優しすぎる彼氏に不満はある？男性心理や付き合い方を解説します！

「どんな彼氏が理想？」とアンケートをとれば、必ず上位に挙げられるのが、「優しい人」という条件です。長い時間を一緒に過ごすことになる恋人が、優しい人であってほしいと願うのは、当たり前のことですよね。

しかし、実際に彼氏が優しすぎる場合には、「どんなワガママを言っても、彼氏は怒らないで許してくれる」「男の人って、こんなに優しいものなの？」と不安になってしまうことも。「これって贅沢な悩みなの？」と人に言えぬ悩みを抱えている人もいます。

この記事では、彼氏が優しすぎることに不安や不満を抱える女性に向けて、そんな男性の心理や上手な付き合い方を解説します。彼氏とよりよい関係を築くための参考にしてくださいね。

まずは、「彼氏が優しすぎる」と感じてしまう瞬間についてご紹介します。相手が自分の予想と異なる反応をした時、人は不安を感じやすくなるもの。

本来なら怒られたり、悲しまれるような場面で、彼氏に優しくされてしまうと、「あれ？」と肩透かしを食らったように感じてしまうのです。その積み重ねが、「彼氏が優しすぎる」という悩みにつながっていきます。いくつか具体例をみていきましょう。

どんなワガママでも聞いてくれる時

「彼が決めたデートプランを、私がなんだかんだと却下しても『いいよ』と変更してくれる。自分がデートプランを決める側だったら、怒っちゃうかも」（19歳/女性/フリーター）というように、自分のワガママを聞いてくれるときに、彼氏が優しすぎると感じている人がいます。

普通、提案したデートプランを簡単に却下されたら、努力をないがしろにされたようで、嫌な気持ちになってしまう彼氏が多そうですよね。しかし、そんなときにも彼氏が怒らずに対応してくれると、「優しすぎる」と感じることが多くなります。

彼氏が怒らないから喧嘩にならない

「実は彼氏と喧嘩したことがなくて。自分では言い過ぎちゃったとか、嫌な言い方しちゃったときにハッとするんですけど、彼氏は全然気にもとめていないみたいな反応で。彼氏は喧嘩のリンクに上がらないんです」（23歳/女性/事務職）という意見もあります。

喧嘩をするにも相手が必要なもの。たとえ彼女側がプンプンに激怒していても、彼氏が落ち着いていたら、喧嘩にはならないですよね。付き合ってから喧嘩をしたことがない場合には、彼氏が優しすぎると感じてしまうでしょう。

自分だけが怒っていると気づいた時

「付き合ってからこれまでの自分たちの会話とか態度を思い返してみたら、怒っているのは自分ばかり。彼氏はいつもなだめ役なことに気づいた時、『私の彼氏優しすぎない!?』とあらためて驚きました」（24歳/女性/医療職）という人もいます。

慣れた人と会話をしていると、相手も自分と同じテンションで話していると勘違いしてしまいがちです。しかし、落ち着いて考えて直してみると、怒ったり、悲しんでいるのは自分だけということもありますよ。

彼氏の宝物を壊しても怒られなかった時

「彼氏が大切にしているギターをうっかり落として壊してしまったことがある。慌てて謝ったら『怪我はない？』と一言。絶対怒られると思ったのに、優しすぎて泣けてしまった」（20歳/女性/フリーター）という経験をお持ちの人も。

相手が大切にしているものを壊してしまったら、たとえ恋人であっても「怒られるかも」と多少身構えてしまいますよね。そんな時に、怒らないでいてくれるだけでもありがたいことなのに、心配までされてしまった日には「彼氏が優しすぎる」と感動してしまうでしょう。

デートの前に必ず飲み物を準備してくれる

「彼氏はデートの前に私の好きな飲物を必ず準備して渡してくれます。しかもコールド飲料は冷たく、ホット飲料は温かい状態なので、デートの直前に買ってくれていることがわかります。そのたびに『優しい彼氏だなぁ』としみじみします」（21歳/女性/飲食業）という人も。

効果なプレゼントを一度だけ貰うよりも、小刻みにちょっとしたプレゼントを貰えるほうが、深い愛情を感じられるという人も多いですよね。デートのたびに、自分の好きな飲物を準備してくれる彼氏の気遣いに「優しすぎる」としみじみしてしまうでしょう。

友達が彼氏の愚痴を言っているのを聞いた時

「友達の彼氏の話を聞いていると、時々愚痴っぽい内容になっちゃうんです。友達が『彼氏に怒られた』と凹んでいるのを聞いた時、『そういえば私、自分の彼氏に怒られたことない』と気づきました」（25歳/女性/介護職）という人も。

あまりにも自然に彼氏に優しくされていると、それを普通に感じ過ごしてしまうこともあります。友達と比較した時に、初めて彼氏が優しすぎることに気づいたという人も多いですよ。

ここからは優しすぎる彼氏の理由とその心理についてご紹介します。「彼氏が優しすぎる」と気づいた瞬間から、彼氏の考えていることが気になってしまう人も多いでしょう。

彼氏に直接聞いてみるのも一つの方法ですが、彼氏が天然で優しい場合には「なんのこと？」と質問の意図を理解してもらえない可能性があります。一方で、何か後ろめたいことがあって彼氏が優しくしている場合には、彼氏に警戒されてしまう心配も。

まずは優しすぎる彼氏の理由と心理について、一般的なものをみていきましょう。

ただ単に彼女が好き

男性が女性に優しくする最も大きな理由は、「ただ単に彼女のことが大好きだから」です。多くの男性は、素直に彼女のことを大好きで、好きな彼女に優しく接することは当たり前のことと思っています。

好きな相手を喜ばせるために優しくしたいし、優しくしている自分自身の行動に喜びを感じていることも。彼女が大好きな彼氏の場合、彼女を見る目が明らかに「恋する男子の目」になってしまう傾向があるでしょう。

愛されている実感があるのであれば、彼氏が優しすぎることを、そんなにおそれる必要はありませんよ。

「優しい彼氏」だと思われたい

男性側も「優しい男」が女性に好かれることを十分に知っているもの。そのため、「優しい彼氏」だと思われたい傾向が強い男性は、彼女に対して過剰なくらいに優しくしてしまうことがあります。

彼女が喜ぶかよりも、自分が優しい好意をしているかに注目してしまうため、一人によがりになってしまう傾向があるでしょう。彼女からしてみると、「ワケもなく優しすぎる彼氏」と感じられるのがこのタイプです。

怒り方が分からない

怒るためにも、多少の経験が必要です。小さい頃から穏やかな性格だったり、気が弱かったり、我慢強いタイプで、あまり怒った経験のない男性は、彼女に対してもどう怒ったらいいのかわかりません。

実は怒りを感じているけれど、いつもタイミングを逃してしまうために、怒れないという人もいます。会話のテンポがゆっくりな男性に、このタイプが多いようです。

実は怒りを感じている彼氏の場合には、イライラが蓄積されるといつか爆発してしまう可能性も。定期的なガス抜きが必要になるでしょう。

彼女と一緒にいられるだけで幸せ

遠距離恋愛などで彼女と一緒にいられる機会が極端に限られる場合、彼氏はここぞとばかりに彼女に優しく接する傾向が。短い時間の中で、彼女の事を精一杯愛でて、さらに自分のことをアピールするために優しくなります。

遠距離恋愛ではなくても、仕事や学業が忙しくて十分にデートの時間がとれない忙しい男性も、限られてた時間を全部彼女のために投入するでしょう。そこには、普段、あまりかまってあげられない申し訳無さからくる、罪滅ぼしの気持ちも含まれているはずですよ。

年下彼女だから本気で怒れない

「自分より年下の相手には、優しくしなさい」と子供の頃に教育されたという人も多いのではないでしょうか。年下の人に優しくするのは、世の中の常識ともいえますが、これが恋人関係に持ち込まれると、より顕著になる傾向があります。

大好きな彼女というだけで優しくしたいのに、年下ならばなおのこと、優しすぎるくらい優しくしたくなってしまう男性が多数です。年下彼女としては子供扱いされているようで、ちょっとプライドが傷ついてしまうこともあるかもしれませんね。

怒っても何も解決しない

理論的な男性の多くは、感情的に怒っても何も解決しないと考えています。嫌だと感じたことは彼女に伝えるけれど、あくまで冷静に、言葉で伝えたいと考えている人も多くいます。そのため、怒鳴り合うような喧嘩を起こすことはほとんどありません。

「彼氏と喧嘩をしたことがない」と心配になっている彼女に中には、このようなタイプも含まれています。「喧嘩といえば大声」で育ったような彼女の場合、静かな喧嘩を喧嘩と認識していないことも。

お互いに伝えたいことがある時には、落ち着いて会話で解決するのが一番です。彼氏が優しすぎると感じている彼女は、彼氏の話し方を見習ってみるのもいいでしょう。

優しすぎる彼氏の理由や心配はまだまだあります。上記の項目では、どちらかと言うとポジティブな内容の理由をご紹介しましたが、ここから少しネガティブな内容のものも含まれます。

「彼氏が優しすぎる」と感じている彼女の多くが、これからご紹介する内容を彼氏に対して疑っていることでしょう。どうしても疑いが消せないような時には、彼氏の視線に着目してみるのも一つの方法です。

人間は言葉や行動で嘘をつくことはできますが、視線までを完全にコントロールするのは、至難のワザです。彼氏の視線をよく見ていると、自分のことが本当に大好きで優しすぎるのか、裏があって優しくしているのかを判断できることが多いですよ。

「彼女がいること」が重要

「彼女がいること」は男性にとって大きなステータスとなります。一人の女性から「一人の男」として認めてもらえた子との何よりの証明であり、友達に自慢してしまう人も多いでしょう。

そのため、本当はそこまで好きではないのに、彼女持ちになりたいがために、女性に「付き合って欲しい」と声をかけてしまう男性もいます。その場合、せっかくできた彼女にフラレてしまうことを避けたいがために、彼女に優しすぎる態度をとってしまう傾向が。

時には、いつも彼女をご機嫌を伺って、お姫様と下僕のような関係になってしまうこともあります。彼氏が「彼女がいること」を周りにやたらと自慢する場合には、この理由を疑ってみてもいいでしょう。

隠しごとがある

彼女に対して隠し事がある場合にも、男性は優しすぎる振る舞いをすることがあります。たとえば、彼女との約束を破って高すぎる買い物をしてしまったり、最悪の場合には浮気をしてしまったり。隠しごとがあることを隠すために、必要以上に気を使ってしまいますよね。

一方で、悪い隠しごとばかりではありません。サプライズプレゼントを用意しているときや、プロポーズの準備をしているときも、彼女に悟らせないためにやたらと優しくしてしまう人もいます。

隠しごとを隠しきれない、素直な性格の彼氏とも言えるでしょう。

貸しを作りたい

彼女に貸しを作りたいときに、彼女に優しすぎる態度をとってしまう男性もいます。「こんなに優しくしているんだから、何かあったときには俺の言うこと聞いてくれるよね？」という下心があるパターンです。

具体的には、お金を貸してほしいとか、友達との集まりに彼女同伴で参加したいから着いてきてほしいなどが挙げられます。

彼が優しすぎる態度をとっている時に、その回数を彼氏自身がカウントしているような場合、実は「彼女に貸しを作りたい」と考えている可能性が高いでしょう。「この前〇〇してあげたのに！」と、何かを頼む時の理由にするためです。

自分の世界観が強い

自分の世界観が強く、他人に踏み込んでほしくない領域を持っている人も、彼女に優しくしすぎる傾向があります。彼女に見せられない自分があることへの、罪滅ぼしと考えているタイプの人もいます。

よくあるのは誰にも言えないちょっと恥ずかしい趣味を持っているというもの。「彼女から『あなたの部屋でおうちデートしたい』と言われないように、毎回凝ったデートプランを考えている」という男性もいます。

誰しも触れられたくない趣味や心の傷の1つや2つ、抱えながら生きているものです。それを彼女に対する優しさでカバーしようとしているということは、とても大人な対応なのではないでしょうか。

「自分はこの子が大好き」と自己暗示をかけている

「彼女のことを大好きになろう」と自己暗示をかけるあまり、優しすぎる対応をしてしまう男性もいます。たとえば、彼女から気持ちが離れかけているのに、なんとかしてまだ彼女を愛そうと頑張っているときが挙げられます。

また、彼女から告白されて付き合い始めたけれど、気持ちが乗り切れていないときもこのような傾向が。焦る気持ちを隠すために、優しすぎる対応になってしまうこともあります。

彼女のことを大事に扱い、優しすぎるくらいに接することで、「自分はこの子が大好き」なんだと自分を信じ込ませようとしているのでしょう。

「彼氏が優しすぎる」と友達に相談したら、「そんな贅沢なことを悩むんじゃない」と叱られてしまいそうですね。世の中の多くの女性はパートナーが優しくないことに悩んでいる中にあって、たしかに人とは違う悩みを抱えていることは事実です。

しかし、本人が困っている以上、他人に贅沢だと決めつけられるものではありません。数は少なくとも、彼氏が優しすぎることに悩んでいる女性は実際にいます。ここからは、優しすぎる彼氏に対して彼女が抱く不満についてご紹介します。

刺激がない

彼氏と付き合っている時には、ドキドキと感情が高ぶる瞬間も楽しみの一つですよね。ちょっとしたすれ違いをきっかけに喧嘩をして、少しずつ仲直りをして、二人の絆を深めたいと考えている人も多いでしょう。

しかし、優しすぎる彼氏は、喧嘩になる前に許してくれたり、謝ってくれたり。そもそも喧嘩のきっかけになるようなトラブルが起きないというパターンもありえます。

長年連れ添った老夫婦のような穏やかな毎日はそれはそれで幸せですが、若いカップルには刺激が足りないと感じられてしまうようです。

本心が見えない

「いつもニコニコと穏やかにしている人って、本心が見えない」と不安になってしまう人も多いでしょう。人は勘定を持った生き物ですから、喜んだり、楽しむだけでなく、怒ったり悲しんだりと、感情のゆらぎのある方が「素直な人間らしい」ともいえます。

優しすぎる彼氏と付き合っていると、彼氏から「人間らしさ」が感じられないために、「本心を隠すために、穏やかに振る舞っているのではないか」と考えてしまうことも。

しかし、お互いが緊張している付き合い始めの時期には、このすれ違いがとても多く発生します。慣れてくるまではあまり焦らずに、穏やかな時間を楽しんでみるのもいいものですよ。

「彼氏を怖がらせているんじゃないか」と不安になる

優しすぎる彼氏と付き合っている気の強い女性がよく心配になってしまうのが、「彼氏を怖がらせているのではないか」ということです。

「優しすぎる」という性質は、「気が弱い」とセットになっていることがあります。気が弱い人に強すぎる態度をとってしまうと、まるでいじめをしているような感覚におちいってしまうことも。

本来対等な立場である恋人と、上下関係ができてしまうと、真面目な人ほど違和感を感じてしまう傾向があります。彼氏や優しすぎるときに居心地の悪さを感じる時には、このような不安が原因になるようです。

自分ばかりが決めるので疲れる

カップルで一緒の時間を過ごしていると、決めることがたくさんあることに気づきます。どこにデートに行くか、いつにするか、交通手段をどうするか、食事は何を食べるか、解散を何時にするかなど、たった1日のデートをするにしても、たくさんの選択をしなくてはいけません。

優しすぎる彼氏の場合、これらの選択や決断をすべて「〇〇ちゃんの好きなようにしていいよ」と、譲ってくれることが多くなります。しかし、あまりにもその頻度が高い場合には、デートを「彼女に丸投げ」している状態に。

相手のことを考えながらいろいろな選択をするのは、結構疲れるものです。時には彼氏に役割を交代したくなるのも仕方のないことでしょう。

自分まで意見を言いにくくなる

優しすぎる彼氏が彼女の意見ばかりを優先させてしまうことはよくあることです。しかし、彼女にとって、それが命令しているような気分になってしまうことも。中には、彼氏の意見も尊重しようとして、自分の発言を抑えてしまう女性もいます。

そのままではお互いに気を使ってしまい、まともな会話が成り立たなくなる可能性が高いでしょう。「自分が気兼ねなく言いたいことを言うためにも、彼氏には対等に意見を言ってほしい」と考えている女性はたくさんいます。

「別れの前兆で優しすぎるんじゃないか」と疑いが

上記の項目でご紹介したように、男性は「彼女から離れかけている自分の気持ちをごまかすため」に優しすぎる態度を取ることがあります。「嵐の前の静けさ」とも言える状態でしょう。

その事を知っている女性は、彼氏が優しすぎると、「そろそろ捨てられるんじゃないか」と不安になってしまうものです。

彼氏としてはそんなつもりがなくても、女性はいろいろな彼氏の素振りを比較して、不安を抱えてしまいがちです。そんなときには、しっかりとコミュニケーションをとって、お互いの真意を確認する必要があります。

ここからは、優しすぎる彼氏と付き合うための秘訣についてご紹介します。いろいろと裏を読んでしまいがちですが、大半の彼氏はもともと性格が穏やかで、彼女が大好きなために、優しすぎる接し方をしています。

相手が優しすぎると、自分の普段の振る舞いで釣り合いが取れているのか、不安になってしまうことをあるでしょう。彼氏ともっと優しくし合うためにも、自分の心のバランスを取るためにも、幾つかのことの注意して、優しすぎる彼氏と付き合ってくださいね。

自分も彼氏に対して優しくする

自分ばかりが優しくされてしまうと、どうしても違和感を感じてしまうと言う場合には、優しすぎる彼氏と同じくらいに、自分も彼氏に優しく接してみましょう。お互いに同じくらいに優しく接することができたら、あまり違和感を感じることもなくなります。

彼氏と同じように振る舞ううちに、彼氏がどんな気持ちで自分に接してくれていたのか、より理解が深まることも。お互いに優しくし合えるなんて、カップルとしては究極の理想の形ではないでしょうか。

感謝の気持ちは忘れない

優しくしてもらえることは、とてもありがたいことです。優しすぎる彼氏に居心地の悪さを感じてしまうのならば、それを吹き飛ばすくらいに、たくさんの感謝を伝えましょう。

どんなときにも、彼氏の優しさを常に感謝する気持ちを忘れないようにしたいですね。言葉に出すのはもちろんのこと、時には小さなプレゼントを贈ると彼氏も喜んでくれるはず。

見返りを求めて彼女に優しくしている男性は少ないですが、見える形で感謝を表されると、やはり嬉しいと感じる人は多いですよ。

ワガママになりすぎないよう注意する

優しすぎる彼氏に慣れてしまうと、それが当たり前の事になり、ワガママになってしまう女性もいます。いくら彼氏が許してくれるからといっても、常識を逸脱するようなワガママはいいものではありません。

「友達に言ったら嫌われちゃうかも」と感じるか否かが、ワガママを見極める際の基準の1つになるでしょう。優しすぎるように見える彼氏も、ただ単に怒りを表現するのが苦手なだけかもしれません。

彼女のワガママでストレスを溜め込み、いつか爆発してしまう危険性もあることを頭に入れておいてくださいね。

彼氏の意見を聞く

自分の意見をあまり言わずに、彼女の言うことばかりを優先してくれる彼氏には、ときどき「彼氏の意見」を聞いてみるといいですよ。物静かであまり主張しないタイプの人も、発言の機会を与えられると意外とはっきりとした自分の意見を持っているものです。

特に、彼女のことが大好きで優しくしているタイプの彼氏には、「男としての意見」を聞いていみるのがおすすめです。どんな考えの上で、自分に優しく接してくれているのか、その真意を理解する手助けになるでしょう。

ここからは、優しすぎる彼氏の優しさが本物か見抜く方法をいくつかご紹介します。上記の項目でご紹介したように、彼氏が優しすぎる理由には、ポジティブなものもネガティブなものも含まれています。

ポジティブな理由で優しすぎるのであれば、彼女としてとても幸せなことですし、それに越したことはありません。一方で、ネガティブな理由の場合には、これからの2人の関係がよりよくなるように、少しでも努力したいですよね。

なお、今回ご紹介する方法で、彼氏の優しさのすべてを見抜けるわけではありません。彼氏の日々の行動と併せて考えてみてください。

彼氏が自分の悩みを相談してくれる？

まずは彼氏が自分の悩みを自分に相談してくれるかを確認してみましょう。

何か後ろめたいことがある場合、自分の弱みを相手に安易に見せる人はあまりいません。ネガティブな理由から優しすぎる彼氏を演じている場合には、焦ったり、ぎょっとした表情をしたあとに、「悩みなんて全然ないよ」と話をはぐらかさせる可能性が。

一方で、対等な関係を築けているのであれば、自分の不安に思っている状況やその理由などを包み隠さず話してくれることが多いです。仕事の愚痴や、学業上の悩みなど手近な世間話から話しかけてみると、彼氏に過剰な違和感を与えることもないですよ。

非がある時には叱ってくれる？

自分が間違ったことをしているときや、むちゃくちゃなワガママを言ったときに、彼氏が叱ったり注意してくれるかを観察してみるのも1つの方法です。優しいのと甘やかすのは似ているようで大きく異なります。

優しいのは相手を心から思っての行動で、甘やかすのは相手を自分の思うようにコントロールするために、相手より下手に出ているふりをすることです。本当の優しさであれば、あなたが間違ったことをしたとき、彼氏は指摘してくれるでしょう。

なお、このために彼氏をわざわざ困らせるようなことを言う必要はありませんよ。あくまで、ついうっかり粗相をしてしまったときに、彼氏の反応を見るようにしてみましょう。

「どうしてそんなに優しすぎるの？」と質問

あまりにも彼氏が優しすぎると、「自分なんてこんなに優しくされるような人間じゃないのに」と卑屈な考えになってしまう女性もいます。こんなふうにネガティブな考えばかりが浮かんでしまうような場合には、あれこれ想像するよりも直接彼氏に聞いてしまいましょう！

「どうしてそんなに優しいの」と聞かれたとき、ポジティブな理由で優しすぎる彼氏は、「〇〇ちゃんが大好きだからだよ」などと、ストレートな返答をくれるでしょう。一方で、多少後ろめたい気持ちがある場合には、「そんなことないよ」と濁してしまう傾向が。

直接理由を聞いたほうが、気持ちもスッキリしますよ。

彼氏の知人に「優しすぎるエピソード」を取材する

彼氏がもともと優しい性格の持ち主なのか気になる場合には、彼氏の古くからの友人や家族に、彼氏の昔のエピソードを聞いてみるのもいいですよ。友人と遊んだときのエピソードや、昔飼っていたペットの話などから、彼氏のもともとの性格を想像することができるでしょう。

子供の頃の話は、たいていの場合、大いに盛り上がります。彼氏にあまり勘付かれることなく、彼氏の本当の性格を推し量ることができるのも、この方法の優れたポイントです。

最後に彼氏の優しすぎる部分を治す方法をご紹介します。自分以外の他人の性格を変えるのは、とても難しいことです。彼氏にばかり変化を求めるのではなく、自分自身も優しすぎる彼氏にふさわしい、優しい彼女になる気持ちを持つといいでしょう。

また、もともと優しい性格の持ち主の場合は、無理に矯正する必要はなく、程よい距離感を言葉で説明するだけで、十分な場合もあります。一方で、彼氏が後ろめたい気持ちから優しすぎる態度を取っている場合には、根本的な問題を解決する必要があることも。

「優しすぎて不安」ということを伝える

まずは彼氏に直接「優しすぎて不安だ」ということを素直に伝えるのが一番です。間接的になにかアクションを起こしたところで、彼氏に本心が伝わらなければなんの意味もありませんよね。

男性は基本的に女性に優しくすることを「良いこと」と思っていますから、説明もなくそれを拒否されてしまうと、混乱してしまいます。時には「彼女に嫌われてしまった」とあらぬ誤解を招いてしまうことも。

どうして不安になってしまうのか、きちんと理由を説明すれば、彼氏なりに対処方法を考えてくれるでしょう。

あまり心配しすぎないで大丈夫と伝える

彼女のことが大好きで、いつも彼女の機嫌や体調を心配してしまう彼氏には、「心配しすぎ内で大丈夫だよ」伝えてみてくださいね。実は彼氏自身、自覚なくそれらの言葉を口にしてしまっている可能性もあります。

大丈夫な理由を笑顔で伝え続けている内に、彼氏も安心することでしょう。

また、彼氏が心配し始める前に、自分から体調や機嫌、困っていることを自己申告するのも一つの方法です。自分から教えてもらえれば、彼氏の納得感も高まります。ときには自分から発信してみて。

彼氏と何かを競ってみる

気の弱い彼氏の強気な面を引き出すために、彼氏となにかを競ってみるのもいいですね。手近なところだと、テレビゲームが楽しめるでしょう。ダイエットやランニング、資格試験の勉強なども結果がわかりやすく、2人で楽しみながら取り組むことができますよ。

優しすぎる彼氏は、彼女と一緒に何かに取り組むことを心から楽しんでくれますよ。話題も広がり、優しいだけではない、彼氏の新しい一面が見られるかもしれません。

一緒に議論する練習をする

相手に自分の気持ちを言葉できちんと伝えるためには、ある程度の訓練が必要になります。おしゃべり好きが多い女性に比べて、男性は一般的に口下手な傾向があります。

実は一生懸命いろいろ考えているけれど、彼女の会話のペースについていけなくて大人しくしている男性もいます。このような男性は、彼女から見れば口数少ない優しい男性に見えてしまうことでしょう。

一緒にテレビのニュースを見ながら議論をしたり、映画の感想を述べあったりする中で、会話する能力は徐々に上がっていきます。デート中にも、議論をする時間を意識的に取り入れてみてください。