも得しているとなれば、めざとい人と言われるのは必至。

人に好かれるためには損得について口にするのをやめ、さらに、損か得かを判断の基準にしないことが大事です。

謙虚でいるよう心がける

親切を忘れやすいのと同様、人は謙虚な気持ちも忘れがち。めざとい人は頭の回転が速く、賢いため、仕事ができる人が少なくありません。そのため、中には「自分は優れている」と天狗になってしまうこともあるでしょう。

持ち前の優れた能力を自慢するようになると、周囲から妬まれても無理はありません。周りから好かれる人になるためには、常に謙虚でいるように心がける必要があります。

「めざとい」という言葉には、何となく良い印象を感じないもの。そのため、正しい意味を知って、驚いた人も多かったかもしれませんね。

本来は能力を称賛する言葉なのに、ネガティブな印象になってしまうのは、能力を発揮する方法がマズイからと言えます。

また、めざとい人の特徴や性格を知っていく中で「もしかして自分はめざといかも？」と感じた人もいたことでしょう。けれど、ネガティブにとらえる必要はないのです。

そもそも優れた能力なのですから、肯定的に受け止めましょう。その上で、めざとい能力をどう役立てるかを考えることが大事です。

めざとい能力を良い意味でフルに発揮し、周囲に好かれるめざとい人になってくださいね。